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野村萬斎(二世)の名言

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野村萬斎(二世)のプロフィール

野村萬斎、のむら・まんさい。能楽師、俳優。東京都出身。東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業。二世野村萬斎を襲名。俳優としても活動し、テレビドラマ、映画、舞台、教育番組などで活躍。日本アカデミー賞新人俳優賞・優秀主演男優、ブルーリボン賞主演男優賞、エランドール特別賞、橋田賞新人賞などを受賞。

野村萬斎(二世)の名言 一覧

私は、あえて疑いを持つようにしています。伝統にも疑いを持つ。型にしても、なぜそうなっているのかもう一回検証し直す義務が我々にはあるような気がするんですね。そうすることで型について合理的な説明もできるようになるし、逆に型が自分が思っていることを拡大してくれることもあります。


狂言や能は、血統というか、血筋や家柄も大事にしてきている。だからこそ、恵まれたポジションにいる人が頑張ってやらないと、後に続くものが出てきません。


狂言たるは何ぞや、能たるは何ぞやというところに踏み込んで本質を極められないと、跡は継げない。仮に表層的に芸を身に付けて継いだのでは、時代などの変化に順応できない気がします。本質を知らないと応用力にはつながりません。


世阿弥の言葉「離見の見(りけんのけん)」は、いい言葉ですね。僕も常に、どう見られるか、どういう意味があるかっていう、ちゃんと芯が通っているか、常に考えています。狂言では役者がそのまま自分の演出をしますので、自分を客観視することが重要です。これもビジネスでも同じではないですか。


軸足をなくしてしまうと、もともとのアイデンティティはなんだということになってしまいますからね。本質的に何を伝えたいかという確信を持ってやらないと、単なるおふざけになってしまいます。


知りたくないことまで知ってしまえる人間が、一番知りたい自分の過去だけは知るすべがないっていうのは、恐ろしく皮肉な話です。でも、世の中、そうした不条理に満ちているのも確かですね。

【覚え書き|出演した映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』について】


狂言も喜劇を通して人の世の不条理を描くもの。日が差したと思うと、またすぐにどんよりとかげっていく。どれほど栄えても、やがては終わりが来るし、栄華が大きければ大きいほど滅亡時に被る死の波は大きくなる。そうしたドラマは、日本人の琴線に触れるものであり続けています。


日本は、基本的に古きを壊さない珍しい国だと思います。ギリシャでは、後ローマ帝国や、モンゴル、十字軍とかオスマントルコに支配されるたびに前の文化は地層の下へ下へと行ってしまう。そのためギリシャ演劇なんか仮面劇といっても誰もどんな風にやっていたか分からないし、仮面もほとんど残っていません。ところが日本では、次の権力の時代でも文化は引き継がれていきます。室町の頃に形ができた狂言も、今日まで続いています。武家の嗜みであった能・狂言が、商人の時代になると歌舞伎や浄瑠璃になり、その後新派が来るといった変化はありますが、前のものを否定しないところが面白い。


留学することで、海外に身を置いたらどうなるのか知りたかった。日本では、私は「狂言をやっている野村さんのところのジュニア」から始まりますが、イギリスでは単なる「極東から来た伝統らしきモノをやっている者」という扱いです。しかも伝統芸能というだけでありがたがるのではなく、どの程度の力があるのか見せない限りは納得してくれない。そこに身を置くことで自分のアイデンティティを認識したし、日本人としての個性、能や狂言としての個性とは何かを考えるきっかけになりました。


20代の頃、演出を学ぶためにイギリスに留学しました。留学前のことですが、シェイクスピアを狂言化したものを作ったことがあります。それをロンドンに持って行ったら、評価が高かった。ということは狂言や能の持っている型は、古典のためだけにあるものではなく、もっと大きな汎用性のある型として捉え直すことができるのではないかと考えました。ですから昔から伝わる型を鵜呑みにするのではなく、ばらばらに分解したうえで再構築して、自分で型の意味を再認識するための演出を学びたいと思ったのです。


昨年、映画「シン・ゴジラ」が大ヒットしましたが、実はあのゴジラの動きは私なんです。モーションキャプチャーで私の関節の動きを取り入れ、CGのゴジラに反映させ、東京を壊滅させた。そのゴジラの動きに、能・狂言のすり足であるとか、運びが生かされている。シン・ゴジラの「シン」には人間に警鐘を鳴らす「神」の意味も込められています。怪獣としてではなく、もっと神聖なるモノの歩き方、態度を求められたんですね。それならば我々能楽師の出番であり、「芯」をもってゴジラを演じることができました。自然への信仰とか畏れを日本人は持っている。それを演技術として表すために我々の演技はあることを再確認しました。


能楽の世界はひとつのことを極めるという発想が強かった。でも、まずはこういう存在があるっていうことを知っていただかないと始まりません。映画やドラマだけでなく、Eテレの子供番組も15年以上やっています。『にほんごであそぼ』という番組で、能・狂言や百人一首などの古典的なフレーズをパフォーマンス付きで、遊び半分、芸術性半分くらいといった具合にやっています子供たちが能・狂言の世界に触れる機会になればと思っています。


野村萬斎(二世)の経歴・略歴

野村萬斎、のむら・まんさい。能楽師、俳優。東京都出身。東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業。二世野村萬斎を襲名。俳優としても活動し、テレビドラマ、映画、舞台、教育番組などで活躍。日本アカデミー賞新人俳優賞・優秀主演男優、ブルーリボン賞主演男優賞、エランドール特別賞、橋田賞新人賞などを受賞。

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