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荒木香織の名言

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荒木香織のプロフィール

荒木香織、あらき・かおり。日本のメンタルコーチ、スポーツ科学博士。「園田学園女子大学人間健康学部」教授。京都府出身。日本大学文理学部卒業、ノーザンアイオワ大学修了、ノースカロライナ大学グリーンズボロ校博士課程修了。園田学園女子大学人間健康学部教授、ラグビー日本代表メンタルコーチを務めた。

荒木香織の名言 一覧

嘘でもいいから自信を持って堂々と振る舞うこと。周りからどんな人物だと受け止められたいかキャラクターを作り、そのように振る舞うとそのキャラクター通りの人物になってくる。


強豪チームはフィールドの外でも、選手としての自信、誇りを持った振る舞いをしている。


部下がミスをしたということは、「何のためにこの仕事をするのか」という目的や情報を共有し切れていなかったということ。それは上司の責任。


人と比べるくらいなら過去の自分と比べ、今どれだけできているか、できていないか、変化できているのかを考えるほうが健康的。


日本では自己犠牲をしてまで成果を出すことが美徳のように言われますが、それは違います。健全に自分の能力を全力で発揮できる環境が大事なのです。


周囲の期待はコントロールできませんが、期待の受け止め方はコントロールできるはず。今まで培ってきたことを全力で出し切るチャンスだと捉えればプレッシャーにはなりません。


プレッシャーとは自分で作り出すもの。実力以上の結果を周囲から期待されていると受け止めたり、実力以上の結果を出そうと気負ったときの、実力と期待の「落差」をプレッシャーと呼んでいるだけなのです。


メンタルが強い人とは、想定外のアクシデントが起きたとき、動じない人ではありません。不安材料を事前に徹底的に洗い出し、準備段階でそれを潰していく人です。だからこそ「どうしよう」と途方に暮れるような場面が減る。すなわち、何事にも対応できるメンタルが手に入るのです。


日本人は「頑張れば必ず結果が出る」と思い込みすぎている気もします。でも、その思い込みを一度外して「こんなもんだ」と思えるかどうかが大事だと思います。そして、この場では自分の能力を発揮できないとわかったら、違う環境へと自分を移す勇気も必要です。


私は今、大学で教えています。学生がとんでもないレポートを提出してくることがあります。そんなとき、自分が何を求めているかを伝え切れていなかったことを反省して、伝え直します。そのように、できない部下に苛立つのではなく、そう育ててしまった自分の指導力やリーダーシップを見直すべきです。


想定外が起きること自体、準備が甘いということでもある。自分のメンタルが弱いという自覚があるなら、想定外が起きないよう、あらゆる準備をして臨めばいい。そうすれば、過度の緊張や不安に苛(さいな)まれることはない。


ラグビー日本代表チームの合宿中のホテルや練習場ではペットボトルが散乱している状態でした。まずは「ペットボトルは片づけよう」「靴は並べよう」ということから始めました。身の回りのことですら「もういいや」と思う人の集団が、世界で勝てるわけがないのです。


自分でコントロールできない結果を気にするより、コントロールできる準備に集中することも大切。「失敗したら」「期待に応えられなかったら」と結果ばかり気にしていると、実際にうまくいくよう計画を立てることも、それを実行することもできません。本来、計画を立てて行動に移していれば、必ずそれに沿った結果が出てくるはず。とくに、スポーツではない分野はその差が顕著に現われます。ビジネスシーンはスポーツと違って、天候や風向き、相手のコンディションといった環境に影響を受けにくいからです。


「うまくいくにはどうするか」、プラスに考えて行動に移すことが大切です。「明日のプレゼンが不安」という人なら、事前に本番を想定しながら練習する。緊張に慣れてしまえばいいのです。さらに「30回練習したから大丈夫」など、ノートに書いて、不安になったらそれを見返す。努力した「根拠」を見ることで、落ち着くはずです。「本番前にコーヒーを飲む」といったルーティーンを決めて実践し、気持ちを切り替えるのも有効です。逆に「緊張した方がうまくいく」ぐらいに考えて、開き直るのがおすすめです。


ルーティーンとは、同じ動きを繰り返し、その動作に集中することが狙いです。同じ動きし、その動作に集中することで、「ゴールに入らなかったらどうしよう」という「内的障害」や、大歓声などといった「外的障害」をシャットダウンしている。プレッシャーから解放され、ストレスも軽減します。そして、同じ動作をすることで「今からキックだ」と体が反応する。もちろんすぐにできたわけではなく、3年半、練習を繰り返しました。ルーティーンの点数をつけ、精度を高めた結果、キックの成功率は格段に上がりました。


難しいのは、試合中に「勝ちたい」意識が強すぎると、今度はこれまでできたことができなくなってしまう点です。脳には物事を処理するために必要な「ワーキングメモリー」というものがあり、このメモリーには限界があって、一度にいくつものことを同時にはできない。頭の中で「勝ちたい思い」が70%くらい占めたら、普段は100%プレーに集中していたメモリが、「勝ちたい思い」を処理することに使われてしまいます。雑念が入り、実力を発揮できなくなる。重要なのは、結果を考えずに、その過程に集中することです。


日常生活でも、強豪チームを参考にして、「勝つための秘策」を取り入れました。強豪チームは「勝ちの文化」が出来上がっていて、試合以外の時間の過ごし方1つとっても違います。それを研究し、参考にしました。身の回りの整理整頓がその1つです。普段から身の回りの細部にこだわることが、いざという時に力を出すことにつながります。混沌とした展開でも規則を守り、失点につながるミスや反則をしないことが、ラグビーの試合でも重要だからです。


ラグビー日本代表のメンタルコーチとして、1年目に立てた目標は「勝ちの文化を作る」こと。つまり、結果を出すために、モチベーションを常に高く保つこと。そこで、徹底したのが「日本代表として、世界と戦うことを意識する」ことです。それまでチームは、「日本代表」として勝った経験がなかった。国にもっと誇りを持ち、国を代表する自分たちに自信を持ってほしいと考えました。そこで注目したのが「国歌斉唱」です。強豪チームは試合前、涙を流しながら大きな声で国歌を歌い、自分たちを奮い立たせている。一方、日本チームは国歌が流れている間、下を向き、歌っていない選手もいた。ここに差があると、選手との話し合いの中で気が付いたんです。


荒木香織の経歴・略歴

荒木香織、あらき・かおり。日本のメンタルコーチ、スポーツ科学博士。「園田学園女子大学人間健康学部」教授。京都府出身。日本大学文理学部卒業、ノーザンアイオワ大学修了、ノースカロライナ大学グリーンズボロ校博士課程修了。園田学園女子大学人間健康学部教授、ラグビー日本代表メンタルコーチを務めた。

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