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河合薫の名言

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河合薫のプロフィール

河合薫、かわい・かおる。日本の社会健康学者。千葉出身。小学4年から中学1年までを米国アラバマ州で過ごす。千葉大学教育学部卒業後、全日空で国際線客室乗務員を4年経験したのち、第一回気象予報士試験に合格し、テレビのニュース番組ニュースステーションなどでお天気キャスターとして活躍。その後、東京大学大学院医学系研究科で保険学の博士号を取得。

河合薫の名言 一覧

自立とは依存の先にあり、「あなたは大切な人」というメッセージを感じたとき、人は自分の足でふんばって立つたくましさを発揮する。


人は自分が冷たい雨に降られるまで、その冷たさに気づかない。


ときには「ニッポン人」をやめてみましょう。海外に行くとサービスの悪さに唖然とすることがありますが、ああいうマインドも効率化には大切。


「天職」は英語で「calling」「vocation」。どちらも「神様のお呼び」が語源。つまり、やりがいは「呼ばれた仕事をきちんとやっている人」だけが手にする、仕事の天使からの贈り物。


人生では「ここは踏ん張らなきゃ」ってときが必ずある。そんなときに「もうちょっとだけ踏ん張ろう」と生きてきた。


リフレッシュタイムを勤務時間に設けることでエネルギーがチャージされ、仕事の能率は上がる。忙しいときほど無駄を作る。それが結果的に残業削減につながる。


霊長類であるヒトには睡眠が必要不可欠。6時間未満の睡眠は心身にダメージを与えるため、心疾患や脳梗塞のリスクを高め、わずか5日の睡眠不足でも抑うつ感が強まる。


脳はツラさを嫌い楽しさを好む。そのメカニズムを利用しネガティブな感情が出る前に休憩するのです。人間の集中力の限界値は90分。忙しいときほど積極的に休んだほうが効率は上がる。


演じることは、私も大賛成。(自分は役割を演じていると)割り切ることで、かなり救われると思います。


もし、一人でも多くの人が「優しくする努力」を心掛けたならば、いじめは継続されるものではなく、一時的な人間関係のひとつとして処理できるのではないだろうか。部下に厳しくする上司が、厳しさと厳しさの隙間を、優しくする努力で埋めることができたら、部下に信頼される厳しい上司になれるだろう。いじめが無意識であっても、意識的であっても、優しくする努力を日々、重ねていくことが何よりも大切だと思う。


上司からのいじめ問題では、いじめている上司が部下をいじめていることに気がつかないケースが多い。無意識のいじめのほとんどは「自分も昔、上司から厳しくされたことが自分の成長につながったから」という上司の心理状態が背後にあり、「部下のため」にとった行動が、いじめの元凶になっている。


人間には脅威的な状況にもどうにかうまく適応しようとする、レジリアンスという能力がある。人間にも植物や動物と同じように、生きようとする本能がある。しかし、レジリアンスは「どうにかしよう」とか、「このままじゃ駄目だ」と、困難を乗り越えようとする意志が当人に芽生えない限り機能しない。植物のレジリアンスを引っ張り出すのが太陽の光であるように、人間も困難を乗り越えたいと将来に光を求めない限り、生への力は発揮されない。


厳しい上司の態度は、部下の自尊心を低下させ、「できない自分」はどんどん追いつめられる。できなければできないほど上司は部下を監視するようになり、さらに部下は逃げ場を失ってしまう。


子供のいじめ問題で、テレビ番組のコメンテーターや記者が「弱いものいじめは卑怯だと、子供たちにもっと教えるべきだ」とごもっともな意見を言うのを聞くたびに、なんとなく釈然としない気分になる。なぜなら、子供のいじめ問題は、大人社会の縮図。大人の方がもっと卑怯なことはやっていないか?と思ってしまう。


ストレス解消のポイントは毎日行なうこと。ついついストレスが溜まると余裕のない生活を送りがちですが、1日10分でもいいので「心のメンテナンス」の時間を確保してください。仕事帰りに一杯やるのもオッケー。グイグイっとビールを流し込めば「心のお掃除」にもなります。


世の中には「五月病は一過性。放っておけば治る」と軽視する人もいますが、侮ってはダメ。雨を降らすストレス雲にうまく対処しないと、慢性的なメンタル不全に陥るリスクもある、油断できない症状なのです。


ある企業では昼休みにヒップホップダンスを取り入れました。最初は「みんなで踊るなんてムリ!」と社員たちは大ブーイングでしたが、56歳の部長が勇気を出して参加。その微妙な踊りに社員たちもつられ、一人また一人と加わり今ではストレス発散の時間として役立っているそうです。


「捨てる美学」を持って下さい。たとえば会議のプレゼンに、資料をあれこれ揃え凝ったパワポをつくるのではなく、「伝える気持ち」だけを大切にしましょう。人間の処理能力はさほど高くありません。情報を削ぎ落としたほうが受け手にはむしろ伝わります。


心的な疲れを癒やすには、適度な運動、精神的ゆとり、遊び、おしゃべり、笑いなど、心的疲労を癒やす資源が必要不可欠。時間がたてば自然に消えていくものではありません。


「休む」という作業は、人生を豊かにする大切な時間です。ただただボーッとしたり、大切な人とたわいもない話をしたり、美味しいご飯を食べたり……。身体、心、脳が元気になれば仕事にもプラスになる。


実はかくいう私も毎年五月は調子が悪い。とにかく気が滅入る。思い通りの結果が出ないまま一年の半分が終わると思うと無性に不安になってしまうのです。そんなときの対処法は「上を見る」こと。すると空のデカさに驚き「ま、いっか。あと半年もあるんだから頑張ろう!」と思えるから不思議です。毎年これを繰り返す自分には呆れてしまいますが、アナタも行き詰まったら上を向いてみてはいかがでしょう。いいことがあるかもしれませんよ。


人はネガティブな感情を抱いていると物事をどんどん悪い方向に考える傾向がある。へこんだ気持ちのまま何をやってもろくなことはありません。いい考えは浮かばないし、パワーも出ない。それに不思議なもので心の針がプラスに戻った途端、それまでストレスだった問題が「たいしたことじゃない」と思えることも。ですからまずストレス発散に集中し、そのうえで問題解決に取り組んでください。


五月病脱出の対処方法は二つあります。「鬱々とした気分を晴らす」対処と、「問題を解決する」対処です。前者はストレスへの対処(情動中心型対処)といい、心に溜まっているストレスの雨を吐き出し、ネガティブな感情をコントロールするのが目的。運動したり、カラオケに行ったり、おしゃべりをしたり、買い物をしたり、ときには「仕方がない」と諦めたり、解決を先送りする。一方「問題を解決する」対処はストレッサーへの対処(問題中心型対処)といい、「ストレスの原因を考える」「解決するのにできることを検討する」といった具合にストレス雲を退治し、二度とストレス雨を降らせないのが目的。


私は頑張るのが大嫌い(苦笑)。根性とか我慢も、あまり得意ではありません。ただし、一つだけ大切にしていることがあります。それは「踏ん張ること」。自分の期待どおりの結果が得られなくても、逃げ出したくなったり、諦めそうになったりしても、大きく足を広げて地面を踏みしめて踏ん張ることだけは大切にしてきました。


人間は人と結びつき、集団で暮らすことで生き延びてきました。人は生まれつき人を信じやすく、信頼と共感は人類が生存するメカニズムです。赤ちゃんが生まれてから数時間で母親を見つめ、表情を真似るようになるのも、人間に「身近な人と関わりを持とう」とする本能があることの裏付けだとされています。唯一無二の「個の確立」は幻想でしかない。関係性の中にこそ個は存在し、依存の先に自立は存在します。


大切なのは目の前の仕事に丁寧に取り組むこと。40代になるとある程度の仕事はこなすことができます。でもそうではなく、ちょっとだけ工夫をしたり、ちょっとだけ周りが喜んでくれるようにきちんとやったりする。そうすれば自分自身も変わっていくし、周りの見る目も変わってくるはず。


大切なのは「自分で限界を設けない」こと。そうすれば可能性は無限大に広がっていきます。今の中高年は以前に比べると体力的には若く、知力も若干鈍化はしますが70歳まで伸びていくことが分かっています。若さと知力を生かして、自分の価値を高める必要がある。


「ダイバーシティ」を掲げる企業も多いですが、本来の意味でのダイバーシティをしている企業は非常に少ない。国籍、年齢、採用形態などあらゆる属性の人と一緒に協働するという概念なのに、なぜか女性登用の話ばかりなのです。「なんの目的でダイバーシティをなさっているんですか?」といっても、答えられるリーダーはほとんどいません。これでは、いつまで経っても多様な人が能力を発揮できる職場にはならないでしょう。


私が運よくメンタル不全にならなかったのは「環境」に救われたからに他なりません。「キミは十分に頑張っているよ。自分に自信を持ちなさい」とある人に言われ、「そっか。今のままでいいんだ」と、強ばっていた心が楽になりました。たった一人でいいので声をかけ、隣に立ってくれる人、「わかってるよ」と共感してくれる人がいれば、なんとかなります。


メンタル不全は決して「特別な人」だけが陥る症状ではなく、必死に働いていれば誰もが一度や二度、うつになりかけたことがあるはずです。少なくとも私にはありました。毎晩じんましんに襲われ、パソコンに向かうたびにめまいがし、当時を思い返すと「うつの一歩手前だった」と怖くなります。メンタル不全は「性格の問題」でもなければ、「個人の努力不足」によるものでもない。その個人が置かれた環境、その人を取り囲む環境に大きく左右されるのです。


「日本人って、ストレスに弱くなったのでしょうか?」。これまで何度もこう聞かれてきました。その度に私は、「弱くなったわけじゃない。ストレスの傘が減っただけです」と答えてきました。雨が降ったときに差す傘が、「自分の周り」に見当たらないのです。雨宿りをしようにも、休ませてくれる場所も余裕もない。皮肉なことに便利さを追求し続けた結果、かつては家庭、地域、職場に当たり前にあった傘がどこかにいってしまいました。そして、何よりも残念なのは、傘を手に入れるのが上手い一部の人たちが「個の確立」というマジックワードを乱用したことで、ちょっとだけ「へなちょこさん」が、生きづらい世の中になってしまったことです。


WOMANの「W」をひっくり返してみてください。「M」。そうです、MANの「M」。つまり、女性の問題は男性の問題でありコインの表と裏のようなもの。男性上司は「女性にやさしい職場」ではなく「男性にやさしい職場」を目指してください。ワーママを閑職に回す前に、イクメンを社内に増やしてください。きっとそれだけで「女性たちのモヤモヤ」が解消され、モヤモヤを口にすることすらできない男性も元気になるはずです。


これまで私は講演会や取材で大小様々な企業を訪問したり、10年間で600人以上のビジネスパーソンにインタビューをしたりしてきました。その中で感じたのは、「残念な職場」がたくさんあることです。リーダーが、「現状を打破したい」「職場を変えたい」「部下の能力を引き出したい」などと言っているけれども、実際には、リーダーがそれを邪魔しているという職場です。たとえば、ある企業に「ダイバーシティ」に関する講演を頼まれたときのことです。現地で社長さんと話してみると、「私は、女の人をどんどん登用したいのだが、うちの職場は女性の役員が増えないのだよ」とおっしゃっていました。ところが、講演会場に向かう途中、他の社員と一緒にエレベーターに同乗していたら、女性社員が先に降りていきました。その様子を見て、社長さんが言った言葉に耳を疑いました。「あれはうちの社員か? 女は三歩下がってついてくる、っていう言葉を知らんのか」。要は、本気で女性を登用したいなんてこれっぽっちも思っていないのです。


河合薫の経歴・略歴

河合薫、かわい・かおる。日本の社会健康学者。千葉出身。小学4年から中学1年までを米国アラバマ州で過ごす。千葉大学教育学部卒業後、全日空で国際線客室乗務員を4年経験したのち、第一回気象予報士試験に合格し、テレビのニュース番組ニュースステーションなどでお天気キャスターとして活躍。その後、東京大学大学院医学系研究科で保険学の博士号を取得。