池田貴将の名言

池田貴将のプロフィール

池田貴将、いけだ・たかまさ。日本のビジネスコーチ。早稲田大学在学中に渡米し、能力開発の権威アンソニー・ロビンズから指導を受ける。その後、日本で人材育成、能力開発の活動を行った。著書に『動きたくて眠れなくなる。』『覚悟の磨き方超訳吉田松陰』『未来記憶』ほか。

池田貴将の名言 一覧

本気で何かに取り組みたいなら、安全圏にいるのではなく、失敗すれば何かを失うリスクを背負うべきです。


むやみにリスクを取ればいいというものではありませんが、ここぞというときにリスクを背負うからこそ人は覚悟が決まり、持てる力を発揮できる。


思想やノウハウがオリジナルかどうかにこだわるのは小さなこと。大切なのは、あくまでも志の中身です。


大好きな人に告白できるのは、恋が成就する場面をイメージしているからです。振られることをイメージしていては、とても勇気が出せないでしょう。営業電話をかけるときも、相手に怒鳴られることをイメージしていたらモチベーションが湧いてこないのは当然。頭のなかのイメージが人の感情を左右するということを理解しておきましょう。


自分に対する質問を変えることで、感情は変わるのです。たとえば、コピー取りを頼まれたとき「これ、俺の仕事か?」と頭のなかで質問してしまったら、「俺の仕事じゃないよ!」という答えが出てきてしまう。当然、「頑張ろう」という感情にはなりません。後回しにしたくもなるでしょうし、ミスも誘発されるかもしれない。では、「この仕事でどういう成長ができるだろう?」と自分に質問したらどうでしょう。たとえコピー取りであっても、成長にプラスになる点を探せるはず。小さくても、それはモチベーションを高め、パフォーマンスを向上させます。


多くの成功者をみてきた感想ですが、彼らもまた、努力が三日坊主に終わりがちな普通の人です。違うのは、そこで「俺はダメだ」と思うのではなく、懲りずに翌日からまた挑戦できること。たとえ挫折を繰り返しても、そのたびに「自分を変える」という決断をし直せる人は、必ず変わっていくものなのです。


習慣を変えていくうえで、ひとつアドバイスがあります。それは、たとえ三日坊主になっても自分を責めないこと。いい習慣を身につけたり、悪い習慣を断ったりして自分を変えようとする。その挑戦が短期間で挫折してしまったとき、私たちはつい、「自分はダメなんだ」と思ってしまいます。けれども、本当は三日坊主がいけないのではありません。三日坊主のあとに諦めてしまうのがいけないのです。考えてみてください。いい習慣を三日間継続できたけれど、四日目に挫折した。ここで諦めればそれまでですが、諦めずに翌日から再チャレンジして、また三日間続けられたとします。この調子で三日坊主を一年間繰り返したら、一年の四分の三はいい習慣を実践できたことになります。もう、習慣が変わったといってしまっていいはずでしょう。


私はセミナー受講者のみなさんに「胸を2センチだけ前に出してください」とよくいいます。わずか2センチ胸を張るだけですが、確実に気分が晴れるのを実感できるはずです。他にも、日ごろから「いいことがあったから笑う」ではなく、「いいことを起こすために笑顔でいる」と心がける。気分がいいから元気に挨拶をするのではなく、「おはよう!」と元気に挨拶することで元気になる。身体の使い方は、感情のデザインのなかでも、もっとも手軽に実践できる要素だと思います。


感情をつくっているのは脳です。そして、脳に一番刺激を与える器官は筋肉。身体の使い方を変えると、感情も変わっていくものです。悩んでいる人がお寺に修行にいくと、気分がすっきりするのはなぜでしょうか。いろいろ理由はあるでしょうが、一番大きいのは、お堂の雑巾がけをさせられることだと私は考えています。現代人が滅多にしない身体の使い方をすることで、脳に新鮮な刺激が伝わり、感情が一新するのです。


仕事で高いパフォーマンスを発揮する人たちは感情を味方にして前に進んでいることが多い。もちろん、感情に振り回されるということではありません。イメージとしては、高いパフォーマンスを実行するにふさわしい感情を自分で「デザインする」という感じでしょうか。そうすることで、感情は前に進むためのエネルギーになるのです。


「あらゆる感情には意味がある」という前提で向き合うことで、「ネガティブ」とされる感情が、パフォーマンスを高めるきっかけになるわけです。


不安なら、「自分の潜在意識は、いま進めている仕事の準備不足を感知しているのかも。もう一度、計画をチェックし直そう」と受け止める。あるいは、迷ってしまって決断できないなら、「判断のための情報が不足しているんだな。もっと資料を集めよう」と考える。どうしてもやる気が起きないときは、「いまやっている作業が生産的ではない、と潜在的に感じているんだな。よし、やり方を根本的に見直してみよう」。このように、一般には「ネガティブ」とされる感情も、きちんと向き合えば、自分の成長のために役立つ意味を読み取ることができるのです。


「ネガティブな感情」のせいで仕事がうまくいかなくなってしまう人と、むしろパフォーマンスを高めるきっかけにできる人とがいるのは事実です。その差はどこにあるのでしょうか。うまくいかない人は、「不安になってはいけない」「迷っていてはいけない」「ネガティブになってはいけない」と感情を否定します。一方、うまくいく人は、自分の感情をきちんと受け入れます。「感情とは、潜在意識が自分に伝えてくるメッセージである」ということを理解しているからです。


年収一億円を稼いでいたり、会社を上場させたりといった、成功を手にした人でも、いわゆる「ネガティブな感情」にとらわれることは当然あります。日々、不安になったり、迷ったり、無力感を感じたりする点では、成功者もそうでない人も変わりない。それが、多くのビジネスマンをコーチングしてきた私の実感です。


現代で命を懸けるシーンは考えられないし、実際に命を投げ出すようなことがあってはならないと思います。ただ、自分のクビをかけてプロジェクトに取り組む場面はありえます。そのときに、本当にいまがすべてを懸けるタイミングなのか、それをしっかり見極めたいところです。


社会をよくすることに貢献している確信が持てるなら、その仕事を一生懸命やればいい。ときに上司や同僚と衝突するかもしれませんが、気にする必要はない。たとえ批判されても、自分の誠意を貫き通すことが大事です。批判を恐れて信じることを封じこめてしまうのはもったいないことです。


現代はスピードが速く、情報が次々に飛んできます。そうした外的な環境に反応して何かを懸けるのは、単なるギャンブラーです。


自分が「成長できる」と考える人は、「周囲も成長できる」と信じ、経験・年齢を問わず幅広い意見を集め、成果が出しやすくなる。「自分は成長できる」「今からでも遅くない」と信じることで、意欲を高め、成果につなげましょう。


チームの生産性を上げるには、みんなを良い気分にさせることです。ちょっとしたことでも、ご褒美は仕事に好ましい影響を与える。「ご褒美」はモノだけではありません。「褒める」「朗報を伝える」「変化に気づき指摘する」などで、相手に良い気分になってもらいましょう。


目標設定で大事なのは、「手が届きそう」「実現可能性がある」こと。実現のイメージが湧かない高すぎる目標もまた、人を無気力にしてしまうのです。モチベーションを上げるには、「難しそうだけどできること」を掲げることです。具体的な数値を出せば、「手が届きそう」かが判断できるのです。


期限を決めることは、いつ集中して取り組むか、予定や優先順位を決めるのに役立ちます。この考えをより活用し、小さなタスクにも期限を設定してみましょう。たとえば、プレゼンの準備なら、資料集め、パワーポイントの作成、データや数字の確認、話す練習など、様々なタスクに細分化できるはず。それぞれに区切りをつけると、スムーズに準備が進むでしょう。


「もっと良いものを作りたい」など「主観的理由(自分がどうしたいか)」を仕事の目的にすると、モチベーションを比較的一定に保つことができます。他人との競争が悪いわけではありません。ただし長期的視点で見ると、他人と比較することはストレスになります。成長したいという意欲を伸ばすには、過去の自分と比べて伸びを実感させることです。


成長に頭打ちを感じ、意欲が減退しているのなら、評価の仕方を変えてみてはどうでしょうか。こんな実験があります。ある中学生にテストを解いてもらいました。Aチームには事前に「他の学生と比較して評価する」と、Bチームには、「あなたの成績の上がり具合を基準にして評価する」と伝えました。結果、Bチームの成績が大きく伸び、しかも「テストが楽しかった」という声も多く出ました。つまり他人との比較より「自分の成長度合いによって評価」されたほうが人は努力しやすいのです。


ある実験で、「アンケートに答えてくれたら5ドルあげます」と発表しました。Aチームには「締め切りは5日後です」と伝え、Bチームには提出期限を設定しませんでした。すると、Aチームの提出率は66%、Bチームはわずか25%でした。5ドルという報酬があるにもかかわらず、Bチームは提出しない人のほうが多かったのです。この実験からわかるのは、人は期限を設けないとやる気が出せないということ。つまり、相手に動いてもらうには、区切りを作ることが重要です。


私は朝にジョギングをするために、ジョギングウェアのままで眠ります。朝起きてウェアに着替える手間がないので、出かける気になります。他にも、すぐに取りかからねばならない仕事に関しては書類を手前に置くなど、プロセスを減らす工夫をするだけで、うまくやる気につなげられます。「どこに置けば取り出しやすいか」を考えることは、未来の自分を思いやることにつながります。「取り出しやすさ」=アクション数を考えて整理整頓してみましょう。


次のような実験があります。Aチームにはむき出しでクッキーが入っている箱を、Bチームには同じ数の個別包装されたクッキーをひと箱与えました。するとAチームのほうが約4倍も速くクッキーを完食したのです。つまり必要な「アクション数」(実験では包みを開ける手間)が少ないほど、行動は速くなるということです。これを応用し、やりたいこと、習慣化したいことに関してはアクション数を減らし、やめたいことはアクション数を多くするように工夫すれば、「やりたいこと」に着手することができるでしょう。


ある木材運送業者の積載状況を調べたところ、平均で最大積載量の60%しか積んでいないことがわかりました。その後、「積載量は上限の94%に」と具体的な数値を示したところ、9か月後には積載量は90%にまで上昇したそうです。目標は「具体的」な数値で示すことが重要です。人は求められる以上のことはなかなかしませんが、具体的で受け入れやすい目標を提示されるとやる気を出します。「頑張れよ」という抽象的な言葉よりも、「あと10件分お願い」などと言うほうが行動につながるのです。


池田貴将の経歴・略歴

池田貴将、いけだ・たかまさ。日本のビジネスコーチ。早稲田大学在学中に渡米し、能力開発の権威アンソニー・ロビンズから指導を受ける。その後、日本で人材育成、能力開発の活動を行った。著書に『動きたくて眠れなくなる。』『覚悟の磨き方超訳吉田松陰』『未来記憶』ほか。

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