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落合陽一の名言

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落合陽一のプロフィール

落合陽一、おちあい・よういち。日本の研究者、メディアアーティスト、経営者。「ピクシーダストテクノロジーズ」社長、筑波大学 学長補佐・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長。東京都出身。筑波大学情報学群情報メディア創成学類卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。筑波大学 図書館情報メディア系 助教・准教授、デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長、学長補佐などを務めた。

落合陽一の名言 一覧

システムの話をしたほうがいい。システムは数式で表現できるけど、感情論は個人のコンテクスト(文脈・背景)が多様だからあまり意味がない。


多様な人材を取る理由は、余計なことにフォーカスするのをやめるためです。多様な人材が共同で働こうとしたら、話が通じないから全員で解くべき問題しか議論にならないんですよ。


自動化しただけ、効率化しただけなら格安航空みたいになるわけですよ。ホスピタリティの高さのほうが重要になるわけで、今の人材の採用基準よりレベルが上がります。そこに残った人たちは給料が高いはずで、そうでない人たちは職がなくなる。その二択の試験がやってくるだけだと思います。


できれば、3つくらいは仕事になりそうな趣味(好きなこと)を持つことをお勧めします。合理性・利便性はコンピュータに吸収されてしまうけれど、趣味性は人間だけがその人の色をつけていけるのです。


たとえAIが人間の仕事を代替しても、人間とAIの間には必ずギャップがあります。たとえば、経理が自動化されたとしても、領収書をきれいに揃えて会計ソフトに入れる仕事は人間がしなくてはいけない。AIで便利になるほど、面倒な仕事を嫌がる人が増えて、面倒くさい仕事をきちんとやれる人が意外に重要になってくる側面もあります。


今、私たちに求められていることは、AIへの恐怖をやみくもにかき立てることではなく、新たな価値観を作り上げていくことです。自分のできることと、好きなことを掛け合わせた仕事を探し、ストレスの溜まらない働き方を始める。この「働き方のアップデート」をいち早く始めることが、これからの「超AI時代」を生き抜く最善の手段なのです。


これからの日本社会では、会社に雇用され、労働し、その対価をもらうという従来の働き方から、好きなことで価値を生み出す働き方に、考え方も仕組みも転換することが求められてきます。これまで「ワーク・ライフ・バランス」が重要と言われていましたが、近い将来、「ワーク・アズ・ライフ(ライフとしてのワーク)」の時代がやってくるのです。


先日米国でMIT、スタンフォード、UCバークレーなどの出身の人たちとワークショップをやって、生産性が日本の5千倍くらい高かった。それは学歴が高いからではなくて、今、何の問題を解かないといけないかにフォーカスして、そもそも他人とコンテクストを共有しないし、かつ生産性を高められるように全員が取り組むからなんですよね。同質化した社会では、「あの人の気持ちになって考えること」が先にあるので、フォーカスすべき対象の問題を解こうとしない状態になりやすい。


兼業解禁の流れは止まらないと思います。でもそれより先に、有給の取りやすさのほうが本質的な話だと思います。有給が思うように取れないのは、コーポレートガバナンスがしっかりしてない会社だと思うんです。突然、誰かが明日いなくなっても、チームが成り立つように二重三重のワークスタイルでものをつくるようになっていない。それってリスクマネジメントの点で不健全です。有給を自由に取れるようにすれば、そういうことが分かると思うんですよね。


(技術の進化によって)労働者が切られるという話ですが、そこで必要となるのは単純な肉体労働ではなく、もう少し付加価値の高い労働になります。高度なケアが必要な仕事を、今の介護業界の人材では充足できないはずなんです。つまり、今の人たちの職がなくなるからと言って、雇用全体が減るという話とはまた違う、介護が最低限の肉体労働ができる人が働ける職場という概念ではなくなるということです。


僕はお客さんの立場で物事を考えるけど、そこで労働する人の立場では考えていないんです。対象の問題を解決するには、そこで働いている人よりサービスを受益している人たちが、どうしたら低コストでかつ高安心なサービスを受益できるかにフォーカスすべきであって、働いている人たちの生活が保障されるかどうかは考えていない。そこはすごく重要なところで、どちらのポジションに立つか、もしくは中庸を目指すか、という話ですけど、僕はお客の側に立ったほうが本質的だと思っています。


グローバル化や、インターネット環境と通信インフラの整備によって、いつでもどこでも働ける世の中になりましたが、これは一方で、ワークライフバランスの考え方が崩壊したとも言えます。ワークとライフの関係性が「バランス」でなくなった今、自分なりの人生価値を、ワークとライフの両面で生み出し続ける方法を見つけられた人が生き残る時代となるのです。


職のポートフォリオ・マネジメントをするうえで最も重要なのが、働く人の「やりがい」です。週に1~2日、違う仕事をするとしたら、やりがいのある仕事を選ぶことが大切です。たとえば、ソーラーカーを開発しているベンチャーがあって、技術力はあるけれども事務仕事に手が回らなくて困っているとします。そこで、これまで総務や経理などの分野でキャリアを積んできた、クルマが大好きな人が、そこの事務仕事を週に1日手伝ってあげる――そんな、仕事面で持つ自分の能力・スキルを好きなことに活かせる場があるのなら、そこにはやりがいが生まれ、働くことのストレスもなくなるのです。


これからの働き方を考えるうえで日本社会が早急に進めなければならないことは、兼業や副業の容認でしょう。兼業や副業をするというのは、「職をポートフォリオ・マネジメントする(最適に配分する)」ということです。これまでビジネスマンは、一つの会社で定年まで働くのが普通でした。それゆえ、会社で意にそぐわないこともやらなくてはならず、仕事にモチベーションを持てなくなった人も多いのではないでしょうか。また、企業側としては余剰人員にも働く場を作らなくてはなりません。これらの問題は、働く人・企業ともに生産性を下げる要因ともなります。ところが、職のポートフォリオ・マネジメントという考え方を取り入れると、違った見方ができます。


たとえば、ヒンズー教徒とイスラム教徒とキリスト教徒と日本人と中国人が同じテーブルでホームアプライアンスについて喋っている。全員家のスタイルも、子供の育て方も全く違うのに、ホームアプライアンスにあるべき機能について話すとなると、機能の要件定義について話すしかない。本質として切り出せる問題にフォーカスするので、それ以外の共有できないコンテクストについて議論するのは無駄であるという考え方です。そして、一度フォーカスしたら、その後でダイバーシティに対応できるように、コンフリクトするところを外していく。そういう考え方は製品作りのみならず、あらゆる部分に使えます。


僕がテクノロジーをやってない政治家だったら「皆さんの雇用が守られることが世界の正義なんです」とか言ってそうですけどね。対象の問題の本質はどこにあって何を解決すべきかを常に考えていて、テクノロジーで解決されれば良いと考えています。「人間の感情はどうなる」とか言われちゃうんですけど、人間の感情が動かし得るコストがどの程度になるのかを、僕は真面目に考えるんです。(介護などの)ケアというのが高度な仕事であって単純労働よりはるかに難しいというのは感情の話です。そこにコスト圧力が掛かるというのも当然で、そこで働く能力が低い人に対して僕が何かをしようとは思っていない。そこはシステムでどうにかするべきで、人間でどうにかするべき話でないと思っています。


落合陽一の経歴・略歴

落合陽一、おちあい・よういち。日本の研究者、メディアアーティスト、経営者。「ピクシーダストテクノロジーズ」社長、筑波大学 学長補佐・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長。東京都出身。筑波大学情報学群情報メディア創成学類卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。筑波大学 図書館情報メディア系 助教・准教授、デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長、学長補佐などを務めた。

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