竹内薫の名言

竹内薫のプロフィール

竹内薫、たけうち・かおる。日本のサイエンスライター。東京出身。東京大学教養学部教養学科卒業(科学史・科学哲学専攻)、東京大学理学部物理学科卒業、マギル大学大学院博士課程修了(理学博士 Ph.D. 高エネルギー物理学専攻)後、成城大学で非常勤講師をしながらサイエンスライターとして活動。その後、幅広い科学ジャンルについての書籍を出版。東京電力都市くらしとエネルギー研究会委員、千葉大学非常勤講師なども務めた。小説、エッセイの執筆やテレビ・ラジオ出演者としても活躍。

竹内薫の名言 一覧

天才の人生から分かるのは、独創的な仕事をするにはリミッターを外さなければならないということ。「こんなことをしたら、他人はどう思うか」という迷いを振り切る瞬間が必要。

人生、何が功を奏するかわかりません。皆さんも、少し気に入らないことがあっても、感情に任せて、怒らないほうがいいですよ。

嫌な目にあっても、相手をとがめない。相手は良かれと思ってしていることもある。すぐに怒って関係を断つのはもったいない。

前例や常識をとっぱらって、あらゆる角度から仮説を立てるぐらいでないと新しいものは生み出せない。

当時、定説だった天動説に対して、天文学の父・ガリレオは「じつは動いているのは地面では?」という斬新な仮説を立て、地動説を打ち立てたように、仮説思考は新しいものを生み出すには不可欠。

潜在能力を引き出すという意味でも、自分の考えや能力を正しく相手に伝える表現法を考案すべき。そのためには、本をたくさん読むこと。とくに小説は、様々な感情のモデルケースが書かれていますからね。

ツイッターには思考力を磨くヒントがある。多くの人からフォローされ、リツイートされているコメントは、他とどう違うのか? また、自分がそうしてもらうためにはどうすればいいのか? これらを考えることが思考力の鍛錬につながります。

「オレは理系だから……」会話が苦手だと公言したり、「僕は文系なので……」数字を見るのもイヤという人はたしかに多い。けれど、真に優れた研究者は理系だけど会話が面白かったり、人文系の学者でも数値的な思考が根付いている。

本来、人間に文系も理系もありません。たとえ最先端の科学技術であっても、ブラックボックス化せずに向き合えば、大枠くらいは誰にでも理解できるはずです。

データ感度を磨くには、普段からデータを自分の中に蓄積し、自分なりの基準を持つことが重要です。

信憑性のある数字というものは、必ず前提条件や比較材料がどこかに示され、検証できるようになっているもの。それがないのは、数字に何かウソがあるということです。

私が人との出会いで心がけているのは、最初に嫌なことがあったとしても、すぐ怒ったり、関係を断ったりしないことです。その瞬間はムカついても、長期的に見ると、その人と出会えてよかったということがありますからね。

小さな仕事も丁寧にやると、やっぱり見てくれている人がいるんですね。きちんとした仕事をすれば、次は少し大きな仕事が来る。それをまたいいものにと頑張る。僕の30代はその繰り返しで、小さな階段を一歩一歩登っている感じでした。

世間のしがらみや既得権を握った人々が、北極海の分厚い氷のように立ちふさがっている。自分にはやりたいことも、そのためのアイデアもたくさんあるというのに、その氷が水面に顔を出すのを妨げているんです。焦りと憤りがありました。できたのは、ただコツコツと頭の上の氷を削ることだけでした。でもそこで腐らずに力を込めれば、少しずつですが確実に削れていくんです。そしていつか、分厚い氷にもひびが入るときが来ます。

最初は、海外の科学雑誌の翻訳の仕事が中心でした。自分の名前も出ないし、報酬もわずか。稼ぐためには大量にこなさなくてはなりません。でも僕はもともと根が真面目ですし(笑)、なにより科学と文章が好きですから、小さな仕事も丁寧にやりました。

理系の基礎知識や考え方を少しでも身につけておくと、何かと得します。ビジネスバーソンなら、業種や職種に関係なく、仕事に役立ちます。理系の知識の土台があれば、ニュースを正確に理解できます。そして、世の中の動きを予測し、企画などの仕事にも活かせるわけです。

最も悪いのは、示されたデータを鵜呑みにすること。年収の平均額にせよ、放射線データにせよ、まずは疑ってかかる癖を付けることが大切です。いろいろな思考回路を持ち、物事を正面からだけでなく、前後左右、上下など、様々な角度から見るようにすると、多くの情報が得られます。それが新たなデータとして自分の中に蓄積され、より正しい判断ができるようになります。

「平均値」は多数のデータを一言で表す指標として非常によく使われますが、実はほとんどの場合、意味がありません。データの中に、ごく少数でも極端に高い数値や極端に低い数値があれば、平均はたやすく上下するからです。

何よりも自分にとって「気の合う人」がいい。「一緒に儲けましょう」「この仕事は楽だし高額ですよ」と、利益優先で近づいてくる相手とは、長く付き合いたいとは思いません。でも、一緒にいて気の合う相手となら、ずっと関係を保ちたい。いい人との出会いとは、「長く付き合いたい相手と出会えるか」ということだと思います。

表面上の数字だけにとらわれると、ビジネス上の判断を誤る恐れがある。多方面に情報のアンテナを張るということは数字の裏を読み取るセンスを磨くことにもつながる。

科学書を普段から読む習慣を身につけると、そこに書かれていることの中からビジネスの芽を見つけることができるようになるでしょう。

英語と日本語とでは情報の質も量も格段の差がありますから、できれば英語の情報に接するのがベスト。

ビジネスチャンスを掴むためには、書店でビジネス書のコーナーに行くよりも、科学書のコーナーに行くのがいいでしょう。ビジネス書に書かれていることは、すでに他のビジネスマンがやっていることだからです。

科学・技術の分野では、いま社会的に注目されているトピックを追いかけてもすでに手遅れ。次の次に来るトレンドに着目し、それが社会をどのように変えるのか、自分たちのビジネスにどんな影響を与えるのかに意識を向け、準備をしておく必要があります。

近い未来、多くの職業がAIに取って代わられることは確実ですが、あらゆる職業がAIに代替されるわけではありません。組織には「意志」を持つ人間のリーダーが必要ですし、「ふれあい」が重視される保育士やカウンセラーなどの仕事も残り続けるでしょう。自分は何で生き残るか考えてみてください。

思考力には「自分の頭の中で論理的に考える思考力」と「相手に伝わるように表現するための思考力」の2種類あります。セルフプレゼンテーションしていくことが課せられた昨今、後者の思考力のなさはビジネスにおいても致命傷になりかねません。例えばどんなに素晴らしい企画で、それを実証するデータを揃えても、専門用語や難しい数字の羅列では誰も話を聞いてくれませんよね。論理的に考える「思考力」があるのに、相手を説得するアウトプットのための「思考力」が不足しているため、能力をムダにしているのです。

駆け出しの時、知人の伝手で書籍担当者を紹介され、相対性理論に関する原稿を書いたのですが、出版された本を見てビックリ。知らない間に、「相対性理論は間違い」というトンデモ本の共著者にされていたんです。「相対性理論が間違い」などといえば、物理の世界では白い目で見られます。私はそう書いていないのに誤解され、周囲から「頭がおかしくなった」と言われました。自分の知らないところで勝手なことをされ自分の評価が下がった……。普通怒りますよね? でも、私はその編集者に抗議もしませんでした。怒っても、本が出た事実はもう変わらないからです。それなら、この出来事を前向きに捉えようと。すると、気付いたのです。本の著者として無名な私が、共著でも本を出せたのは、ありがたいことだな、と。この本が名刺代わりとなり、別の仕事の依頼が来るかもしれませんから。実際、この出会いは、私の運命を変えました。その編集者が以後も仕事をくれたおかげで、何冊も本を出すことができました。すると、他の出版社からも執筆依頼が来たのです。ヒット作につながり、テレビのMC仕事も舞い込んできた。あの時、編集者を怒り絶縁していたら、こうはいかなかったでしょう。

竹内薫の経歴・略歴

竹内薫、たけうち・かおる。日本のサイエンスライター。東京出身。東京大学教養学部教養学科卒業(科学史・科学哲学専攻)、東京大学理学部物理学科卒業、マギル大学大学院博士課程修了(理学博士 Ph.D. 高エネルギー物理学専攻)後、成城大学で非常勤講師をしながらサイエンスライターとして活動。その後、幅広い科学ジャンルについての書籍を出版。東京電力都市くらしとエネルギー研究会委員、千葉大学非常勤講師なども務めた。小説、エッセイの執筆やテレビ・ラジオ出演者としても活躍。

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