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関正生の名言

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関正生のプロフィール

関正生、せき・まさお。日本の英語講師。東京出身。慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。予備校で英語を教えはじめ、立ち見が出るほどの人気講師となる。著書に『世界一わかりやすい授業』ほか。

関正生の名言 一覧

ネイティブではない以上、完璧に話せないのは当たり前。日本人だけが、英語をうまく話せないわけではない。


濃い密度で学ぶ心構えを持ちましょう。「1年後までにTOEIC800点を取らないと昇進できない」のだとしたら、その期限を自分の中で「半年後」と短く設定して勉強するのがお勧め。そのくらいの気構えでいけば、ちょうど1年後くらいに目標達成できるでしょう。


英語を実際に話すとき、とくにビジネスシーンにおける会話では、ストレートな表現が重要です。報告が欲しいときは「あの件、どうなりました?」ではなく、「報告をください」と言うのが正解。目的をダイレクトに伝えるとコミュニケーションが格段にスムーズになります。


ライティング・スピーキングカを高めるには「スピード英作文」がお勧めです。日本語をできるだけ速く英語で書く訓練をすると、言いたいことをすぐ英語にできる技術が高まります。


リーディングは、意外なことに「音読」が近道です。英文を和訳して意味を把握できたら、何十回も音読しましょう。すると、そのうち日本語を介さずに英語を英語として理解できるようになります。いわゆる「英語頭」を手に入れる効果が非常に高い方法です。


英文法に関しては、「用法の暗記が面倒」という人が多くいます。しかし、必要なのは暗記ではなく、用法の核心をつかむことです。たとえば助動詞「Will」の使い方として、「予定・習慣・否定文で使えば拒絶」など、いくつもの用例を暗記させられたことがあるでしょう。しかし本当は、「Will=必ず~する」という意味さえわかっていればいいのです。このように複数の用例の奥にある本質的な意味を考えましょう。丸暗記しようとせず、文法書を紐解いて理論をつかむことにトライすると良いでしょう。


受験勉強を経験しても英語を話せないのは、学習量が足りないせいです。話せるようになるには、さらなる勉強が必要です。しかし、話せるようになるまでには、皆さんがイメージするより多くの時間と労力を要するでしょう。語学というものは、それだけ大きく複雑なスキルです。……と、脅かすようなことを言いましたが、これは挫折を防ぐ考え方でもあります。何度頑張っても単語を覚えられない、というとき「それで当たり前」とわかっていれば心が折れる心配もありません。


よくある誤解が「受験英語は使えない」という説。受験で学ぶ単語や文法の知識は、絶対に不可欠です。「外国人は文法など考えていない」と言いますが、考えていないのではなく、無意識に使いこなしているのです。英語を日々使うわけではない我々は、やはり文法を学ばなくてはなりません。


「日本人は中高で6年間も英語を習うのに、話せるようにならない」とよく言われますが、これは当然のことなのです。たとえば、私たちは小学校や中学校で何年間も「音楽」を学びます。しかし、それで楽器が弾けるようになった人はいるでしょうか。せいぜいリコーダー程度でしょう。学校は基礎知識を教えるところですから、「実用的なスキルの習得」を期待するほうが間違っているのです。


単語については、私は「1か月で千単語」を覚えることを勧めています。なぜなら、英単語を千語覚えると、世界が変わるからです。どんな英文を読んだり聞いたりしても「わかる!」という実感を得られるラインが「千単語」なのです。


私はすべての人が英語を学ぶ必要はないと考えています。あなたが英語に代わる武器を持っているなら、それを磨くことに集中して欲しいからです。そして英語が必要な場面では通訳を雇えばいい。自分にできないことは、できる人に外注すれば済む話です。なぜなら、英語を身につけようとすれば、相応の時間と気力とお金を費やすことになるからです。


英語を真剣に勉強しようと思うなら、「覚悟」と「自分への甘やかし」が必須。語学の習得はものすごく時間がかかるもの。コツコツが苦手なら、一気にやる。三日坊主になるなら、三日で終わらせる。勉強するといったら真面目に机に向かって……となりがちですが、お気に入りの椅子に座って、ケーキを食べながらやるとか、勉強こそ一番お金をかけて楽しく学ぶ。お金を使えることが大人の武器だからです。


英文法は絶対に必要なものです。取っつきにくいラグビーも、あらかじめルールを知っていれば観戦が楽しめるように、英文法はいい意味でのマニュアルであり、ルールブック。先人が見いだした法則がわかれば、こんな近道はありません。


「中、高、大学と10年間英語をやっているのに全然できない」とよく言いますが、みなさん本当の英語をやっていません。音楽の授業を受けたからといって、弾ける楽器はありますか? そもそもやったうちに入らないので、「学生時代に勉強したのにできない」とコンプレックスを持たなくてもいい。


英会話上達への近道、それは、英会話への苦手意識を克服することに尽きます。本来、日常会話程度ならば、中学で習う英語でも通じるはずなのです。にもかかわらず、英語が話せない日本人が多いのは、学校教育の中で「話す練習」が圧倒的に足りなかったからです。


最短で効率的に英語を学びたいのならば「単語+文法」から始めるのがお勧めです。その理由は2つ。単語が理解できれば、会話全体を類推できるから。また、言葉のルールブックである文法を学べば、フレーズを丸暗記する必要がなくなるからです。


英語学習者が共通でやって欲しいことがあります。それが「単語」と「文法」です。この2つは、言わば「英語の基礎体力」です。習得を目指すのが四技能(「読む」「聞く」「話す」「書く」)のどれであっても、単語を知らなかったり、文法をしっかり理解していなければ、どのスキルも身につきません。逆に言えば、どの分野や技能をマスターしたい人も、最初に基礎体力をつけてしまえば、あとはラクに続けることができます。


最後にモノを言うのは「メンタルの強さ」です。私がよく行くシンガポールでは英語が公用語の一つなのですが、「シングリッシュ」と揶揄されるほど訛りの強い英語が話されており、政府が対策に乗り出しているほど。しかし、当の現地人は「俺の英語がわからないのか」と言わんばかりに、シングリッシュを押し出してきます。このメンタルの強さ、日本人も大いに見習いたいところです。


「英文法」を勧めるのは、英語の理論を知ることで、大人の強みである「論理的思考力」を生かせるからです。加えて、例文をただ丸暗記するより、英文のルールを理解したうえで覚えたほうが、すんなり頭に入ります。また英文法を強化すると、その他の弱点をカバーできるメリットもあります。私は一度も発音練習をしたことがありませんが、あるネイティブから「君は文法がきちんとしているから、多少発音が悪くても言っていることが理解できる」と言われたことがあります。たとえ「r」と「l」を完璧に発音できなくても、文章の骨子となる文法が正しければ、外国人にも通じるのです。


「読む」「聞く」「話す」「書く」。このうち、自分が重点的に勉強するものを1つか2つに絞ってください。もちろん、4つの技能を同時に伸ばしていければ理想的です。ただ、四技能を満通なくマスターしようとすれば膨大な時間がかかり、なかなか結果が出ません。だから途中で心が折れて挫折してしまう。だったら4つの技能を25%ずつやるより、1つの技能に100%集中したほうが成長の実感を得やすいし、短期間でスキルアップできるので、周囲からも「英語のプレゼンなら、あの人が一番だよね」などと評価されやすくなります。


「英語ができたらいいな」という程度の動機では、学習は長続きしません。英語を身につけるには、「義務ベース(=やらなくてはいけない)」のモチベーションが、「願望ベース(=やってみたい)」のモチベーションを上回る必要があります。「TOEICで700点取らないと昇進できない」という状況があり、かつ本人が昇進を望むなら、「義務」>「願望」なので必死に勉強するでしょう。裏を返せば、それくらい強いモチベーションがなければ英語は身につかないということです。


「英語が武器です」と言えるレベルになるには、少なくともTOEICで850点から900点を目指す必要があります。それを実現するために余暇や睡眠時間といった何かを捨てる覚悟があるのか、今一度ご自分に問いかけてください。その結果得られるものが、果たしてそのコストに見合うのか。英語ができなくても食べていける、評価される自信があれば、英語の勉強に使う時間を別のことに充てるべきではないでしょうか。


仕事が忙しい40代のビジネスマンは、無駄なことに時間を割く余裕はありません。「自分にとって必要な英語」の範囲を徹底的に絞り込み、そこに集中するのが最も効率的です。「分野」を絞るとは、要するに「自分が英語を必要とする具体的な場面」を明確にすることです。「仕事で英語を使う」と言っても、プレゼンで必要なのか、海外の工場視察で必要なのか、外国人上司との会話で必要なのかによって、学ぶべき英語の中身は大きく異なります。加えて、自分が仕事で関わる業界や業種によっても学ぶ分野は絞り込めます。自動車メーカーに勤めているなら、当然ながら自動車関連の単語や例文を学ぶ必要があるでしょう。その場合、世間一般で売れている教材が役立つとは限りません。たとえば、あるベストセラーの英会話本には「僕たちの娘の進路はどうしよう?」という例文が載っていましたが、こんな会話をするのは国際結婚した人だけ。重要なのは、「やらなくていいこと」は徹底してやらないことだと心得てください。


関正生の経歴・略歴

関正生、せき・まさお。日本の英語講師。東京出身。慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。予備校で英語を教えはじめ、立ち見が出るほどの人気講師となる。著書に『世界一わかりやすい授業』ほか。