名言DB

9,553 人 / 112,978 名言

眞保智絵(鳥海智絵)の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

眞保智絵(鳥海智絵)のプロフィール

眞保智絵、しんぼ・ちえ。鳥海智絵、とりうみ・ちえ。日本の経営者。「野村信託銀行」社長。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒業。スタンフォード大学ビジネススクールでMBAを取得。野村證券に入社。資本市場部、エクイティ部、キャピタルマーケット部、野村HD社長秘書など様々な部署を経験したのち、野村信託銀行執行役員などを経て社長に就任。

眞保智絵(鳥海智絵)の名言 一覧

「自分は責任を取るために、このポジションにいる」と覚悟した。その時から、仕事を人に任せられるようになったと思います。


「つまらない仕事だ」と思わず、主体的に考えて取り組んでいただきたい。その経験が、経営者になったときにも役立つはず。


投資において時間を味方に付けることは鉄則の一つ。若い方たちこそ、長期運用のメリットに目を向けていただきたい。


「プロでありたい」と思うと同時に、「自分はプロだ」と思ってはいけないことも、理解しているつもりです。「自分はプロだ」と思った瞬間から、上から目線になってしまう可能性がある。常に謙虚な姿勢で、学び続けていきたいと思っています。


リーダーとしてすべきことはたくさんありますが、いろいろな人に活躍してもらう仕掛け作りをして、社員一人ひとりの多様性を生かしながら、1つの方向に向かって進むことができる組織を作っていきたいですね。


仕事をするうえで大切にしていることは、プロフェッショナルであり続けること。プロであることとは、顧客の求めるものを高いクオリティーで提供することだと思っています。顧客が求めていることを先読みし、確実にニーズに応えていきたい。


「事実と意見とを、はっきり区別する」ことを常に心がけています。何かが起きた時、それは「事実」なのか、それとも誰かの「意見」なのかがごちゃごちゃになっている、という場面は、ビジネスの現場でよく見られます。「何が事実で、どんな意見があり、やるべきことは何か」。この点を常に意識し、事に当たるようにしています。


「ロジ(段取り)」を疎かにしてはいけない。経営者がなんらかの判断をするときは、先々や周辺で起こることを想定して、物事が回るかを考える必要がある。細かい段取りまで目配りできていることは不可欠。わかっていないと、判断を下したところで、実現できないかもしれない。


私たちは「本業を通じた社会貢献」といっていますが、株式や投資信託、債券などへの投資を通じて、企業や社会の成長に参画していただく。しかも日本だけでなく世界の成長にも貢献していく。投資にはそんな視点もあると考えています。


転機になった仕事は古賀(信行)社長の政策秘書です。社長が何を必要としているかを考え、役立つものを用意するのですが、あらゆる場面を想定し、想像力を働かせることの大切さを学びました。トップの判断を間近に見ていたので、そのプロセスを学べたのは大きな経験でした。


初めてマネジャーとしてチームを率いたとき、部下が外資系企業に転職しました。「より面白い機会がありそう」という理由でしたが、野村の中にもいろんなチャンスがあることを伝えきれなかったこと、自分が彼らのことをどう思い、何を期待しているかを言えなかったこと、そして彼らから相談がなかったことに無力感を覚えました。それからは、意識的にコミュニケーションを取ることを大切にしてきました。


異動のたびに、常に「プロフェッショナルでありたい」と意識してきました。その過程で、野村でできることは非常に幅広いと気づき、転職するよりもここでさまざまな経験を積みたいと考え始めました。また、いろんな部署を経験し、社内外の人脈も増えました。


社長秘書時代に社内外のいろいろな人と会うことで、誰がどこでどういう機能を担っているのかを把握できたことも、あとになって役に立ちました。経営企画部長になったとき、前任者からの引継ぎ期間が短く、何もわからない状態で経営会議の運営をしなくてはならなかったときも、役員全員と面識があり、業務にも一定程度の土地勘があったので、なんとか無事に進行することができました。


古賀(信行会長、当時社長)の秘書を務めていた時期が、ターニング・ポイントになったと思います。当時の社長秘書の役割は、社長がスムーズに仕事ができるように段取りを整えることが中心。経営に直接関与するわけではありません。しかし、それでも、のちに野村ホールディングスの経営企画部長や野村信託銀行の社長になったときに役に立った、グループ全体を見渡す視点を身につけることができました。社長秘書は社長から指示を受けて動くわけではなく、社長の立場に立って、自分で考えながら行動しなくてはならないからです。


金融業界は男性社会という印象が一般的には強いようですが、野村証券は「男女にこだわらない風土」があると思います。男女関係なく「やらせてみよう」という、いい意味での割り切りがあるんです。これまで社内で、女性だということを特に意識したことはありません。恵まれた環境にいられたことに感謝しています。


社長選任の理由を聞いたことはありませんが、「自分ができること、できないこと」をわきまえているからかな、と思ったことはあります。得手不得手が分かっているから、過信して何でも思うように進めてしまうこともないし、自分がやることを見極めたうえで、他人に任せるべきことは任せられる。「こいつなら無茶はしない」と思われたのかもしれません(笑)。


これまで様々な部署での業務を経験しましたが、異動のたびにプロフェッショナルでありたいと願ってきました。30代前半あたりまでは、出勤前に勉強したこともありました。新しい部署に配属されると、既に在籍されている方との間にある「経験の差」はすぐには埋められませんから、せめて「知識の差」を埋めようと書物で勉強した。部署が変わるたび、法律やデリバティブなどの専門書を読み、新しい知識やノウハウを身につけようと必死でした。


ターニングポイントは課長職に就いた頃、部下が辞めたこと。退職の理由を聞くと「他社の方が面白そうだから」。野村証券でもチャンスがあることを、伝えきれなかった。私はその頃、部下と業務以外の、例えばキャリアについて会話するのがあまり得意ではなかったので、部下が悩んでいたことに気づけなかったのです。マネジャーとしての自信を失いました。できることを自分でやってしまい、部下に任せてこなかったことも大きかった。部下に任せるよりも自分でやった方が、経験がある分、仕事が早く処理できるんですね。しかしそれでも、部下に意図的に任せるべきなのです。そうしないと、人は育ちません。この経験を機に、部下との関係を捉え直し、仕事のやり方を変えるように努めました。


ワークライフバランスの秘訣は、「無理をしないこと」ですね。結婚当初は毎日、夕食を作っていました。しかし次第にそれでは仕事が立ち行かなくなって、先に帰った方が食事を作ることになった。そうなると「遅く帰った方が、夕食の準備ができている確率が高い」わけですから、今度はお互いの帰る時間が遅くなるというモラルハザードが起きてしまって(笑)。それからは「無理なことはやめよう」ということになり、夕食はそれぞれで済ませるようにしています。「無理をしない」「自分でできることは自分でやる」。これが、ワークライフバランスを実現する秘訣でしょうか。


多種多様なバックグラウンドを持つ人が、様々な働き方で活躍できる仕組みを作り、柔軟性が持てるようにしたい。実際には「やってみたらできた」という人が実に多い。「今までチャンスが与えられていない、あるいは、チャレンジしていないから、できていない」という部分もあると思います。当社でも現場の管理職から「任せてみたら予想以上にできた」という言葉をよく耳にします。ですから女性に限らず、男女を問わず若い人などにも「チャンスを与え、任せる」ことを意識的にやっていこうと言っています。


私自身は野村証券に25年以上勤めましたが、野村信託銀行は様々なバックグランドを持つ人材からなる組織で、野村証券の出身者は2割ほどです。野村証券では一定の価値観が暗黙のうちに共有されてきた面がありましたが、当社では必ずしもそうではない。そんな中、会社としてのアイデンティティを明確にし、目標を設定して、組織として1つの方向に進むようにすることが、最大の課題だと思っています。


最初はここまで注目されると思っていなかったので、戸惑いました。社長就任後の半年間はまさに怒涛のように過ぎていった感があります。最初の3か月は、社内外のビジネス全般に目を向け、現時点でのビジネスの状況を「見る」「聞く」「知る」ことに徹しました。「これから何をすべきか」を明確にするため、物事を整理して考えるよう努めました。その後の3か月、夏を過ぎたあたりからは役員によるミーティングを重ね、今後の方向性を再確認してきました。


眞保智絵(鳥海智絵)の経歴・略歴

眞保智絵、しんぼ・ちえ。鳥海智絵、とりうみ・ちえ。日本の経営者。「野村信託銀行」社長。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒業。スタンフォード大学ビジネススクールでMBAを取得。野村證券に入社。資本市場部、エクイティ部、キャピタルマーケット部、野村HD社長秘書など様々な部署を経験したのち、野村信託銀行執行役員などを経て社長に就任。