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枝川義邦の名言

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枝川義邦のプロフィール

枝川義邦、えだがわ・よしくに。日本の脳科学者。早稲田大学研究戦略センター教授。東京都出身。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了薬学博士号取得、早稲田大学ビジネススクールでMBAを取得。早稲田大学研究戦略センター教授を務めた。

枝川義邦の名言 一覧

知識を得ようとするとき、海馬は刺激されます。これを繰り返すと、海馬の入り口付近では、神経細胞が新しく生まれる「神経新生」が生じることがわかってきました。つまり、覚えようとすることそのものが、記憶力に関わる細胞を増やすのです。覚えるのが得意な人は「覚え続けている」人であるということです。


かつては、脳の神経細胞は、生まれたときに多くて、その後は減る一方であると言われていました。しかし近年の研究では、神経細胞は大人になっても新しく生まれること、また神経細胞をサポートするグリア細胞は増殖していることが知られています。つまり、脳は何歳になっても「鍛えられる」のです。


「昼休みに脳を休ませる」というと、スマホでネットを見たり、ゲームをしたりすることを思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、それでは別の情報が入ってきてしまうので、気分転換になっても、脳の休息にはなりません。あくまで情報をシャットアウトする時間を持つことが重要なのです。


10~15分程度の昼寝でも、ワーキングメモリはかなり回復します。避けたほうがいいのが、常にスマホをいじっていること。多くの情報が脳に飛び込んでくるため、ワーキングメモリが散らかってしまう。また何でもかんでも検索する習慣か身につくと、記憶の容量も減っていきます。


タスクが具体的であればあるほど、記憶を掘り起こしたり、ものを考える手間が省かれるため、前向きな心理を招きやすくなります。「今日11時から打ち合わせ」という行動予定だけのタスクをつくらず、「いつ・どこで・誰が・何について」などの情報を明記しておきましょう。


メモの方法は手書き、キーボードの打ち込み、それぞれ一長一短ありますが、個人的には紙への手書きをお勧めします。紙は一覧性が高いため、開いたときにページのどこに書いたかという位置情報や、どんな文字で書いたかというイメージとして脳が取り入れやすいからです。


感情を言語化することは効果的です。紙に書くことで、自分自身を客観的に見られるようになります。感情を整理した言葉にして気持ちを落ち着かせると、かなり怒りをコントロールできます。


怒りの大本には自分がマネジメントできないジレンマがあります。そして、エネルギーを爆発させることで、その場をコントロールしようとするのです。実際に上手くいっているときに怒る人は少ないはずです。


部下の真のウォンツを見つけるためには、まずは信頼関係を築くことです。部下に関心があることを、言外も含めてメッセージを送る。そうして心がつながっていくと、脳のなかでオキシトシンという「信頼ホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれる物質が分泌されます。このような状態になると、信頼関係が強固なものになっていく。


心理学と脳科学の研究から、ハードルの高さは成功確率50%のときにやる気が最も高いことがわかっています。成功体験によりセルフ・エフィカシー(自己効力感)が高まり、スキル向上も伴うと、難易度の高い仕事を好むようになります。そうやって仕事のレベルを上げていくのが理想的なのです。


目標に向かうための具体策が見えていなと、脳もエネルギーをムダに使わないとならないため、億劫に感じる原因となる。大目標だけでなく、中目標、小目標にまで落とし込むと、目標までの道筋が明らかになり、脳はすんなり受け入れてくれる。


本来、「これを実行すればこんなご褒美がもらえる」と想像し、脳の報酬系の神経ネットワークが活発になってから人は動きだします。つまり「モチベーション→行動」という流れが一般的。しかし、面倒だと思っていたアイロンがけを1枚やりだすと何枚もやってしまうように、先に行動を起こすことで報酬系が働きだし、モチベーションが上がる逆向きもあるんです。やるべきことを細かく分け、実行しやすいタスクをつくると、モチベーションも高まり積極的に取り組めるはずです。


年を取って知能が下がったから、ど忘れが増えるわけではありません。知能活動は、流動性知能と結晶性知能の2種類があります。流動性知能は新しいことを覚えたり、アイデアがひらめいたりする知能で、30歳前ぐらいにピークを迎える。一方、今までの知識や経験によって育まれるのが結晶性知能。これは年齢を重ねて磨かれていくものなので、加齢で知能が衰えるとは一概に言えないんです。


年々、億劫に感じる傾向が強まるのは、体力や気力が変えているから。そうなると、脳は心身の働きを制御しようとします。脳は効率よく働けるように心身を環境に最適化させようとする。億劫に感じるのは、脳があまり一生懸命に働こうとしなくなるため。これは加齢の兆候で、誰にも訪れる自然現象なのです。


徹夜すれば、翌日のパフォーマンスが下がることは誰でも実感するでしょう。睡眠負債の怖いところは、そういう自覚がないことが多い点。「睡眠のコントロールは完璧だ」という人が、実は借金まみれというケースもあります。睡眠研究では6時間睡眠を2週間続けると、脳の反応速度は2日間徹夜したのと同じレベルまで下がるという結果が出ています。気づかないうちに脳の情報処理能力はそこまで低下するということです。


ノースカロライナ州立大学のヘス博士らは、60歳以上の男女約100人を集めて記憶学習のテストを行ないました。彼らを2つにグループ分けし、一方には、「年をとると記憶力が衰える」という情報を与えました。もうひとつのグループには、「記憶テストの成績に年齢は関係ない」という情報を与えました。すると驚くべきことに、後者の「記憶力と年齢は関係ない」と教えられたグループのほうが、成績が良かったのです。このテストから見えてくるのは「思い込み」は現実になる、ということ。あなたが「もう40だから仕方ない」と思い込むことによって、記憶力は低下してしまうのです。


ワーキングメモリという記憶を蓄える仕組みは、脳内のネットワークで形成されていますが、前頭前野がメインプレイヤーを担っています。この前頭前野の機能が低下したときによいのは、まず「昼寝」をすることが挙げられます。前頭前野は、会社で言えば社長や役員のような、高位な意思決定機関です。そのため、朝起きてからずっと様々な情報が入り、昼過ぎには積み重なっている状態に。それをいったんリセットするのが「昼寝」というわけです。昼寝が難しければ、何も考えずボーッとするだけでも、前頭前野の休息になります。同様に、自身を内省する「瞑想」をするのも良い方法です。


「筋トレ」を習慣にすることも、記憶力の手助けとなります。筋肉を鍛えると負荷がかかり、筋繊維が一度破壊され、その後、強く太い筋繊維が再生されます。このとき筋繊維に含まれていた物質が血中に放出されるのですが、その中に「イリシン」というホルモンがあります。イリシンは、脳で「BDNF(脳由来神経栄養因子)」と呼ばれる、神経細胞が新しく生まれる神経新生をサポートする物質を増やすと言われています。身体を鍛えることも、記憶力アップにつながるのです。


枝川義邦の経歴・略歴

枝川義邦、えだがわ・よしくに。日本の脳科学者。早稲田大学研究戦略センター教授。東京都出身。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了薬学博士号取得、早稲田大学ビジネススクールでMBAを取得。早稲田大学研究戦略センター教授を務めた。

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