名言DB

9,553 人 / 112,978 名言

鈴木徹哉(経営者)の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

鈴木徹哉(経営者)のプロフィール

鈴木徹哉、すずき・てつや。日本の経営者。洋菓子メーカー「モンテール」社長。モンテールに入社。取締役営業本部長、常務取締役企画開発本部長などを経て社長に就任。

鈴木徹哉(経営者)の名言 一覧

私の好きな言葉に「凡事徹底」があります。繰り返し、繰り返し、当たり前のことをし続ける。当社では、「モアベター精神」という言葉を大事にしていますが、これもより良いことを「し続ける」ということ。誰に認められなくても、「良い」と思えることは、し続ける。それもミスゼロにつながってくると思います。


実は、「これがベストだ」と思った時が一番危ない。「気の緩み」「慢心」が、ミスを引き起こすからです。万全の状態でも「常に危険と隣り合わせ」という意識を持って、当たり前のことをし続ける。この「し続ける」が、大事なんです。


相手に予定を埋められていくのではなく、自分から積極的に予定(枠)を作っていくために、1年を俯瞰できる年間ページを活用しています。


マニュアルを覚える際は、「なぜそうするのか」という目的の理解が、実践し続けられるかどうかの決め手になります。製造業であれば、「自分の作ったものを恋人や家族など、自分の一番大切な人に自信を持って薦められるか」と自問自答することを習慣づけると、目的を見失わずに済み、手を抜いたり、間違いを犯したりしないでしょう。


「ミスをゼロにする」ことにつながることであれば、やれることは何でもやっています。製造工程では、NASAが宇宙食の開発過程で考案した「HACCP(ハサップ)」という、厳しい基準の品質管理の手法を導入しています。


まず、「何のためにしているのか、何を大事にしているのか」といった、会社や自分の「存在意義や理念」をベースに考えてみるといいでしょう。その際は、他人や世間一般の「意見や評価」を考慮することが重要です。「何が正しいか」は人によって異なります。良かれと思ってしたことも、世間一般では許されないことがあるからです。


消費者が「おいしい!」と絶賛する商品が作れたとしても、食材や調理法に少しでも危険性をはらんでいたらどうか。問題ですよね。食品業界においては、「安全・安心」の前提を破ることが、絶対に「してはいけないこと」になります。


消費者は食品の安全・安心に対し、「きちんとしていて当たり前」という前提論で考えています。こうした前提論の中では、食品メーカーは消費者にとって分かりやすい「おいしい」をアピールしがちになる。その行為自体は何ら間違っていませんが、それが最優先になると、事故が起きやすくなっていきます。


紙の手帳は、何より頭の整理ができるのがいい。「管理」というよりも、予定をどう作っていくかという「作り出す」ことに向いています。予定を作るということは、「仕事を作っていく」ということですから、やはり紙の手帳は手放せません。


手帳は、「自分や仕事を作り上げていくもの」でもあると考えています。手帳は毎年切り替えていきますが、新しい手帳を手にすると、「この手帳でどんな仕事をしていくのだろう」という期待感でワクワクしませんか。まっさらな状態から1年を描いていくので、自分や仕事を作り上げていく感覚が持てます。


手帳やノートに、「自分が何を考えているか」を書き出す習慣をつけると良いと思います。文章にする必要はなく、「この場合はこうで、次はこうなる……」などと、自問自答しながら、キーワードを書き連ねていく。正解を導けなくても「こうかもしれない」と頭がどんどん整理されていきます。頭が整理されると、間違った選択もしにくくなります。


会社や自分の「存在意義や理念」を考えることは、本当に大事です。事故が発生しにくい工場を作っても、老朽化すれば様々な問題が表面化してくる。工場内で働く人も慣れてくると、ルールを逸脱するリスクが生じてきます。しかし当社の場合、たとえ「ヒット商品を生み出すこと」が急務だったとしても、そうした「安全・安心」を実現するための改善が第一優先だと、誰でも理解することができます。


手帳は「自ら考え、目的を持って行動するために」使わなければいけません。漠然と仕事をこなす手帳では、自分も仕事も作っていくことができません。だから目的を果たすため、さらには行動を評価するために、月間ページを活用しています。具体的には、ページの左上に「今月のテーマ」を4~5つ並べ、そのテーマに沿った行動の内容のみ、週1回の割合で振り返りながら「毎日の記入欄」に記録していきます。その月が終わったら、テーマごとに行動した回数を集計し、1カ月を振り返って「今後のテーマや戦略」を練り直します。


手帳の「年間ページ」は、「枠取り帳」と呼んで使っています。最初に、毎月ある各種会議や会社の年間行事など「決まっている予定」を記入します。そのうえで、連続した数日間の空きスペースを見つけ、「自分が大きく動けるまとまった日」として丸枠で囲い、予定をブロックします。こうして、「普段ではできない大きな仕事」をするための日程を押さえます。この年間ページを見れば、1年を通して自分がどんな仕事をしていくのか、ここ数カ月で何をしてきたかが、一目瞭然です。


当社では、「おいしい」「やさしい」「たのしい」を追求し続けることを、会社の方針としています。この中で、他の2つのベースとなる最も大事な考え方が「やさしい」。食品の安全・安心を示す「やさしい」は、追求し続けることが必須事項になります。この「やさしい」を追求し続けながら、「おいしい」と「たのしい」を高める努力をする。判断に迷うことがあっても、こうした基本方針に立ち戻る。そうすればおのずと、仕事においては「安全・安心に関することを後回しにしない」と考えられます。


事故があった時によく、「不測の事態が起きた」という言葉を耳にしますが、それは結局、「薄々気づいていながら、やってはいけないことをやっていた」というケースが多いと思います。不測の事態と言っても、自分たちのミス、人為的なミスだったりします。そうしたミスは、「こうして防ごう」と思っても、なかなか防げません。ミスを防ぐために何かをするのではなく、逆に、やってはいけないこと、「○○だけはしない」という指針と、それを実践し続けるための手法が必要になります。


当社では、洋生菓子の細菌検査の検出限界値である「一般生菌数を1g当たり300個以下にする」という自社基準を設定していますが、これは法律で定められている「1g当たり10万個以下」より、はるかに厳しい。塵や埃を徹底して取り除く「クリーンルーム」を導入した当初は、周囲に「空気にお金を払うんですか?」と揶揄されました(笑)。工場のラインに入る前は、抜けかけたまつげや眉毛を特別な機械で吸い取ったり、手袋をした状態で手袋まで洗浄したりと、本当に衛生管理を徹底しています。手順を詳しく記したマニュアルを作り、講習を受けた人しか製造業務に従事できないようにもしています。


食品業界に身を置く私たちのミスは、取り返しのつかない「致命的なミス」になりやすい。人が食べる物を扱っている以上、生命に関わる仕事をしているわけですから。食品衛生上のミスは、何としても防がなければいけません。これは食品に携わる企業はどこも同じで、細心の注意を払っています。けれども、事故は後を絶たない。経営に関する問題や消費者ニーズの変化など、理由は定かではありませんが、「安心して食べられる安全なものを作る」という当たり前のことを後回しにしてしまった結果、事故になっている気がします。こうした状況を改善するためには、ミスを防ぐための「してはいけないこと」を決めるのが大事だと思っています。


鈴木徹哉(経営者)の経歴・略歴

鈴木徹哉、すずき・てつや。日本の経営者。洋菓子メーカー「モンテール」社長。モンテールに入社。取締役営業本部長、常務取締役企画開発本部長などを経て社長に就任。

他の記事も読んでみる

山本晃則

社会における役割を理解して、付加価値を生み続けることで社会貢献ができる。短期的視点では顧客を最も重視する考え方もあるだろうが、事業を永続させて社会的責任を果たし続けるには株主、取引先、従業員などから成る社会に支持されなければならない。


永田豊志

図にすると、どこに何を書くかも考える必要がありますから脳はどんどん働き始めます。さらに、項目ごとに必要なことが整理されていくので、思考もクリアになる。キーワード同士がどうつながっているかわかるからこそ、頭の中が整理できる。箇条書きにはないメリット。


上妻英夫

掛け算や引き算、足し算で考えればアイデアは無尽蔵に出てくる。何もないところから新たに生むのは簡単ではありませんが、すでにあるものを掛けたり、引いたりするのはさほど難しくありません。思いつくままにやってみてはいかがでしょうか。


コリン・パウエル

部下は、リーダーが自分たちをどのような目的でどこへつれてゆこうとしているのかを知る必要がある。組織が実現しようとしているものを表す言葉としては、ミッション、目標、戦略、ビジョンなどがよく使われる。いずれも有用で素晴らしい言葉だが、私は、別の言葉を使ったほうがいいと思っている――「目的」だ。「目的意識」「目的は?」「目的にかなう」など、とてもよく使われる言葉だからだ。目的とはビジョンの終着点である。ビジョンにエネルギーを注入し、力強く前進させるのが目的だ。目的は前向きで力がなければならないし、組織の大勢に資するものでなければならない。


山岸和実

提案とは、言うまでもなく、現状を変える試みです。多くの場合、会議の出席者の中に「現状を作った人」がいるもの。伝え方が悪いと、その人を不快にさせ、通るものも通らなくなります。「現在の手法は止めて、こちらを」ではなく、「現在の手法に加えて、こちらも」などと、角の立たない表現を心がけましょう。


俣野成敏

不本意な職場の時のほうが、自分の「得意」が表にでてきやすい。


佐藤富雄

人前で話をしなければならない場合であれば、「思うように話す自信があるし、きっとみんなが興味深く私の話を聞いてくれる」と言い聞かせましょう。できれば、舞台で堂々と話をしている自分の姿や、それに聞き入る聴衆の様子、話し終って満足して自席に戻る自分の様子も思い描きます。これらの言葉や想像は強く自律神経系に働きかけ、体の反応を落ち着かせてくれ、思い描いた通りに落ち着いてリラックスした状況をつくりだすのです。


岩田松雄

クレームを受けたときは、まずは平身低頭、真摯に謝ること。そして相手の言い分を最後まで聞く。間違っても言い訳などしてはいけない。


西村晃(経済評論家)

マスコミの情報が当てにならないのは、企業広報のリリース(広報資料、発表)をなぞっているだけで、身銭を切って商品を買っていないからです。


伊集院静

苦しいこと、切ないこと、苦節を一つでいいから自ら取りなさい。人が遊んでるときに、なんで向かい風の中を歩かなきゃいけないんだと思うかもしれないが、まことに申し訳ないけれど、大昔からそれが若者を成長させる唯一の力なんだ。


村上太一

ポイントは「目標」と考えるのではなく、「12月にはこの状態になっている」と思い込むこと。この両者は似ているようで全然違います。「目標」と考えると「達成できないかも」という意識が生まれがちです。これが達成の邪魔になると思うのです。しかし、達成したと思えば、そんなことはなくなります。


三木谷浩史

「本当にその方法論が効率的なのか、それが必要なのか」いつもそのことを考え続ける姿勢が必要なのだ。