栗山年弘の名言

栗山年弘のプロフィール

栗山年弘、くりやま・としひろ。日本の経営者。アルプス電気社長。アルプス電気入社後、磁気デバイス事業部長、取締役、事業開発本部長、技術本部長、常務取締役などを経て社長に就任。

栗山年弘の名言 一覧

「技術」のイノベーションとともに、「価値」のイノベーションを生み出すことが市場を広げるうえで、とても重要。

栗山年弘の名言|「価値」のイノベーションを生み出すことが市場を広げるうえで、とても重要

高付加価値製品を創出し続けることが、持続的に成長していく上で必要です。ただし、第4次産業革命により技術・開発競争は激化し、1社ですべてを開発することには限界があります。このため他社との技術提携やアライアンスなども進めています。

栗山年弘の名言|技術・開発競争は激化し、1社ですべてを開発することには限界がある

過去3年間、業績は右肩上がりでしたが、今後も堅調な成長が続くとは考えていない。常に危機意識を持ちながら、次の時代に向けた価値を生み出し続け、共に成長していきたい。

栗山年弘の名言|今後も堅調な成長が続くとは考えていない

作りだめはできません。スマホ市場はスピードが速く、在庫を多く持つのはリスクです。その部品が旬の時に作り、「タイム・トゥ・マーケット」で売らないと儲からない。

栗山年弘の名言|「タイム・トゥ・マーケット」で売らないと儲からない

我々は複数の顧客と付き合っており、どこか1社だけの話で新技術の動向を判断せず、市場全体の動きやトレンドを見極める必要があります。様々な情報から「次はこれが伸びる」という分野が見えてくる。

栗山年弘の名言|市場全体の動きやトレンドを見極める必要がある

高い八一ドルに挑戦することも必要ながら、目の前にある課題を確実にこなし、さらに、一人ひとりが待ちの姿勢ではなく主体的に行動することが大切だと考えています。

栗山年弘の名言|一人ひとりが待ちの姿勢ではなく主体的に行動することが大切

技術屋のモチベーションは、未開拓、未踏の分野へのチャレンジにあると思います。

栗山年弘の名言|技術屋のモチベーションの源泉

テレビ産業が苦境に陥っていますが、ユーザーがテレビに対して何を求めているか改めて考えるべきではないでしょうか。スマートTVもそうですが、使いこなすのが難しい機能はユーザーは欲していないのかもしれません。

栗山年弘の名言|ユーザーが何を求めているか考えることの大切さ

技術が飽和してイノベーションが生まれにくくなったという意見もありますが、ある分野ではそう見えても、違う分野に持っていけば新しいビジネスチャンスが開けることがあります。例えばタッチパッドはPCではありふれていますが、車載ではナンバーワンになれる可能性があります。もちろん、そのままでは持っていけませんがベースの技術は同じです。

栗山年弘の名言|技術を別分野に持って行くとイノベーションが生まれる

我々は「ファーストワン」「オンリーワン」「ナンバーワン」の製品づくりを標傍しています。部品メーカーはナンバーワンを目指さなければマーケットが広がらず採算が合いませんが、一方で単なる下請けにならないためには、ファーストワン、オンリーワンも大切です。後追いでナンバーワンだけを狙うのでは駄目ということです。

栗山年弘の名言|求めるべき3つの一番

半導体やソーラーパネルは製造設備をレシピ付きで買えば、あとは資本力だけなので不利ですが、日本の部品や素材はレシピが買えないのが大きな強みになり、さらに技術をブラックボックス化することで、新興国に真似されにくい高付加価値な製品やソリューションを創り出していけると考えています。

栗山年弘の名言|技術をブラックボックス化することの大切さ

弊社は従来から市場の多角化にも取り組んでいます。我々はスマートフォンやテレビなどの最終製品に特化した会社ではないため、それぞれの市場で培ったノウハウや技術を別の市場へソリューションとして提案することが可能です。ですから製品も、入出力のHMI(Human Machine Interface)、センサー、コネクティビティ(通信)と機能で分けていて、例えば家電で培ったHMI技術を自動車へ提供できますし、今度は産業機器やヘルスケア市場にも提供していきます。もちろん市場によってRight Spec(最適なスペック)は違いますがベースとなる技術は共通です。そこが部品メーカーの立ち位置だと思います。

栗山年弘の名言|培ったノウハウや技術を別の市場で使うことの大切さ

弊社ではRight(最適な)、Unique(独自性)、Green(環境にやさしい)を極めた「美しい電子部品」を追究しており、部品を軽薄短小などにしていくことも重要ですが、世の中の変化とともにユーザーが求める製品、機能も変化しているため、製品がユーザーにとってRight Spec(最適なスペック)なものかを常に考える必要があります。

栗山年弘の名言|製品がユーザーにとって最適なスペックか考えることの重要性

我々のような総合部品メーカーは、専業メーカーのように特定のビジネスを社長が直接見ることができません。結果設備投資の意思決定ひとつ取っても取締役会までいくつものクッションがあり、スピード感が殺がれてしまいます。それが今ではひとつの技術本部になったため、すぐに全社のリソースを集めることも可能になり、注力すべきスマートフォンや車載などにスピード感をもって対応することができるようになりました。

栗山年弘の名言|スピードが上がるように組織形態を変える

リーマンショック後の2009年に事業部制から事業本部制に移行し、民生や自動車といった市場別に動いていました。それを今回は技術も営業も製造も狙う市場、注力すべき分野へ柔軟にリソースを振り分けられる機能別組織としました。世の中が右肩上がりで伸びていく「平時」は市場別の縦割り、いわゆる事業部制でよかったのですが、マーケットが激しく変わる「有事」は市場やアプリケーションの枠を取り外し、総力戦で戦う柔軟性が必要です。これが効果を上げてきており、従来は経営リソースを個別に配分する必要があったものが、全体最適を図りやすくなり、結果としてお客様の要求への対応力が増しました。

栗山年弘の名言|平時と有事に求められる組織形態の違い

逆風の厳しい環境の中で成果を上げていくのは簡単ではないですが、責任の重さの一方でやりがいを感じます。

栗山年弘の名言|責任の重さはやりがい

たとえ売り上げを5割増やすことができても、固定費が5割増えてしまっては利益が出ない。グローバルで重複した取り組みの一本化など、間接部門も含めた生産性の改善を推し進め、グローバル規模で事業を最適化する。これを達成できれば、企業として一段と成長できる。

栗山年弘の名言|売り上げを5割増やすことができても、固定費が5割増えてしまっては利益が出ない

複数社購買が当たり前の電子部品事業では、独占は望めません。しかし、お客様にとって、サプライヤーの1番手と2番手以降では全く位置付けが異なります。1番手は、一緒に製品を開発し、生産計画を共有するパートナー。これに対し、2番手以降は、調達の調整役にすぎません。先行きが不確実な状況の今だからこそ、1番手であることがとても重要になります。

栗山年弘の名言|一緒に製品を開発し、生産計画を共有するパートナーになる

お客様にとっての1番手である、ファーストサプライヤーになることが何より重要です。ここ数年を振り返ると、好調な製品では必ず市場先導力があるお客様のファーストサプライヤーになっています。

栗山年弘の名言|ファーストサプライヤーになることが何より重要

スマホも、車載も、当社は複数の顧客に部品を提供しています。顧客はそれぞれ競合関係にあるので、きちんと機密保持契約を結び、他社に情報漏洩しないように注意しています。こうして築いた信頼関係が次の変化の波を捉えるカギになります。

栗山年弘の名言|顧客との信頼関係が次の変化の波を捉えるカギになる

確かに、日本の顧客のほうが言葉の面を含めてやりやすい。1980年代は日本の家電メーカーが世界を席巻していて主要顧客でした。しかし90年代以降はデジタル化が進み、市場における優劣はガラリと変わりました。アルプスは当時から伸びているグローバル企業との関係構築を進めてきました。

栗山年弘の名言|伸びている企業との関係構築を進める

「飛び地」の新事業は、やりません。アルプスのコア技術は「ヒューマン・マシン・インターフェース」「センサー」「コネクティビティー」の3つ。これらを生かして新領域も開拓します。市場は新規でも、コア技術は変わりません。

栗山年弘の名言|「飛び地」の事業は、やらない

製造ラインの設備は全部自前で手掛けています。半導体や太陽電池は、装置を買えば誰でも作れてしまう。ところが我々が手掛けている電子部品は設備メーカーがほとんどなく、各社が自前主義を貫いている。だから逆に中国などのメーカーに真似されにくいのでしょう。

栗山年弘の名言|真似されないために製造設備も自前でつくる

第6次中期計画で会社の様々な無駄を省くことに注力し、筋肉質な体質を作りました。次はそれを武器に様々な事業を伸ばす方向へと舵を切りたい。

栗山年弘の名言|筋肉質な企業体質をつくってから業績を伸ばす方向へ舵を切る

海外市場は現地での生産・販売体制を整えていきます。とはいえ技術革新によるものづくりはやはり日本からだと考えています。海外ではそれらを現地のニーズに合わせ進化させる、この体制が重要だと考えています。

栗山年弘の名言|技術革新によるものづくりはやはり日本から

当社は車載情報器機事業を担当する子会社のアルパインとの協業も進めています。これも他の部品メーカーとの違いであり強みです。アウトプットを得意とするアルパイン、インプットやコネクティビティを得意とするアルプスが共同で開発・提案することで、グループのシナジーを発揮し、総合的なソリューションを提案していきたいと思っています。

栗山年弘の名言|得意分野で協業し、グループのシナジーを発揮する

製品設計のレベルでは極力標準化を進めていますが、最終的には「カスタマー・イン」で確実にお客様ニーズをつかみ、綿密なビジネスの擦り合わせが重要です。この意識改革のために私は1年ほど前から「カスタマー・イン」が重要だと社内へ伝えてきました。実際にスマートフォン向けの事業が好調なのはそれが実践されているからだと考えています。

栗山年弘の名言|カスタマー・インの発想を徹底する

お客様ごとにビジネスの進め方は全く違います。例えば、存在が大きくなりつつある中国のお客様へは、やはり中国流でないと売れません。製品開発でも同様に日米欧のみならずアジアやASEANそれぞれに開発の進め方は異なり、個々に対応する必要があります。

栗山年弘の名言|お客様ごとにビジネスの進め方は全く違う

私は創業家でないので(創業家出身の先代社長のやり方を)マネしても意味がない。(創業家との関係は)最初から割り切って会社と社員のために経営しています。それでも会社でしばしば「アルプスイズム」という言葉を口にしています。創業家が大事にしてきた一体感などの精神を守っていきたいと思います。

栗山年弘の名言|会社と社員のために経営する

栗山年弘の経歴・略歴

栗山年弘、くりやま・としひろ。日本の経営者。アルプス電気社長。アルプス電気入社後、磁気デバイス事業部長、取締役、事業開発本部長、技術本部長、常務取締役などを経て社長に就任。

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