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湯本貴和の名言

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湯本貴和のプロフィール

湯本貴和、ゆもと・たかかず。日本の生態学者。「京都大学」教授。徳島県出身。京都大学理学部生物学科卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。神戸大学教養部助手・講師、京都大学生態学研究センター助教授、総合地球環境学研究所教授、京都大学霊長類研究所所長・教授などを務めた。

湯本貴和の名言 一覧

「仲間だ」「仲間でない」と峻別するのもヒトの特徴です。現生人類が今の地位を築いてきたのには、敵対する勢力に命を賭してでも対抗しようとする団結心が芽生えることと無縁ではないはずです。無論、安易なナショナリスズムは無益の争いをもたらしてしまうので注意が必要ですが、自分たちの権益を守るために仲間内で団結するのもヒトであるがゆえと言えます。


ボノボは群れ同士や同じ群れの中で、オス同士が対立することはめったに見られません。チンパンジーはオスが威張っていて、全てのオスのランクは全てのメスより上。一方、ボノボの場合はメスの序列が高いこともあります。ボノボはメス同士の団結が強く、これらがチンパンジーに比べて融和的な性格をもたらしているのかもしれません。


言葉が先にありきではなく、ヒトには仲間と協力したり、教え合ったりする習性が先に備わり、それらをより高度に効率よく行うために言語を生み出した、というのが私たちの考えです。どちらが先だったのか定かなことは分かりませんが、ヒトは情報共有がチンパンジーなどの他の類人猿より優れていることは確かです。


リスクを取るのもホモ・サピエンス(ヒト)の特徴と言えるでしょう。食べ物でいうとヒトは雑食で肉や野菜、魚と様々なものを食します。一方、チンパンジーは自分たちが食べたことのないものには、手を伸ばそうとしません。人類がアフリカ以外の場所に生活の拠点を広げてきたのは、毒があるかもしれない食べ物を含め様々な食べ物を口にしてきたからでしょう。船で大海原を渡るようなことをしたのも、リスクを取ることができたからです。


ITやSNS(交流サイト)の浸透した現代社会では、「シェア」という言葉がよく聞かれるようになりました。このシェアこそヒトをヒトたらしめているのです。昨今、イノベーションが急速に加速しているのは、ITやグローバル化によってより短い時間でより濃密にシェアできることと無縁ではないはずです。


絶滅危惧種のサルが増えている理由の一つは、人間の暮らしのために原生林が破壊されていることです。原生林を保存できることに越したことはありませんが、再生林でも工夫すればサルたちが暮らしていけることも分かってきました。彼らが暮らしていける再生林を増やしていくために、私が応援していることが現地の人が潤う仕組みづくりです。ボルネオやアフリカのガボンでは、再生林を育て、その近くで現地の人が宿泊施設やエコツーリズムを運営し生活の糧を得ていますこうした仕組みをブラジルなど他の地域に広げていくことも我々の使命と考え、活動しています。


湯本貴和の経歴・略歴

湯本貴和、ゆもと・たかかず。日本の生態学者。「京都大学」教授。徳島県出身。京都大学理学部生物学科卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。神戸大学教養部助手・講師、京都大学生態学研究センター助教授、総合地球環境学研究所教授、京都大学霊長類研究所所長・教授などを務めた。

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