村上憲郎の名言

村上憲郎のプロフィール

村上憲郎、むらかみ・のりお。日本の経営者。グーグル日本法人名誉会長。大分県出身。京都大学工学部資源工学科卒業後、日立電子、DEC(米国の大手コンピュータ企業ディジタル・イクイップメント・コーポレーション)を経て、ノーテルネットワークス(電気通信装置製造の多国籍企業)日本法人代表、ドーセント(米国の人材教育会社)日本法人社長などを経験したのち、グーグル日本法人社長に就任。

村上憲郎の名言 一覧

経済にはトレンドがあるのですから、社会的役割を終えた企業が消えていくのは健全なことです。

村上憲郎の名言|社会的役割を終えた企業が消えていくのは健全なこと

私は基本的にお話のあった仕事、面白そうな仕事をその場その場で選択し、目の前の課題を克服してきました。

村上憲郎の名言|目の前の仕事を克服していく

価値観や技術が目まぐるしく変化する時代は、目先にとらわれた選択が必ずしもベストとは限らない。

村上憲郞の名言|目先にとらわれた選択が必ずしもベストとは限らない

営業が上手な人というのは、自分でほとんどしゃべらないんですね。お客さんが勝手にしゃべって買ってくれます。

村上憲郎の名言|営業が上手な人はほとんどしゃべらない

相手の思想の原理を知ることは基本中の基本。

村上憲郞の名言|相手の思想の原理を知ることは基本中の基本。

間に合わないにしてもとにかく学び始めるのと諦めるのとでは大きな差がつくはずです。

村上憲郎の名言|間に合わないにしてもとにかく始めることが大切

「人に認められるには」などと考えてしまう人というのは、あまりにも人の評価にとらわれすぎている面があるように思います。それよりも、「自分で自分を認められるか」という視点が大切です。

村上憲郎の名言|「人に認められる」よりも「自分で自分を認められるか」が大切

まず期限を見極め、そこから逆算して、成果につながる仕事に集中しましょう。

村上憲郎の名言|まず期限を見極め、そこから逆算して、成果につながる仕事に集中しましょう

仮説を立て、試行錯誤をし、仮説がどれだけズレているかを検証・修正した方が、ずっと早くゴールにたどり着ける。

村上憲郎の名言|仮説を立て、試行錯誤をし、仮説がどれだけズレているかを検証・修正した方が、ずっと早くゴールにたどり着ける

どうせ死ぬのだから、好きなことをやった方がいいというのが私の見解です。

村上憲郎の名言|どうせ死ぬのだから、好きなことをやる

好きなことを仕事にできる環境を選んでいくだけでなく、もうひとつ重要なことがあります。いまやらざるを得ない仕事を好きな方向へ持っていくということです。好きなことを仕事にするには、どんな仕事でも面白くしてしまう、という発想も必要だと思います。

村上憲郎の名言|いまの仕事を好きな方向へ持っていく努力の大切さ

リスクを声高に言いたてて、新しいことに挑戦する人の足を引っ張ることだけはやめましょう。そういう方々にアドバイスするとすれば、哲学者ウィトゲンシュタインの言葉を拝借して、私はこう言いたいと思います。「語り得ぬことは、沈黙しなければならない」と。

村上憲郎の名言|新しいことに挑戦する人の足を引っ張ってはいけない

リスクをとって失敗し、最悪の場合会社を追われることになったとしても、その人は貴重な失敗の経験を手に入れています。悪戦苦闘する中で、できることリストには新しい項目がたくさん増えていることでしょう。こういう財産を手に入れて放り出されるのは、ただおとなしくしながら「うちの会社が傾きませんように」と祈っているよりよほどましだと私は考えます。

村上憲郎の名言|リスクを取り悪戦苦闘することのメリット

リスクのある仕事は、自分のできることリストを増やしてくれることが多いものです。私の場合でいえば、思い切って外資に飛び込んだことで、英語を勉強せざるを得なくなりました。

村上憲郎の名言|リスクのある仕事は、自分のできることリストを増やしてくれる

リスクをとること。どんなに小さなことでも構わないので、仕事の上であえてリスクの高い選択肢を選んでみる。可能な限りリスクテイクするという習慣をつけてみることです。とくに会社として新規事業に乗り出すようなチャンスがあれば、積極的に手を挙げてみましょう。リスクをとることをおススメする理由は簡単で、リスクが大きいほどリターンも大きいからです。

村上憲郎の名言|リスクをとる習慣をつけることの大切さ

自分の好きなこと、興味のあることに関する仕事のチャンスがあれば、とにかく乗ってみたらいいと思います。たとえば私の場合、DECを新しい職場に選んだのはミニコンが好きだったからですし、第五世代コンピュータプロジェクトにのめり込んだのも、以前から人工知能への興味を持っていたからこそです。

村上憲郎の名言|好きなこと、興味のあることに関する仕事をやってみることの大切さ

いついかなるときでも、誰からも後ろ指を指されることのない、立派な仕事をしていくことでしか実のある職務経歴書はつくれない。そのことを踏まえたうえで、あえて会社を踏み台にしなさい。

村上憲郎の名言|立派な仕事をしていくことでしか実のある職務履歴書はつくれない

どんな場におかれていても、自分に与えられた役割を考え、仕事の意味に気づける人ならチームに貢献できるはずです。すると、ヘッドハンターが「これは」と思えるような職務経歴書をつくれるわけです。

村上憲郎の名言|自分の与えられた役割を考え、仕事の意味に気づくことの大切さ

いま現在の仕事を踏み台と考えたり、自分の将来のために利用するというのは悪いことのように感じる方もいるかもしれません。しかし、現在の仕事をいい加減にやれといっているわけではないのです。いい加減な仕事をしてしまったら、それは職務履歴にはなりません。あるプロジェクトに参加したという経歴があったとして、その人がチームに貢献したのか、それともただそこにいるだけの人だったのかは採用担当者に一発で見抜かれます。

村上憲郎の名言|いい加減な仕事は職務履歴にならない

私は部下に対して「会社を踏み台にしなさい」とよく言っていました。それはなにも会社を軽視せよということではなく、「職務履歴書を飾る材料を遠慮なく会社からもらいなさい」という意味です。「お給料だけもらっているんじゃ損だよ」というのも同じ意味なのですが、せっかく働いているのですから、報酬と福利厚生を与えられているだけで満足してはいけません。自分の履歴書にしっかり書けるような仕事を同時に獲得していった方がいいに決まっています。

村上憲郎の名言|お給料だけもらっているんじゃ損

創造性というと、新しいことに挑戦する意欲、すなわちアンテナを高くすることばかりに目が行きがちですが、原理がわかっていないと応用がききません。私自身も20代のころは、最初に入った日立電子で徹底的にこの原理原則を叩きこまれました。

村上憲郎の名言|創造性を発揮するには原理原則が必要

創造的な仕事ができる社員というのは、特徴が2つあります。ひとつは、原理的なことがわかっている人。もうひとつは、高いアンテナの持ち主です。若いうちはまず、この2つの能力を獲得するために、努力を惜しまないことが必要です。

村上憲郎の名言|創造的な社員の2つの特徴

「どうすれば上手くできるか」とアンテナを広げるチャンスは、意外と身近にあるものです。そこで工夫を惜しまない姿勢が、創造性を培ってくれるのだと思います。

村上憲郎の名言|工夫を惜しまない姿勢が創造性を養う

私の場合、英会話を学び始めたのは30歳を過ぎてからです。苦労しましたが、苦労があるからこそ、どうすれば上手くできるかと頭が回転して、工夫も生まれるのです。

村上憲郎の名言|苦労があるからこそ、工夫が生まれる

20代のころ、最初に入った日立電子の研修で、回路設計よりも先に、工業簿記を暗記させられました。そのときは、「なぜ技術の人間がこんなものを」と反発も感じましたが、結局、そこで会社や経済の原理を学んだのでしょう。いま会社経営を行う上で、そうした経験はとても活きています。

村上憲郎の名言|技術者も会社化経済の原理を学ぶことが重要

新しく、よりよいサービスをユーザーに提供していこうという意識のもとに行うことであれば、どんなことでも積極的に取り組んでほしい。20%ルールというのも、そのためにあるのです。実際、「Gmail」や「Googleニュース」なども、この20%ルールの時間から、社員が生み出したものです。
【覚書き|就業時間の20%を好きなテーマの研究に費やしていいというGoogleの20%ルールについて語った言葉】

村上憲郎の名言|新しくよりよいサービスをユーザーに提供する目的なら、どんなことでも取り組んでいい

当社には、「世界の情報を整理して、ユーザーにアクセスしやすくする」というコーポレート・ミッションがあります。ですから、自由といっても、そこから外れるようなことは認められません。
【覚書き|就業時間の20%を好きなテーマの研究に費やしていいというGoogleの20%ルールについて語った言葉】

村上憲郎の名言|会社のミッションから外れない

私が日本DECで出会ったものに、「make it happen」という精神があります。これは「会社にプラスになると思ったら、思いついた人からどんどんやろう」という精神です。この精神はその後、転職したいくつかの会社でも、必ず実行してきました。

村上憲郎の名言|会社にプラスになると思ったら、どんどんやろう

私は上手く営業できませんでした。ただ、商品を売るというのはどういうことか、お客様との信頼感をいかにすれば築けるかを身を持って体験できたことは、いま思えば財産だったと思っています。決して後悔はしていません。
【覚書き|技術畑一筋だったとき日本DECでセールスの仕事を経験した当時を振り返っての発言】

村上憲郎の名言|自分の未知の分野にも挑戦する

一番重要なのが結果であることは間違いありませんが、私たちはプロセスもきちんと評価します。なぜなら、たとえ結果につながらなくても、「やりきった」という実感が持てるくらい真剣に仕事と格闘すれば、その満足感は、必ず次の仕事に活きてくるからです。同時に、そこで蓄積された知識やノウハウもまた、いつどこで役に立つかわかりませんから。

村上憲郎の名言|結果だけでなくプロセスも評価すべき理由

部下の中には上司に「A案、B案、C案でどれがいいですか」と伺いを立ててくる人がいますが、そういう人が一番困ります。ある仕事を任されたら、その人はそれに関しては、社会の中で一番詳しくなってもらわないといけません。それなのにどれがいいかわからないと判断を放棄してしまったら、ほかにいったい誰がわかるというのでしょう。ですから部下の人は常に「私はA案がいいと思います」と上司に提案できる仕事の方法を意識的に身につけていってほしいですね。

村上憲郎の名言|部下は任せられた仕事に一番詳しくなれ

極端な言い方をすれば、寝ないで頑張る社員よりも、昼寝しながらでもきちんと結果を出してくれる社員の方が、会社の評価は高いということです。それは、新入社員であろうとベテランであろうと、まったく同じです。

村上憲郎の名言|結果を出す社員の方が会社の評価は高い

努力の基本はセルフ・スターターです。指示待ちではなく、自分が主人公となるために、しなければならないことをでしょう。それから仕事で守備範囲に飛び込んできた球は、絶対に後ろにそらしてはいけません。つまり、与えられた期待に応えるためにすることが努力でしょう。これは伝統的な会社も、ITベンチャーでも、変わらないことだと思います。

村上憲郎の名言|努力の基本

ITの世界では「ベータ版」という開発途上の製品を出すのが普通です。完成度は未熟だが、とりあえず使ってみてくださいというものです。そして、こうした未完成品を消費者は普通に受け入れています。異業種の経営者もこうした世界観を理解し、自らの業種におけるベータ版は何かを定義づけられれば、経営にスピード感が出てくるはずです。

村上憲郎の名言・格言|経営にスピード感を出すには

米国企業は、甚大な被害が及ぶ可能性がある場合を除き、平気で完成度の低い製品やサービスを世に送り出します。顧客からフィードバックをもらい、改善を重ね、完成度を高めていきます。何よりもスピードを最優先します。一方、日本企業は様々な心配事をひとつひとつ潰して、ようやく世に送り出す。これでは競争のスピードについていくことは難しいでしょう。

村上憲郎の名言・格言|米国企業のスピードが速く、日本企業のスピードが遅い理由

グーグルアップスというクラウドサービスは世界で何百万社もが導入していますが、日本では当初、褒められる成果をあげられませんでした。理由は「現場は導入したがっているけれど、上層部やシステム部に反対される」というものでした。「重要情報を外部の会社に預けていいのか」という議論もあちこちで耳にしました。現金は銀行に預けた方が安全です。けれど、データの銀行がクラウドだと理解できても心配なんです。とくに日本では、先回りして心配する風習が根強く残っています。

村上憲郎の名言・格言|日本には「先回りして心配する」風習がある

いまの日本の伝統的な企業経営者や取締役の世代は、戦後の日本を安全で安心な国にすることに大いに力を発揮してきました。壊れないモノを作り、注文すればすぐに届く。こんなにも素晴らしい社会インフラをつくりだしてきたことは、世界に誇れることでしょう。ただ、結果として日本はいま、過剰品質の弊害に苦しんでいます。すべてにおいてスピードを犠牲にしています。

村上憲郎の名言・格言|日本が抱える過剰品質の弊害

日本の消費者は品質に対する要求がことのほか細かい。そして最近は、少しのミスも許さないという風潮があります。これは企業だけの話ではありません。政治家に対してもそうです。ちょっとしたミス、ちょっとした失言がすぐに命取りになる。メディアにも責任があります。これでは日本全体が臆病になるのは当然です。

村上憲郎の名言・格言|日本全体が臆病になっている理由

勉強が続かない人は、厳しい言い方ですが危機感が足りないのでしょう。「いま必要ないから」といって英語の勉強を怠っていると、いつ大きな渦に巻き込まれるかわかりません。「自分の職種がまさか……」と思っていても、気がつけば英語ができないと給料が上がらないという状況になっているかもしれません。そういう危機感を持てないということ自体が問題だ、という意識を持つべきです。

村上憲郎の名言|勉強が続かない人は、危機感が足りない

2000年ごろ、私と同じ日本人で、「マネジメント経験があって、コンピュータがわかる」という人は10万人以上いたでしょう。ところが「英語ができる」という条件を付けただけで数百人にまで減りました。自分の専門性に英語を組み合わせれば、新たな可能性が開けてくるのではないでしょうか。

村上憲郎の名言|専門性に語学をプラスすることの重要性

パーティなどでいきなり英語で何か話せといわれたって、話せるわけがありません。そこで、事前に自分の仕事、趣味、家族、出身地などの話題を100個ぐらい考える。そしてそれらを、「英借文」で英語にしておくんです。英会話のテキストなどから例文を借りて、固有名詞や数字を入れ替える。その方が速いし、正確です。こうしてつくった「自分に関する100の話題」を丸暗記しておけば、外国人との飲み会で2時間はもちます。

村上憲郎の名言|英借文の重要性

英語でプレゼンするときも事前に準備しておくことができます。日本語でプレゼンする機会はいくらでもあるでしょうから、まずはそれを録音しておく。これを聴きなおして、英語化するのです。プレゼンで使う単語や言い回しは決まっていますから、十分暗記できます。

村上憲郎の名言|英語のプレゼンするときの対処法

英語のリスニングは、耳を鍛える筋トレのようなものです。どうしても若い方が有利で、30代以降の人の弱点になりやすい。1日3時間は無理でも、1日1時間×3年間、合計1000時間のヒアリング訓練をなんとかやってほしいです。

村上憲郎の名言|英語のリスニングは耳の筋トレ

30代になれば、すでにビジネスパーソンとしての実績や経験はある程度積んできているはずです。それを足掛かりに、仕事の周辺で使う会話に絞って英語を学ぶといいでしょう。

村上憲郎の名言|30代からのビジネス英語勉強法

20代の人に対しては、「英語の勉強を1日3時間、睡眠時間を削ってでもやれ」と言いたいですね。20代はこれから30年以上働いていくわけです。英語を勉強しないということは、「今後30年以上、自分は英語ができないビジネスパーソンとして生きていく」というキャリアパスを選ぶということです。日本にいると気が付かないかもしれませんが、これは正直相当リスクの大きい覚悟が必要な選択です。自覚している人は少ないですけど。

村上憲郎の名言|英語ができないビジネスパーソンとして生きていくことは相当リスクが大きい

仕事を通じた社会貢献であるとか、自己実現であるとか、会社のレゾンデートル(存在理由)であるとかいった大義を見つけるのはいいことです。けれども最初から高邁な思想を追ってしまうと、どこか上滑りするような気がします。

村上憲郎の名言|最初から高邁な思想を追わないことの大切さ

グーグルには「自分より優秀でない人は雇ってはいけない」というルールがあります。私は社長になってから1000人ほどを採用したので、グーグルジャパンには私よりも優秀な人材が1000人いるということになるわけです(笑)。

村上憲郎の名言|社長より優秀でない人は雇ってはいけないというルール

リストラされることや会社がなくなることを普通のこととして受け入れ、転社しても通用するプロとして独自にキャリアを積み重ねていく。ビジネスパーソン一人一人がそうした覚悟を持つことで、日本の会社は変わり、日本経済に光が見えてくるのではないかと思います。

村上憲郎の名言|この先、ビジネスパーソンが持つべき覚悟

デール・カーネギーは『道は開ける』の中で、最悪の事態を想定せよといいます。私の場合でいえば、あまりに製品の不具合が多くて契約を破棄され、「持って帰ってくれ」といわれるのが最悪の事態でしょう。面白いもので、「最悪でもそれか」と覚悟すると、何かしら精神的な余裕が生まれてくる。どこまで落ちるかわからない、奈落の底をのぞきながら落ちないように努力するのとでは、精神的安定度がまるで違います。

村上憲郎の名言|最悪の事態を想定すると、精神的余裕が生まれる

講演などで私が若い人たちにアドバイスするのは、「あまり綺麗ごとを追い求めない方がいいんじゃないか」ということです。働き始めたとき、私にとって働く意味とは「食うため」でした。身も蓋もない言い方ですが、なぜ仕事をするかというと、明日の食料に戦慄するからです。働かなくては明日食うものがないと恐れおののく。それが働くことの根底にあるんだということを一回とことん考えてみてはどうでしょうか。

村上憲郎の名言|働かなくては明日食うものがないう恐怖を根底に

日本DECで営業部長と人工知能技術センター長を務めていた私は、1986年に米国のDEC本社に赴任することになりました。折しもプラザ合意の直後のことです。アメリカに赴任したての自分は、その影響を生々しく体感することになりました。米国の給料は、プラザ合意以前の1ドル=235円程度のレートで計算して決められたものだったため、赴任した途端に円換算した場合の給料が激減してしまうことになったのです。それまでの私にとって、為替レートはニュースのトピックに過ぎませんでした。しかし、事が自分の給料ということになると感じ方が違ってきます。「なるほど、国境を超えてビジネスをするというのはこういうことなのか」と思い知りました。

村上憲郎の名言|自分に関わることになると腑に落ちる

経済学が常に現実の問題を解決できるとは限りませんが、基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって非常に重要です。経済的な裏付けがないままに経済を語れば、テレビのワイドショーによくみられる情緒的かつ短絡的な意見しか出てきません。心情としてはわからないことはありません。しかし、浪花節的一段階論理が幅を利かせている限り、日本の経済はこの先も迷走を続けることになるでしょう。

村上憲郎の名言|経済学の基本的知識はビジネスパーソンにとって非常に重要

ITバブルを体験して、私はバブルというものの両義的な性格を知りました。確かにひどい目に遭う人は少なくありませんが、バブルを非難すれば済むものではありません。ITバブルの崩壊後、すっかり値下がりしてしまった通信網が格安で貸し出されるようになり、それが様々なネットサービスの供給を可能にしました。グーグルやアマゾンといったプレイヤーたちは、ITバブルが招いた回線の過剰供給を背景に躍進したと見ることもできるでしょう。つまり、バブルは過剰供給を招くけれども、それによって商品価格の暴落=事業コスト低下が起き、新たな繁栄を呼び込むことになる。さらにいえば、バブル崩壊こそ次のバブルの火種となるのです。

村上憲郎の名言|バブル経済のもたらす利点

グーグルCEOのエリック・シュミットから「アダルト・スーパービジョンさえやればいい」と言われました。グーグルの若い社員たちは非常に優秀だから、基本的には彼らを信頼して任せておけばいい。ただし、彼らが間違いそうな場面で大人としてチェックを入れるということです。

村上憲郎の名言|社長はアダルト・スーパービジョンさえやればいい

グーグルのように技術を追求する会社というのは、どうしても「前のめり」になりがちです。革新的な技術を生み出せる優秀な企業ほど、市場の成熟度やユーザーのニーズといったものを軽視して、「これを使わない奴は馬鹿だ」というアプローチをしてしまう。そのせいで技術的には素晴らしいのに失敗した製品やサービスは数えきれません。その轍を踏まないよう前のめりになりがちな若者の手綱を要所要所で引いてやる必要があります。

村上憲郎の名言|革新的な技術を生み出す企業がハマりやすい罠

コンピュータ・サイエンスの世界は日進月歩で、最先端のことは若い人でないとわかりません。グーグルには、コンピュータ・サイエンスの分野で、大学で教鞭を執れるほどの実力を持った優秀な若者がずらりと揃っています。彼らの力を最大限に発揮できるようにすることが、経営陣の役目。

村上憲郎の名言|若手の力を最大限に発揮できるようにすることが経営陣の役目

一般社員の頃、私自身が好き勝手にやらせてもらったことで成果を出してきたことから、部下に対しても好き勝手にやらせてあげたほうが結果を出せると考えている。

村上憲郎の名言|好き勝手にやらせてあげたほうが結果を出せる

革新的な技術を生み出す企業は、市場の成熟度やニーズなどを軽視して「これを使わない奴はバカだ」といった思い上がったアプローチをしがちです。その結果、技術的には素晴らしいのに市場に受け入れられなかったケースがたくさんある。

村上憲郎の名言|革新的な技術を生み出す企業が気をつけるべきこと

Google創業者のラリー(ペイジ)とサーゲイ(ブリン)は収支のことを考えていませんでした。そこで、オミッド・コーデスタニが入社して広告収入の仕組を作り、会社としての形を作った。その後、プロの経営者としてエリック(シュミット)が招かれてCEO(最高経営責任者)に就任した。

村上憲郎の名言|チームで経営する

世の中の大部分の会社は、社員に対してたくさんのルールを設けているのではないかと思います。しかし、ルールが多すぎると社員が力を発揮できなくなる。

村上憲郎の名言|ルールが多すぎると社員が力を発揮できなくなる

グーグルで「サービスを無料で提供する」というルールを決めているのは、もちろんユーザーのためですが、それはサービスを開発するとき、課金のしやすさを優先して、完成度が低くなるのを防ぐためです。収支を考えなくてよくすれば、社員は思いきりサービスを作り込むことができる。

村上憲郎の名言|収支を考えなくてよくすれば、社員は思いきりサービスを作り込むことができる

グーグルでは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」「サービスを無料で提供すること」という2つのルールさえ守ってさえいれば、社員は何をやってもいい。新しい企画を考えたら、自由に形にしてかまわない。

村上憲郎の名言|ルールさえ守ってさえいれば、社員は何をやってもいい

Google創業者のラリー・ぺイジとサーゲイ・ブリン、またエリック・シュミットら、経営陣が共有していた考え方が、「優秀な若者の力を活かす」ということです。

村上憲郎の名言|優秀な若者の力を活かす

合意するかどうかは次の話で、まずはこちらのいうことに一理ある、と思ってもらおうとすることが大切。それでも相手が買わないというなら仕方がないでしょう。

村上憲郎の名言|まずは一理あると思ってもらおうとすることが大切

自分とは別の、独立した人格である他人のことをそう簡単に理解することはできません。その人の思考や価値観を理解できるなんていう言い方は不遜とも思います。そもそも、他人の内面を理解してうまく話を進めるというのは、相手の人格を手段化するようで好きになれないのです。私がいう「相手の立場に立って話す」というのは、あくまでもそのポジションに自分がいたらどうするかを話すということ。自分のことを話すわけですから、正しいかどうかはわかりません。相手が説得されるかどうかもわからない。

村上憲郎の名言|相手の立場に立って話すことの意味

私はどんな場合にも普遍妥当性のある真理を語ろうとは思っていません。自分はこうしてきた、自分ならこうするという話だけをする。営業で提案するときも、交渉の場面でも、「私があなただったらこうします」と本当にその人の立場になって話す。それ以外に、他者を納得させるコツや、絶対の技術はないのです。

村上憲郎の名言|他者を納得させるコツ

子供の頃から人前で話すことが多かったのですが、最初のうちはひな壇に立つたびに緊張してうまく話せませんでした。なぜあがるんだろうと考えてみると、「自分を実際以上に大きく見せようとしているからだ」と気づいたのです。「普段の自分のままでいいじゃないか」と。それ以来、人と話す場面であがることはなくなりました。話すことが苦手だと感じている人は、まずはカッコつけないこと。自分を大きく見せようとすることをやめることです。

村上憲郎の名言|人前であがるのは、自分を実際以上に大きく見せようとしているから

年が若くても信頼できると感じるのは、ファクト(事実)の積み重ねでものを語る人です。推測、憶測、感情、あるいは倫理や道徳とか、そういった事実ではなく「価値」に属する要素を入れてくる人は評価できません。「いい悪いは別として、こういうことですよね」という話を着実に重ねていける人は信頼できます。

村上憲郎の名言|信頼できる人の特徴

グーグルでの私の役目は謝ることだったといっても過言ではありません。前例のないことをやる会社ですから、コンテンツ業界をはじめとして、既存のプレイヤーとの摩擦は避けられません。何かあるたびに私が謝りにいくことになりました。

村上憲郎の名言|前例のないことをやる会社はトップが謝り役になる

ありもしない理想の話し方を身につけようとか、これまでの自分とは違った話し方になろうというのは間違い。人それぞれ自分の心地よい話し方があるはずで、それにこだわったほうがいい。おしゃべりだろうと口下手だろうと、だから仕事ができないということはないわけですから。

村上憲郎の名言|自分に合った話し方を

私は選択したものが時流に乗ることが多く「ツキの村上」とよく言われます。しかし、転職の際もそうでしたが、物事を決断する際、「全体像を掴み、勝算の高いリスクを選択すること」を大切にしていました。

村上憲郞の名言|全体像を掴み、勝算の高いリスクを選択することが大切

どんなに小さくてもいいから会社の中で自分で課題を発見し、それを解決する方法を自分で考え、行動すること。そして、「やりきった」という実感を得ること。それがいわゆる自信につながる。自信と言っても、「勝ち抜く」といった激しいものではなくて、「生き抜く」という穏やかな自信ですね。

村上憲郎の名言|仕事で自信をつけるには

私は「ミスター人工知能」と呼ばれるほどに人工知能にのめり込んだおかげで、結果的に現在までつながる仕事のテーマを見つけることができましたし、この歳になっても毎日が楽しいわけです。無責任に「何かにハマれ」とお勧めするわけにはいきませんが、仕事のために始めた勉強のなかで強く心を惹かれるテーマがあれば、そこを深堀りしてみるのもいいことだと思います。

村上憲郎の名言|何かにのめり込むことが大切

ビジネスパーソンとして生きていくうえで最も基本となる知識は、「会社のしくみ」「財務・簿記の知識」「経済学」などです。どんな仕事をするにせよ、これらの知識を持っているか否かの差は大きい。

村上憲郎の名言|ビジネスパーソンに必要な基礎知識

「同期は自分より出世している」とか「自分よりあいつのほうが仕事ができる」などと考えて自信を失っている人は多いものです。けれども、経営者としての経験から言わせてもらえば、ビジネスパーソンの能力にはさほど差はないものです。結果には明らかな差が出るとしても、それは運によるところが大きい。「ツキの村上」と呼ばれた私が言うのだから間違いありません(笑)。良い顧客に出会えた営業マンと、意地悪な顧客に当たった営業マンの成績に差が出るのは当然でしょう。

村上憲郎の名言|最後は運

結果だけを見て自分を責め、「自分がダメだから出世できないんだ」「自分に能力がないから数字を上げられないんだ」と考えないこと。そういう考え方はもう払拭したほうがいい。これまで生き延びて来られた自分のスタイルに誇りを持って、誠実に仕事をすればいいのです。

村上憲郎の名言|これまで生き延びて来られた自分のスタイルに誇りを持って誠実に仕事をすることが大切

仕事ではがんばったからといってうまくいくとは限りません。会社が潰れてしまうことだって今なら珍しくはない。けれども「会社は倒産してしまったけれども、自分は仲間と一緒に業績改善のために頑張ったんだ」「うまくはいかなかったけれど、新規事業を軌道にのせようと力を尽くしたんだ」といった「やりきった」経験がある人は強い。

村上憲郎の名言|結果的にダメだったとしても「やりきった」経験があると強い

自分はこれまで大した経験をしてこなかったと思い込んでいる人でも、改めて自分の人生を見直せば、おそらく自信のコアに値するようなことは経験しているはず。会社のしくみや財務の知識なども、まとまった勉強をしたことがないだけで、長くサラリーマンをやっていれば実は断片的には見聞きしているはずなのです。自信がない人は経験がないのではなくて、今まで自分の経験を整理したことがないだけ、ということもままあります。そういう人は、これまで自分がやってきたことを省みるだけでも顔つきは変わってくると思います。

村上憲郎の名言|自信を取り戻すために自分の経験の棚卸しを

先行きに不安になってしまうというのは、打ち込めるテーマを持っていないせいもあるかもしれません。ある意味で人生を棒に振りかねないほど何かにハマった経験がないのではないかと。

村上憲郎の名言|人生を棒に振りかねないほど何かにハマる経験を

40代で認められるためにどうすればいいか――すでに40代になっているのなら、本音を言えば「諦めろ」というのが答えです。40歳にもなれば、それまでの人生で培ってきた志の高さ、胆力などが顔に出る。それを今さらどうにかしようと思っても無理。今から自分を変えようと思っても間に合わない、ということはまず認めなくてはいけないでしょう。そのうえで生き延びていくためには、間に合わないなりにどうやって現実と折り合いをつけていくかを考えなくてはいけないと思います。

村上憲郎の名言|間に合わないなりにどうやって現実と折り合いをつけていくかを考えなくてはいけない

IT業界では新しいサービスやソフトが8割方仕上がったら、ベータ版として公開し、その反応をフィードバックしながら完成形へと向上させていきます。何よりもアウトプットを優先させることが重要。

村上憲郎の名言|何よりもアウトプットを優先させることが重要

あらゆる仕事を完璧に仕上げようとするのは大変効率の悪い働き方。企業が求めるのは1つの仕事を完璧にする人よりも、85点のアウトプットを軽々といくつもできる人。

村上憲郎の名言|完璧に仕上げようとするのは大変効率の悪い働き方

仕事の優先順位をつけるには、「利益や成果への影響度が高いもの」「取引先など社外の人に影響を及ぼすもの」「締め切りが迫っているもの」「自分が最も貢献できるもの」といった基準で考えるといいでしょう。どうしても迷ったら、当初の計画に合致したものから遂行するというのも手です。

村上憲郎の名言|仕事の優先順位をつける基準

ビジネスパーソンの前には無限の仕事がありますが、それら全てに全力投球するのは現実的ではありません。重要度に応じて大胆にメリハリをつけて取り組むことです。

村上憲郎の名言|重要度に応じて大胆にメリハリをつけて取り組むことが大切

仕事のキモがどこかを見つけるには、1本の木にこだわらず、森全体を見ること。今取りかかっている仕事は、成果への貢献度が低い可能性もありますから。全体を見通して貢献度の高い仕事を見つけ、その仕事に集中することです。

村上憲郎の名言|全体を見通して貢献度の高い仕事を見つけ、その仕事に集中する

専門外について手っ取り早く勉強するには、本を読むしかありませんが、専門用語満載の分厚くて難解すぎるものでは理解できません。そもそも忙しいビジネスマンにそんな時間はないはずです。ですので、その分野の中から薄くて基本的なエッセンスが詰まっている本を探し出し、一気に読むのです。

村上憲郎の名言|専門外について手っ取り早く勉強するには

チームプレーを重視しているグーグルでは、採用の最終段階でスタッフ全員の同意が必要となります。そのときに行なうのが「エアポート・テスト」と呼ばれるものです。突然予定していた飛行機が飛ばなくなり、空港で翌朝いちばんの飛行機を待たなければならなくなったとき、一緒にひと晩過ごせるかという基準で相手をみます。ひと言でいえば、「人柄のいい人」になるのかもしれません。「目の輝きがある人」とたとえる会社もあるでしょう。この人となら一緒にいられると思わせてくれる人は、たいてい入社してからも期待どおりにやってくれます。それはそうですよ、朝まで一緒にいてもこちらを不快にさせないというのは、その人が、未来に対して前向きで、サービス精神に溢れているということですから。

村上憲郎の名言|この人となら一緒にいられると思わせてくれる人を採用することの大切さ

人跡未踏の地を開拓していくのがグーグルですから、多くのファンクション(部門)でリスクがともなうのは当然です。しかし、ぶつかって失敗したとしても、失敗から学ぶことはあります。

村上憲郎の名言|ぶつかって失敗したとしても、失敗から学ぶことはあります

会社が長時間社員を拘束することはないし、長く働いたから評価するということも、もちろんありません。会社はその人の仕事の成果に期待しているのであって、いつどのように仕事に関わるかにまで関与すべきではないと思っています。実際、グーグルの社員は働き方の密度を濃くするなどして、そのあたりのことはみなうまくやっているようです。

村上憲郎の名言|働き方の密度を濃くすることの大切さ

ネットの世界のスピードは速いので、思いついたらすぐに取りかからないと、他社の誰かがやってしまう。つまり、9時から5時までの間だけ働いていればいいというわけにはいかないのです。

村上憲郎の名言|9時から5時までの間だけで働いていればいいというわけにはいかない

グーグルでは夜中の3時から会議があったりしますからね。でも、グローバルなファンクションに携わっていればそれは仕方がないことですし、それを楽しめない人は、グーグルではやっていけないかもしれません。

村上憲郎の名言|仕事を楽しめなければやっていけない

誰かが失敗することによって、ほかの人の発想が刺激を受ける。そういうことを考えれば、失敗をネガティブに捉える必要はまったくありません。むしろ、失敗を恐れたり、他人の失敗を非難したりするようになると、クリエイティブのモチベーションが一気に下がるので、そちらのほうを注意しています。

村上憲郎の名言|失敗をネガティブに捉える必要はまったくない

チームプレーといってもグーグルの場合は自立分散型。個人の役割が明確になっているからです。たとえば、企画の仕事を任されたら、A、B、C三案をつくって上司に選ばせるようなことは許されません。新入社員であっても、その人のなかでどの案がよいのか、結論を導き出しておくことが不可欠。任された人が最後まで、責任をもってやり遂げなければならないからです。つまり、グーグルの場合、チームプレーといっても、指示待ちではなく、セルフ・スターターでなければ務まらないのです。

村上憲郎の名言|自律分散型のチームプレーを

何がその人のやる気を醸成するかは、つまるところ個人の価値観であり、そこまで会社が勘酌(しんしゃく)するつもりはありません。出世欲旺盛な人を否定するつもりはありません。ただし、グーグルの場合、仕事のスピードが速いうえに少数精鋭ですから、出世競争を考えながら働くような余裕はないと思いますよ。それに、グーグルの仕事はチームプレーが基本なので、個人的に目立って評価を得ようとしても、うまくいかないでしょう。

村上憲郎の名言|チームプレーを基本にする

仕事へのモチベーションの源はやはり、ユーザーからの賞賛、あるいは自分たちが社会を少しでもいい方向に導いたという満足感でしょう。あるいは、夢の実現といってもいいかもしれません。「グーグル・ニュース」にしても「Gメール」にしても、もとはといえば「こんなことが実現したら嬉しい」という、エンジニア自身の夢が発端となってでき上がったサービスです。夢を追いかけるということも、とくにこれからのエンジニアには不可欠なパーソナリティーなのです。

村上憲郎の名言|夢を追いかけることは、エンジニアには不可欠なパーソナリティ

創業者であるサーゲイ・プリンとラリー・ペイジは、人びとが必要な情報に迅速かつ的確にたどり着ける道筋を世の中に提供したいという思いだけで、金儲けどころか起業という発想すらないまま「ページランク」の仕組みをつくったのです。ひたすらユーザーが喜んでくれることを考え、いやもっといえば、自分たちがほしいサービスを追求すれば、必ず社会から認められる。グーグルではそう考えます。

村上憲郎の名言|ユーザーが喜んでくれる、自分たちが欲しいサービスを追求すれば必ず社会から認められる

自由奔放であればいいのかといったら、それもまた短絡的すぎます。よく面接で奇想天外なことばかり語る人がいますが、グーグルだから変わったことをいえばアピールになると思ったら、大間違いです。あくまで大事なのは、ユーザーに喜んでもらうという感覚であり、ただたんにユニークであることが、評価の対象になることはありません。

村上憲郎の名言|あくまで大事なのは、ユーザーに喜んでもらうという感覚

「iPod nano」や「wii」の発売日。グーグルに来社した人はさぞびっくりすることでしょう。なにしろオフィスに人がいないからです。社員はどこに行ったのかと思ったら、みな朝から販売店の行列に並んでいる(笑)。我々は、どうしたら人を楽しませることができるかを年中考えている集団なので、自分たちがワクワクするものが世に出ると聞いたら、居ても立ってもいられないのです。そういう人じゃないと、務まらないでしょうね。

村上憲郎の名言|人を楽しませるには、自分たちがワクワクするものに夢中になる

グーグルに採用されるかどうかで一番大事なのはその人が、「ユーザーに喜んでもらえるサービスを提供する」というグーグルのカルチヤーを共有できるかどうかですね。

村上憲郎の名言|ユーザーに喜んでもらえるサービスを提供する

私は教養を学ぶ究極の目的は、「一生を棒に振ってもいいと思えるものに出合う」ことだと思っています。仕事なんてせいぜい65歳までです。私も「人工知能」と「量子力学」というライフワークがあるため、この年になっても楽しい人生を過ごしています。

村上憲郞の名言|ライフワークがあると楽しい人生を過ごせる

教養を身につける過程には3つの段階があると私は思っています。まず、第1段階は入門書を読むこと。そして次に、その分野では必読と呼ばれる名著、識者と呼ばれる人がお勧めする本を読むこと。そして第3段階としては、「その分野を極める」こと。読書だけでなく、実際に体験したりする必要も出てくるでしょう。たとえばチベット仏教について極めたかったらチベットに行くのは当然ですし、いっそお寺に入って修行すべき。そのまま一生を修行に捧げてもいいでしょう。

村上憲郞の名言|教養を身につける3つの段階

ITバブルの崩壊やリーマン・ショックなどを経るにつれ、日本人が経済学を知らない弱点を改めて痛感しました。日本人は経済学を知らない、そして「心優しい」ことにより、経済危機に対して心情的、情緒的な反応ばかりをしてしまう。

村上憲郞の名言|経済学を知らないという弱点

村上憲郎の経歴・略歴

村上憲郎、むらかみ・のりお。日本の経営者。グーグル日本法人名誉会長。大分県出身。京都大学工学部資源工学科卒業後、日立電子、DEC(米国の大手コンピュータ企業ディジタル・イクイップメント・コーポレーション)を経て、ノーテルネットワークス(電気通信装置製造の多国籍企業)日本法人代表、ドーセント(米国の人材教育会社)日本法人社長などを経験したのち、グーグル日本法人社長に就任。

ページの先頭へ