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神田正の名言

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神田正のプロフィール

神田正、かんだ・ただし。日本の経営者。中華そばチェーンの「日高屋」などを展開する「ハイデイ日高」創業者。埼玉県入間郡高萩村(のちの日高市)出身。中学卒業後、本田技研工業などに務めたのち、ラーメン店で働く。27歳のときに独立。チェーン化を推進し、同社を大きく成長させた。

神田正の名言 一覧

働いている人がハッピーでないと、お客様もハッピーにならない。


多くの現場の意見を参考に、改善を積み重ねてきたからこそ、いまの日高屋はある。


社員と密にコミュニケーションをとっていると、経営者にとって必要な先見性が養われる。


現場に行かないと、その地域の状況やお客様の求めているものが正しく見えてこない。


時代の移り変わりを読む能力は現場で養われる。


特に大事にしているのは、市場に学ぶことです。


どうしてここまで来られたのか。振り返ってみると、いつも「学ぶ」心を忘れなかったおかげのように感じます。


大事なのは、自覚と責任感を持って臨むかどうかだけ。失敗したら会社に大変な迷惑をかけるという責任感が、学ぶ力を強くし、判断力を磨く。それが会社を強くするのです。


実は出店地と業態開発などの重要な事項はまだ私が判断しています。それは、多数決は無責任を生むと思うからです。「それでは会社にならない」と言う人もいるでしょう。でも、誰の分析と判断で決めたかが曖昧になることの方が、大きな問題を生むと思うのです。


私は店のあったJR大宮駅の出勤風景を見ていて、ハッとしました。以前はみんな弁当を持って出勤していたのに、次第に新聞と週刊誌だけになっていったのです。「これからは昼食需要がどんどん大きくなる」。サラリーマンの方たちの出勤姿がそう教えてくれていたのです。勘かもしれません。でも、世の中の出来事を好奇心を持って見つめて考えなければ、勘は生まれないのではないでしょうか。


27歳の頃、私が働いていたラーメン店のオーナーが突然「店を辞める」と言い出した。急に仕事がなくなって、私も困った。どうしようかと思っていたら、店の建物の家主さんが「あんたがやったらいいじゃないか」。一生懸命働いているのを見て見込んでくれたうえに、開店資金を銀行から借りる保証人にまでなってくれました。ところが、自分で経営して分かりました。その店は2階で目立たないから何しろ客が来ない。働いていても「暇だなぁ」とは思っていたのですが……。もう借金はしているし、どうにもできません。仕方なく、前のオーナー時代から夜10時までの営業だったのをそのまま延ばしてみました。すると、夜遅くなるほどお客さんが来るのです。そこではつと気がつきました。岩槻市(のちのさいたま市)は人形の町で遅くまで働いている人が多い。でも、当時は夜やっている店なんてなかった。だから受けたのです。店は立地だけではない。時間を変えればすごいマーケットが取れるということをその時学びました。


私がいなくなったあとを任せる後継者は、世襲ではなく、社員約800人の中で一番情熱がある人がよいと考えています。どれだけ能力がある人材でも、心の中に情熱がなければ、最終的に企業を成長させることはできません。


先日、アルバイトの女子大生から「瓶ビールがよく売れている理由、会長は分かりますか?」と聞かれました。生ビールより割高な瓶ビールが、よく注文されていることは私も知っていました。しかし、理由までは分からなかった。答えを聞いてみると、「瓶ビールは互いに注ぎ合ったりして、自然にコミュニケーションができるからです」と教えてくれました。現場の目というのは確かです。複数人でちょい飲みをするお客様の動向をしっかりととらえていて、ほんとうに感心しました。


2006年から展開を始めた「焼鳥日高」。すべての商品を低価格でそろえた居酒屋として営業していますが、同時にこれは従業員への「福利厚生」でもあるのです。日高屋での仕事が年齢的にむずかしくなってきたシニア社員も、焼鳥であればラーメンほど体力を使わずにお店に立つことができます。高齢世代がもう一度活躍できる職場をつくりたいという思いから、「焼鳥日高」は生まれたのです。


組織なんて所詮、息をしていない物体に過ぎません。組織より大切なのは、生きている人間です。私は、店を持つようになった当初、倒れるまで仕事をしたあの辛さを従業員には味わわせたくない。会社のために人間が犠牲になる必要はありません。ムリせず生きがいを持って従業員が働いて初めて、企業は存続していきます。


私はいまも電車に乗って各店舗を見回ります。株式上場した日も、東京証券取引所には電車で行きました。会長専用の社用車は持っていません。本社ビルさえ賃貸です。会社が想定していた以上の利益が上がれば、社員、フレンド社員(パート・アルバイト)の給料に還元したほうがよっぽどいい。


わが社にとってバブル崩壊は思いがけない僥倖でした。なぜかというと、バブル崩壊による企業の雇用抑制で、これまで採用がむずかしかった優秀な人材がどんどん入ってきてくれるようになったからです。駅前の立地も空き店舗が増えて借りやすくなりました。これも運といえば、運だったのかもしれません。ずっと一所懸命やってきたから、誰かが追い風を吹かせてくれたのでしょう。


ラーメン業界は、一般に個人経営が多く、利益率が低いため家賃の安い所に出店してきた歴史があります。そうした常識に反して駅前に出て行ったのは、時代とともに消えた駅前の屋台のニーズは確実にあると思ったし、ハンバーガーや牛丼の店が出ているのに、なぜ国民食であるラーメンがないのかという疑問からでした。駅前で採算を上げるのは苦労しましたが、マーケットがあると信じて粘ったことが今の成長につながりました。


日高屋が成長を続けていられるのは、決して無理せず、一気に出店しなかったからです。調子に乗って50店、100店と出すと、増収減益に陥る大きな落とし穴がある。


神田正の経歴・略歴

神田正、かんだ・ただし。日本の経営者。中華そばチェーンの「日高屋」などを展開する「ハイデイ日高」創業者。埼玉県入間郡高萩村(のちの日高市)出身。中学卒業後、本田技研工業などに務めたのち、ラーメン店で働く。27歳のときに独立。チェーン化を推進し、同社を大きく成長させた。

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