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高橋フミアキの名言

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高橋フミアキのプロフィール

高橋フミアキ、たかはし・ふみあき。日本の作家、ライティングトレーナー。広告代理店に10年間勤務しマーケティングを学ぶ。退職後、フリーライターとしてビジネス誌やグルメ誌で活躍。また、文章スクールを主宰し文章術を教えた。著書に『150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方』『伝わる文章の書き方』『超入門 名作書き写し文章術』『一瞬で心をつかむできる人の文章術』ほか。

高橋フミアキの名言 一覧

読みたいと思わせる文章は、最初の「つかみ」が9割。そこで十分に工夫し、シンプルな文章を心がければ、最後まで読んでもらえるでしょう。


伝える側は、ついメインメッセージを先に語りたくなりますが、読み手の気持ちが向いていない段階で伝えても、意味がありません。本題に入る前にも再度、相手(の感情)を刺激する内容を持ってくるのがコツです。


失礼な文章では相手の心証を害するのは当然ですし、形として残るぶん、メールの文章はより気をつけなくてはなりません。


相手の好奇心をかき立てる文章を書くポイントは「相手を知り、相手に合わせる」こと。まずはネットなどで相手の情報を集め、間違っていてもいいので「こういう分野に関心があるのでは?」と想像し、文章化するのです。人は「自分だけに合わせてくれた文章」に好感を持ちます。


私自身、まだ駆け出しの頃、飲食店の取材記事をよく書いていたのですが、忙しい店主は突然電話をかけても迷惑がるだけ。そこでハガキを送ってからメールや電話をするようにしたのですが、その後は驚くほど会ってくれるようになったのです。そして、取材後にもお礼のハガキを送ると、なお効果的。次回以降のアポもすんなり取れるようになりました。たった50円、御礼状を送っても100円でこれだけ効果があるのですから、「ハガキ+メール+ハガキ」の「メディアミックス文章術」を使わない手はありません。


文章力はコミュニケーション力だと思います。自分に、相手を合わせるのではなく、相手に自分を合わせ、それに応じた文章を書く。初対面のときに限らずがすべての文章の基本です。


言うまでもなく、メールは送る前に読み返すこと。最初のメールに誤字脱字が1カ所でもあったら、それだけで信頼はガタ落ちです。私はとくに「声に出して」読み直すことをお勧めしています。


実際に実験したことがありますが、いくら素晴らしいタイトル・内容でも、多くの人に同じメールを一斉送信するより、一人ひとりに合わせて少しずつ変えた文面にして少数の人に送る方が、反応は圧倒的に大きい。


メールのポイントは「謙虚」「丁寧」「配慮」の3つ。メール文章にはあいさつはいらない、表現もドライでいい、と考える人がいますが、これは間違いです。たとえば「お忙しいところ恐縮ですが」「恐れ入りますが」といった謙虚さを表わすクッション言葉は必須ですし、「ください」ではなく「していただけますでしょうか?」と丁寧な言葉づかいも大事です。また、「配慮」という意味では、忙しい相手にいきなり長文を送りつけることは、迷惑以外の何物でもありません。初対面でのメールは長くても400字程度です。


私のとっておきの秘策は「まず、アポイントのメールの前にハガキを出す」こと。初対面の方へ伝えるべきは、なんといっても「情熱」です。手紙、ハガキでの手書き文章の迫力は、情熱を伝えるのに最適。実際、豊富な人脈で知られる有名なある出版社の社長は、大御所作家の方々に便箋で何十枚にもなる手紙を送ることで、関係を築いていったそうです。ただ、忙しいビジネスマンが何十枚もの手紙を書くのは現実的ではありません。実際にはハガキ一枚でも十分効果があるのです。


「初対面の人にアポを取るならまずは電話。いきなりメールは失礼では?」そう考える人もいるかもしれません。ですが、いまやよほど年配の方でない限り、初対面でのメールに抵抗感を持つ人は少なくなっています。


「つかみ」で読み手の感情を揺さぶることができれば、あとはこちらのペース。読み手の心は「知りたい」「使ってみたい」「買ってみたい」と欲望に向かって走り出しているので、その後に続く提案(本題)がすんなり入りやすくなる。


大切になるのが、読み手の「快楽」「苦痛」のありかをきちんと見極めること。会議や商談で企画書や提案書を通すには、対面する相手の快楽か苦痛を刺激するのが一番。そのために、文章を作る前段階で、まずは雑談などでリサーチを重ね、相手のニーズを知ることが第一歩となります。それで初めて、言葉が効力を発します。


報酬系は「快楽」が基本ですが、「苦痛」を刺激する手法もあります。読み手の不満や不安、フラストレーションを突く言葉を入れると、その解決法を知りたいという欲求が生まれます。たとえば、「あなたの会社、ブラック企業かも?」「日本人の老後資金が危ない」というように。


読みたくなる文章を書くのに一番大切なのは「つかみ」です。最初に目に飛び込んでくる言葉――つまり、企画書のタイトルや見出し、メールの件名、そしてその後に続くリード(紹介文)などで、読み手の心をグッとわしづかみにして、続きを読みたい気分にさせるのです。


心にスッと内容が入る文章のテクニックは、短文で構成し、修飾語、副詞・形容詞はなるべく使わないことです。文章、とくに書き出しの文を短くまとめると、伝えたいメッセージがダイレクトに届きます。言葉を飾り立てる修飾語も、肝心の本題や核心部分が埋もれてしまうので、とくにビジネスシーンでは多用せず、シンプルな書き方がいいでしょう。


対面する相手がいない商品などのコピー(宣伝文)の場合も、興味を刺激する様々な心理テクニックがあります。一つご紹介すると、言葉のイメージで錯覚を生む「シャルパンティエ効果」があります。これは、たとえば「オルニチン25mg入りの味噌汁」より「しじみ70個分の味噌汁」と謳ったほうが、イメージを膨らませやすく、効果がありそうな気になるという心理効果。同じことを伝えているにもかかわらず、読み手の印象は大きく異なります。


続きを読みたい気分にさせる言葉はどんな言葉かと言うと、相手の欲望や願望をくすぐる言葉――脳の「報酬系」に訴えるキラーフレーズです。報酬系とは、嬉しいこと、心地良いことに直面したときに脳が活性化され、快楽がもたらされる脳内システム。たとえば、小学生に「勉強しよう」と言っても、おそらく芳しい反応は期待できません。そこで、「モテる秘訣があるよ、知りたくない?」などと、相手が喜びそうなもの、欲しがりそうなものを先に提示するのです。すると、報酬系が刺激され、その先(モテる秘訣)を知りたくなります。文章でもその心理は同じ。「収入が1.5倍になる方法」「たった1か月で英語マスター」と、先に好ましい結果を見せるのです。それが読み手のニーズに合致すると、「続きを読みたい!」と思わせることができます。


高橋フミアキの経歴・略歴

高橋フミアキ、たかはし・ふみあき。日本の作家、ライティングトレーナー。広告代理店に10年間勤務しマーケティングを学ぶ。退職後、フリーライターとしてビジネス誌やグルメ誌で活躍。また、文章スクールを主宰し文章術を教えた。著書に『150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方』『伝わる文章の書き方』『超入門 名作書き写し文章術』『一瞬で心をつかむできる人の文章術』ほか。

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