名言DB

9,524 人 / 112,423 名言

澤部肇の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

澤部肇のプロフィール

澤部肇、さわべ・はじめ。日本の経営者。TDKの社長・会長。東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、東京電気化学工業(のちのTDK)に入社。経営企画室副部長、記録メディア事業本部欧州事業部長、取締役記録デバイス事業本部長などを経て、社長、会長に就任。

澤部肇の名言 一覧

変化が激しい中だからこそ、ブレない軸がなければ適切な判断はできない。


東日本大震災では、日本人がもともと持っている「対応力」という特性が発揮されました。ただ、それを事前にやっておかない点が、日本勢の弱点です。企業は「リスク、リスク」といってリスク委員会などを設けたりしていますが、本当の意味で起こりうるリスクまではコストに加えていません。日本は地震国ですからどんなことでも「あり得るな」と思わなくてはいけません。


人員のリストラもやむを得ませんが、それだけでは社内が摩耗してしまいます。もっと、いろいろ手を打つべきです。


いい技術でいい製品をつくれば、しばらくは追いつかれないと思う甘さ、デジタル時代の怖さにも、日本企業はようやく気づきました。この1、2年経営者の間に浸透しました。あとは、行動を起こすスピードが必要です。


ものづくりで成功している世界の企業には、2通りあります。ひとつは、市場の好奇心を引き出し、使ってみたいと思わせる力を持つ製品を出す企業。もうひとつはできるだけ安く、シンプルな製品をつくる企業です。


世界で高水準を保つためには、日本人研究者だけでは足りません。核となる技術の研究でも、中国人やインド人などを投入していくことが必要です。いま、TDKには全世界で博士号を持っている社員が300人近くいますが、日本人は約100人弱だけで、中国人が約150人と最も多くなっています。そのうち何人か、チームワークに向いている人を日本に連れてきています。


もちろん守るべき情報は徹底的に守ることが大事ですが、雇った外国人が辞めていく場合でも同じですし、海外拠点がマザー工場になれば技術流出が避けがたいことも覚悟しておく必要があります。ただ、いかなる技術もいつかは陳腐化します。守ることに汲々としてグローバル化が遅れては、生き残れません。覚悟を決めて、次のイノベーションを目指すべきでしょう。


TDKでは国籍を超えて優秀な人材を活用しています。コストを下げるだけではなく、生み出す価値の方を増やすためです。


賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶといいます。私はまだ愚者だから、経験から学ぶことが多いのです。失敗の経験を繰り返し、歯ぎしりしながら是正してきたというのが実情です。


企業の美しさは財務諸表に表れます。たとえば損益計算書で、利益率が高ければ高いほどいいのでしょうか。そうではなく、次の成長に向けてきちんと投資をし、従業員への正当な報酬を支払うことで、美しくバランスするのです。


正論は時に人を傷つけます。議論に勝っても、相手がこちらを向いてくれなければ仕事になりません。それを忘れてはいけません。


何が正しいかの解は状況によって変わることがあります。しかし、美しさは変わりません。だから企業でも人の生き方でも、美しさにこだわらなければいけません。


外国語の新聞・雑誌を読む作業は、苦労はありますが実りが多いと思っています。中国問題ひとつとっても、日本の新聞と外国メディアとではとらえ方がまったく違うからです。私たちは、帰国したときに情報に遅れてしまうのではないかと不安になり、海外へ出たときも日本の新聞を手にしてしまいます。しかし、ときには外からの目で世界や日本経済を見ることも必要なのです。


利益のために商品を不当に高く売るとか、従業員や仕入れ先、地域社会に迷惑をかけるようなことはあってはなりません。そうではなく、「美しい利益」をあげることが大切なのです。私はこのような考え方を歴代社長のもとで徹底的に叩きこまれました。


売上高が確保できればそれでいいではないかという考え方もあると思います。しかし、私は利益率にこだわりたい。利益率は会社や事業に対する非常にフェアな評価であると思うからです。


歴代社長のもとで徹底的に叩きこまれたトップとしての心構えは要約すると5つです。(1)フェアであれ。(2)努力せよ。(3)スピードを重視せよ。(4)数字には限界がある。それを知らないと大変な間違いを犯す(5)企業は芸術だ。


みんなが正しいと思っていることが、時代とともに変わってしまうことは珍しくありません。その点、美しいことは変わりません。経営で言うなら、利益だけでなく、社会的役割を大切に考えること。社会の公器として、どんな時代でもこれだけは大切にしなければいけないもの。それが美しさではないかと考えます。


澤部肇の経歴・略歴

澤部肇、さわべ・はじめ。日本の経営者。TDKの社長・会長。東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、東京電気化学工業(のちのTDK)に入社。経営企画室副部長、記録メディア事業本部欧州事業部長、取締役記録デバイス事業本部長などを経て、社長、会長に就任。

他の記事も読んでみる

三島由紀夫

青春の特権といえば、一言をもってすれば無知の特権であろう。


ムーギー・キム(金武貴)

今のようにネットが発達すると、ツイッター、ブログ、SNSなどで情報を常時発信できるため、毎日の頑張りの差が、簡単に可視化される。だからこそ、毎日の頑張りの発信が、応援を受けるうえでより重要になってきているのだ。


松野小百合

新興国でモノを売りたいなら、相手に合わせる姿勢が必要。


青田嘉光

先を見据えて社会の課題に向きあわなければ、当社自身もまた成長してはいけない。中長期の視点で企業や社会の課題やニーズを見出して、当社の強みを活かしたビジネスチャンスを作りたい。


最上悠

精神が乱れているときには、呼吸も乱れているとも言われます。どうしても困ったときには、腹式呼吸をしてみましょう。オリンピック選手やメジャーリーガーも本番前に腹式呼吸をして、緊張など、自分の感情をコントロールしています。騙されたと思って、一度やってみてください。無駄な緊張を取り除き、自分が持っている力を発揮しやすくなるでしょう。


倉持淳子

紙の手帳を使うのは、手書きにこだわりがあるからです。手帳には自分の成果や行動を数値化して記録しますが、ひと手間かけて手で書き込むからこそ、数値を自分のものとしてとらえることができるようになります。


小林栄三

企画書はあまり見ません。プレゼン用の書類なら、いまは新入社員でも立派なものをいくらでもつくりますから。新規の投資案件に対してGOを出すかどうかは、書類を見て判断することはほとんどしません。見るのはパッションです。熱い思いです。とくに担当者の目を見ます。


志賀俊之

自暴自棄にならずに済んだのは、思いがけない人からの励ましがあったからです。私をインドネシアに送り込んだ役員から、ある日、電話がかかってきた。「再起を期すんだろ。見ててやるからがんばれ」。うれしかった。決して忘れ去られたわけではない――。彼の言葉を支えに、気力を振り絞ってインドネシアでの事業展開やアジア戦略を考え続けました。


陰山英男

手帳にToDoリストの項目が入りきらないときは、思いきって何かを諦める。本当はやらなくてもいいこと、あとでやればいいことや、今、他の人の力を借りられることがないか、改めてToDoリストを見直してください。


森本貴義

多くの成功者は自分を客観視するスキルに長けていて、何が自身のスペシャリティで、いま自分はどのレベルにあるか、理路整然と言うことができました。そして人の何倍もの努力をし、努力する方向を間違えていない。


カジポン・マルコ・残月

ドストエフスキーのお墓参りをしようと思ったのは、作品があまりに偉大すぎて、とても人間が書いたとは思えなかったから。架空の人物が書いたような気がして実在感がないんです。でも、お墓に行けば実感がわくんじゃないかと思いました。それで、墓地に行ったらドストエフスキーがほんとにいた!「お墓があるんだから確かに実在したんだ。実在したからここにお墓があるんだ」というのを全身全霊で感じました。僕、「アートサンダー」と呼んでるんですけど、その時、「芸術の雷」に打たれたんです。以来、正気に戻らないまま23年間、墓巡礼を続けています。


黒田如水(黒田官兵衛)

お前たち家来の間にも、気が合うか気が合わないかによって、仕置をする上に過ちができることがあろう。気の合う者に対して贔屓して、悪いことも善く思い、あるいは悪いと知りながら、自然とそれに親しむようになるものである。気の合わない者に対しては、善人をも悪人と思い、道理をも無理のように思い誤ることがある。気が合う家来、会わない家来とでは、仕置の上にもこのような私心ができてくるものであるから、みな、よく注意せねばならぬ。