高田純次の名言

高田純次のプロフィール

高田純次、たかだ・じゅんじ。日本のタレント。東京都出身。東京デザイナー学院卒業後、アルバイト生活を経て劇団「自由劇団」に研究生として入団。その後退団しイッセー尾形とともに劇団を結成するも半年で解散。26歳で宝石会社トキモトに入社。ジュエリーデザイナーとして活動したのち、30歳で退社し劇団「東京乾電池」に入団。その後、テレビやラジオなどで人気者となった。主な著書に『適当論』『人生の言い訳』『適当日記』など。

高田純次の名言 一覧

適当男と言われている僕が言うと、自分を正当化しているようでなんだけど、日本人はいい意味でもう少し気楽に、適当に生きていいんじゃないかと思う。


歳を取ると頭の回転が鈍くなる。自分を追い詰めていかないとネタが出てこないのよ。


記録はまったくしないね。記録するとそれに囚われちゃうんですよ。


自分はどの道で行くのか、人生の基本方針を早めに決めたほうがいいだろうね。そのほうが、その人なりの人生が楽しめるんじゃないかな。俺の人生の基本方針? 当然「適当」だよ!


いいことばかり続くわけがないんだ。でも、これは言い換えれば、悪いことばかりが続くわけでもないということ。やまない雨はないんだから。もしいま悪いことばっかり続いている人も、気楽に行っちゃっていいってことだと思うよ。


僕だって、なぜ自分がちょいと成功しちゃったのかなんて、わからない。人並み以上の努力をしたかといえば、そんなことはまったくない。ただひとつ、他人よりも少しだけ「楽しく生きよう」と思っていたかもしれません。


「そんな貧乏な人生になったのは、あなたの努力が足りなかったからだ」他人は言うことでしょう。言わせておけばいいのです。もちろん世の中には努力して成功した人もいることでしょうが、努力して成功しなかった人もたくさんいます。逆に、ろくに努力もしないで成功しちゃった人も。人生はそんなもんです。運不運とか、親にもらった名前が悪かったとか、いろいろあるじゃないですか。


幸せなことに、仕事が楽しくなかったことはあんまりないんだ。劇団に飛び込んでからはキツイことはあったけど、そんなときこそ無理やりにでも楽しくするしかない。どうせそのうちキツイことは終わる、やまない雨はないって思えば、なんとか乗り越えられる。そんな感じでなんとかやってきちゃったんだ。


「人生いろいろ」っていうけれど、僕の場合は「人生そこそこ」を目指してるつもり。そこそこ仕事があって、そこそこお金があって、そこそこのクルマに乗って、あとはそこそこムヒヒがあって。そんなところでいい。人間の欲は限りないというけれど、お金持ちになりたいと思ってそうなったとしても、それで完全に満足できる人はなかなかいない。そうなったらなったで、ピーピー言ってる貧乏人の暮らしが妙に羨ましく見えてきたり。隣の芝生っていうか、ないものねだりをするのが人間ってものだから。


思うようにいかないのが人生というもの。「願いが叶う」とか「夢が叶う」っていう類の本がいっぱい出ているけれど、あれはいかにみんなの夢や願いが叶わないかっていう証明みたいなものだ。で、僕は、「思うようにいかないのが人生」でいいんじゃないかと思うんだ。そういう現実があるからちょっと上手くいったときの小さな幸せが嬉しいわけだし、雨が降るから上がったときのお天道様をありがたく感じるもの。


会社の潤滑油じゃないけど、その人の存在が、会社の中の様々に立場の違う人たちにとって、お互いに都合のいい言い訳になっているような人。「できればもっと厳しく品質にこだわりたい」という立場の人と、「多少のことは目をつぶってくれないと、会社がつぶれちゃうよ」という立場。このふたつの立場を理解して、具合よく現場を回している人がいないと、上手くいかない。


なんだかんだ言っても、お偉方というのはたいていはイエスマンしか評価しないものだ。飲みに行くと、「君は若いんだから、もっと生意気なことを言った方がいい」とか言っている人にかぎって、実際に生意気なことを言うと、カーッときてしまう人はよくいるよね。人間は自分の本性をよく知っているから、そこを隠そうとして普段は逆のことを言っていたりすることがある。まあ、そのへんに注意してあくまで相手の立場を立てながら真摯に訴えれば、反論を聞いてくれることもあるだろうけど。


苦しいときは苦しいんだから、ふざけている余裕なんかないっていうのももっともだけど、泣いても笑っても借金が減るわけじゃないんだから、あえてふざけてみる。笑ってみる。冗談を言う余裕もなくなると人は死んじゃうって考えるのは、単純すぎるかな?少なくとも、「今日電車に飛び込むのはや~めた。明日にしよう」くらいの効用はある気がするけど。で、明日になったら、宝くじ3億円が当たったりして。あるかもよ。


他の人たちが、はっきりしたギャグや言葉で勝負しているとしたら、俺の場合はそういう言葉と言葉の間にある行間を泳いできたようなもの。それがよかったのかも。ただし、これはそうやって行間の味わいみたいなもので勝負してきたということじゃなくて、むしろはじめから「勝負を避けてきた」ということかもしれない。ネタで勝負をしてきたら、ひとつやふたつはヒットを飛ばし、もっと売れた可能性はある。でも、逆にそんな時期があったら、いまの年齢までテレビに出ていられなかったんじゃないかとも思う。まともなネタ勝負をしてこなかったのは、意外に賢い生き方だったってことにもなる。もっとも、そうやって生き残ってきたのは緻密な計算では全然なくて、単なる流れだからあんまり参考にはならないけれど。


昔の人はよく言ったもの。「平凡が一番だよ」。上手くいった人への嫉妬も入ったこの言葉、じつに上手い言い訳ではないかと思うよね。「貧乏で頭もよくないけど、みんな丈夫だし、幸せだよね」そんなふうにして、ときどき人生のバランス論をかみしめながら、毎日を上手く生きていたんじゃないかと思う。いまの若い人たちも結構大変な状況のようだけど、日本が貧乏国だった時代のこんな知恵を少し借りた方がいいんじゃないかな。


人間の欲求もある意味バランスをとるようにできていて、素直にそれに従っていればバランスよく生きられるはずなんだけど、欲求の方向が一方行だけに傾くと、それを達成したときに燃え尽きてしまう危険がある。


何もかも上手くいかないと気が済まない完璧主義者は、それがいいことだと思っているフシがあるけれど、それで周りが迷惑することもあるんじゃないかな。


「なんで俺はダメな人間なんだ」。そんなふうに思いはじめたらキリがない。それよりもはじめから、「イチローだって7割近くは失敗する。3割成功すれば一流なんだから」と思った方が気が楽になる。


「魔がさした」というのは、それくらい自分が弾けたというか、憧れていたクリエイティブな世界に身を投じることに熱くなっていたということだ。結果的にそのとき魔がさしたことが僕の人生を大きく変え、その後曲がりなりにも芸能人として飯を食うことにつながっている。
【覚書き|サラリーマンを辞めて劇団員になった当時を振り返っての発言】


昼は劇団の稽古で、夜は工事現場で肉体労働。キツかったなぁ。でもキツかったから、先々のことを考えて不安にならずに済んで、かえってよかったのかもしれない。


やってよかったことをひとつ挙げれば、やっぱり30代で自分の道を選んだことかな。人生でやりたいことは早く決めたほうがいい、というけれど、俺はなかなか決められなかった。30代になっても、ずいぶん迷ったよ。でも迷った末に、エイやっ!と思いきったのがよかったのかもしれないね。ただそのときは、自分なりにアウトローとして生きる覚悟はしていたと思うよ。


高田純次の経歴・略歴

高田純次、たかだ・じゅんじ。日本のタレント。東京都出身。東京デザイナー学院卒業後、アルバイト生活を経て劇団「自由劇団」に研究生として入団。その後退団しイッセー尾形とともに劇団を結成するも半年で解散。26歳で宝石会社トキモトに入社。ジュエリーデザイナーとして活動したのち、30歳で退社し劇団「東京乾電池」に入団。その後、テレビやラジオなどで人気者となった。主な著書に『適当論』『人生の言い訳』『適当日記』など。

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