横田英毅の名言

横田英毅のプロフィール

横田英毅、よこた・ひでき。日本の経営者。高知県のトヨタの販売店ネッツトヨタ南国社長。日本大学理工学部卒業後、カリフォルニアシティカレッジに留学。帰国後、西山グループ系列の宇治電化学工業に8年、同グループ系列四国車体工業3年勤務後、同グループ系列トヨタビスタ高知(のちのネッツトヨタ南国)の副社長から社長・会長に就任。ネッツトヨタ南国を全国のネッツ店の中で新車販売利益率でトップ3の成績を叩きだすカーディーラーに引き上げた経営者。土佐経済同友会、高知県パワーカンパニー会議、高知県経営品質協議会の各代表幹事を務めた。また、高知工科大学客員教授としても活躍している。

横田英毅の名言 一覧

表面的なところだけ真似ても良い結果につながらない。


お客様から感謝されることが社員の満足につながる。それを延々とやり続けるディーラーをつくろう。


同じことをしていても面白くないし、やりがいもない。


人は、「やらされていない人」が自分に対して一所懸命何かをしてくれると、感動する。


講演会などで私がよくご紹介する格言に、次のようなものがあります。「大切なことは、大切なことを、大切にすることである」。大切なことを大切にする、これが意外とできていない。


会社が何のために存在するかを考えれば、企業は本来、価値前提でなくてはなりません。目的や理念は、売上や利益の上に置かれるべきです。


仕事で何が一番大切かといえば、やりがいを感じられることです。会社経営をする上で一番大切にしなくてはならないのは、社員一人ひとりのやりがい、ということになります。


自分の内側から湧き上がるような動機を持っている社員が、群を抜くサービスを提供し、お客様に感動をもたらすことができるのです。


私は誰かが相談に来ると、「あなたの考えは? じゃあ、それでいきましょう」と、指示しない、教えない人材育成をずっと実践してきました。


経営理念とは、日ごろ何を大切にしながら仕事をするかということですから、トップがブレずにそれを実践していれば、幹部社員へ、会社全体へと自然に浸透していきます。


何のために自分が働いているのかがわからないのなら、正直それは、牛や馬と同じではありませんか。


人材採用の面接で再三にわたって「なぜ、何のために働くのか」という質問を繰り返すことで、人の役に立つことや自分の成長そのものが「喜び」なのだと気づいてくれた人を採用するのです。自動車販売を通じて、お客様や同僚との絆を深めるプロセスこそが喜びと気づくこと。それが当社の原動力なのです。


お客様の気持ちを汲む、察知する。そうした習慣を従業員たちが身につけ連携していけば、いつもは修理や車検など用事があるときだけ来店するお客様も、自然と当社のファンになって下さり、気軽に「ちょっと寄ってみようか」となるのです。


創業以来、大事にしてきたのは人材採用です。一般に60%といわれる採用の成功率を、毎年1%ずつ高め、30年積み重ねたものが花開いたのです。一人当たり200時間面接して、就職希望者が、当社と価値観が共有できるのかを見極めるのです。


この辺りは10社以上の同業者がひしめき合う激戦区で、値引き攻勢に出る店も少なくありませんが、私たちはほとんどしません。すぐそこにも同じトヨタ系列のディーラーが、同じ車をより安値で販売しています。それでもお客様に支持されるのは、他社とは「人」が違うからです。


すぐできるノウハウなどまったくありません。当社はむしろノウハウ習得とはまったく逆の組織です。
【覚書き|人事採用や社員教育に熱心な理由を聞かれての発言】


すべてに優先されるのはES(従業員満足)で、CS(顧客満足)はそのあとについてきます。そもそもESとは何かと社員に問いかけることから始めました。


(販売ノルマやきつい成果主義について)そのようなやり方は目先の「対処」であって、本質的な「解決」にはなりません。


広告宣伝費ゼロ、販売活動費ゼロの会社を目指します。まだまだこれからです。


やり方をいくら真似ても駄目です。ノウハウはしょせん「対処」にすぎません。


恵まれた者には、それなりの役目があるはず。青臭いと言われるかもしれないが、自分の下に集まってくれる人すべてを幸せにしたいと考えた。
【覚書き|独自の経営哲学、従業員満足の追求に行き着いた原点を語った言葉。】


大幅値引きのようなお客様を満足させるサービスは、印象に残りにくいものです。こちらが最大限に値引きをして車を買っていただいた方に、何カ月後かに「購入の決め手は何でしたか」とアンケートをとると、返ってくるのは「担当のスタッフが感じがよかった」のような答え。お客様がずっと覚えていてくださるのは、満足でなく、感動したエピソードのほうなのです。


大幅値引きのようなお客様を満足させるサービスは、提供する側が苦しくなる傾向があります。それに対して感動は、提供する側も楽しんでできます。


人を感動させるのは、満足させる以上にむずかしいことだと、昔は私も思っていましたが、意外と簡単だということがだんだん分かってきました。感動の反対は、感情を動かさないこと、すなわち無関心だといわれます。つまり、感動を引き起こすには、相手に強い関心を向ければいいということです。


社員みんなが自分の成長を実感できるような組織をつくろうと思ったら、教えてはいけません。一所懸命知識を詰め込もうとすると、相手は受け身になり、むしろ人間的成長から遠ざかってしまいます。必要なのは、自分にどんな知識が足りないか、社員自身に自覚してもらうこと。自覚すれば、社員は勝手に勉強を始めます。みずから学ぶ姿勢を身につけることこそ人間的成長です。


上の者が挨拶をするよう、メーカーは販売会社に指導していますし、そのほうが丁重さが伝わる利点は確かにあります。ですが、第一線の営業スタッフの成長を考えれば、多少のトラブルがあってもいちいち上司が助けにいかないで、スタッフに任せたほうがいいと、私は考えています。今すぐここでいい結果が出るほうをとるか、社員に成長してもらうことをとるか。この選択を常に意識してやっています。


愛媛トヨタ自動車では、社長になってから「こうしなさい」とは言わずに、「このままだとこうなるよ。でも将来はこんな会社にしたいよれ」と、ずっとそんな話を幹部社員としていくうちに、社風がガラッと変わりました。


社員が何をやりがいと感じるかを探って、やりがいをおのずと感じられる環境にしていくことが必要です。そこで私は、社員を対象に何度か無記名アンケートをとりました。結果、どうすれば社員はやりがいを感じられるのかが、アンケートの回答からはっきり見えてきました。


不人気業種というのは、実は採用には有利。人気企業がなぜ人気があるかといえば、給与や福利厚生など、「満足」につながる条件がいいからです。人気企業は採用のときにかなり気をつけないと、「満足」要因にひかれて入ってくる人の集まりになってしまいます。一方、不人気業種なら、やりがいのある組織をつくって、学生に隅々まで見てもらえばいいのです。「この会社はやりがいがありそうだ」と思って入ってきてくれる人の集団ができたら、これは強いですよ。大きくなる会社というのはたいてい、そういうやりがいを求める人の集団としてスタートしているのではないでしょうか。


社員やお客様の幸せは「目的」、売上や利益は「目標」です。目的はこっちを向いて進もうという方角であり、売上や利益の目標は、ディスタンス、距離にあたります。目的と目標は、このようにまったく性質が違うものです。


会社は社員の幸せを一番に考えなくてはなりません。人に感謝でき、利他を一所懸命考えられる人が集まれば、コミュニケーションやチームワークがよくなります。最終的に業績を上げられるのは、幸せな人の集団です。


満足と幸せを分けて考えませんかと、皆さんにご提案したい。満足とは、力、富、物、称賛、便利さなど、追い求めるもの、何らかの形となって見えやすいもの、経済的なものです。一方幸せは、人との連帯、見返りを求めない行動、感謝の心など、追い求めるのでなく気づくもの、目に見えにくいもの、道徳的なものです。この二つを分けて考えると、目指すべきものが明確になり、会社経営に整合性がとれるようになって、非常に大きなメリットがあります。


会社をよくするために何を大切にしないといけないか、頭では分かっていても、そのためにこの一カ月、この一年何をしたか、これからの一年に新たに何をするか、仮に聞かれたとしたら、なかなか答えられないのではないでしょうか。分かっていてもやらなかったら、望ましい結果は手に入りません。


設備投資やマニュアル整備など、どこでもやればできるようなことでは差は出ません。よそよりほんのちょっと迅速丁寧、きめ細かい、親身になってくれる。そんな対応がお客様に伝わって、「この店なら来やすい」という反応を引き出すのだと思います。


カーディーラーは、住々にして車を買いそうな人だけを大事にします。車を買いそうかそうでないか、来店後5分で見極めなさいとスタッフに指導している店もあるぐらいです。そうすると、95パーセントのお客様はすぐ車を買おうとは思っていませんから、大部分の方が粗雑な対応をされたという印象を持ってお帰りになる。これでは、「今度の休日、あのディーラーに遊びにいってみようか」という気にはなれませんよね。


組織の優劣を決める要素は、そこで働いている社員の人間力の差。通常の業務やプロジェクトチーム活動、イベント活動などを通じて、どれだけ社員一人ひとりが人間力を高めていけるのかが課題。


私たちは、会社を隅々まで見せることにしました。自分たちの考え方、仕事への取り組み方をとことん見せ、先輩社員たちに次々会わせる。そうして良いところも悪いところもすべて見せて、学生に私たちの会社を選ばせるのです。これで自然にうちが欲しいと思う人材が最後に残る。


今の世の中は、いかに短期間で人を育てるか、組織づくりをするかというノウハウばかりが氾濫し、それがあたかも常識のようになっています。人づくりも組織づくりも、もともと時間がかかるものなんです。


社員を競わせると確かにエネルギーは出ます。結果も付いてきます。だけど、お客様の満足、社員のチームワークなど失うものもある。人間の心が徐々に荒んでいきます。


クルマを買う人は100人中1人。残り99人はふらっと遊びにみえる人。1人を大事にしたらクルマは売れる。残り99人を大事にしたら将来クルマが売れる。今月、今年何台売るかではなく、向こう30年、50年で何台売るかという話。


横田英毅の経歴・略歴

横田英毅、よこた・ひでき。日本の経営者。高知県のトヨタの販売店ネッツトヨタ南国社長。日本大学理工学部卒業後、カリフォルニアシティカレッジに留学。帰国後、西山グループ系列の宇治電化学工業に8年、同グループ系列四国車体工業3年勤務後、同グループ系列トヨタビスタ高知(のちのネッツトヨタ南国)の副社長から社長・会長に就任。ネッツトヨタ南国を全国のネッツ店の中で新車販売利益率でトップ3の成績を叩きだすカーディーラーに引き上げた経営者。土佐経済同友会、高知県パワーカンパニー会議、高知県経営品質協議会の各代表幹事を務めた。また、高知工科大学客員教授としても活躍している。

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