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清野智の名言

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清野智のプロフィール

清野智、せいの・さとし。日本の経営者。「JR東日本」社長・会長。宮城県出身。東北大学法学部卒業後、旧国鉄に入職。国鉄仙台鉄道管理局総務部長、JR東日本東北地域本社総務部長、財務部長、人事部長、人材開発部長、取締役、常務、副社長などを経て社長に就任。また、日本政府観光局理事長を務めた。

清野智の名言 一覧

我々が気付かないアイデアがたくさんあります。特に最近の若い人は、どんどん面白いアイデアを出してきます。彼らのアイデアを募って、その中でいいものをどんどん具現化していく。そうすると、まちの活性化にもつながります。


大事なことは、観光素材の掘り起こしには地元の方々のアイデアが欠かせないということ。東北の人々が連携して、地道に時間をかけて諦めないでやっていく。そうすると、クチコミなどでその魅力が伝わり、次から次へ広がっていきます。


安全対策に絶対はありません。さらに、終わりもありません。


「安全」に終わりはないということに加え、もう一つ大切なこと、それは事故を語り継いでいくことです。過去の、特に痛い歴史を次の世代に伝えることは、過去を知る者の使命です。そうすることにより、「安全」に対する思いも伝えていけると考えています。


レールの敷かれていない未知の世界を開拓する自負をもって、新たな顧客価値を想像していきたい。


安全・安定輸送を実現するには、技術だけでなく社員一人一人の意識こそが重要です。


入社以来、一貫してお客様の命をお預かりしているという意識に変化はありません。夜中の間違い電話にも(何かあったのではないかと心配になり)寿命が縮まる思いです。


安全対策にゴールはありませんが「究極の安全」を目指し、ありとあらゆる努力を重ねなくてはなりません。


安全を追求することは鉄道会社として当然の責務ですが、それに加え、鉄道が走る街に住む人々に安全を提供していきたいと考えています。駅で助けが必要な方には社員がすぐに手を差し伸べる。そんなことも含め、ひとつひとつの街、ひいては国の安全と安心に少しでも貢献していければと思っています。


我々の役割はできるだけ早く安全に乗っていただくサービスを提供することです。


弘前市の桜まつりでのセレモニーで挨拶をしたのですが、みんなから「よかった、よかった」と言われて涙がこみ上げてきました。普段は当たり前に切符を売ったり、運転したりしているけれど、私たちはやはりそれだけ重い仕事をしているのだということを感じた。「つなぐ」ということの意味を改めて感じました。
【覚書き|東日本大震災での東北新幹線復旧達成直後に語った言葉】


地域の人たちから、「ありがとう」と言われるときが一番嬉しいですね。社会インフラを支えているという自分たちの役割を今一度再認識させてもらった。


母親というのは、どんな人にとっても、自分に最大の愛情を注いでくれた人ということなんでしょうね。「しつけ」というのもその愛情のあらわれだと思います。


母から学んだことは、嘘をつくなということと、他人のことを思いやれということ。母は私に何事にも「優しくしなさい」と常に言っていました。それから子供同士でケンカになったときも、適当なタイミングで母は「いい加減にしたらどうだい?」と言ってきたのを覚えています。


国鉄時代には多くの事故が起きていました。安全対策の必要性が叫ばれていたものの、経営が赤字続きだったため、安全のための十分な投資がなされているとは言い難い状況だったのです。安全対策には費用がかかります。経営を盤石なものとし、利益を出してこそ、安全対策を行うための十分な原資が生まれます。


野生のサルが温泉に入っていることで有名になった地獄谷温泉も、外国人観光客が情報を発信し注目を集めるようになりました。こうした世界的にはまだ知られていない地方の魅力を発信することが重要です。今は有名ではないが、実は価値が高いものがたくさんあります。歴史的に価値がある場所や建物であるならば、その背景や流れを外国人旅行客にしっかりと伝える工夫が求められています。


日本ならではの魅力とは何か。たとえば、世界中の富裕層が訪れるタイのプーケットには外資系の5つ星ホテルが林立しています。日本には四季があり色とりどりの景観を楽しめるという魅力もありますが、もっと外国人の目線でコンテンツを発掘し、磨き上げ、PRすること。欧米の観光客に、日本を選択してもらうための重点的な取り組みが必要です。


これまでは各県がプロモーションを一生懸命やっていました。しかし、それでは自分たちの場所だけになる。ただ、台湾や中国にPRで行っても県の予算が使われているわけですから、それも仕方ないことだったかもしれません。しかし、現状のままでは東北の観光振興にはつながりません。3泊4日とか5泊6日で来られる方にとっては、1つの県では不十分です。そのためにも東北観光推進機構としては東北6県と新潟県が一緒になって、自分たちだけでなく、隣や他県と一体になって宣伝していこうと。それを実現するための旗振り役を担っています。


観光資源ということでは、やはり奈良・京都が有名です。それから東京でしょうね。訪日外国人の間では、これまで「ゴールデンルート」と呼ばれる東京・名古屋・京都が中心なのですが、既に奈良と京都は宿泊能力の面から、ほぼ満杯になってきています。その中で今後は東北をもっと前面に出していかなければと思っています。東北にはたくさんの素材があります。ところが残念なことに、地理的な問題で東北の観光素材は点在しています。京都であれば、どこか1か所に連泊して1週間かけて見学できるのですが、仙台で連泊して東北を回ろうとしても無理があります。ならば、我々が移動するコースを提案していく必要があります。では、何を目的にお客様は来られるのか。温泉に入るというテーマでコースを示すのも一つの手です。それから、冬のシーズンであれば、雪を見る、雪に触るコースもあるでしょうね。何泊するかによって様々なルートを提案することができると思います。


我々は鉄道会社です。鉄道会社はお客様に乗っていただいて事業が成り立ちます。新幹線も東京の山手線もそうですが、A地点からB地点まで乗っていただかなければなりません。ただ、東京の方々が山手線で東京の都心をグルグル回るだけではなく、やはり東京の方々に青森や秋田にまで行っていただいたり、逆に秋田の方々に東京に来ていただいて、東京から秋田に戻ると。そういう移動を生み出さなければ我々は成り立ちません。ですから、我々が観光に関する素材や面白い列車を企画して乗っていただき、目的地で楽しんでいただけるような仕組みを提供しなければなりません。そのためには地元の方々のバックアップが必要になります。


「日本は安全で交通機関も整備され自然も美しいから旅行客が集まる」といった考えを一度改めて、さらに旅行者に来てもらうために、外国人旅行者の目線で現実的な利便性を高めていかねばなりません。たとえば地方に多い日本風旅館を好まれる外国人はとても多いのですが、外国人向けの案内がないので分かりにくいという指摘もあります。使い勝手を良くするために設備をリノベーションすればさらに価値が高まるでしょう。大都市圏に新たにホテルを建てるだけでなく、このような地方の旅館をもっと生かすことを考えていくべきです。


少子化の中で日本経済を盛り上げていくため、インバウンドの増加による観光産業の活性化が求められます。外国人が日本に来て買い物をするのは、いわば輸出と同じです。17年のインバウンドは2869万人で、国内で消費した金額は4兆4千億円です。これを20年には4千万人8兆円に、30年には6千万人15兆円にするのが目標です。日本で最も輸出が多いのは自動車産業で、金額的には12、13兆円。次いで化学の7、8兆円ですが、これらを見ても観光産業がいかに大きなマーケットかが分かります。


清野智の経歴・略歴

清野智、せいの・さとし。日本の経営者。「JR東日本」社長・会長。宮城県出身。東北大学法学部卒業後、旧国鉄に入職。国鉄仙台鉄道管理局総務部長、JR東日本東北地域本社総務部長、財務部長、人事部長、人材開発部長、取締役、常務、副社長などを経て社長に就任。また、日本政府観光局理事長を務めた。