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長谷川嘉哉の名言

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長谷川嘉哉のプロフィール

長谷川嘉哉、はせがわ・よしや。日本の医師、医学博士。「医療法人ブレイングループ」理事長。愛知県出身。名古屋市立大学医学部卒業。認知症治療に尽力。著書に『認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!』『患者と家族を支える認知症の本』。

長谷川嘉哉の名言 一覧

「不快」に立ち向かうことは、強烈な「快」を生み出す最も効果的な方法であり、自分の負の感情をうまくコントロールする手段でもある。


現代の組織で働く人間は、上司や仕事相手を不快と判断しても逃げるわけにはいきません。ですから、「本来は敵だが、どうすれば味方としてやっていけるか」を考える必要が生じます。


脳の働きを理解すれば、他人が自分に抱く感情をコントロールすることも可能になります。脳が「快・不快」を判断する材料は視覚・聴覚・嗅覚などの「五感」です。よって、見た目や話し方を変えれば、自分の印象も変えられます。心理学でも、表情や服装、声のトーンなどで自分を演出する方法が研究されていますが、その手法は脳科学の見地からも正しいと言えます。


脳の仕組みから言えば、「不快」を「快」に変えることは可能です。しかも第一印象で「ものすごく嫌い」と感じた相手ほど、「ものすごく好き」に変わる可能性があります。心理学には「振り子の法則」と呼ばれる理論があり、「不快」のレベルが高い相手ほど、何かのきっかけで高いレベルの「快」へと振れることが知られていますが、これは脳科学の理論から見ても整合性があります。


私は以前、「自分の人生の中で、どうしても許せない人に会いに行く」という荒療治を実践したことがあります。相手はかつての上司で、どうしてもそりが合わず、その人のもとで働いている頃は毎日が苦痛でした。しかしこの記憶を引きずったままでは、私の扁桃核が刺激されるたびに、不快な感情にとらわれ続けることになります。そこで思い切ってその上司に会いに行き、「昔の自分があなたに取った態度を謝りたい」と伝えたのです。そして相手から「君も頑張りなさい」という言葉をもらった瞬間、「自分が生きていくうえで敵はいなくなった」と晴れ晴れした気持ちになりました。


皆さんは、目の前の対象が「好き」か「嫌い」かを、自分がその場の感情で判断していると思うかもしれません。でも実は、脳が過去の記憶に基づいて「快・不快」を決定しています。よって初対面の相手でも、脳が過去のデータを引き出して、「昔よく怒鳴られた上司に似ている」と判断すれば、「この人は嫌いだ」という感情が生まれます。反対に、「以前優しくしてくれた人に似ている」と判断すれば、「この人が好きだ」という感情が生まれます。「上司や仕事相手と相性が悪い」という悩みを抱える人は多いと思いますが、そこには脳の働きが介在しているのです。


思考力や創造性を担う脳の前頭前野の機能が低下すると、人は怒りっぽくなります。論理的思考力が落ちて理性的な判断ができず、感情がコントロールできなくなるのです。脳の機能を活性化させるには、扁桃核を刺激し、前頭前野にあるワーキングメモリがフル稼働する環境を意識的に作る必要があります。私がお勧めしているのは、年齢の離れた友人を作ること。会社の同僚や学生時代の友人との交流では得られない新しい価値観をもたらし、好奇心を刺激してくれる相手が多いほど、脳の機能は鍛えられます。「最近、感情的になりやすいかもしれない」という自覚がある人は、ぜひ脳の働きを理解し、脳に良い習慣や行動を心がけてください。


とくに視覚的な情報はインパクトが大きいので、相手に安心感を与えたいなら、なるべく扁桃核を刺激しないビジュアルを心がけるべきです。たとえば、ピンクのネクタイや太いストライプのスーツなどは、人によって好き嫌いが分かれます。これは要するに扁桃核を刺激しやすいアイテムだということ。一方、ブルーのネクタイや落ち着いた無地のスーツを嫌う人はあまりいませんから、こちらは扁桃核を刺激しにくいアイテムということです。よって、お堅い業界の人や相手に警戒感を与えたくない場面では後者を選んだほうが無難。反対に、プレゼンなどで他の人と差をつけて目立ちたいなら、前者を身につければ効果的でしょう。


私たちは日常生活の中で多くの人に接しますが、ほとんどの相手にはなんの感情も抱きません。つまりその人たちは、あなたの扁桃核を刺激していないということ。刺激がなければ相手を嫌いにならない半面、急に好きになることもありません。一方、「嫌い」という感情を強く抱いた相手は、あなたの扁桃核をおおいに刺激しています。ですから、刺激の種類が変化しそれが快につながるものであれば、その人を急に好きになることは十分あり得ます。いつも厳しいことばかり言う上司が、たまに優しいひと言をかけると、それだけで「本当はすごくいい人なんだ!」と思ってしまった。そんな経験はないでしょうか。これはまさに「振り子の法則」の典型的なケースです。


「快・不快」を判断する脳の機能は、本来人間が生きるために必須のものでした。私たちの先祖が狩猟生活をしていた時代、森の中で得体の知れない生き物に出会ったら、脳が瞬時に「こいつは気持ち悪いから逃げる!」と「不快」の信号を出して危険を知らせたわけです。ですから「感情」は、自分の命を守るために脳が働いた結果ということ。現代は昔に比べて命を脅かされる場面は減ったとはいえ、自分が生きていくためには「この上司は敵か、味方か」をどうしても判断せざるを得ないのです。それ自体は脳の仕組みから言えば自然なことであり、「他人を好き嫌いで判断するなんて心が狭い」などと自分を責める必要はありません。


長谷川嘉哉の経歴・略歴

長谷川嘉哉、はせがわ・よしや。日本の医師、医学博士。「医療法人ブレイングループ」理事長。愛知県出身。名古屋市立大学医学部卒業。認知症治療に尽力。著書に『認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!』『患者と家族を支える認知症の本』。

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