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鎌田薫の名言

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鎌田薫のプロフィール

鎌田薫、かまた・かおる。日本の法学者。「早稲田大学」総長。静岡県出身。早稲田大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程単位取得後退学。早稲田大学法学部助教授、教授、大学院法務研究科教授・法務研究科長などを経て総長に就任。

鎌田薫の名言 一覧

今、社会はこれまでとは全く違う社会構造に転換しようとしている時期であり、明治維新、戦後の復興期に続く「第3の変革期」と言うことができます。こうした時期には、優れた人材の育成が最も重要です。


文章を書くと、ものを考える力がつきます。それが記述式問題のいいところなのですが、もう一ついいのは、多様な答えが許容されること。


国力を上げるのは教育とイノベーション。大学は競い合いながらも、総体として教育と研究のレベルを上げていかないといけない。


これからは従来と同じような知識を身につけるだけでは、生きていけなくなる。誰もまだ正解を出していない問題に対して、自分で手がかりを見つけ出し、仮説を立てて検証し、実行していくことが求められる。


自分で問題の本質を見抜き、積極的に問題解決の方策を考えて、チャレンジングにその方策を提案できるようにしなければならない。


早稲田には、多様な人達が集まり、切磋琢磨するという環境を一生懸命作ってきた歴史があります。こうした環境の中で育まれた人材が、単に東京に残ったり、地元に帰ったりするだけでなく、他の地域や海外に行くといった多様な循環を創る必要があります。


どこへ向かうべきか、迷う時代になっています。そういう中でこそ、目先の利益を追求するのではなく、真理の探究の蓄積といいますか、大学が次の時代に向かって、一つの発信源になっていく必要がある。


世界が大きな転換点に立つとき、次の時代を見通していく学問と同時に、それを支える人たち、自立した精神を持った人たちを育成していく必要がある。


知識の集積ではなく、教養を学ぶことによって人間の生き方や物事の見方、考え方を身につけていく。それが本当のリベラルアーツ。


今すぐに役立つ技術を身に付けることも重要ですが、これは意外と寿命が短い。でも、基本中の基本をしっかり身に付けておけば、上手に問題に向き合うためのスキルとマインドを構築することができる。


高校までは、必ず正解がある問題を解いているわけですが、実社会にはなかなか正解が見つからない問題が多い。そういうことに対して、どうやって解決策を見出していくのか。解決策を見出すための手順を身に付け、一生難題に向かい続けるための足腰をどれだけ鍛えていくのかが、これからの大学には求められている。


今の学生たちは企業に就職しようと思ったら、外国人留学生とも競争しなければなりません。だから、優秀な留学生とも互角に渡り合える能力を身に付けさせる、というのは今の日本の大学の義務。


詰め込んだ知識も大事ですが、実社会は正解の見つけにくい問題が多いわけですよ。そういう問題にどのように対処し、解決策を見出していくのか。課題解決型の学生を育てるために、今後は幅広い教養を身に付けさせる真のリベラルアーツ教育を大切にしたいと思っているんです。


早稲田は、大学で勉強したこととは違う世界で活躍する人もたくさん生んできました。演劇人がそうですし、小説家もそうでしょう。いろいろな個性を持った人たちがぶつかり合って、自分を磨く。その多様性に満ちた空間であることが非常に大きな意味を持ってきました。


これまでの社会では、大学生までに身に付けた知識で一生、生きていけるという考え方があった。でもこれからは卒業後も一生涯、勉強して能力を伸ばし続ける必要がある。


今は一生学び続けなければならない社会になりました。世の中の変化が早く、大きいからです。ですから、いつでも大学に戻り、必要なことを学んでキャリアアップする、あるいはセカンドキャリアを構築できるようにしていかなければ、日本の国力は上がって行かない。


日本は教育立国、科学技術立国です。天然資源で勝負するのではなく、世界最先端の教育を作り上げ、人を育てることで発展してきた。明治の近代化も、戦後復興もそうでした。大学改革は、まさに国家存亡の要ではないかと思います。


いわゆる「第4次産業革命」に必要なのは優れた科学技術ですが、そのための人材育成も、中核的な役割を果たしているのは大学であり、高等教育機関です。ですから、ここを活性化させていかなければ国際競争の中で近隣諸国に置いていかれてしまいます。大学改革は、まさに国家存亡の要ではないかと思います。


大学側もただ寄付を待つだけでなく、寄付したくなる大学にしないといけません。それに、寄付が必要な理由や寄付金の使途などを大学側がしっかり説明する必要があります。実際、本学の寄付の集め方もプロジェクト中心にして、研究や教育プログラムの意義を詳しく説明し、それに賛同される方にご支援をお願いするという方法に変えつつあります。


今はAIとかIoTが流行りですが、そういう時代になればなるほど、教育研究面でも、早稲田の伝統である「人間らしさ」を常に忘れないことが重要だと痛感しています。中学から高校・大学までは、自分の可能性の限界に挑戦できる、限られた貴重な時間です。我々も、学生の個性を最大限に伸ばせる教育機関を目指していければと思っています。


地元から一旦、東京など様々な地域で刺激を受け、広い世界を見て、様々な知見を身に付けた人が地元に戻って新たな活力を生み出すという、人的な好循環をつくり出すことが、地方活性化の一番の要だと思います。地域振興には「よそ者、若者、ばか者」が必要だというのはまさにそういうことです。


鎌田薫の経歴・略歴

鎌田薫、かまた・かおる。日本の法学者。「早稲田大学」総長。静岡県出身。早稲田大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程単位取得後退学。早稲田大学法学部助教授、教授、大学院法務研究科教授・法務研究科長などを経て総長に就任。