名言DB

9,553 人 / 112,978 名言

横山進一(経営者)の名言

Facebookボタン  Twitterボタン  はてなブックマークボタン  新着 名言

横山進一(経営者)のプロフィール

横山進一、よこやま・しんいち。日本の経営者。「住友生命保険」社長・会長。静岡県出身。一橋大学経済学部卒業後、住友生命保険に入社。松山支社長、財務企画部長、金融関連事業部長、常務、専務、副社長などを経て社長に就任。そのほか、生命保険協会会長などを務めた。

横山進一(経営者)の名言 一覧

道元は「自分を習うことは、自分を忘れることだ」と言っています。なかなか自分を捨てることができないのが人間です。しかし、自分を捨てる覚悟がなければ社長は務まりません。住友生命には5万人の職員がいるわけですから、軽微なことまで含めれば、社内には常に何か問題が起こっているのです。禅の精神はそういう時に役に立ちます。


私が修羅場を生き抜いてこられた秘訣をひとつだけ挙げるとするなら、「自分を捨てる」ことです。修羅場では生命の危機だってあるかもしれない。そういう腹をくくって取りかからなければいけない場面に直面した時に、怖がって逃げずに立ち向かっていけるかどうか。北九州で苦情処理をしているときは私は生きて帰れるとは思っていませんでした。


禅に「随所に主となる」と言う言葉があります。あらゆるところで自分が主人公になって主体的に行動すれば、必ず道は開けるのだということです。ただし、禅の意味はもっと深いところにあって、自分の目に見えるものは自分が目で見て認識しているわけですから「すべて自分」なんです。要するにどこにいても自分が主人公であることを自覚することが大事だという風にとらえています。


お客様にじかに接しているのは営業職員ですから、彼らが感じたことはお客様の声でもあるわけです。その要望の中にマネジメントのヒントがあるのです。たとえば、この間(お客様に過去の病歴などを告知していただく書類)告知書を変えました。職員からの要望もあって文字を大きくし、内容も簡素にしたんです。


現場も頻繁にまわります。地方の小さい支社の営業職員の大会や懇親会にもよく出席します。第一線の営業職員とじかに話ができますから。トップは現場に近くないとだめです。現場の営業職員から聞いたことが、私のエネルギーになっている。だから私は彼らの要望を聞くんです。要望を聞くからには実行しなくてはいけません。現在も、何十という宿題を抱えています。


経営に対する私の信念は「衆知を活かす」ということです。役員ばかりと話をするのではなく、部長はもちろん、課長や一般の職員の中に入り込んでいって意見を聞く。私の部屋には毎日ひっきりなしに職員がやってきます。私が八時半に会社に着きますと、もう部屋の前で待っているんです。


ローマ帝国があれだけ長い間繁栄したのは、環境に応じて根本的なインフラから変革させているからだと思うのです。塩野七生さんにいわせると「平家物語」にある「盛者必衰の理」の理とは、環境の変化のことだというのです。つまり、繁栄したものが必ず衰えるのは、環境は変化していくものなのに、過去に成功したシステムをそのまま使い続けているからなのです。右肩下がりになったとき、本来ブレーキをかけなければいけないにもかかわらず、アクセルを踏み続けていたら転落してしまいます。


組織の継続は環境が変わった時にシステムを変えられるかどうかにかかっているんです。日本が苦しんできた「失われた十年」は結局、「変えられなかった十年」だと思います。組織を変えるのが難しいのは既存のシステムの中で恩恵を受けている人が多くいるからです。その分だけ抵抗がある。


現状維持を望む人がいるんです。でも、明らかに日本の環境は変わったんです。保険会社を巡る環境も大きく変わりました。少子高齢化や規制緩和、外資の参入など競争が激化しました。まさに、思い切った変革を行わなければ生き残れない時代になったのです。


私が若い人たちに言いたいのは、「ノーから入るのではなく、イエスから入れ」ということです。これはイエスマンになれという意味ではない。物事を変えなければいけない時に、若い人たちは「変えるには、これだけの問題点があります」と言ってきます。問題点を発見するのは上手なんです。でも、問題点を挙げるということは、要するに「私はやらない」ということなんですね。


問題点を明確にできるのならば、それをできない理由とせずに解決策を一緒に考えるべきだと思います。つまり「どうやったらできるのか」という「イエス」の方向から入るべきだということです。実践するより、批判する方が楽です。それに、問題点は指摘しやすい。問題点は必ずあるものですから。


横山進一(経営者)の経歴・略歴

横山進一、よこやま・しんいち。日本の経営者。「住友生命保険」社長・会長。静岡県出身。一橋大学経済学部卒業後、住友生命保険に入社。松山支社長、財務企画部長、金融関連事業部長、常務、専務、副社長などを経て社長に就任。そのほか、生命保険協会会長などを務めた。

他の記事も読んでみる

石上芳男

いまや数字に対する強さは、財務関係の仕事に限らず全ての人に求められている。


中陽次

お客様がエイボンを知り、体験してもらうための接点を増やす必要がある。より楽しみながらお買い物をしてもらえるようにしていきたい。


城谷直彦

売上高営業利益率10%超というのは一つの目安。当社は収益性を重視している。コンサルティングサービスを中心に付加価値の高いサービスを提供してきた結果、利益率もそれなりについてきた。


宮本亜門

103歳で亡くなった料理研究家の飯田深雪さんに「どんな思いで年を重ねてこられたんですか」と、生前、お尋ねしたことがあります。答えは、「楽しくて年なんか忘れてしまったわよ」でした。僕はその言葉に深く共感しました。年齢を気にするよりも、生き生きと人生を楽しんでいる人の方が魅力的だし、目や言葉に前向きなエネルギーが溢れている。


澤田浩

我が社の既存事業と統合されれば将来拡大が望める企業には、規模の大小を問わず興味があります。
【覚書き|M&Aの対象となる企業の条件に付いて語った言葉】


深田剛

ベンチャーは、競合の参入障壁というものを考えておかなければいけません。ある程度成長した段階で、大企業が参入して上手くいかなくなるという話は良くあります。ビジネスモデルの中に他人が入れない、真似できないような要素を中に持っておかないと非常に怖いです。それが、いわゆるブラックボックスというものです。


柳井正

社員には「サラリーマンというのはもうない。本当はみんな自営業者なんだ」と言っています。自営業者としても食える人でなければ、組織の中でもやっていけない。


小林栄三

人を好きになるということは、個人の強い点を認めるということです。欠陥や弱点ばかりを指摘するのではなく、いい点を見つけるのです。相手の強い点を見出すためには、一にも二にもコミュニケーションを密にし、能力を磨くことです。


藤井裕久

政治家が身を切ることなく、国民に負担を強いることはできない。


熊谷眞一

新しい会社をつくることになったのは「3・11」がきっかけです。東日本大震災は、大変不幸な出来事でした。でも、経営者は不幸をバネにして自分自身を変えないといけない。震災前よりもっと良い会社にしなければ、亡くなった方々に申し訳がない。そう思ったとき、持ち前のベンチャー精神が頭をもたげてきたのです。


後藤玄利

私の趣味はトライアスロンなのですが、経営者としてのブレない心を鍛えるために有効な競技だと思います。最初に猛ダッシュしても続かない、ライバルに追い抜かれてもペースを守る。つらく長い時間、自分をセルフコントロールし、自分なりの記録と勝利を目指す。経営は長丁場です。興味があれば、ぜひトライアスロンにチャレンジしてみてください。


工藤公康

自分の年齢や勤続疲労などに応じて、実行すべきケアやトレーニングの予定を組み立てていく。この組み立て(目標の立て方)が的確であればあるほど、すりガラスの向こう側にいる「翌年の自分の姿」が鮮明に見えてくるような感覚がありました。自分が「目標とする自分像」がクッキリと見えてくれば、しめたもの。あとは、その計画を実行すればいいんです。