竹中平蔵の名言

竹中平蔵のプロフィール

竹中平蔵、たけなか・へいぞう。日本の経済学者、実業家、政治家。一橋大学経済学部卒業後、ハーバード大学留学、ペンシルベニア大学研究員、日本開発銀行、大蔵省財政金融研究室次席主任研究官、大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、小泉内閣の経済財政政策担当大臣に就任。そのほか、人材派遣会社パソナの会長、日本興業銀行経営アドバイザーや、フジタ未来経営研究所(日本マクドナルドのシンクタンク)理事長、アサヒビール社外取締役なども務めた。

竹中平蔵の名言 一覧

常に問題意識を持ち続けていると、ふとしたときにその答えとなる言葉が見つかる。

竹中平蔵の名言|常に問題意識を

「ここまでしかできていない」と考えるか、「ここまでできた」と考えるかで見え方は180度変わる。

竹中平蔵の名言|「ここまでしかできていない」と考えるか、「ここまでできた」と考えるか

諦めて成功する努力を止めてしまえばすべては終わり。自分が諦めないかぎり、終わりは来ない。

竹中平蔵の名言|諦めて成功する努力を止めてしまえばすべては終わり

今までの延長線上では大きな変化を乗り切れない。

竹中平蔵の名言|今までの延長線上では大きな変化を乗り切れない

チャンスは天から降ってくるものではなく、自分で掴みにいかなければならない。時代認識を踏まえた積極性が重要。チャンスを意識して一歩踏み出さねばならない。

竹中平蔵の名言|チャンスは自分で掴みにいかなければならない

思いっきり戦って敗れた人には魅力がある。人生には、勝つ時もあれば負ける時もある。それはそれでいい。結果は、後からついてくるものなのだ。

竹中平蔵の名言|思いっきり戦って敗れた人には魅力がある

何かを成し遂げるために必要なもののひとつはパッション。あふれ出るような情熱。そういうものがなければ、周りの人を説得することはできない。

竹中平蔵の名言|情熱がなければ説得できない

「戦略は細部に宿る」ことを知って準備することが必要。逃してはならないキーポイントが、小さな問題の中にはある。だからこそ、細部(小さなこと)から万全にしていく気持ちが重要。

竹中平蔵の名言|キーポイントは小さな問題の中にはある

「自分の目で将来を見ることができる」「説明する力を持っている」「組織を動かす力を持っている」。この3つが、リーダーの条件。

竹中平蔵の名言|リーダーの条件

「変化」に対して躊躇しないことが大切。「不変のもの」などない。日本はこれまで「変化」してきたからこそ、ここまで発展してきたのです。

竹中平蔵の名言|「変化」に対して躊躇しないことが大切

リーダーは、様々な人がそれぞれの思いを持って生きていることを、理解していなければならない。

竹中平蔵の名言|リーダーが理解すべきこと

リーダーになるための勉強法はただひとつ、「考えること」。世の中には、いくらでも考えることがある。だから、世の中は面白い。そう思いながら、考え続けることが大切。

竹中平蔵の名言|考え続けることが大切

基本で物事を考えていく。そこから工夫すれば、いろいろなことができる。しかし基本を間違えていると、何もできない。

竹中平蔵の名言|基本を間違えていると、何もできない

「答えのない人生」を歩むのに必要になるのは、地図ではなく、羅針盤です。「自分はこの分野でやっていく」「こんな人生を歩みたい」。そうした「自分の指針=羅針盤」を持っているかどうかが重要。

竹中平蔵の名言|必要なのは地図ではなく羅針盤

あなたには「貧しくなる自由」があります。でも「貧しくならない自由」もある。何事も、自分で決めるということです。大事なことは、チャンスを自分でつかむこと。

竹中平蔵の名言|大事なことは、チャンスを自分でつかむこと

将来に不安を感じるよりも、不安とどう戦うかを考える方が、正しい姿勢。将来を切り開くには、不安ではなく、強い意志を持つことが大切。

竹中平蔵の名言|不安ではなく、強い意志を持つことが大切

日本はもともと、非常にオープンな国だった。だけれども、今は極端に内向きになっている。だから歴史から学ぼうと言いたい。

竹中平蔵の名言|歴史から学ぼう

心の解放は時に思いがけない発見をもたらす。

竹中平蔵の名言|心の解放は時に思いがけない発見をもたらす。

旅に出ることは、自分自身を少し広い視点で捉えることができる良い機会。

竹中平蔵の名言|旅に出ることは、自分自身を少し広い視点で捉えることができる良い機会

企業は人財と資金とノウハウの生きた集合体ですから、資金やノウハウが十分にあっても、人財がなければうまくはいきません。

竹中平蔵の名言|資金やノウハウが十分にあっても、人財がなければうまくいかない

センターピンを探す能力がビジネスにおいて、政策や学問においても一番重要。

竹中平蔵の名言|センターピンを探す能力が重要

小さな問題でも、解決することで組織は大きく前進することがよくある。

竹中平蔵の名言|小さな問題でも、解決することで組織は大きく前進することがよくある。

戦略は細部に宿る。逃してはならないキーポイントが小さな問題の中に眠っていることがあるため、そうした細部から万全にしていく気持ちが重要。

竹中平蔵の名言|戦略は細部に宿る

「反対派を押し切り、組織に新しいものを持ち込む人」が、リーダーになる。

竹中平蔵の名言|「反対派を押し切り、組織に新しいものを持ち込む人」が、リーダーになる。

チャレンジするという言葉が経営の全て。とにかく批判せずにやってみる事が重要。

竹中平蔵の名言|チャレンジするという言葉が経営の全て

「夢みたいな事を言う」と周りに思われるくらいでなければ、大きなことはできません。

竹中平蔵の名言|「夢みたいな事を言う」と周りに思われるくらいでなければ、大きなことはできません。

マーケットを広げるには消費者の教育も必要。

竹中平蔵の名言|マーケットを広げるには消費者の教育も必要。

基本を疎かにしないものが勝つ。

竹中平蔵の名言|基本を疎かにしないものが勝つ。

昨日と同じことをしているかぎり、先進国の生活水準は少しずつ下がっていく。

竹中平蔵の名言|昨日と同じことをしているかぎり、先進国の生活水準は少しずつ下がっていく。

世の中の問題に絶対的な正解はない。

竹中平蔵の名言|世の中の問題に絶対的な正解はない。

子供たちの世界の試験には正解があるわけですが、社会に出るといつも正解があるわけではありません。議論するほど新しい考えが生まれます。

竹中平蔵の名言|議論するほど新しい考えが生まれる

私の父は関西の商売人です。丁稚奉公の叩き上げで、私はいくつになっても父に敵わない。現場で仕事をしてきた人間は世の中のことをよく見ている。

竹中平蔵の名言|現場で仕事をしてきた人間は世の中のことをよく見ている

教育というのは、君なら出来ると勇気付けることです。エンカレッジというのは、成功体験を積み重ねること。それが教育です。

竹中平蔵の名言|教育というのは、君なら出来ると勇気付けること

解ける問題が世の中にはほとんどないということを分かっていることは重要。

竹中平蔵の名言|解ける問題が世の中にはほとんどないということを分かっていることは重要。

人生の糧になるのは小さな失敗を繰り返すことです。いかに大きな失敗をせずに、小さな失敗を許容できるかがベンチャーの成長にとっては重要です。

竹中平蔵の名言|人生の糧になるのは小さな失敗を繰り返すこと

戦略は細部に宿る。その細部を管理できないと組織は駄目になる。

竹中平蔵の名言|戦略は細部に宿る。その細部を管理できないと組織は駄目になる。

物事を動かしていくのはリーダーのパッション(情熱)。パッションなくして人は動かない。

竹中平蔵の名言|パッションなくして人は動かない。

私は経済学者から政治家になりました。これは「昆虫学者が昆虫になる」ようなもので、貴重な体験をしました。30年間、勉強してきたことでも、見えないことがあることを知りました。

竹中平蔵の名言|30年間、勉強してきたことでも、見えないことがある

日本の自動車産業はなぜ強いか。それは世界と競争してきたからです。日本の農業はなぜ弱いのですか。それは競争をしてこなかったからです。

竹中平蔵の名言|競争が強さを生む

世界的なマーケットを視野に入れるならば、「何が一番優秀か」が問題ではなくて、「何が一番優秀と思われているか」が重要。

竹中平蔵の名言|「何が一番優秀か」が問題ではなくて、「何が一番優秀と思われているか」が重要

イノベーションとは、戦って戦って批判され、それでも戦ってきたからブランドになるのです。

竹中平蔵の名言|イノベーションとは、戦って戦って批判され、それでも戦ってきたからブランドになるのです。

バブルは長く続きません。バブルにならないようにする努力が求められます。人間は判断の誤りがあるということを知ることが重要です。

竹中平蔵の名言|人間は判断の誤りがあるということを知ることが重要

旧来の企業は平均的な能力の人を集めてきた。そんな職場もまだあるだろうが、成熟社会を変えられるのは特別な個人が率いるベンチャーだ。

竹中平蔵の名言|成熟社会を変えられるのは特別な個人が率いるベンチャーだ

参入障壁がある業界は、飛び込んでしまえば得。そうしたところにビジネスの鉄則性がある。

竹中平蔵の名言|参入障壁がある業界は、飛び込んでしまえば得

企業は成功を収めて成長するとどうしても官僚主義に陥ってしまい、イノベーションの活力をなくしていずれ事業に失敗する。

竹中平蔵の名言|成功した企業が失敗する理由

成長戦略に「マジック・スティック(魔法の杖)」はない。なるべく税金を増やさず、地道に行政改革と規制緩和を進めて企業に大きな自由を与えていくしかない。

竹中平蔵の名言|成長戦略に魔法の杖はない

地方にとって大事なのは企業。国の補助金だけではありません。企業家精神の塊のような人が求められています。

竹中平蔵の名言|地方にとって大事なのは企業

厳しい時代ですが、働く人たちに言いたいのは、どんな時代でも、生きる基本は自助自立ということです。それをきちんと実行する人がたくさんいればいるほど、「本当の弱者」を助けることができるのです。「自分でやる」というのを、家族でも企業でも社会でも、大原則にしなければなりません。自分の力を高めること。これに尽きます。

竹中平蔵の名言|自助自立で生きる重要性

長期的には今後の社会保障の在り方の選択肢を国民に示すべきです。福祉を最低限に抑えるならば小さな政府で、消費税もそんなに上げる必要はありません。逆に手厚くするなら、消費税の大幅アップもやむなしとなります。私は小さな政府がいいと思いますが、最終的には国民が決めることです。

竹中平蔵の名言|今後の社会保障の在り方を国民に選択させるべき

政治もビジネスも同じで、本人の資質はもちろんですが、その資質をさらに伸ばすためのエリート教育は非常に大切です。日本はそういう面が弱くて、金太郎飴のような均質な人材を生み出しがちですから、早急に改めないといけません。

竹中平蔵の名言|エリート教育の重要性

面白いことに政治のリーダーはある日、突然、降ってくるんです。つまり、資質も大切なのですが、それ以上に舞台によってつくられるんです。最近の大宰相といえば、小泉さんと中曽根さんの名前があがりますが、お二人が総理になられたとき、あれだけの名総理になるとは誰もが予想しませんでした。中曽根さんは「風見鶏」、小泉さんは「変人」ですから、むしろ批判され玩具にされていました。そういう意味では、リーダーになる人を予測するのは難しいといえます。

竹中平蔵の名言|リーダーは舞台によってつくられる

理想的な政治リーダーには3つの力が必要です。

  1. 自分の目で将来を洞察する力。いまの政治家には自分の目で見ず、自分の頭で考えず、誰かの話を聞いて、それをさも自分の意見のようにしてしまう人が多すぎます。
  2. 自分の言葉で利害関係者を説得できる力。そのためには魅力的かつ説得力のある話し方ができなければなりません。
  3. 最後が組織にインセンティブを与え、動かす力です。

竹中平蔵の名言|理想的リーダーの3つの力

流れを変えるために、真っ先に政治がやるべきは、国民の将来に対する期待感を明るいものに変えることです。いまは期待が暗いから、国民はお金を使わない、企業は設備投資をしない。だから経済がパッとしないのです。方法は簡単です。強い政治のリーダーが出てきて「いまは辛いけど頑張ろう。痛みを乗り越えてやるべき改革はやろう。そうすればこんな希望が出てくる」とやればいいのです。

竹中平蔵の名言|日本の政治家が真っ先にやるべきこと

「お前が言うなら、死ぬまでついていく」と決断を下すことができるのが本当のチーム。

竹中平蔵の名言|本当のチーム

チームやパートナーは大切です。パナソニック、ソニー、ホンダの創業期の共通点は相棒がいることです。ソニーに盛田昭夫、井深大あり。松下幸之助には井植歳男という名番頭がいました。技術屋の本田宗一郎は名参謀、藤澤武夫に経営を任せました。また、シリコンバレーではパートナーとともに起業している人が多いのです。

竹中平蔵の名言|起業には相棒が必要

私は田舎の商店街の生まれ育ちだから、もとより失うものもありません。

竹中平蔵の名言|私は田舎の商店街の生まれ育ちだから、もとより失うものもありません。

嫌な思いをするたびに、小伝馬町の小さな公園に行っていました。そこは江戸時代に牢獄があった場所で、安政の大獄で処刑された吉田松陰の辞世の句が石碑に刻まれています。「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」。たとえ、武蔵の地で朽ちようとも、この国を思う心は留めおくぞという気概に溢れています。昔は改革をしようとすると亡き者にされてしまったのです。今はどんな悪口を言われても、殺される事はありません。「なんと有難い時代ではないか」と決心がつきました。

竹中平蔵の名言|気持ちの切り替えができる場所を持つ

残業は目の前のことに取り組んでいるから、その瞬間は充実感があります。しかし、長期的に考えてみると、もっと別にすべきことがあるかもしれません。

竹中平蔵の名言|長期的に考えてみると、もっと別にすべきことがあるかもしれない

年齢や人生の節目とともにスイッチの切り替えが必要です。企業にしても収益を大きくする上で、売上げの最大化と費用の最小化はどちらも大切です。それでも、時機に応じてどちらに重点を置くかスイッチングする必要があります。

竹中平蔵の名言|人も会社も年齢や節目でスイッチの切り替えを

夢をどんなに語っても足元の細かいことをきっちりとやらなくてはならない。細かい部分と大きな夢との整合性をどのようにとっていくというのがおそらく経営者として一番問われるところだと思います。

竹中平蔵の名言|細かい部分と大きな夢との整合性をどのようにとっていくかということが一番問われる

私自身、あれだけ強力な総理大臣(小泉純一郎)について5年5ヶ月かけても、世の中はそんな簡単に変わらないと感じました。結局は、一人ひとりが努力して、小さな成功事例をいっぱい作っていくしかありません。

竹中平蔵の名言|一人ひとりが努力して、小さな成功事例をいっぱい作っていくしかない

政治の世界で正しいことが理解されない経験がありました。それを突破するためには、何が事実かということよりもどう思われているかが重要だと考えるようにして、あるときは真摯に、あるときは巧みに相手を説き伏せていくということが大事だと考えています。

竹中平蔵の名言|何が事実かということよりもどう思われているかが重要

ポピュリズムとは、政治家が「皆の言う事を聞いてあげますよ」という政治。健全な民主主義とは、リーダーが「皆辛いかもしれないけどこうしよう。そうすれば日本がこう変化できる」という政治。

竹中平蔵の名言|ポピュリズムと健全な民主主義の違い

手を打たなければならないなら、追い詰められてから慌てるよりも前もって準備して手を打った方が良い。対策が遅れれば遅れるほど、それを是正するためのコストは多く掛かる。

竹中平蔵の名言|前もって手を打つことが大切

既存のものに新しいものを持ち込もうとしたとき、必ず反対意見が出ますが、ある時は説得して、ある時は権力をもって反対派を抑える。そして組織を進化させていく。それがまさにイノベーションのプロセス。

竹中平蔵の名言|反対意見にどう対処するかが重要

私の尊敬する経済人の言葉で「夢見ながら、耕す人になれ」というものがあります。とても大きな夢や理想を持つのは大事だけれども、目の前のものをしっかり見なければいけません。これが経営の重要なポイントです。

竹中平蔵の名言|目の前のものをしっかり見ることを忘れずに

経営もストーリーが重要。「この会社はどんな会社でこの商品を買うことで自分はこんな意義を見出している」というストーリーが得られる。ストーリーをいかに可視化するかが今の経営のポイント。

竹中平蔵の名言|ストーリーをいかに可視化するかが今の経営のポイント

大成する人はものすごく聞き上手。彼らは人と話始めた時に相手にはどの程度の知識があり、価値体験を持っているかを探り、それに合わせて発言しています。

竹中平蔵の名言|大成する人はものすごく聞き上手

良い経営者は皆、共通して話し上手です。自分が良いことを考えているだけではなく、周りの人を説得しなければいけません。

竹中平蔵の名言|良い経営者は皆、共通して話し上手

リーダーには3つの条件が必要です。1つ目は自分の頭で世界や日本の将来を見通せること。2つ目にリーダーは周りの人に語って聞かせなければいけません。3つ目は組織を作ることです。

竹中平蔵の名言|リーダーの3つの条件

コロンビア大学のインドから来た留学生がフォーチュン500の経営者・CEO全員にアンケート調査を行いました。「あなたが大会社のトップになれたのはなぜだと思いますか」という質問をしたところ、一番多かった回答は、「自分のやりたいことを仕事にしたからだ」という答えだったそうです。

竹中平蔵の名言|自分のやりたいことを仕事にすることが大事

これから私たちに問われるのは、人としての基礎力でしょう。では、どうすれば基礎力を鍛えられるのか。残念ながら、哲学書を読んでも答えは書いてありません。大切なのは、その先です。本を読むだけでなく、それをきっかけに自分の頭で考えるのです。日本のエリートは、記憶力勝負の、答えのある問題には強いですが、それでは地頭は良くならず、答えのない問題に対応できません。

竹中平蔵の名言|答えのない問題に対応できる人になるには

日本には目の前の小さな権益に固執して、大きな利益を逃すケースが随所に見られます。しかし、裏を返せば、そうしたところは既得権益によって成長が抑え込まれているということ。中期で見れば、そうした業界のほうがチャンスは大きいと言えるかもしれません。

竹中平蔵の名言|既得権益によって成長を抑え込まれている業界の方が中期で見ればチャンスは大きい

同じ言葉であっても、聞く人や時代によって受け取り方が異なる。また、同じ人であっても年齢や置かれた状況によっても感じ方は違ってくる。つまり、心に響く言葉というものは、人や時代によってさまざまなのです。

竹中平蔵の名言|同じ言葉であっても、聞く人や時代によって受け取り方が異なる

私はスイスで毎年1月に開かれるダボス会議に参加し続けています。そうすると世界経済の流れが見えてくるのですね。確かに1つの視点で時間を見るというのは、本当に意味があると思います。

竹中平蔵の名言|1つの視点で時間を見るというのは、本当に意味がある

リーダーが想いを語ることは大切です。私の好きな徒然草の一節にも「何かを成し遂げようと思ったら、そのことを胸に秘めないで口に出して話した方がいい」とあります。いつか成就してから言おうと思っていたらできません。やはり先に夢を語るほうがいい意味でのプレッシャーを受けるし、周りも応援してくれます。

竹中平蔵の名言|リーダーが想いを語ることは大切

私の最初のキャリアは政府系の銀行でした。そこで多くの企業の審査をして、1つだけ学んだことがあります。それは、いい企業というのは社長から末端の従業員まで同じことを言う。同じ問題意識を持っており、コミュニケーションが図られています。

竹中平蔵の名言|いい企業の特徴

日本が急激な変化が不得意だと言われていますが、実際は逆で急激にしか変われない。明治維新もそうでした。明治維新は世界に誇るショック・セラピーで、日本はショック療法の国なのです。

竹中平蔵の名言|日本はショック療法の国

勉強には天井のあるものと天井のないものがある。試験は天井がある勉強です。ある範囲内を覚えれば合格点が取れます。しかし、社会にでたら甘くない。全て天井がないわけです。どこまで行っても青天井。私も長年経済学者をしておりますが、経済の問題はいつまで勉強しても極められないものです。

竹中平蔵の名言|社会に出たあとの勉強には天井がない

野球の野村克也元監督と対談して本を出版した際に聞いた話ですが、野村さんは「当時9連覇した巨人の川上(哲治)監督はミーティングで一体どんな話をしているのか」を調べたそうです。そこで分かったのは、川上さんが野球の技術の話は全くせずに、野球とどう向き合うかという姿勢についてばかり話していたということです。大事なのは姿勢、つまりプレイヤーの意識だと思います。

竹中平蔵の名言|大事なのは姿勢

先日、国内マーケットか海外マーケットのどちらを重視するか社内で議論している企業の役員会に呼ばれ、講演をする機会がありました。そこで、私はシンプルな質問をしました。「あなたの会社は、トヨタになりたいですか。NTTになりたいですか」と聞きました。日本には国内では大変な存在感を持っているのに、国外に出たとたんに競争力を持っていない組織が多い。

竹中平蔵の名言|トヨタになりたいか、NTTになりたいか

私の本職は経済学者で、政治に興味があったわけではありません。小泉さんというしがらみを持たない特別な総理大臣が登場し「一緒に戦ってくれ」と直に請われた。それで「逃げてはいけない」と一時的に政治の世界に入ったのです。政治生命を考えず「いつ辞めてもいい覚悟で改革をしよう、この特別な総理大臣がいる間にできることをやろう」と考えていたからこそ、思い切った改革に乗り出せたのだと思います。

竹中平蔵の名言|いつ辞めてもいい覚悟で改革を

センターピンを倒すことが大切。ボウリングはセンターピンを倒しストライクを獲ります。ストライクがダメでもセンターピンが倒れれば、多くのピンが倒れる。しかしセンターピンを倒せないと、ピンはほとんど倒れません。政策も同じです。

竹中平蔵の名言|問題解決をするときはセンターピンを意識することが大切

14世紀イタリアで黒死病が流行した時、人口の約2割が亡くなるのですが、それでも生活水準は上がるのです。その理由は簡単で、痩せた土地を捨てて肥えた土地に集約する、比較優位の考えに立ったからです。つまり、無駄な部分を捨てて、人口が足りないだから競争力があるところに集約するのです。そうすることで生活水準が上がってルネサンスが起こったといわれています。日本もまさに今人口が減っているのだから、無駄な部分を捨てなければなりません。悪い会社は潰すべきです。

竹中平蔵の名言|人口が減っても経済を成長させるには

私の勤めている慶應義塾大学ももちろん初めからブランドというわけではありませんでした。福沢諭吉は当時物凄く批判されました。中でも彼が一番批判されたのが、日本で初めて授業料を取ったことです。「学問で商売をするのか」という批判に対し、彼は「学問だからこそ独立していかなければならない。だから授業料をとるのは学問を守ることになるのだ」と主張しました。

竹中平蔵の名言|批判されても自らが信じたことをやることが大事

やはりトップの姿勢が大事。リーダーは将来を洞察する力があると同時に、従業員など組織関係者に自分の考えを明確に伝え、説得する力が重要になります。今の優れた経営者はみんな話がとても上手です。

竹中平蔵の名言|優れた経営者はみんな話が上手

日本が省エネ大国になったのは、オイルショックで石油の値段が数倍に上がったからです。日本には石炭が無かったため、大きく影響を受けました。欧米諸国は国内資源によってまかなうことができたので、日本ほどに値段は上がりませんでした。日本は輸入に頼っているため、値段が上がるとその瞬間は大変です。しかし結果的には、エネルギー効率を高く保っています。

竹中平蔵の名言|不足が技術革新を促す

世界に何が貢献できるかを考えることが、グローバルな考え方を持つことにつながります。

竹中平蔵の名言|世界に何が貢献できるかを考えることが、グローバルな考え方を持つことにつながります。

私が子供の頃は、和歌山の田舎でしたが、多くの人が新しく商売を始めてもなんとか食べていけました。なぜならば、経済全体が大きくなっていたからです。しかし、今のようにほとんどゼロ成長になってしまうと、商売の才能を持っている人か、人並みはずれた感性を持った人でないと成功できず、普通の人が食べていけなくなってしまいます。英国の政治家チャーチルは「成長はすべての問題を解決する」という言葉を残しています。だからやみくもな成長は必要ないというのはまったくその通りなのですが、最低2%くらい成長していないと社会はすごく荒んでくると私は思っています。

竹中平蔵の名言|最低2%くらい成長していないと社会はすごく荒んでくる

経済成長が全てではないというのは正しいと思います。しかし、社会というのは運動メカニズムを持っていて、ある程度成長しないと物事を解決していけないのも事実です。

竹中平蔵の名言|ある程度の経済成長は必要

戦略は細部に宿る。パッションのあるリーダーは往々にして事業のディティールを理解していない。反対に、ディティールを理解しているリーダーはパッションに欠けることが多い。このトレード・オフをいかに統合するか。そこが、リーダーにとって肝心なことです。

竹中平蔵の名言|トレード・オフをいかに統合するかが肝心

私は、イノベーションの本質はライフスタイルの提案ではないかと考えています。時代が移り変わると、お客様から要請されることも変わってくる。その新しい要請に、新しいライフスタイルを提案することによって応えていく。それこそ、本物のイノベーションではないでしょうか。

竹中平蔵の名言|イノベーションの本質はライフスタイルの提案

これまでは普通のことをやっていても人口が増えていくことによって食べていくことが出来た。特別美味いラーメンではなくても、人口が増えていく時は潰れることは無かったのです。しかし、現在では他と違う個性を出せるかなどマーケティングが上手くないと潰れてしまいます。

竹中平蔵の名言|他と違う個性を出せるかなどマーケティングが上手くないと潰れてしまう

組織が大きくなるほど、細部まで情報が行き渡りません。しかし、業績を上げている会社は、物事に対する姿勢が上から下まで徹底しているものです。

竹中平蔵の名言|業績を上げている会社は、物事に対する姿勢が上から下まで徹底している

私は「リーダーカの時代」と常に言ってきました。混乱の時代にはリーダー力が必要なのです。一人が決断し、統率しなければなりません。

竹中平蔵の名言|混乱の時代にはリーダー力が必要

私は情報の一元化、集中管理が肝要だと思います。情報を一箇所に集めて、決断すべき人が決断すればいいのです。

竹中平蔵の名言|情報の一元化が大切

リーダーは高い位置から物事を見なければなりません。

竹中平蔵の名言|リーダーは高い位置から物事を見なければなりません。

リスクには、「リスク認識」「リスク軽減」「リスク反応」「再構築」という4つの段階で対応するものです。特に被害は、リスクへの認識と軽減をどの程度やっていたかによって違ってきます。

竹中平蔵の名言|リスク回避で大切なこと

インベンション(発明)とイノベーション(社会の変革)は全く違う。トーマス・エジソンが偉大である理由は、電気のメカニズムの開発という発明をしたからではありません。実際に会社(現在のGE)を作ってニューヨークに電気を売り、イノベーションを起こしたからです。日本はパーツで良いものを持っていても、システム化するのが苦手です。自動運転車を見ても、確かに日本のセンサーは優れています。しかし、道路交通法で「車の運転は人が行うもの」と定められているため、公道で実験できません。これではイノベーションは起きない。日本はそういった弱さが克服できていません。

竹中平蔵の名言|エジソンが偉大である理由

企業が設備投資をするか否かは、様々な要因を総合的に判断して決定します。例えば、景気が良い時はシェアを伸ばすために売上げの増加を重視しませんか? 一方で不況の時はコスト削減を意識するでしょう。その時に応じて重視する要素が異なるはずです。これは人生設計も同じです。家族やお金のことを常に考えていても、状況に応じて重視する事柄の割合は変わっていくものです。

竹中平蔵の名言|状況に応じて重視する事柄の割合は変わっていくもの

「日本が輝きを取り戻す時代はもう来ない」と考える向きもあるようですが、それは私たちの努力次第でしょう。日本の先行きは暗いとよくいわれますが、優秀な人材と技術を日本は持っている。それを活用して、もっと世界に出ていくべきなのです。日本の人口は減少傾向にありますが、世界の人口は増え続けています。大事なことは、チャンスを自分でつかむことです。

竹中平蔵の名言|日本がどうなるのかは私たちの努力次第

官僚主導の問題点は2つ。

  1. 官僚は国民の信託を受けていない。だから、国を背負うような大きな意思決定はできない。官僚が主導すると、本質的な改革ができなくなることが多い。
  2. 日本の官僚は終身雇用だから、政策を自分たちの利権のために利用することがある。だから国民の真の利益になっていないケースが見受けられる。

竹中平蔵の名言|官僚主導の問題点は2つ

優れた経営者はみんな、話がうまい。そして、人を惹きつける。今の学生の中には「私は口下手です」と言う人がいるのですが、そう言われた時は、「ならば、君はリーダーになるな。君のような人がリーダーになれば、みんなが迷惑する。そんなことを言わないで、自分をダメだと思って逃げるな。これも訓練だ」。そう諭すのです。

竹中平蔵の名言|自分をダメだと思って逃げるな

これまで日本は、常に変化してきた。むしろおかしいのは、今の日本です。変化に対して、ものすごく臆病になっている。それは現状が快適だからです。日本は快適すぎて、変われないでいる。しかし未来を切り拓くためには、変化を恐れてはならない。

竹中平蔵の名言|未来を切り拓くためには、変化を恐れてはならない

母からも影響を受けました。母は短い教訓を使って、いろいろなことを私に教えてくれた。中でも覚えているのは「遅いことなら、猫でもする」という言葉。「何事もテキパキやらないといけない」といった意味ですが、以来、物事に集中してテキパキとこなすことが自然と体に染みついています。「人のふり見て我がふり直せ」も、よく言われました。人の批判をする前に、自分の行動を正せ、と。世の中には悪口や陰口を言う人がいますが、母にこの言葉を教え込まれ、そうならないように努めてきました。

竹中平蔵の名言|母からの教訓

18世紀の中頃には、江戸は既に100万人都市なんですよね。ロンドンやパリはだいたい50万人で、ニューヨークなんか3万3000人ぐらいなんです。その時に、世界最大の都市でみんなが肩寄せて、少しずつでも快適になるように譲り合って生活をしてきた。そんなものが歴史的な私たちのソシオキャピタル(社会資本)になったと思います。今世界がものすごい不安定になる中で、日本社会が相対的に安定しているのは、そうした背景があるからではないでしょうか。

竹中平蔵の名言|日本社会が相対的に安定している背景

私は歴史の専門家ではありませんが、常々日本の歴史の変わり目には、面白い法則があるなと感じてきました。3つの大きな要素が働いていると思うんですね。

  1. 経済の構造変化が起きたということ。
  2. 必ずと言っていいほど、外国からのプレッシャーがあること。
  3. 変革を担う人が登場してくるということ。

竹中平蔵の名言|日本の歴史の変わり目には、3つの大きな要素が働いている

日本企業には健全なプレッシャーが不足している。収益力の弱い会社が居座るだけでなく、ちゃんと業績を上げられない社長に辞めてもらうために、健全なプレッシャーをかけるシステムがない。これはコーポレート・ガバナンス(企業統治)に関わる問題ですが、欧米の企業と比較してみると、日本企業はコーポレート・ガバナンスのシステムが大変にゆるいですね。だから新陳代謝が悪くなってしまう。

竹中平蔵の名言|健全なプレッシャーをかけるシステムが重要

日本には幸運なことに、ポピュリズムに対する強力な歯止めがあります。それは民主党政権の失敗です。民主党政権の3年間で、変な人に政治を任せたら大変なことになることを国民は学びました。あの失敗は予防接種だったと言えるでしょう。そういった意味では民主党政権の貢献は素晴らしい(笑)。

竹中平蔵の名言|日本にはポピュリズムに対する強力な歯止めがある

竹中平蔵の経歴・略歴

竹中平蔵、たけなか・へいぞう。日本の経済学者、実業家、政治家。一橋大学経済学部卒業後、ハーバード大学留学、ペンシルベニア大学研究員、日本開発銀行、大蔵省財政金融研究室次席主任研究官、大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、小泉内閣の経済財政政策担当大臣に就任。そのほか、人材派遣会社パソナの会長、日本興業銀行経営アドバイザーや、フジタ未来経営研究所(日本マクドナルドのシンクタンク)理事長、アサヒビール社外取締役なども務めた。

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