名言DB

9,510 人 / 112,245 名言

福原正大の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

福原正大のプロフィール

福原正大、ふくはら・まさひろ。日本の教育者。グローバルリーダー育成の「IGS(Institution for a Global Society)」設立者。東京出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、東京銀行勤務、仏INSEADでMBA取得を経て、世界最大の資産運用会社バークレイズ・グローバル・インベスターズに入社。同社最年少マネージングダイレクター、日本法人取締役などを務める。世界レベルのリーダーの中に日本人がいないことに危機感を覚え、金融から教育の世界に転身。小中高生向けグローバルリーダー育成の「IGS」を設立した。

福原正大の名言 一覧

日本の入試は中学から大学まで、答えはひとつであるという前提でつくられています。それに合わせて学校でも、答えがある問題を出して、その解き方を教えています。そういった教育を通して「答えはひとつ」と植えつけられているから、答えが出ない現実の問題に対応できない面があるのではないかと思います。


私が海外留学したとき、日本を出てはじめて気づいた日本のいいところがたくさんありました。たとえば安全であることや、個人よりも集団を思いやる気持ちは本当に居心地がいいですし、四季にもとづいたきめこまやかな美意識もすばらしい。海外に行った人たちは、海外で暮らすことでそれに気づき、また戻ってきてくれると思います。


IGSで行っていることのひとつはリーダー教育です。月に2回ぐらい、世界で活躍をされていらっしゃる日本の方にきていただいて話をしてもらいます。子どもたちにロールモデルを見せるのは、とても大事なことなので。それと私が先生になって哲学的な教育といいますか、子どもたちに自分の頭で考えて議論させる授業をしています。


日本企業は、上の意見に服従してくれる人のほうが都合がいい。だから「答えはいくつもある」なんて難しいことを言う人より、自分たちのカルチャーに染められるように、「とにかく頑張ります」と言う人を積極的に採ってきました。外資は逆に新卒を敬遠します。というのも、経験のある人なら自分の考えがあって、会社をいい方向に動かしてくれるだろうという発想で採用するから。日本とはまったく違います。


欧米なら、上に嫌われてクビになっても他の会社でやり直せます。でも日本は終身雇用が前提の企業が多く、転職も難しい。定年まで同じ会社に勤める前提だと、上の意見に逆らうことはできないでしょうね。


残念ながら日本の場合は、先生が一番偉くて、生徒は知識を一方的に与えられる人になっています。先進国に追いつく過程においてはそうした教育も効果的でしたが、日本は1990年代前半にアメリカに追いついてしまった。知識を与えられるだけの教育では、その瞬間に、誰も絵を描けなくなってしまう。それが「失われた20年間」につながったのかなと私は考えています。


アメリカのリベラルアーツカレッジを訪問したときに、ある学長さんが「コミュニティをつくれる人間を育てることが、大学のあるべき姿だ」と話していて、非常に印象に残りました。コミュニティは上から与えられるものではなく、一人一人が教育を通して考え、つくっていくものだと思います。


先日、日本のある学校の授業を見学に行って驚きました。せっかく自由と平等について授業をやっているのに、先生が「こういう理由で、こっちの考え方がいい」と答えを押しつけていました。これじゃ生徒は自分の頭で考える力が身につかないでしょう。


フランスと日本の教育は入試問題からまったく違います。フランスの高校卒業試験であるバカロレアでは去年、「あなたは自由と平等、どちらが大切だと思いますか」という問題が出ました。これはどちらを選んでもよくて、なぜ自分はそう考えたかを論理的に説明することが求められるわけです。一方、日本のセンター試験の「倫理社会」では、「○○主義を提唱したのは誰ですか」という答えがひとつしかない問題が出ます。しかも四択や五択です。


日本人とフランス人のハーフの友人がフランスに転校になり、日本で解いたことのある問題がテストで出たそうです。彼女は日本で習った通りの答えを書いたのですが、結果は0点。彼女の母親が「うちの娘は正しいことを書いている」と抗議にいくと、先生は「この解答には彼女の考え方がまったく入っていない。これでは世界に対する彼女の付加価値がゼロだ」と説明しました。つまりフランスでは、正しい知識を得て終わりではなく、自分が知識を使って世界にどのように貢献するのかということを常に問われるのです。


私が教育に興味を持ったきっかけは、外資系の金融機関にいたとき、世界レベルのリーダーの中に日本人がまったくいないこと気づいたことです。金融業界のトップは多様です。欧米の人だけでなく、私のいたバークレイズではインド人がナンバー2を務めていたし、中国人や韓国人もたくさん活躍していました。それに対して日本人はまったく見ない。金融業界だけではありません。産業界で世界標準を決める場面でも日本人が話すことはないし、国際機関においても、日本は出しているお金に比べて人の数が圧倒的に少ない。それはなぜかと考えたときに突き当たったのが、教育でした。


福原正大の経歴・略歴

福原正大、ふくはら・まさひろ。日本の教育者。グローバルリーダー育成の「IGS(Institution for a Global Society)」設立者。東京出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、東京銀行勤務、仏INSEADでMBA取得を経て、世界最大の資産運用会社バークレイズ・グローバル・インベスターズに入社。同社最年少マネージングダイレクター、日本法人取締役などを務める。世界レベルのリーダーの中に日本人がいないことに危機感を覚え、金融から教育の世界に転身。小中高生向けグローバルリーダー育成の「IGS」を設立した。

他の記事も読んでみる

関谷英里子

3日坊主でもいいと思います。それよりも最初の一歩を踏み出した自分を褒めてあげてください。どうせ続かないからといって行動を起こさなければ、何ひとつ手に入りません。何より、いつか始めようと思って足踏みしていること自体、最大の機会損失であることに気づくべきです。


宮本武蔵

わが兵法を学ぼうと思う人は、修行の法がある。
第一に、邪(よこしま)でないことを願うこと。
第二に、兵法の鍛錬に励むこと。
第三に、もろもろの芸(武芸・芸能)を学ぶこと。
第四に、さまざまな職能の道を知ること。
第五に、ものごとの利害・得失をわきまえること。
第六に、あらゆることについて鑑識力を身につけること。
第七に、目に見えないところを洞察すること。
第八に、わずかな事にも注意をすること。
第九に、役に立たないことをしないこと。
おおかたこのような道理を心がけて、兵法の道を鍛錬すべきである。


茂木健一郎

なぜ、ヒット作の法則を見出し、事前に予想することが難しいのか。根本的な原因は、「ヒット」の背景に、人間の脳に「新奇性選好」という性質があるからだと考えられる。人間は、今までに見たことがないもの、「新奇性」があるものを好む。生まれて初めて見るものに対して、脳のドーパミンなどの報酬系は特に強く活動する。ヒット作の背後には必ず、この「今までに経験したことがない」という要素が存在する。


大山健太郎

アイリスは新たな漁場を見つけて売り場を創造してきました。一方、最近はLED照明や家電など、強豪がひしめく漁場も開拓しています。顧客ニーズに迅速に応える価格や機能、販売チャネルをもってすれば、市場は創造できる。同じ漁場で魚を取っているようでいて、実は釣り方を変えているのです。


徳川光圀

身体は習慣次第で、どのようにでもなるものである。すこやかになるように心がけることが大切である。


泉谷直木

社員には「既に起こった未来をつかめ」と言っています。これはドラッカーの言葉です。現実的には「不透明」というのが今の状況ですが、不透明な中でも、見えているものがいくつもある。消費税引き上げや円高、原料や資材の高騰などです。


永守重信

トップに必要な資質は3つある。1つ目は社員を動かすため、自分の考えていることを伝える「訴える力」。2つ目は白か黒か、右か左かを決める「決断力」。3つ目は「絶対逃げない」こと。どんなに優秀でも逃げるやつはあかん。これらの資質は全部経験して、失敗してみないことには身に付きません。


藤本篤志

面と向かって、「なんだっ、それだけしか回っていないのかっ」と上司から責められれば、訪問数をもっと増やさねばという意識も芽生える。ある程度制御されなければ、人間は動かないものだ。


吉田修一(小説家)

『橋を渡る』は、いつも通りといえばいつも通りなんですが、「次はどうなるんだろう?」と書きながら考えていきました。週刊誌での連載だったので、先がまったく見えていないことは、怖いといえば怖いです(苦笑)。でも、普段の生活がそうじゃないですか。明日何が起こるか分からない、そのことを怖いと思えば怖いし、楽しいと思えば楽しい。楽しい、と思いながら書いていましたね。


加谷珪一

戦争は外交の最終手段であり、何としても回避すべきものだが、一部の人にとっては資産形成の機会になっているのも事実。


江上治

優れたナンバー2は社長と真逆のキャラクター(性格)であることが多い。相補う関係のほうが、事業家にはいいようだ。


遠藤功

足跡さえ残さない素早さで行動し、臨機応変さを持って確実に任務を遂行する忍者こそ、今の時代に企業が目指すべき姿。もし動きや判断の遅い忍者がいたら、一発で敵に仕留められてしまうでしょう。それと同じく、スピードが遅い会社は絶滅するしかありません。