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鎌田富久の名言

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鎌田富久のプロフィール

鎌田富久、かまた・とみひさ。日本の経営者、エンジェル投資家。「ACCESS」創業者の一人。愛知県出身。東京大学理学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。理学博士号取得。卒業後、アクセス設立に参画。同社の社長を務めた。その後、エンジェル投資家としてベンチャー企業支援を行った。

鎌田富久の名言 一覧

枠組み自体を自ら起こすような新しさがなければ、大きなイノベーションにはなりません。


基本的には興味が持てないと気合が入らないので、自分が好きな分野を選んでいます。


技術ベンチャーが成功するために必要な3つのこと。

  1. 将来大きくなる可能性のある新規市場があること。
  2. キーとなる技術を継続的に進化させること。
  3. その技術に対する依存性を構築すること。

将来的に世界で勝てる企業家を日本から輩出するには相当な先回りが必要。


パソコンやスマートフォンではアメリカ勢に敗れてしまいましたが、ゲーム機のような成功例を見れば、日本勢でも勝てない理由はありません。本来モノづくりが得意な国ですからね。


海外の企業が作るロボットもカッコいいのですが、あまり可愛らしい製品は多くないですよね。少し首を振るとか、しっぽを揺らすといった、ちょっとした可愛さの感覚は、日本人の得意分野でしょう。


今の若い人たちは物欲があまり無いですよね。生まれた時から豊かですし、一人っ子だったり、兄弟が少なかったりして、両親が手厚く育ててくれます。そのため、かえって欲しいものが無いわけです。結果、お金を稼ぎたいというより、自分のやりたいことや志が大切になってきているかと思います。


課題解決型という方法もあります。課題が先に分かっていて、それをテクノロジーの力で解決するやり方です。課題がはっきりしている分、競合も出て来やすいですが、ニーズがあることは確実です。スタートアップの王道はこの課題解決型でしょう。


いつかは人工衛星製造が一般的となり、日本製品が駆逐される日が来るかもしれない。まだ優位性のあるうちに人工衛星を多く打ち上げ、情報収集や分析といった付加価値サービスまで一気通貫して行うビジネスモデルを構築することが重要。


失敗に関して言えば、私はかなり経験していますから敏感です。失敗しそうな施策は大体分かりますし、危険な予兆も察知できる。そういう時には、積極的にアドバイスします。成功には運やタイミングなど様々な要素が関わっていますから、他人の事例はあまり参考になりません。しかし、失敗をするのは大抵同じ理由なので、防ぐことは難しくないのです。


大企業に入ると一人ひとりが歯車になりがちで、仕事の全体像が分からないまま働いていることもあります。しかし、特にモノ作りでは、自分が全体を把握したいものですし、一人で作れてしまうくらいの実力者が揃ってこそ面白いモノが出来る。


私も随時アドバイスはしますが、基本的に経営陣が動かなければ始まらないので、あくまで選択肢を増やすだけです。実行するかどうかは経営陣が決めること。特に必要だと感じた時には強めに言いますが、色々と事情も優先度もあります。本当に腹落ちしたことでなければ、上手く行きませんからね。


以前はハードウエアベンチャーがグローバルに展開しようとすると、販売網や営業を整備しなければならないなど、非常に体力が必要でしたが、今ではすぐにグローバルを狙える環境となっており、ネット販売もできるし、ソーシャルで宣伝もできます。アイデアさえ良ければ世界に持っていけます。


ACCESSを経営していたころから、常に技術の進化が必要と思っていました。良い技術であっても、進化をしないとすぐに追いつかれます。特許で抑えても、大企業が本気でやれば周辺特許を抑えられてしまいます。継続的に進化するものでないと、長期的なビジネスは成功しません。そうでない場合は割りきって、優位性があるうちに売ったほうが良いです。


技術ベンチャー企業は技術が売りなので、ゼロから始める分野を一歩先に選んだほうがいい。昔のパソコンのように、まだみんながそんなに大きくなるとは思っていないが、成長速度が速くて、どこかで加速するような分野がベストです。


優秀な人材を抱え研究所を持っている大企業はたいていのことができるので、ベンチャーは大企業が参入するには小さすぎるような市場を対象にしたほうがよい。


通常、経営者は怒られる、ということがありません。会社では自分が一番偉いので。ただ、人は怒られないと成長しません。普通に就職して会社で働いていれば上司に怒られて鍛えられるのですが、学生から起業する経営者は怒られる機会があまりありません。僕は、経営者に対して怒る役割です。


経営には「ロジック」と「アート」の部分があります。「ロジック」は経営や会計の本を読めばわかるといったハウツーの部分。一方の「アート」は職人的というか、本を読めばすぐにわかるということではない部分。昔なら名人のところに弟子入りして身に付けていました。一流のプロのスタイルを近くで見ながら自分のスタイルを作っていかないといけない。経営がうまくいくには、その部分が必要です。


支援するかどうか決めるとき、様々な困難があっても続けるくらいの熱意があるかどうかを見ています。本当にやりたくて情熱がある人でないとうまくいきません。


成功する秘訣はただひとつ、成功するまで続けられるかどうかだと思っています。エンジェル投資家にとっても、起業家が途中で諦めるというのが一番のリスクです。成功するまで辛抱強く頑張る、というのは一番重要です。


顧客が技術を使ってくれても、新しく競合が出てきた時に置き換えられてしまうリスクがあります。先行しても負けるパターンは、置き換えコストがあまり高くないときです。依存性を高くする、というのは置き換えコストを高くするということです。マイクロソフトのOS「Windows」は良い例かもしれません。


採用は優秀がどうかだけでなく、会社のカルチャーに合う・合わないということもあります。基本的には、チームのコアメンバーとして採用を考えるのであれば、創業者がその人と一緒に苦労して成功の道を歩めると思えるかどうかが一番重要ですね。リソースとしては欲しいが、そこまでの確信がないのであれば、しばらく契約やパートタイムで付き合ってみることも重要だともアドバイスしています。


荒川(亨)さんは、数人で事業を立ち上げた時から志の高い方でした。アメリカで流行っているソフトの日本語版を出せば簡単に儲かった時代、そういうことには一切見向きもせず、自分達の技術でモバイルインターネット分野をリードし世界一のグローバル企業になるという強い信念を持っていたのです。私は、世界を目指す彼の志に共感して、ここまで一緒にやってきました。


「自分自身のやりたいことはどのように見つければ良いのか」というのは、学生からもよくされる質問ですが、こればかりは色々やってみる中でしか分かりません。いきなり起業せずとも、チームで何かに取り組んだり、ビジネスコンテストに応募したりするのが良いと思います。最近は副業を認めている企業も増えて来ていますから、環境は整ってきたと言えるでしょう。


人生100年時代ですし、20代の2、3年など誤差です。しかし、新卒一括採用の流れがありますから、そこから外れて起業するのにかなり勇気がいることは確かでしょう。中には大企業に就職してから2、3年経って起業する方もいますね。大企業に入ると仕事が上から与えられるため、特に若いうちは、自分で最終決定して切り拓いていく経験が積めません。失敗しても痛手にならない程度に小さくスタートして、早い時期に起業を経験するのは良いことだと思います。一回失敗しても、またやり直せば良いのです。


起業家が少ない一番の原因は、起業家が身近にいないことかと思います。友人・知人が何人も会社を立ち上げていれば、起業という選択肢が自然と生活の中に入ってきます。最近は東京大学出身で起業する人が増えて来たので、「それなら自分もやってみよう」と指数関数的に起業家が増加することを期待しています。そのためにも、私は成功事例を作りたい。成功者と自分の距離が近ければ、「あいつに出来たのなら俺でも出来るかもしれない」というモチベーションにも繋がりますからね。


社内ベンチャーの力を引き出すために必要なことは主に3つあります。まず、経営陣のコミットメント。そもそも上層部がそうした活動を認めている必要があります。2つ目は、既存の組織とは異なる特別なルール。権限委譲し、責任を持たせる仕組みです。既存のルールに縛られていては、スピードが無くなってしまいますからね。そして3つ目は、社員の本気度。本当に起業家として事業を立ち上げようと思っているのか、その心意気が大切です。この3つが揃えば、社内で起業したい人が思いきり挑戦できると思います。


私たちがiモードを開発した際には、携帯やゲーム機に搭載したモデルがヒットしましたが、それは結果論であって、最初から狙っていたわけではありません。携帯への搭載を始めた時など、別名の社員の中で私を含め2~3名しか関わっておらず、むしろ携帯が本当に売れるのか懐疑的な人が多かった。電子ピアノ、ワープロ、デジカメ、工作機械……様々なものにインターネットを乗せたのは、どれが跳ねるのか見極めるのが難しかったからです。しかし、そこからヒット商品が出てくれば、投資回収ができるようになります。


現状の機器はその上で動く数々のアプリによって普及しているとも言えます。そこにいきなり互換性の無い製品を出せば、今持っている強みを失ってしまうので、現在の強者は変化できないのです。したがって、全く違うモノは全く違うところから出て来るしかない。そろそろ画面を使わないデバイスが出てくるチャンスだと思います。一度誰かが正解を見つけて、その上で動き出すアプリやサービスが揃い始めれば、それがプラットフォームになって市場でも大勝できるでしょう。


成長する人は素直に他人の意見を取り入れる力があります。ですが、もともとやりたいことの軸は決してブレません。いちいち失敗にめげていたらキリがないので、楽観的に構えるべきですが、一方で大失敗すると取り返しがつきませんから、堅実さも求められます。また、自信家でなければ投資家や社員、ユーザーを説得することは出来ず、しかし謙虚でなければ人の上には立てません。難しいですが、どれも起業家にとって必要な要素ですね。もし経営陣が複数いるなら、役割分担をしても良いかもしれません。


テック起業家の強みは、自分の研究領域についてよく理解していて、自分の言葉でアピール出来ることです。一方で弱みは、エンジニアや研究者はどうしても視野が狭くなってしまうことだと思います。それをパートナーが補完するのも一つの手ですが、技術の実用化を目指すなら起業家自身も幅広く物事を見ることが大切です。更に、エンジニアや研究者はオリジナリティを大事にするため、他人に相談しない人が多いことも問題です。自分一人で考えることが良いという風潮があり、人の真似は良くないと刷り込まれています。しかし、ビジネスをしていく上で他社の良い部分は積極的に真似すべきです。


鎌田富久の経歴・略歴

鎌田富久、かまた・とみひさ。日本の経営者、エンジェル投資家。「ACCESS」創業者の一人。愛知県出身。東京大学理学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。理学博士号取得。卒業後、アクセス設立に参画。同社の社長を務めた。その後、エンジェル投資家としてベンチャー企業支援を行った。