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能町光香の名言

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能町光香のプロフィール

能町光香、のうまち・みつか。日本の人材育成コンサルタント。青山学院大学文学部英米文学科卒業後、商社に勤務。オーストラリア・クイーンズランド大学大学院で教育学を専攻。帰国後、ティファニー、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ファイザー製薬、ノボノルディスクファーマなどの外資系企業日本法人で社長や重役の秘書を務めた。その後、人材育成コンサルタントとして本の執筆や企業研修を行った。

能町光香の名言 一覧

心がけるべき「コミュニケーションの習慣」は「相手を観察すること」。いくら世代が違っても、相手の感じ方や価値観を知れば、どう接するべきかの答えはおのずと見えてくる。


相手を観察し、タイプを把握しましょう。相手の望みに即したコミュニケーションが、信頼の源となる。


気配りできる人は、自分からは雄弁に話しません。相手が話しやすい雰囲気をつくります。相手の話、相手の時間をリスペクトしてくれる。


出世する人は、社内の小さなニーズに気づいて、貢献していく人。そのケアの積み重ねが上司や周囲の人の信頼を得て、大きなチャンスをもらえる。


気配り上手な人は、誰にでもフェアに接する。しかも、相手に自己重要感を与える会話を心がけている。


気配りとご機嫌とりは違うんです。恩着せがましい印象を与えずに、相手の感情に寄り添い、相手のニーズを見極めることにより、さりげない気遣いが大切。


仕事を速くすることは、それ自体が目的なのではありません。最終目的は、チームや組織の生産性を上げることです。人の視点に立ち、周囲と交流するのも、その目的に向けた行動です。


日頃からさまざまな相手と親しくなっておくと、一緒に仕事をするときの「頼みやすさ」が格段に違います。また関係を築けていれば、堅苦しい形式を踏む手間を省略できるのです。


部署や部門を越えた知り合いを増やしましょう。同期会の幹事を務める、同好会やクラブを立ち上げて参加者を募るなど、社内の交流を意識的に増やすこと。そこで普段接しない部署の人と積極的に関わり、仲良くなっておくのです。そうすることで、「わからないことを聞ける相手」が増えるでしょう。こうした人脈は、守備範囲外の出来事や予想外のトラブルに遭遇したときの助けとなります。


外資系企業では、外国人社長と日本人役員とのあいだにギャップが生じることがしばしばあります。この小さなズレを放置すると、やがて部門間の対立など、大きな溝に発展することにもなりかねません。それを防ぐには、やはり対話が一番です。


一番もどかしいのは、承認待ちの時間です。上司の承認ひとつで何百人もの社員が一斉に動き始める準備ができている。そのサインをもらわなくてはならないのに、上司は多忙でなかなかつかまらない……という場面を、私もこれまで何度も経験しました。ここを切り抜けるにはいくつかコツがあります。私が行なっていたのは、「緊急の場合は椅子の上に赤いファイルを置く」という方法でした。こうすれば座る前に手に取らざるを得ませんし、口頭で話しかけられる煩わしさも比較的少なくて済みます。これは、一般的な上司と部下のコミュニケーションとしてはやや常識外れと映るかもしれません。でも、それを「特別なルール」として合意していれば、失礼にはなりません。


誰かがデスクから声をかけてきて「相談があるんだけど、あとで時間くれる?」と言われる場面がよくありますね。実はこの瞬間も、仕事を速くするチャンスです。声をかけてくるということは、その人はいまなら時間があり、かつその案件について考えているということ。つまり、ちょうどいいタイミングなのです。ならば「いまここで話しますか?」と答えてしまえば話が早い。内容によっては即決も可能です。


「7日後までに書類作成を頼む」と言われた場合。ここで多くの人は、自分の予定を頭に浮かべて「7日後までにこう動こう」と考えるでしょう。でもそれを180度転換し、依頼した相手の予定を先読みすることが大切です。相手がその日から数日間出張だとしたら、移動中は時間があるはず。この間に大枠を作ってメールしてOKをもらっておけば、出張終了後すぐに、完成したものを渡せる。結果、期限より早く提出できるというわけです。相手が時間を有効活用できる状態をこちらから作り出せば、仕事は速く回るものなのです。


仕事の速さとは、言い換えれば「先読み力」。今後発生することを予測し、それに合わせて動くことです。そのために不可欠なのは、時間の捉え方を変えることです。自分の予定・自分の時間を中心に考えるのではなく、「相手の時間」をリスペクトし、それを基準に動く姿勢が大事なのです。


断ることは悪いことではありません。断るときはキッパリと断るほうが、相手にとってわかりやすいですし、裏表のない姿勢が、信頼関係を構築するきっかけになります。プロとして仕事をするにあたっては「断る」ことが不可欠だということをぜひ、意識してほしいと思います。


自分がやるべき仕事は何かを常に意識すること。「プロとしてその仕事をまっとうできるか」という視点を持っていれば、自分にとって二の次や三の次の仕事はキッパリ断れるはずです。むしろ「他の仕事を断ってでも、自分のやるべき仕事を優先させる人」という信頼も得られます。


以前、私が留学していたオーストラリアでは、先生が生徒に対して「私はあなたたちを誇りに思う」という言葉をよくかけていました。私がかつて秘書として働いていた外資系企業でも、外国人上司が部下に対して同じ言葉を使っていました。普段からこのような言葉をかけられていれば、人の顔色をうかがうような生き方はしなくなります。


製薬会社で働いていた時は、お医者さんを訪問することが多かったので、各病院を回る際に地雷を踏まないよう、自分なりの「NGトーク集」を作っていました。また、院長の性格や病院が力を入れている治療法、病院と病院の力関係を把握し、売り込みのタイミングを見計らうようにしていました。


人に嫌われたくないという人は、「コミュニケーションはあくまで手段」と割り切ってしまいましょう。仕事上の関係構築は成果を上げるための手段。「嫌われることもあって当たり前」という覚悟を持つべき。


コミュニケーションには「こんなときにはこうすべし」といった「正解」はありません。相手のニーズ、周囲の状況、そして自分の見解。各場面で異なるそれらの情報を瞬時にすり合わせ、ベストと思われる答えを出す。コミュニケーションとは、そうした判断の連続です。


上司に対しても、相手を観察し、その人となりを把握する。とくに、「どのようなコミュニケーションを好むのか」を知ることが重要。「報連相が大事」とはよく言われることですが、その方法は、上司がどんなコミュニケーションを好むかによって変わるからです。


自分がこんなにしてあげたのに、と思う時点で気配りではありません。ただの自己満足です。相手ありきの気持ちで貢献してこそ、いつの日かミラクルのようなテイクがあるものですよ。


部下の提案に対して却下するときは必ずフォローしましょう。「いまは無理だけど、状況が変わったら、また同じ提案をしてかまわないからね」と付け加えるから、相手にも決して否定された印象が残りません。


マネジメントとコントロールは違います。コントロールする上司は、部下に自分のやり方を押し付けてくる。ミスに対して責めます。でもマネジメントする上司は、失敗の当事者を責めたりしません。問題の抽出や検証はしますが、責められないので部下も正直に事実を報告しやすいんです。


毎朝オフィスに足を踏み入れたときに「挨拶」と「観察」を忘れないことも大事です。一人ひとりと言葉を交わし、表情を確認しましょう。仕事が問題なく進められているか、困っていることはないかを見て取り、必要に応じて「最近調子どう?」と声をかけましょう。「あなたをきちんと見ています」という態度は、必ず相手の心に響きます。


周囲に「仕事のしやすさ」を提供していくことも評価される人に共通する大事な一要素。周囲の人が気持ちよく働ける環境を作り出す=「心に訴える」アプローチが不可欠です。


上司と定期的に目標設定の時間を持つ、報告や連絡の際はその延長として自分の課題や改善すべき点を指摘してもらう、といった方法を積極的に取りましょう。上司はそうした果敢さを持つ部下を歓迎します。部下が何を考え、どんな目標を持っているかを知ることで、組織にどう役立ってもらうかを判断できるからです。


評価が高い人に共通しているのは、評価を「成長のツール」と見なしていることです。自分をより輝かせるための「チャンス」と考えて高く目標を定め、力を尽くす姿勢が大事です。


ビジネスパートナーとしていい人間関係を築き、お互いに最高の結果を出すために、相手のことを知り、自分のことを知ってもらうには、一緒に食事をするのが一番です。


接待における最高のおもてなしは、大事なお客様が「楽しくて快適な時間を過ごせたな」と感じていただけるかどうかです。相手にいい印象を残さなくては、信頼関係も築けませんし、仕事にもつながりません。ですから、接待で最も大切なのは相手をリスペクトし、自分たちが何をすれば相手が快適な時間を過ごせるかを考え、行動することです。


接待に慣れた方や外国の方をおもてなしするときは、定番のお店から離れ、少し趣向を凝らしたお店が好まれることもあります。以前、外国の方を接待した際、忍者がコンセプトのお店にお連れしたときは大変喜んでいただきました。接待なのであまりにチープなお店は避けたほうが良いですが、どんなお店にお連れすればその方が喜んでいただけるかを考え、お店を選択することが大切です。


お店選びは、直前にインターネットで探す程度では限度があります。日頃からアンテナを張ってお店を探して、多少のわがままも聞いてもらえるお店のレパートリーを持っていると、いざという時に大変役に立ちます。


接待のお店選びをするときに、お店のリサーチをしておくことが大切です。私は以前、会社の移転でオフィスが移った際、新オフィス近くの目ぼしいレストラン20~30件にアポイントを入れ、「今後、接待で使わせていただくかもしれない」という旨を伝え、店内を見せていただいたことがあります。外国の方の場合、料理がおいしくても空間が狭いと苦痛になってしまうことがあります。接待の内容や相手によっては、個室よりも開放感のあるところをパーテーションで仕切っていただくほうが良い場合もあるので、そういったことが可能か事前に確認しておくのです。もちろん、お店の方と面識ができることでその後のやり取りがしやすいという利点もあります。


いわゆる日本流の接待には、お金をかけたり、二次会、三次会と長時間接待したりすることが良いとされる概念があるようです。しかし、お金をかければいいといった考え方の接待をしていると、仕事の実力ではなく、単なる資本力の差で商談が決まってしまうことになりかねません。ビジネスパートナーとしての人間関係を深めることもできないでしょう。相手の人となりを知ることを目的とした外資系の接待に、学ぶことが多いのではないでしょうか。


海外では立場に関係なく相手の仕事を尊重する姿勢があります。たとえば、秘書と役員の間柄で言えば、立場は違っても、互いにプロフェッショナルとして仕事をしているという意味では対等です。互いに一流の仕事をまっとうするために、プロフェッショナルとして不本意な要求を断ることは当然。そのような認識があるため、断りやすいのです。


製薬会社時代、他社製品をメインにしている病院もあり、相手によっては自社製品を押すのになかなかいい間がつかめない場面もありました。そんな時はまず相手の治療法をほめ、持ち上げる。そして気分がいい状態の時に、最後に自社製品の紹介をする。押すのではなく、あくまで紹介レベルにとどめます。売り込みすぎると雰囲気が悪くなりますが、「こういうメリットのある製品もあります」くらいにしておくと、雰囲気は悪くなりません。また、自社製品をひいきにしているところであれば、「ぜひ先生に使ってほしい」と、一気に商品の説明をする。このように場に応じて話の持っていき方を変えれば、空気がズレるということがなくなります。


まずは相手に興味を持ち、「なぜ、この人はこういうことを言うのだろうか」と観察し、考える癖をつける。それを踏まえ、接し方を変えてみましょう。たとえば、部下の失敗に対し、「なぜそんなことをしたんだ!」と頭ごなしに叱ってしまっていたとしたら、「その選択をした理由はなんだったの?」と聞くようにする。前者は一見、原因を聞いているように思えますが、実際には頭ごなしに叱責しているだけ。そうではなく、「なぜ部下は失敗してしまったのだろうか」と本当に興味を持って聞いてみることが大事。


まずは、断れない人にありがちな考え方を捨てること。それは次のような考え方です。

  1. 「どうせ私なんて……」という自己否定感。
  2. 「好かれないといけない」という八方美人な態度。
  3. 「争いたくない」という平和主義。
  4. 「いい人でいたい」という自己犠牲。
  5. 「好き嫌い」にとらわれる視野の狭さ。
  6. 「みんないい人」と思いたい性善説。

これらの6つの考え方を捨てることが、キッパリと断るための第一歩です。


「相手の気持ちを慮る」「相手の気持ちを大切にする」といった日本人独特の優しさも、ハッキリ断ることへの苦手意識を生み出している原因かもしれません。「NO」と言えずに受け入れてしまう背景には、「何事も穏便に済ませたい」と考える日本人ならではの感覚が影響しているとも言えます。一方、欧米の人たちが臆せず「NO」と言えるのは、日本社会に比べて自分を尊ぶ文化であるからです。


誤解されずにうまく断るポイント。

  1. 「なるべく早めに断る」。時間が経てば経つほど、断りにくくなる。
  2. 「余計な言い訳はしない」。余計な言い訳はかえって相手の感情を逆なでする原因になりかねません。シンプルに断るのがベスト。
  3. 「断る理由を述べる」。理由がないと、「なぜ断られたのだろう」と相手を悶々とした気持ちにさせてしまいます。明確な理由を一つか二つ挙げるとよいでしょう。

以上の3つのポイントを押さえたうえで、日本人の美徳でもある「相手を慮る気持ち」を意識してみると、コミュニケーションに奥行きが生まれてきます。


なかなか断れない仕事もあります。とくに「緊急でお願い」と頼まれると、どうしてもやらねばならないと思いがち。ただ、この「緊急」という言葉に惑わされてはいけません。本当に緊急でなければならない仕事は案外少ないものだからです。まずは、そのあたりを確認すべきでしょう。たとえば、ある仕事に取り組んでいるときに、「緊急でお願い」と別の仕事を頼まれたとします。そこで、「いまはこの仕事で手が一杯ですが、4時からであれば取り掛かれます。5時までお時間いただけますか?」などと交渉すると、「それで問題ないよ」と締め切りが延びる場合が多いのです。今やらなければならないことを中断して仕事を引き受けてしまうと、集中力が途切れて、元の仕事に戻ったときに倍以上の時間がかかります。「緊急」という言葉に惑わされず、断るべきときはキッパリと断る。そうしないと、自分のエネルギーを無駄遣いすることになります。


人に頼られるまま仕事を引き受けたり、誘われるまま飲み会に参加する。本当は断りたいのに断れずに相手に合わせてしまう。そんな人に共通する特徴は、他人を基準にした生き方をしていること。もっと言えば、自分を大切にしていないのです。その結果、自分の仕事や時間を犠牲にしてまで、相手の事情を優先してしまいます。自分の価値基準に従って物事を判断していれば、やるべきことがハッキリしているため、不本意な要求をキッパリと断ることができるはず。一流のリーダーは、むやみに仕事を引き受けたり、飲み会に参加したりすることはありません。


能町光香の経歴・略歴

能町光香、のうまち・みつか。日本の人材育成コンサルタント。青山学院大学文学部英米文学科卒業後、商社に勤務。オーストラリア・クイーンズランド大学大学院で教育学を専攻。帰国後、ティファニー、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ファイザー製薬、ノボノルディスクファーマなどの外資系企業日本法人で社長や重役の秘書を務めた。その後、人材育成コンサルタントとして本の執筆や企業研修を行った。