築山節の名言

築山節のプロフィール

築山節、つきやま・たかし。日本の医学博士。愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、財団法人河野臨床医学研究所附属第三北品川病院長を経て、同財団理事長。医学博士。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わる。主な著書に『脳が冴える15の習慣』『脳と気持ちの整理術』『フリーズする脳』『ボケを防ぐための脳機能トレーニング』など。

築山節の名言 一覧

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脳の集中力が続くのは15分程度。人は同じことをやっていると飽きるか、集中力が下がるかのどちらか。こまぎれに違うことをしましょう。

築山節の名言|こまぎれに違うことをしよう


理性中枢(大脳皮質)に血液を送り込むことが冴えた頭にするポイント。そのためには、とにかく歩くのが手っ取り早い。「体が動けば頭も動く」と覚えておきましょう。

築山節の名言|体が動けば頭も動く


多くの仕事が舞い込んで、立ち止まってしまうと焦りの感情が発生してしまう。それを避けるには、すぐに行動に落とし込むこと。

築山節の名言|立ち止まらず、すぐに行動に落とし込む


整理しきれない情報に対して、脳は不安を感じる。書き出すという行為は、心が乱れる原因を見える化すること。不安というマイナス要素も、書くことで課題や目標といったヤル気に変わる。

築山節の名言|不安というマイナス要素も、書くことで課題や目標といったヤル気に変わる


午前中、脳がベストコンディションなのに、雑用で時間をつぶして、脳を疲れさせてしまうなんて、もったいない。

築山節の名言|午前中、雑用で時間をつぶして、脳を疲れさせてしまうなんて、もったいない


脳に適切に働いてもらうことで、脳の機能をアップさせることができる。むしろ脳を使わないと、どんどん錆びついてしまう。

築山節の名言|脳を使わないと、どんどん錆びついてしまう


決めた制限時間内に終わらなくても、時間内に区切りをつけて、仕事をまとめることが重要。この訓練で、締め切り内に仕事を終わらせる習慣が身に付きます。

築山節の名言|締め切り内に仕事を終わらせる習慣を身につけるための訓練



予定通り進まなくても、感情的になってはいけません。イライラしたり、怒ったりすれば、脳はフル稼働できず、仕事のクオリティも落ちます。ますます予定に支障をきたすだけです。

築山節の名言|イライラすると脳はフル稼働できず、仕事のクオリティも落ちる


自分一人の発想には限界がありますが、それを他人に伝えて一緒に考えてもらえば、限界が2倍に広がります。

築山節の名言|人に意見を求める利点


失敗を重ねながらなんとか生きてきた人は、「失敗しても大丈夫だったじゃないか」という実感を支えにすることができます。

築山節の名言|失敗を経験する利点


一流の進学校から名門大学に進み、有名企業に就職して順調に出世を重ね……といった、失敗を知らない人のほうがある意味大変でしょうね。一回の失敗で打ちのめされてしまう危険性がありますから。

築山節の名言|失敗を知らないことは危険


医者の世界では出身大学にこだわる人が多くて、学会などで他大学の先生に質問するなんてとんでもないと言う人もいます。でも、私は若い頃からどんどん他の大学の先輩研究者たちに質問しに行きました。「うちでこういう手術があるんですが、どうしたらいいでしょうか?」と聞くと、どの先生も快く教えてくれました。当然ですよね。より良い治療という同じ目的に向かっている仲間なのですから。

築山節の名言|聞きたいことは気後れしないで聞くことが大切


脳の回転数をさらに上げようと思ったときに有効な方法は、「これだけの仕事を何時までに終わらせよう」と時間制限を与えること。試験のように時間を制限されることで、回転数が上がります。通勤電車はそんな状況を作り出す最適な場所でしょう。

築山節の名言|脳の回転数を上げるために制限時間をつくる


脳に入る情報の8割は視覚から。毎朝同じ車両に乗るということは、いつも同じような環境にいるのと同じ。乗る車両を変えることで、目からの情報に変化をつければ、脳に活性や刺激を与えられる。

築山節の名言|目からの情報に変化をつければ、脳に活性や刺激を与えられる


学校の試験を思い出してみてください。60分間という時間制限があるからこそ、その時間内に問題が解ける。もし時間制限がなければ、同じ速度で問題を解くことは難しいはず。途中で何度も飽き飽きして、一日近くかかってしまうかもしれません。

築山節の名言|時間を制限する利点



他人の脳の力を借りてしまうのも頭のいい方法。一人悶々と悩みを溜め込んでいても脳が疲れるだけ。自分と同じくらいの能力、地位の人に思い切って打ち明けてみましょう。相手から思わぬ指摘が脳を刺激します。

築山節の名言|相談して他人の脳の力を借りる


歩くと脳が活性化する。さらに、帰りは脳を動かすためにも毎日同じルートを歩こう。目新しい風景がないので、目から新たな情報が入らない。すると、脳が今日起きた問題の整理をし始めます。

築山節の名言|歩くと脳が活性化する


歩けば、いやが上にも脳の働きは活性化します。私は数年前から、朝と昼食の前後に計2万歩が日課です。

築山節の名言|歩けば脳の働きは活性化する


新しい情報を仕入れると脳はそれに反応して、どんどん変化していきます。脳の回転数がアップするのです。

築山節の名言|脳の回転数を上げるには


患者さんによく言うんですが、人は、朝がきたら、違う人になるんですよ。脳と体は睡眠によって修復されます。少し大げさに言えば、生まれ変わる。その修復をよりよくするには、どうしたらいいか。それは、しっかり寝ること。人により長短の個人差はありますが、十分で上質な睡眠をとることで脳を休ませるのです。

築山節の名言|人は朝起きたら生まれ変わる


集中力の高い状態とは、脳の基本回転数が上がっている状態と言い換えることができます。脳の基本回転数とは、何か問題を解決すべきときに素早く的確な判断ができる脳の力量のことです。残念ながら脳の基本回転数を自分の意思で上げることはできません。私たちにできるのは、時間と仕事の量の関係を意識することだけです。つまり、「この仕事をこなすには、これだけの時間しかない」という状況を意識することによって、間接的に集中力を高めるしか方法がないのです。

築山節の名言・格言|集中力を高める方法


前頭葉は「選択」「判断」「系列化」という活動を行います。これはまさに部屋の片づけに必要な要素です。これを習慣づければ、前頭葉の活動が向上して、自ずと意欲もわいてきます。

築山節の名言・格言|部屋を片付けるとやる気が出てくる理由


何をやるにもやる気が出ないという人は、前頭葉のテクニック的な部分より、指示を出し続けられる基礎体力をつけることが重要でしょう。無気力に陥った人にぜひやってもらいたいのは、日々の雑用をしっかりとこなすことです。基本は身体のトレーニングと同じです。前頭葉も、毎日小さな仕事を確実に片づけていくことで、原始的な欲求に簡単に屈しない体力を身につけられます。

築山節の名言・格言|無気力に陥ったときの対処法


パソコンやテレビから新しい情報を得て、刺激を受けるという方法もありますが、情報の内容は変わっても、モニターに映し出された平面的な情報ばかりを見ていると、目の焦点が変わらないため、脳の変化はあまり起こりません。それより効果的なのは、目のフォーカス機能を使って立体的な情報をキャッチすることです。やはり外に出て、遠くのビル群や空に浮かぶ雲を見て目を動かしたほうがいいと思います。目の焦点をダイナミックに切り替えると、脳が急激な変化に対応しようとして思考にも柔軟さが出てきます。

築山節の名言・格言|思考を柔軟にするには、目の焦点をダイナミックに切り替える


仕事や勉強が計画通りに進まないときは、問題点を紙に書いて顕在化させる方法が有効です。人間の思考は各駅停車ですが、環境は快速電車です。なんとなく行き詰まりを感じ始めると、論理を一気に飛ばして、不安や面倒くささだけがどんどん膨らみ、それがやる気や集中力を奪っていきます。感情の快速電車を止めるには、問題点や解決までのプロセスを紙に書くことで、思考の世界に引き戻してあげればいいのです。問題点がスッキリすると、こんなつまらないことで悩んでいたのかとわかることが多いものです。

築山節の名言・格言|悩んだら問題点を紙に書きだすことから始める


記憶力を高めるには、出力の機会をなるべく多くつくることが大切です。出力の機会を増やしていけば、情報を入力するときにも「あの場面で話そう」という意識ができ、それが記憶の強化にもつながります。

築山節の名言・格言|記憶力を強化するには出力の機会を増やす


もし大きな問題が起きたとしても、闇の中で見えない敵と戦いよりも、紙などに書き出して見える化し、見える敵と相対したほうがずっと乗り越えやすいのではないでしょうか。

築山節の名言・格言|大きな問題が起きたら、紙に書いて具体化するといい


雑用が多すぎると、今度はそれが負担となってやる気が削がれる場合もあります。脳の負担を軽くするためには、雑用に関する選択や判断をルール化するといいでしょう。たとえば、「まだ読んでいない書類は一か所にまとめる」「読んで理解できた書類は捨てる」「理解できたが重要な書類はAの箱に、理解できなかったものはBの箱に」というように書類の整理について一定のルールをつくる。こうして作業を効率化すると、膨大な雑用に悩まされることも減るはずです。

築山節の名言・格言|雑用が多いときは、作業手順のルールをつくる


人の名前や会議の内容など、文字を目で追ったり話を聞いたりするだけでは記憶に残りにくく、書いたり話したりという出力を意識してようやく使える記憶になります。メールで何度も読んでいるはずの名前が思い出せないのも、そもそも口に出して発音していないからなのです。

築山節の名言・格言|人の名前を記憶するには、口に出して発音する


情報は、出力することを前提に入力しないと使える記憶になりません。漠然と街を歩いた後で、「何を見かけたか」と質問されても、簡単に思い出せないものです。しかし、同じ風景を見ていても、あらかじめ質問されることがわかっていれば、意識して情報を入力するため、記憶に残りやすくなります。

築山節の名言・格言|記憶力を鍛えるには、出力することを前提に生活する


メールで何度もやり取りしている間柄なにの、いざ会って話そうとすると、相手の名前が思い出せない。こんな失敗を何度か経験して、最近どうも物忘れが激しくなったと嘆いている人は多いかもしれません。しかし、物忘れがひどくなったと決めつけるのは早計です。実際は思い出す以前に、最初から記憶していないだけの場合が多いのです。

築山節の名言・格言|記憶力低下よりも、記憶しようとしていないことが原因かもしれない


散歩中にアイデアが浮かんだという話をよく聞きますが、あれも場所を変えたことで新しい情報が五感から次々と飛び込み、それに対応しようとして思考が変化したためです。

築山節の名言・格言|散歩中にアイデアが浮かぶ理由


アイデアや発想が浮かばないときの脳は、思考が固定されて堂々巡りをしている状態です。別の言い方をするなら、脳の同じ部分だけを繰り返し使っている状態ともいえます。発想を変えるには脳の別の部分を使えばいいのですが、「いつもと違う部分を働かせよう」と意識しても、脳は反応しません。脳を変化させるには、周りの環境を変えるしかありません。

築山節の名言・格言|アイデアを生みたいなら、周りの環境を変えること


取りかかるべき仕事があるのに面倒だと感じるのは、前頭葉の体力が落ちていることが原因と思われます。前頭葉は情報を組み合わせて思考や行動を組み立て、運動野を介して体に命令を出すという脳の中の司令塔の役割を果たしています。前頭葉の体力が低下して指示を出し続けられなくなると、面倒くさい、楽をしたいという脳の原始的な欲求に負けやすく、主体的に仕事に取組み意欲が湧きづらくなります。

築山節の名言・格言|面倒だと感じるのは、前頭葉の体力が低下しているからかもしれない


集中したくても、まわりの様子が気になったり、イライラが募って集中できないことがあります。これは思考系より感情系の機能が活発になっているからです。この場合は仕事をいったん中断し、脳に変化をつけるといいでしょう。別の場所で仕事をしたり、軽く体を動かせば、脳は環境変化への対応で精一杯になり、感情に構っていられなくなります。

築山節の名言・格言|集中できないときは、運動したり、仕事する場所を変えてみる


寝る前は体の真ん中に集まっている血液を体全体に行きわたらせることを心がけてください。入浴するとリラックスしてよく眠れるといわれるのも、手足を温めれば血管が開いて血行が良くなり、眠りに入りやすくなるためです。シャワーで済ませず、しっかりとお湯につかって体を温めるのがお勧めです。

築山節の名言・格言|夜にシャワーではなく、しっかりとお湯につかった方がいい理由


朝、脳を目覚めさせるときは、体を動かして脳に血液をめぐらせることをお勧めしますが、夜は逆です。脳に強い刺激を与えると、脳に血液が上がってきて頭が冴えてしまいます。夜9時以降の食事も控えた方がいいでしょう。食事をすると、胃の周辺に血液が集まるので、逆に手足が冷えてしまいます。

築山節の名言・格言|眠る前は脳に強い刺激を与えない


しっかりと睡眠をとるには、眠りに入りやすい脳の状態をつくることが肝心です。私がおすすめしているのは「入眠儀式」です。ベッドに入るまでの行動を毎晩繰り返せば、それが一種の自己催眠になり、眠りに入りやすくなります。

築山節の名言・格言|ベッドに入るまで決まった行動を毎晩繰り返す


睡眠不足は脳の敵です。脳は筋肉と同じで、使えば疲労がたまります。日中に蓄積された疲労は、十分な睡眠をとらないと回復されません。また、睡眠中も脳波活動を止めているのではなく、一時的な記憶を永続的な記憶に変換したり、思考の整理をして働いています。つまり睡眠が不足すると、疲労が取り除けないばかりか、記憶の定着や思考の整理といった脳の作業を妨げることになります。

築山節の名言・格言|睡眠不足は脳の作業を妨げる


朝の脳のウォーミングアップでとくにお勧めしたいのは、歩くことです。足を動かすための機能は、頭頂部に近いところにある脳領域が担っているため、歩くうちに血液が脳の高いところまで汲み上げられ、その結果、脳全体に血液がめぐりやすくなります。コースを変えると脳が変化に対応して、思考系も活発になります。

築山節の名言・格言|朝の散歩を勧める理由


生物の進化や人間の成長過程を見てもわかるように、人間の脳には思考系以前に感情系や運動系の機能が存在しています。人間は二足歩行をして、手を自由に操り、口を使って言葉を話すことができるようになって、はじめて高度な思考力を発揮させてきました。一日の過程も同じで、まず運動系の機能を十分に動かすことが、思考系の活性化に役立つのです。

築山節の名言・格言|脳の運動系を十分動かすことで、思考系を活性化させる


起床後は、脳のウォーミングアップが必要です。起きてから脳が活発に動くまで約2時間かかりますが、ボーっと座っているだけだと、さらに時間を要してしまいます。脳のウォーミングアップというと、単純な計算問題を解いたり、新聞のコラムを読むなど思考系を活性化することを考える人も多いかもしれませんが、脳の準備運動として効果的なのは、足・手・口といった運動系を意識して動かすことです。

築山節の名言・格言|朝の脳のウォーミングアップは体を動かすことから


脳のためには朝一定の時間に起き、太陽の光を浴びることが大切です。人間の脳は24時間同じ性能を発揮できるのではなく、働きたい時間と休みたい時間を周期的に繰り返しています。その周期と生活のリズムが合わないと、時差ボケと同じ状態が一日中続くことになります。生活のリズムが不安定な人は要注意です。

築山節の名言・格言|朝は太陽の光を浴び時差ボケを直す


記憶や後天的に獲得した能力は、時間の経過とともに失われてゆきます。ですから、得た知識を必要なときに使えるようにするには、継続的に情報をインプットし続け、話すための訓練も続ける必要があります。

築山節の名言・格言|継続的に情報をインプットする


本の内容を本当に身につけようと思えば、それを実際に使ってみることです。私の場合、難解な専門書などは読んだだけでは理解が十分でなくても、実際に患者さんと話してみることでわかってくることもあります。

築山節の名言・格言|本の内容を実際に使ってみる


まとまった時間を読書のためにつくるのは難しいという人も多いでしょう。せいぜい帰宅後、寝るまでに1、2時間を読書に割けるかどうか。それならむしろ、仕事と仕事の合間や移動時間など、ちょっと手が空いたときに本を読み、その都度内容を簡単にまとめておくのが効率のいい読書法です。読もうと思った本は買って手元に置き、付箋も常に携帯していると便利です。

築山節の名言・格言|合間合間の読書法


読む本の内容をしっかり記憶するためには「意味づけ」も有効です。人間は子供のうちは単純な情報でも記憶できますが、年齢を重ねると意味のない情報は記憶することが難しくなります。そこで本も漫然と読むのではなく、自分がいま持っている目標を意識し、それと関連付けながら読むのです。

築山節の名言・格言|意味づけが記憶定着の役に立つ


一冊の本を最初に読み終えたとき、脳内に残っている情報はほんの雫程度にすぎません。しかし繰り返し入力するうちに記憶の点が線になり、網目を形成するようになります。こうして自分が自由に使える情報になってゆくのです。

築山節の名言・格言|繰り返し入力することで記憶に定着化する


情報は一度入力したぐらいでは、記憶として定着しません。自分が使えるレベルまで脳に刻み込むためには、最初の入力の残像がまだ残っている状態で繰り返し入力する必要があるのです。繰り返し入力するといっても、同じ本を読み返すのでは非効率です。そこで私は本を読む際、その本のキーワードは何かと考え、付箋を貼ったり線を引いておいて、キーワードをパソコンに記録しています。それを印刷し、キーワードだけ何度も読み返すのです。

築山節の名言・格言|読んだ本の内容を記憶に定着させるには


本を読むのは大切なことですが、読むという行為には落とし穴もあります。それは、「読んだだけでわかった気になってしまう」ということです。とくに視覚から入ってきた情報はその傾向が強いので気を付けてください。本に書かれている内容は、他人の頭の中にある情報です。それを自分のものにするためには、読んだものを記憶し、自分なりに整理する作業が必要になります。

築山節の名言・格言|本を読むときの落とし穴



話すことは記憶の確認作業になる。脳を活発にするためにもっといいのは、他部署や異業種の人を話し相手に選ぶこと。普段使う業界用語も通じないので説明する必要があります。それが脳に強く定着し、記憶となる。

築山節の名言|話すことは記憶の確認作業になる


メールの整理や、資料や書類の整理などは、頭を使わないので、いつやってもかかる時間はそう変わりません。だから脳のエンジンがかかる前、もしくは疲れて集中力が落ちてきたときに片づけるほうが効率的。脳が本調子になる前なら、よい準備運動になります。

築山節の名言|頭を使わない雑用は、脳のエンジンがかかる前、もしくは疲れて集中力が落ちてきたとき


「とにかく終わるまでやる」という気持ちでは、ダラダラ作業になりがちで、効率が悪く、気づいたらいつの間にか午後9時……なんてことになりがち。制限時間を決めれば、その緊張感で集中しやすく、必死で終わらせようと頑張れます。

築山節の名言|制限時間を決めれば、その緊張感で集中しやすく、必死で終わらせようと頑張れる


50分集中したら10分間休むペースをお勧めします。デスクワークが長時間続くと眼精疲労、頭痛、肩こりなどの不快症状で、脳の働きがさまたげられてしまいます。

築山節の名言|50分集中したら10分間休む


疲れてきたら「ボーッとする時間」を作ってください。新しい情報の入力や分析などの作業で、脳を稼働させ続けると、負荷がかかります。情報を整理する時間を与えてあげないと、集中力も処理能力も落ちます。

築山節の名言|情報を整理する時間を脳に与えてあげないと、集中力も処理能力も落ちる


脳は1日の中で、時間によって得意な仕事が変わる。午前中は論理脳です。物事を理解し、分析する能力が高い。夜、眠っているうちに脳の疲れが取れ、メンテナンスされてスッキリした状態になるからです。

築山節の名言|脳は時間によって得意な仕事が変わる


午前中と夕方、脳には1日2回のゴールデンタイムがあります。このゴールデンタイムを逃さず、1日で最も困難な仕事を当てはめれば、効率はグッと上がります。人や職種によって異なるでしょうが、高度な理解力や判断力が必要な仕事、ミスできない計算や文書作成、重要な交渉事などがそうですね。

築山節の名言|脳には1日2回のゴールデンタイムがある


研究であろうがビジネスであろうが、自分が何をやっているのか、何をしたいのかを明確にして、批判があれば受けるという責任ある態度で話していれば、みんなが助けてくれます。それが人間の社会だと私は思います。

築山節の名言|みんなに助けてもらえる人の特徴


批判されたときはチャンスです。学会で研究成果を発表すると、「お前の研究はくだらない」と批判されることがよくありました。そこで私は相手の懐に入っていく。「どうしてくだらないんですか?」と、批判した人に質問するのです。すると、さらに事細かに文句を言われます。そこで反発せず、謙虚に聞いていると、「わかった、じゃあ教えてやるからうちに来い」と言ってもらえたりします。これも当然で、批判する側にはどうしてダメなのかを説明する責任があります。批判から逃げずに耳を傾ければ、もっと良いやり方を教えてもらえるのです。

築山節の名言|批判から逃げずに耳を傾ければ、もっと良いやり方を教えてもらえる


30代に入ったら、「人間は多方面で同時に頑張ることはできない」と割り切りましょう。限られた脳が冴える時間帯は、本当に大事なことに割くしかないのです。

築山節の名言|人間は多方面で同時に頑張ることはできないと割り切ることが大切


最低限責任を果たせばいい仕事に、脳が冴えている時間帯を使う必要はありません。脳が最大のパフオーマンスを発揮する時間帯は、自分がやりたい仕事、自分が伸ばしたい能力のトレーニングに使うようにするのです。そうやって自分を成長させたほうが、結局は会社の利益にもつながるわけですから。

築山節の名言|脳が冴える時間帯には自分がやりたい仕事を


脳が冴える時間帯は貴重ですから、有効に活用するようにしましょう。語弊があるかもしれませんが、会社の都合よりも自分の都合に合わせて、この貴重な時間を使うべきだと私は思います。

築山節の名言|脳が冴える時間帯は貴重な時間


脳が冴えるのは1日に2回くらい。1回につき、最大2時間くらいです。いつそのタイミングが来るかは人それぞれなので、自分の脳が冴えている時間帯を把握して、そこで集中して考える仕事をするようにします。

築山節の名言|自分の脳が冴えている時間帯を把握して活用することが大切


忙しいと毎日同じ時間に寝るわけにはいかないでしょうが、大事なのは、同じ時間に起きることです。平日の疲れがあって土日は遅くまで寝ているという人も多いでしょうが、これはいけません。人間の身体には時計が付いています。いつもは6時に起きている人が休日は9時まで寝ているとすると、この時計が3時間、後ろにズレてしまいます。すると、9時に起きる体内のリズムのままで、月曜日にはまた6時に起きなくてはいけない。だから週明けは会社に行きたくなくなるし、頭が働かないのです。そうならないために、休日でもいつもどおりの時間に起きること。休みたいなら、昼寝をしたほうがいいでしょう。

築山節の名言|就寝時間よりも起床時間を一定にすることが大切


忘れてはいけないのは、ずっと頭を使い続けることはできないということです。人間の脳が冴えている時間には限りがあって、どんなに優秀な人でも、ずっと考えていればバカになります(笑)。つまり、寝ないで仕事をしたら頭は冴えないということ。365日、脳をちゃんと働かせようと思うなら、一晩徹夜して多少仕事を進めても意味がない。きちんと寝て、規則正しく起きることが大切です。

築山節の名言|寝ないで仕事をしたら頭は冴えない


これまでの人生を振り返ってください。たくさん失敗してきたはずです。でも、ちゃんと生き延びているでしょう(笑)。私も決して優等生ではなかったし、研究者としても批判されてばかりでしたが、これまでやって来られました。

築山節の名言|失敗しても生き延びられる


何度もやったことがある仕事なら考えなくてもできます。だいたい1万時間も仕事をすれば一人前にはなります。ただ、それはサッカーで言えば試合に出られる選手になったというだけのことで、ゴールを決められるかはまた別の問題です。

築山節の名言|一人前になることと結果を出せるかどうかは別問題


考える必要が出てくるのは、教えてもらって仕事をする段階を脱したとき。たとえば営業なら、これまでに担当したことのない業種の顧客を新規開拓するときは、自分でやり方を考えるしかありません。そのとき、「これは成功するかどうか、ギリギリだな」と思いながらも、失敗を恐れないからこそ、自分で考えることができるのです。

築山節の名言|失敗を恐れないからこそ、自分で考えることができる


自分の頭で考えられる人とそれができない人の最大の違いは、実は、思考法とか頭の良し悪しではありません。失敗できるかどうかです。

築山節の名言|自分の頭で考えられるかどうかは失敗できるかどうか


パソコンを仕事の効率化ではなく、依存的に使うのが良くない。ネットサーフィンなど、明確な目的のない行為は単なる時間の浪費。結果的に様々な能力を衰えさせています。休憩時にはパソコンの前から離席したほうが能力の衰えを防げるでしょう。

築山節の名言|休憩時にはパソコンの前から離席したほうが能力の衰えを防げる


スマホの小さな画面で、小さな文字に集中すると、周囲に対する意識が低下します。日常的にそれを続けていれば、観察力もどんどん下がってしまうことに。スマホはもちろん、ネットでニュースを読むのは控えて紙の新聞を読むことをおすすめします。

築山節の名言|スマホの小さな画面で、小さな文字に集中すると、周囲に対する意識が低下する


作業の効率化のためにコピー&ペースト機能を使うことは悪くはない。しかし依存しすぎには注意。文章を考える力、記憶力といったこれまで培ってきた自己の機能を低下させてしまうことも。多少手間がかかっても、字を書くことが大切。

築山節の名言|多少手間がかかっても、字を書くことが大切


手・足・口をよく使え! 手を動かすと脳の血流が活発になり前頭葉も使います。足を動かせば脳に必要な酸素やブドウ糖が行き渡る。言葉を口から出力し、会話する(聞く)ことは情報処理の行為です。そして目は適度に休める。これらの行為は脳を鍛え、仕事力をアップするのに必要不可欠。

築山節の名言|脳を鍛え、仕事力をアップするのに必要不可欠なこと


実は私も、記憶力にそれほど自信がないので、頭の整理ノートを長年持ち歩いています。そのノートはもう数十冊にもなります。人と雑談していて、気になる話があったり、ふとアイデアがわいてきたりしたら、それを個条書きでさっと書き留めるのです。キーワードだけでもいい。日付とともに、それを書き、夕食時に家族にその話を少しすれば再入力も完了。あとで読み返したときに、そのときの思いがよみがえってきやすいのです。

築山節の名言|記憶力に自信がなければ頭の整理ノートをつくる


朝の時間を有効に活用するキーワードは、「手・口・足を動かせ」です。朝の脳はぼんやりしています。覚醒度は低い。そこで、起床後2時間、脳の運動系と呼ばれる機能を使うことでウォーミングアップをするのです。ウォーキング、部屋の片付け、朝ごはんづくり、家庭菜園、ゴミ出し、丁寧な歯磨き・洗顔など、ごく簡単にできることはたくさんあります。

築山節の名言|朝は手・口・足を動かせ


小学生の子供たちが元気な理由、わかりますか? 大人みたいにお酒飲んだり、暴飲暴食したりしないということもありますが、それよりもよく遊んで体を動かして早寝早起きするというシンプルな生活サイクルを守っているということが最大の要因なんですよ。

築山節の名言|子供が元気な理由


人の行動と脳の働きは連動しています。ふつうは何か面白い・楽しいことがあると笑うというプロセスですが、顔の筋肉などを笑顔の形にするとその信号が脳にフィードバックされ、面白い・楽しいと感じてしまう。脳も笑ってしまうんです。

築山節の名言|笑顔を作ると脳が楽しいと感じる


ウォーキングや散歩は決まりきったルートばかりを行くよりも、通ったことのないルートを行くと、より注意深くなり目をキョロキョロさせます。そのとき脳は見慣れぬ視覚情報を積極的に捉えようとしてフォーメーション全体がダイナミックに活動しています。その点、フィットネスジムでウォーキングやランニングをするのは、体力向上とストレス発散にはなっても、脳の活性化にはあまりつながらないといえるかもしれません。

築山節の名言|ウォーキングで脳を活性化させるコツ


人間の脳ってヘンなもので、小さな任務でも完了させると気持ちいいと感じるんです。簡単なことでも量的にこなせるとうれしい。それが自分への精神的なご褒美になって、脳のエンジンギアが一段も二段も上がって、その後の仕事がうんとはかどる。会社に到着して、机の上を整理整頓することも、同じように作業興奮による脳のパワーアップ作用が期待できます。

築山節の名言|朝に脳のエンジンギアを上げるには


遅くとも12時前に就寝し、6時間以上は寝る。そして、起床時間を一定にする。当たり前に思えるこの生活リズムをしっかり確立して、生活の原点をつくることが脳活動を安定化させるためにも大事です。朝時間のリズムを失うことは、強い言い方をすれば痴呆予備軍になるリスクがあると私は考えています。

築山節の名言|脳の活動を安定させるには


多くの人が侮ってしまうのは、朝の時間の過ごし方です。これが、脳に極めて大きな影響があるということをみな軽んじています。私の患者さんには大手企業の管理職の人や、キャリア官僚なども多いですが、彼らの主な訴えのひとつが、最近どうも頭が冴えないというもの。会議で人の話の要点をうまくつかめない、いいアイデアが浮かばない、と。診察すると、特に健康状態に問題はないのですが、残業などで帰宅時間は一定ではなく、そのため起床時間も一定していないことが目立つ。ぎりぎりまで寝て、タクシーで会社へ行く人さえいます。それでは頭が冴えないのも無理はありません。だから、そういう人には病気ではなくても、早起きして朝一番に病院に来るよう仕向けることもあります。

築山節の名言|朝時間の過ごし方は大切


仕事というものは、そう簡単に成果が出ませんが、副業では小さな成功体験を積むことができます。それが自信になってヤル気が上がり、脳が活性化する面もあると思います。

築山節の名言|副業で小さな成功体験を積む利点


文字を黙読するだけでは、情報が目から脳に入力されただけで終わりです。でも、音読は、その入力した情報を音声によって出力し、自分の耳で再度入力することができます。視覚情報、聴覚情報を処理し、しゃべる能力も向上するので、プレゼンの練習にもってこいです。新聞などを毎朝音読すれば、脳内の回路が刺激され、情報の理解力や、表現力が上がります。勉強や暗記のときも、音読すれば効果的。

築山節の名言|音読は効果的


多くの現代人が脳に関して最も誤解している点だと思いますが、脳の理性中枢(大脳皮質)を活性化させるために必要なのは、体の運動です。足、手、目を意識的に動かすことが理性中枢を目覚めさせることにつながります。だから、朝はなるべく歩いて電車に乗るようにする。また、電車内では視覚、聴覚、触覚と脳のいろんな部分を使うのが大切です。

築山節の名言|脳の理性中枢を活性化させるために必要なのは、体の運動


ちょっと生活習慣を変えるだけで脳は活性化して、瞬発力がつきます。朝起きて声を出す、会社で雑談する……。そんな簡単なことでOK。だから頭の回転を速くすることは、誰でも可能なのです。勤務中は誰ともしゃべらず集中しっぱなしで、一心不乱に頑張っている人がいるとします。一見するとマジメで優秀だと思いますが、じつはこれだと脳の瞬発力は落ちるばかりで、成果は伴いません。それよりは、「少しふまじめ」で「おしゃべり」な「忘れっぽい」人ほど、ビジネスの世界ではアイデアマンで優秀だったりします。

築山節の名言|「少しふまじめ」で「おしゃべり」な「忘れっぽい」人ほど、ビジネスの世界ではアイデアマンで優秀だったりする


周囲のせいでイライラしたり、落ち込んだり、緊張したり……、人によって現れる心の動揺は異なります。いくら普段の仕事の能力が高くても、心が動揺すれば、いつもの自分のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。

築山節の名言|いくら普段の仕事の能力が高くても、心が動揺すれば、いつもの自分のパフォーマンスを発揮できなくなってしまう


毎日「健康ノート」に予定、体重、血圧、歩数を記録しています。自分の生活と身体の状態は、意外と把握しづらいものです。頭で覚えていられるのは、せいぜい過去数日間の行動のみ。加えて記憶は、つい事実を自分の都合の良いように書き換えてしまうこともあるので、アテにならないのです。これから記録をつけ始める方は、起床・食事・就寝時間も書くのがおすすめです。私はすでに毎日同じタイミングが定着しているので書きませんが、睡眠と食事こそ生活リズムの基盤。この一定化から、まずは挑戦してください。

築山節の名言|睡眠と食事こそ生活リズムの基盤


脳の活動の「ピーク」を意識しましょう。そのピークがいつ来るのか、どれくらい持続するのかは、人によって違います。自分がこれまでに、複雑な仕事をして多くの成果を得たのはどんな時間帯だったかを振り返ることで、ある程度つかむことができます。わからない場合は、簡単な日々の記録を数週間つけてみると、「早朝は頭が冴える」「午前中に調子が良くなる」などの特徴がつかめるはずです。

築山節の名言|脳の活動の「ピーク」を意識しましょう


怒っている人を観察すると、何度も同じ言葉ばかり繰り返して言っていることに気づくでしょう。これは思考が堂々巡りになっていることの表われです。正確に物事を把握できず、知識や記憶にもバイアスがかかります。感情にとらわれそうなときは作業をストップして場所を変えたり、現状を紙に書き出したりして、理性を取り戻す工夫をしましょう。

築山節の名言|感情にとらわれそうなときの対処法


これまでは、人間が盛んに思考しているときは脳も活発に動いており、休息中は脳も休んでいる、と考えられてきました。ところが、ワシントン大学のM・レイクル教授らの最新研究ではそれと相反する結果が出ています。何もせず、ぼんやりしているときの脳の活動量は、活発に活動しているときとそう変わらない量であることがわかったのです。その間に脳が何をしているかと言うと、活動中の思考を整理し、次に何をすべきかを準備しているのだそうです。この働きを、「デフォルト・モード・ネットワーク」といいます。難しい問題を解こうと長時間悪戦苦闘してもムダだったのに、一晩眠って起きたら突然解決策がひらめいていた――ということを一度は経験したことがあるでしょう。これもデフォルト・モード・ネットワークの働きの結果だと考えられます。ですから、頭を使う作業は長時間続けず、疲れたら途中で切り上げること。そうすることで、肉体的・精神的には休みながらも、脳は自動的に思考を整理してくれるのです。

築山節の名言|頭を使う作業は長時間続けず、疲れたら途中で切り上げる


自分がこれまでどのような仕事をしてきて、何が得意かを振り返りましょう。比較的好きな業務や、人に頼られることなどがきっとあるはずです。そうした物事を、文書やデータに「まとめる」ことがまずはお勧め。自分の得意分野や専門分野を、平易に説明できるようにしておくのです。難しいことを易しく説明するのはなかなか難しいものです。その試行錯誤を繰り返す過程で自分自身の中でも理解が深まり、より精緻な記憶として定着させることができます。

築山節の名言|自分のやってきたことを文章にまとめてみる


従来の「丸暗記」的な記憶法は、今後の時代にどれだけ役立つでしょうか。現在、たいていの情報や知識はネット検索で即座に呼び出すことができます。分厚い辞書や何冊もの百科事典の情報を、スマートフォンにそっくり入れられる時代でもあります。たくさん覚えることのできる人が「賢い」と言われた時代は終わりつつあります。脳は、辛い丸暗記作業から解放されつつある、とも言えます。つまるところ「記憶」という概念の意味そのものが変化しているのです。これまで丸暗記に使っていた脳の働きを、これからは別のことに活用すべきです。「経験の蓄積」という名の記憶を、具体的行動に結びつけることが大切です。

築山節の名言|たくさん覚えることのできる人が「賢い」と言われた時代は終わりつつある


同時並行的な業務をさばくスキルや、目的到達までの迅速性、難題を解決するタフネスと発想力、即時の適切な判断力、それらの能力は記憶と分かちがたく結びついているものです。適切な選択に最短で到達する力は、「本人の経験」という記憶の蓄積に立脚するものだからです。これからの時代、記憶はこのように、選択の精度を高めるために使われるべきものだと私は考えています。そう考えると、年齢を重ねることはむしろ「強み」になり得るのです。

築山節の名言|これからの時代の記憶の使い方


脳を冴えさせるためには、ボーッとする時間も必要。私たちの脳は無限に使えるわけではありません。機械ではないので、どこかで情報を整理する時間が必要。そうでなければ情報が頭に入らず、溢れてしまいます。徹夜をしたらだんだん頭が働かなくなるでしょう? 休息を与えてやることも、翌朝に脳を冴えさせるための秘訣なのです。会社帰りに一人カラオケに行って、歌を歌わずにぼーっとする時間を作るという人もいましたね。とてもいいことだと思います。なかなか一人きりになる時間がないという人は、帰りの電車を使ってみればいいでしょう。

築山節の名言|脳を冴えさせるためには、ボーッとする時間も必要


昔は知識人といえば知識量の多い人を指していましたが、今はネットで調べれば多くのことがわかる。記憶力もパソコンが補ってくれるし、計算力もほとんど必要ないでしょう。大切なのは、分析力や創造力。記憶や計算は機械に任せてしまえばいいのです。

築山節の名言|記憶や計算は機械に任せてしまえばいい


人間の脳は、3層構造になっています。1番目は脳幹で、これは呼吸や心臓の鼓動、体温調節といった「生命維持に関連する中枢」。2番目は大脳辺縁系という「感情の中枢」になります。そして3番目の大脳皮質が「理性の中枢」。この理性の中枢こそが、仕事に必要な脳といえます。仕事がスムーズにできるよう頭を回転させるためには、この理性の中枢を起こすことが重要。脳は1番、2番、3番という順番でしか目覚めることができません。まず規則正しい生活をして、毎朝きちんと脳幹が起きるようにする。これが大前提。続いて感情中枢が目覚めるので、そこから理性中枢に血液を送ることがポイントです。

築山節の名言|まず規則正しい生活をして、毎朝きちんと脳幹が起きるようにする


朝起きて頭が冴えているという人は絶対にいません。目が覚めた段階で真っ先に思うのは、もっと寝たいということ。そんな状態から、仕事ができる頭に持っていくためには、脳の回転数を上げる必要があります。「今度は何が来るのかと予測すること」は、人間の脳の基本です。逆にいえば、意識的に予測をすれば脳の回転数を上げることができます。朝から車内で観察をしながら、いろいろな予測をしてみる。これが脳を刺激する一番簡単な方法でしょう。

築山節の名言|意識的に予測をすれば脳の回転数を上げることができる


脳は筋肉と同じで、鍛えれば鍛えるほど冴えてくるんです。さらに、年を重ねたほうがたくさんの知識や経験があるから、脳の土台はできあがっていて、物事の先読みをすることもできますよね。だから、生活習慣を変えて、脳の瞬発力をつけることさえできれば、短い時間で思考をまとめられ、アイデアがどんどん口をついて出てくるようになります。いまから逆転可能ですよ。

築山節の名言|脳は鍛えれば鍛えるほど冴えてくる


築山節の経歴・略歴

築山節、つきやま・たかし。日本の医学博士。愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、財団法人河野臨床医学研究所附属第三北品川病院長を経て、同財団理事長。医学博士。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わる。主な著書に『脳が冴える15の習慣』『脳と気持ちの整理術』『フリーズする脳』『ボケを防ぐための脳機能トレーニング』など。


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