渡部卓の名言

渡部卓のプロフィール

渡部卓、わたなべ・たかし。日本の産業カウンセラー、エグゼクティブコーチ。早稲田大学政治経済学部卒。モービル石油に勤務したのち、コーネル大学で人事組織論を学び、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院でMBAを取得。その後、日本ペプシコ、AOL、シスコシステムズ、ネットエイジなどを経てライフバランスマネジメントを設立。そのほか、ビジネス心理士協会常任理事、帝京平成大学現代ライフ学部教授などを務めた。

渡部卓の名言 一覧

メールでは、「感情」「人となり」といった細かい部分は伝わりませんから、毎日一緒にいる相手とも誤解や齟齬が日常茶飯事になる。


積極的に休憩を取り、気分を一度リセットする。これが集中力と効率を低下させず、1日のパフォーマンス保つ秘訣。


部下の叱り方のコツとして、私は管理職セミナーなどで「かりてきたネコ」の原則を紹介している。
 か……感情的にならない。
 り……理由を話す。
 て……手短に。
 き……キャラクター(性格や人格)に触れない。
 た……他人と比較しない。
 ネ……根に持たない。
 コ……個別に叱る。


叱る際は傾聴を心がけて、背広を脱ぐなど無用な威圧感を与えない工夫もしたい。叱るタイミングにも注意が必要である。午前中に怒り心頭の部下の失敗も、午後には許せてしまうことがある。


人格や性格をこき下ろし、ほかの社員と比較するのは最低の叱り方と言える。


話す時の主語は「私」にして、「私はあなたのミスが残念だ」などと表現すれば反発を招きにくい。「あなたが不注意だから」など2人称から始まると、本人は余計に責められる印象を持つ。


部下を叱るときは手短に理由を話すことが大切です。相手本人の頭で理解させ、責任の追及が目的ではないと理解させることがポイントです。


パワハラ問題を起こす人たちは、リラクセーションが苦手の傾向がある。夏休みにはゆっくりと心身の養生を心がけるようにしたい。


ストレスの時代では、誰もがパワハラと誤解されるリスクもある。


パワハラ上司は一匹狼で自信家が多く、他人への共感センサーが欠落したコミュニケーションをしがちだ。


社内のパワハラ問題の予防対策としては、トップ自らが社内外に向けて、「パワハラを許さない」と公言することが重要である。ハラスメントヘの社内アンケートを取って、その結果を公開し、関連の研修会や相談窓口を設けていくことも必要だ。


人間の集中力は50分程度しか続かない。しかも「疲れ」を感じると回復が遅くなり、再び集中するのも難しくなる。仕事の効率を落とす原因は、その日の「調子の良し悪し」には関係なく、まして「加齢」のせいでもない。休息の取り方が悪いだけ。


傾聴できる上司になるには、上司自身が心の余裕を保つことが不可欠。休息法を上司自ら実践するのがベスト。率先して休み、遊ぶことで自身のストレスマネジメントもできますし、チーム全体にも休みやすい環境をつくれます。働いている時間内でも、上手に息抜きを促し、くつろいだ空気をもたらせれば理想的です。こうした働きかけが、職場の人間関係改善の源になるでしょう。


「人間関係」に疲労を覚えるビジネスマンは、年々増えているように思えます。ひと昔前までは、ビジネスマンの悩みと言えば「仕事の量や適性」など業務にまつわることでしたが、現在は「コミュニケーションの悩み」がそれを上回っています。この背景には、IT化による「生のやり取り」の減少があります。近くのデスクにいる相手とも、直接話す機会が減っているのです。


「傾聴」は、イマドキの良い上司の必須条件です。海外でも現在、押し出しの強いトップダウン型上司よりも、聞き上手型の上司のほうが「真のリーダー」と目されるようになってきています。日本では優れたリーダーというと、「統率力があって頭が切れ、英語も使いこなす国際派」といったイメージがまだまだ主流です。しかし、グローバル社会で重視されるのはむしろ共感力などのコミュニケーション力。傾聴の姿勢はもちろん、ユーモアや明るさも持ち、それでいて仕事もスマートにこなすことが求められます。


人の話を聞かない上司の対処法は、「おだてる」こと。話を聞かない上司にはタイミングを見て、「いつもじっくり話を聞いてくださりありがとうございます!」とさりげなく芝居をうつのです。人間は褒められると、その行動を繰り返す性質があります。上司は知らず知らずのうちに自分の悪癖を改善し、「良い上司」に近づく可能性もあります。「ゴマすりは嫌だ」などと考えず、ここは戦略的にお世辞を使うのも、試す価値がある選択です。


産業カウンセラーやビジネスコーチとして多くの相談に乗る中で見えたのは、「疲れやすい人」には一定の特徴があるということです。最も顕著なのは、「今」以外のことに気を取られやすいという点です。不快なひと言を何日も引きずっている、「明日も嫌な目に遭うのでは」と不安がっている。悩みのうちの多くがそうした過去や未来に属するもので、「現時点」ではさほど深刻なことは発生していない、というケースが多々あります。


昔からの日本人ならではのメンタリティも疲れを増幅させている面があります。日本人には真面目で完璧主義、ひいては減点主義な人が多く、「上手くできないところ」に目を向けがちです。結果、人の批判や叱責に弱く、それが人間関係の悪化につながることも。そうした個人レベルの気質に加え、社会にも「追い詰められやすい」土壌があります。


辛いことがあればその都度、その内容と、自分が抱いた感情を簡単にメモ書きし、自分を客観視しましょう。ポイントは、そのときの感情に点数をつけること。「怒り10点、悲しみ4点、うらみ8点」など、自分なりの点のつけ方で内訳と理由を記録します。そして1週間後にそれを見直し、「今ならこの件について何点つける?」と考えます。するとほとんどの人は、点数が下がっていることに気付きます。「時とともに出来事を客観視し、ネガティブ感情も薄れていく」ことが点数化によって自ら把握できるのです。これを続けると、思考や認知のバイアスに気付きやすくなります。気にしすぎる、決めつけすぎる、といった癖も少しずつ改善できるのです。


「白か黒か」でしか考えられないのも疲れやすい人の特徴です。「あの人は嫌い」と全否定し、その人の長所は一切見えない、見えても認めない、という「決めつけ」状態になりがちです。心理学では、このように一定の方向へと偏ったものの見方を「認知の歪み」と呼びます。この場合、カウンセラーやコーチと対話を重ねながら認知のバランスを取っていくことがベストです。しかし、日本ではそのような仕組みが欧米ほど浸透しておらず、ためらう人も少なくありません。そこで役立つのが「日記」です。辛いことがあればその都度、その内容と、自分が抱いた感情を簡単にメモ書きし、自分を客観視する方法です。


渡部卓の経歴・略歴

渡部卓、わたなべ・たかし。日本の産業カウンセラー、エグゼクティブコーチ。早稲田大学政治経済学部卒。モービル石油に勤務したのち、コーネル大学で人事組織論を学び、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院でMBAを取得。その後、日本ペプシコ、AOL、シスコシステムズ、ネットエイジなどを経てライフバランスマネジメントを設立。そのほか、ビジネス心理士協会常任理事、帝京平成大学現代ライフ学部教授などを務めた。

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