鈴木幸一(経営者)の名言

鈴木幸一(経営者)のプロフィール

鈴木幸一、すずき・こういち。日本の経営者。インターネットプロバイダ「インターネットイニシアティブ(IIJ)」社長・会長。神奈川県出身。早稲田大学文学部卒業後、日本能率協会に入社。ベンチャー企業育成の仕事を行ったのちIIJ設立に携わる。取締役を経て社長に就任。

鈴木幸一(経営者)の名言 一覧

このままでは終わりたくない。今からでも米国に乗り込んで新しい勝負を挑んでみたい気持ちもある。「いい年をして、また失敗するんじゃないか」と言われるか「鈴木らしいな」と思われるか。どちらかでしょうね。


きちんと断れば、案外根に持たれません。変に期待を持たせることは、かえって友人や取引先を失うことになります。


インターネットは情報源としては優れていますが、社会や人間というものを長い時間軸で考えるにはやはり本の方が優れています。


それまで僕は頼まれたことは一切断らず、相手に一生懸命尽くしているつもりでした。今度は頼む側として真剣に頭を下げているのに、彼らをバカ野郎とすら思いました。しかし、私の事業への出資の話から必死で逃げようとする友人たちを見て、はたと気づきました。頼みごとを引き受けるのは、美徳でも何でもない。断ることの方が引き受けるよりずっと難しく、覚悟がいることなのだと。以来、断るときはきっぱり断ることに決めました。
【覚書き|IIJ創業時に資金調達のために走り回っていた時期を振り返っての発言】


いまの会社を立ち上げるときは、金融機関に勤める友人たちに連日、出資を頼みに行きました。しかし、当時は国内にインターネットのイの字もない時代でした。「何だ、それ?」と首を傾げられ、断られ続けました。すでに上の方の地位にいたにもかかわらず、出資に話が及ぶとわざとらしく話をそらす人もいました。
【覚書き|IIJ創業時に資金調達のために走り回っていた時期を振り返っての発言】


「○○さんを紹介してください」と頼まれた場合、「仲介はしますが、結果は知りませんよ」と正直に言います。○○さん側には「気にしないで、会うだけ会って」と伝えておきます。救いは、「会ったけど、駄目だったと言っといて」とハッキリ言う人が最近増えたことです。取引先の中には「他社より20%高い」と具体的に数値を入れたりメールを送ってくるところもあります。


出資の話は十中八九が相手にするまでもないレベルです。ストレートに「事業になるわけがない」と告げればいいでしょう。就職の依頼の場合はもっと早いです。相手に「出来が悪いから駄目」というのも手間なので、会わずに「もう締め切った」と連絡すればいいのです。それを見越して早い時期に頼みに来る人には「権限がない」と言うことにしています。


断る際に大切なのは、「入口」を厳しくすることです。応援したいという思いが最初に言葉や態度に混じっては足元を見られることになります。頼む側はこちらの言葉を自分の都合のいいように解釈しがちだからです。


昔から断るのが下手でした。相手を一生懸命手助けした結果、無理がたたって災いと化すことが少なくありませんでした。東京・上野で毎年開かれる音楽祭の実行委員長を務めていますが、ここへの個人出資を断っていれば、今頃は豪邸に住んでいたはずです。いまは歳を重ね、断るのも少しは上手くなりました。


仕事にのめり込んでいると往々にして客観的にものを考えられなくなりますが、読書によって知識を増やしておけば、常に自分を客体化できる眼を養えるので、そう簡単には行き詰らなくなります。


技術って開発に時間もお金もかかるから、夢を実現するまでの苦しい状況の中で、どれだけ集中力を維持できるか、持続力をもてるかなんです。そのときに「さみしいね」「かなしいね」という日本のフォークソングの世界ではやっていけない。本質的なレボリューション、あるいは感性そのものを変えちゃうみたいな本物の思いがなければやっていけないんです。


日本のインターネットとアメリカのインターネットは、日本のフォークソングとボブ・デュランくらいの違いがある。アメリカはベトナム戦争の重荷の中で国としての存在基盤を作ろうという筋金入りのインターネットを作った。日本はそこまで大きな思いを持っていない。


私が事業を始めた時は、「インターネットは20世紀で最後の技術革新なのだ。米国に負けていられない」という思いで必死でした。大きな意味で言えば、確かにインターネットは世の中全体の仕組みを変える存在になったと思います。日本の社会も世界に少し遅れながら変わってきていますね。


サービス競争は望むところですが、その前提として、より公平な競争環境が整備されていくことが重要です。私がよく大手に対して言ってきたのは「共通の通信インフラをどの会社も同じ利用料で使える公平な基盤の上で競争しましょう」ということです。


データの処理そのものは技術さえあれば難しいことではありません。問題は膨大なデータをどうやって集め、解析結果を顧客にどう届けるか。グーグルやフェイスブックに代表されるように米系のIT企業は、そうした仕組みを作るのが非常に上手でした。データを基に、それぞれの個人に合わせた広告を表示することで巨大なビジネスを生みました。


「インターネットには世の中すべての仕組みを変えてしまう力がある」。そう信じてIIJを創業し、日本企業として初めてインターネット接続サービスを商用化したのは1994年のことだ。以来、様々な産業でインターネットを情報通信のインフラに使って事業を進める取り組みが拡大し、それに伴って旧来のビジネスモデルが崩壊していったのは周知の通りだ。


ITを前提とした国や企業、社会のあり方を考え、実現することは、すべての仕組みを変えることになります。それは痛みを伴う根本的な変革を実行することになりますが、時間を掛けて、少しずつ変化に対応するのでは、グローバルな競争に遅れをとることになります。国や企業のレベルはもちろんのこと、人々の暮らし方から、人の感性まで変えてしまう技術革新だからこそ、勇気と決断を持って取り組むことが必要です。


アマゾンはクラウドサービスでは一番の競合相手ですね。日本の顧客、特に大手企業は自社向けの仕様を求める傾向が強いので、そこに対応できる技術を持った我々がリードしていると思います。でも、そこまで複雑な仕様が必要ない企業や業務もあります。そういう用途でAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の利用企業が増えているという現実に対応する必要が出てきました。社内では「自社しか使えないサービスはやめよう。他社のサービスにも優れたところはあるのだから、一緒に組む方法だってあるじゃないか」と言っています。


日本の企業は保守的で、新しい領域に挑戦するのが遅れがちだ。当社がネット証券を立ち上げた際、大手証券会社に「一緒にやろう」と打診したのだが、どこも反応は薄かった。今だって状況はそれほど変わっていない。日本企業が1社で新しいことをやるのはなおさら難しいだろう。ならば当社がフィンテックの基盤を用意して、それを様々な企業に使ってもらえばデジタル化も進む。当社が特定の金融グループに属さないニュートラルな立場にあることも、今回の取り組みを推進する上では好都合だ。


鈴木幸一(経営者)の経歴・略歴

鈴木幸一、すずき・こういち。日本の経営者。インターネットプロバイダ「インターネットイニシアティブ(IIJ)」社長・会長。神奈川県出身。早稲田大学文学部卒業後、日本能率協会に入社。ベンチャー企業育成の仕事を行ったのちIIJ設立に携わる。取締役を経て社長に就任。

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