戸塚隆将の名言

戸塚隆将のプロフィール

戸塚隆将、とつか・たかまさ。日本のコンサルタント。東京出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス勤務を経てハーバード大学経営大学院でMBAを取得。マッキンゼー&カンパニーで戦略コンサルティング業務に従事。その後独立してシーネクスト・パートナーズを設立。著書に『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』ほか。

戸塚隆将の名言 一覧

一流の仕事をする人ほど、基本を守り、細部まで徹底してこだわる。小さな積み重ねがものすごく効いてくる。

戸塚隆将の名言|一流の仕事をする人ほど、基本を守り、細部まで徹底してこだわる

いくら自分の能力やスキルが高くても、人に協力してもらえなければビジネスでは成果を出せない。

戸塚隆将の名言|人に協力してもらえなければビジネスでは成果を出せない

他人との競争が目的になってしまうのは本末転倒。

戸塚隆将の名言|他人との競争が目的になってしまうのは本末転倒。

余裕を持った朝を過ごすポイントは職住を強引にでも隣接させること。朝の通勤時間が短くなり、それだけゆとりができる。

戸塚隆将の名言|余裕を持った朝を過ごすポイント

いつも仕事関係の人とばかり付き合っていると、アイデアが行き詰まる。

戸塚隆将の名言|いつも仕事関係の人とばかり付き合っていると、アイデアが行き詰まる

外見上、若々しくいられると、内面でもチャレンジ精神を維持することができます。私も週に1回はジムで汗を流しています。

戸塚隆将の名言|外見上、若々しくいられると、内面でもチャレンジ精神を維持することができる

大切なのは、自分の意見を示すこと。別に言葉巧みに表現しなくても、本質を押さえた発言ができれば、それで十分です。

戸塚隆将の名言|大切なのは、自分の意見を示すこと

海外では、発言しない人は存在しないことと同じ。

戸塚隆将の名言|海外では、発言しない人は存在しないことと同じ。

知識を持っているだけでは教養があるという評価にはつながりません。知識を自分なりにアウトプットしてこそ教養がある人だと受け止めてもらえます。

戸塚隆将の名言|知識を自分なりにアウトプットしてこそ教養がある人だと受け止めてもらえる

間違っていたら答えを修正すればいい。海外では、自分の考えを示さないことより、途中で意見を変えることのほうがずっと評価されます。

戸塚隆将の名言|間違っていたら答えを修正すればいい

プレゼンの技術が活きるのも、根底に自分の意見があってこそ。それなしに綺麗な言葉を並べると、かえって空虚な人という烙印を押されるでしょう。

戸塚隆将の名言|プレゼン技術よりも大切なこと

成果は「質」と「量」のかけあわせであり、成果を上げるためには質の向上と量の増加の両方が必要です。

戸塚隆将の名言|成果は「質」と「量」のかけあわせ

環境が変われば、成果を出すのにふさわしいプロセスも変化します。その結果、以前はうまくいっていたやり方が通用しなくなる可能性もあります。

戸塚隆将の名言|環境が変われば、成果を出すのにふさわしいプロセスも変化する

世界のエリートたちは決してスーパーマンではありません。普通の人と同じように与えられた24時間という一日の中で、今一番重要な仕事に多くの時間を集中させているだけなのです。

戸塚隆将の名言|一番重要な仕事に多くの時間を割り当てることが大切

エリートと呼ばれる彼らは、基本に徹することで、そうではない人と大きな差を出しています。

戸塚隆将の名言|エリートは基本に徹することで、そうではない人と大きな差を出している

基本を徹底すれば自信が生まれる。自信が深まれば責任感が強まる。責任感が強まれば目標が高まる。そして、高まった目標は次の一歩に向けて、また基本に立ち返らせる。

戸塚隆将の名言|基本の徹底から生まれるサイクル

先手必勝で動けば、こちらが振り回されずに済む。

戸塚隆将の名言|先手必勝で動けば、こちらが振り回されずに済む。

新人時代に叩き込まれたのは「顧客の立場で、どうすればいいかを考える」ということでした。

戸塚隆将の名言|顧客の立場で、どうすればいいかを考えることが大切

愚痴が多い人は、将来的に会社に貢献する可能性は低い。

戸塚隆将の名言|愚痴が多い人は、将来的に会社に貢献する可能性は低い。

私の尊敬する上司もそうでしたが、やはり仕事ができる人は朝が早い人が多いです。そして、頭がよく働く朝の時間を、じっくり考えなければいけない仕事、クリエイティブな仕事にあてていました。

戸塚隆将の名言|仕事ができる人は朝が早い

子供にやる気を出させるために、親は褒めたり、励ましたりするものですよね。ならば同じように「自分になんと言ってやればやる気になるだろう」と考えてみたらどうでしょうか。私の場合は「自分を褒める」ことでモチベーションを意識的にコントロールするように心掛けています。

戸塚隆将の名言|自分を褒めることでモチベーションをコントロールする

平日に時間を取るのは難しいので、たいていは土日になりますが、一週間の中で自分のぺースを取り戻す時間を持つほうが、長期的には生産性が上がるものです。

戸塚隆将の名言|自分のぺースを取り戻す時間を

私は一週間に2時間くらい、何にも邪魔されず自分一人で考える時間をブロックするようにしています。そこでは、これまでを振り返ったり、今後のTOD0を挙げてみて、今やっている仕事がキャリアとして目指しているゴールにどうつながっているかを考えます。また、もやもやと引っ掛かっていることをじっくり考えてみることもあります。2時間たっぷり使って、頭の中を整理するわけですね。いくら効率的に仕事を進めても、ずっと走り続けるのは難しいものです。ときにはあえて立ち止まって頭を整理することで、また全速力で走り出すことができるのです。

戸塚隆将の名言|毎週1回頭を整理する時間を

徹夜して仕事をやり遂げても、翌日頭が回らなければ意味はありません。残業は避けられないとしても、自分で時間を区切ることが大事なのです。今では私も、どんなに忙しくても毎日最低6時間は寝るようにしています。睡眠が足りないと頭が回りませんし、せっかく人とお会いしても、顔に疲れが出ていては失礼ですから。

戸塚隆将の名言|自分で時間を区切ることが大事

ゴールドマン時代の上司の「残業」も印象的でした。忙しい時期になると毎日残業続きになるのですが、この上司はどんなに忙しくても必ず夜中の2時に帰るのです。調子がいいからと2時過ぎまで残ることもなければ、今日は疲れたからと2時前に帰ることもなく、毎日キッカリ2時です。自分のバイオリズムを完全に把握していて、2時過ぎまで仕事をすると必要な睡眠時間が取れず、翌日の生産性が下がることを熟知していたのです。

戸塚隆将の名言|自分のバイオリズムを把握することが大切

朝早く出勤したとき。なんとなくメールチェックから始めるという人は多いですが、せっかく落ち着いて頭を働かせることができる時間ですから、あえて最初はメールを見ないことも大切です。そもそも、早朝はまだ相手も出勤していませんから、早くレスポンスしてもあまり意味はありません。

戸塚隆将の名言|朝早く出勤したときは重要な仕事から

メールの返信など本来は早さが求められるものでも、ものによってはあえて寝かせることも大切です。たとえば相手に建設的なコメントをしなければいけない場合、まずは受け取ったという返事をしたうえで、じっくり考えて返事をすべきです。また、感情的になってしまうようなメールも時間を置くべき。返事を途中まで書いて、翌日まで寝かせて改めて見てみると、冷静になることができ誤った対応が避けられます。

戸塚隆将の名言|あえて時間をかけるべきメール

企画書の作成のような完成に要する時間が長い仕事でも、ただ後回しにするのではなく、先に5分だけでもやっておくのがコツです。少しでも手を動かすことで何が必要かが見えてきますし、その後、他の作業をしている間にアイデアがひらめくこともあります。

戸塚隆将の名言|まず仕事に手をつけることが大切

世界のエリートたちは「すぐやるべき仕事」については本当に対応が早い。ゴールドマン・サックスでは、トップに近い人ほど瞬時にボイスメールやメールの返信をしていました。エグゼクティブともなると処理すべきメールの件数も尋常ではないので、ためずに素早く対応しようと心掛けているのです。

戸塚隆将の名言|エリートはすぐやるべき仕事への対応が早い

TODOリストが必要なのは新人だけではありません。実際、私が仕事を学んだ先輩たちはよくTODOリストを作って机に貼っていました。また、帰宅前に翌日のTODOを書き出すようにしている人もいました。こうすることで朝イチから仕事に集中することができるのです。

戸塚隆将の名言|仕事ができる人ほどTODOリストをつくる

頭の中だけで仕事を瞬時に分類するのは簡単ではありません。だから私はよく、TODOを紙に書き出して整理しています。面倒なようですが、仕事をしながら「次に何をやればいいのか」に頭のキャパを使うのはもったいないですし、仕事も遅くなります。だったら、最初にすべて外に出して整理してしまったほうがいい。忙しいときこそ、あえて立ち止まって紙に向かってみるほうが、結局は仕事がスムーズに進みます。

戸塚隆将の名言|忙しくても立ち止まって紙に書き出してみる、結局は仕事がスムーズに進む

TODOを整理するときには、「(1)優先度」「(2)完成に要する時間」の2つの軸で目の前の仕事を分類します。順序としては、まず(1)の優先度の高低で分類した後、(2)の完成に要する時間の長短で整理します。すると、抱えている仕事が4つに分類できますね。すぐやるべき仕事とは、「優先度が高く、完成に要する時間が短い仕事」です。これにすぐ着手して片づけてしまえば、時間的にも気持ち的にも楽になる。だからこそ、「優先度が高く、完成に要する時間が長い仕事」にじっくり取り組めるのです。

戸塚隆将の名言|優先度が高く、完成に要する時間が短い仕事を先に片づける

メールの返信や単純作業などは早ければ早いほどいいのですが、なかには、あえてためたうえで、しっかりやらなければいけない仕事もあります。じっくり考える仕事、アイデアを熟成させなければいけない仕事などです。できる人というのは、「すぐやる仕事」と「じっくりやる仕事」を瞬時に分類できる人であり、そのうえで「すぐやる仕事」をスピーディにこなしているのです。

戸塚隆将の名言|仕事ができる人の特徴

英語を正しく発音できるようになることが、正確に聞き取るための第一歩。

戸塚隆将の名言|英語を正しく発音できるようになることが、正確に聞き取るための第一歩

世界の一流人たちが発した言葉に注目すると、準備に重きを置いて成果を出している人は多く、私たちが参考にできる学びがあります。

戸塚隆将の名言|準備に重きを置く

世界のエリートと呼ばれる人たちも、特別なことをしているわけではありません。準備をしたり、自分を褒めたりしながら、小さな成功体験を積み重ねて良いサイクルを生み出している。やっているのは、ごく普通のことの積み重ねです。

戸塚隆将の名言|世界のエリートと呼ばれる人たちも、特別なことをしているわけではない

メンタルを強くしたいなら、中長期的に目指すものを真剣に探すべきだと思います。自分なりの大義があれば、どんな仕事でも頑張れる。

戸塚隆将の名言|中長期的な目標を持つことの効用

若手の頃から中長期的な目標を持っていたこともプラスに働いていると思います。「留学したい」「起業したい」という数年単位での目標が常にあったので、目の前の仕事がその方向性と一致していれば、どんなに困難なことでも迷いなく挑戦することができました。

戸塚隆将の名言|中長期的な目標が大切

私がハーバードに留学していたとき、授業で日本経済が取り上げられ、ある経済学者が「いかに日本経済はダメか」を延々と語ったことがあります。私は彼に「だったら解決策を聞かせてほしい」と言いましたが、うまくかわされて非常に悔しい思いをしました。残念ながら、そのときの私には、建設的な意見を引き出すだけの英語力がなかったということでしょう。でも、この体験があったからこそ、「日本に帰国してからも、英語力を高める努力を続けよう」と強く思ったのです。こうした悔しい感情、あるいは嬉しい感情こそが、「もっと頑張ろう」という前向きな意欲を生む原動力になります。

戸塚隆将の名言|感情が前向きな意欲を生む

私は仕事の場面でも、感情の起伏や揺れをすべて排除すべきだとは思いません。「頭でわかっていてもやれない」ということは多いものですが、自分の感情に響くことならやってみようと思えるからです。

戸塚隆将の名言|仕事の場面でも感情の起伏を大切に

私は一冊の「自分ノート」を持ち歩き、平日の朝や土日の時間を使って自分の行動や考えを振り返り、書き出す習慣をつけています。「今週の自分はダメだった」と思っても、改めて振り返ると、いいこともたくさんあったと気づくからです。

戸塚隆将の名言|「今週の自分はダメだった」と思っても、改めて振り返ると、いいこともたくさんある

プレゼンに失敗しても死ぬわけじゃないし、今回はうまくいかなかったとしても、ビジネスは一発勝負ではありません。周囲も過去の実績の積み重ねを評価してくれますから、一度の失敗ですべてがひっくり返ることはない。それまで築いてきた信頼があれば、また次の機会ももらえるでしょう。

戸塚隆将の名言|失敗を過度に気にしないことが大切

私自身、自分の会社を起業してからのほうが、感情の起伏は大きくなったと感じますし、それは良いことだと考えています。私が起業したのは「社会に感動を与えるような仕事をして、世の中に貢献したい」と思ったからです。だとすると、自分がやっていることに感動できる心を持っていたほうがいいし、普段からいろいろなことに対して、感情が揺れ動く人間でありたいと思っています。

戸塚隆将の名言|感情の起伏が大きいことは良いこと

モチベーションを管理するには、自分を褒めるという方法もあります。自分のやってきたことを肯定的に捉えられる人は、どんな場面でも自信を持てるし、成果を出せるからです。

戸塚隆将の名言|自分を褒めて肯定することが大切

私の場合は、通勤時間にスピーチを聴くことが多いですね。とくにオバマ大統領やスティーブ・ジョブズのスピーチを聴くと感動するし、元気が出ます。こうした「自分の気持ちを高めてくれるスイッチ」をひとつやふたつ持っておくと良いと思います。

戸塚隆将の名言|自分の気持ちを高めてくれるスイッチを持つことが大切

中長期的に成果を出し続けるには、前向きな気持ちを継続しなくてはいけません。とはいえ人間であれば、気分が沈む日もあるし、体調が悪い日もあるでしょう。だからこそ、自分の気持ちをポジティブに切り替える手段を持つ必要があります。

戸塚隆将の名言|自分の気持ちをポジティブに切り替える手段を持つ必要がある

また、グローバル企業で働くなら英語は必須ですが、一流の人たちはそのための準備もしています。英語の会議があれば、そのテーマで使う専門用語や業界用語を調べ、話す内容を紙に書き出して頭に内容を叩き込み、本番を想定して何度も発音練習を繰り返します。誰もいない部屋にこもって、一人でブツブツとスピーチの練習を繰り返す姿は決して格好のいいものではありませんが、自他ともに「英語ができる」と認める人は、普段から陰でそうした準備を重ねているものです。

戸塚隆将の名言|自他ともに「英語ができる」と認める人は、普段から陰で準備を重ねている

徹底した準備をすることが、本番当日の安心感につながります。やるだけのことはやったという自信があるので、落ち着いてことに臨めますし、プレゼンの成功率も格段に上がります。

戸塚隆将の名言|徹底した準備が大切

ひとつひとつの仕事で成果を出すには、事前にきちんと準備をすることが不可欠です。頭ではわかっていても、これができない人が多い。しかし、それを地道に積み重ねることができる人こそ、一流のビジネスパーソンと言えます。

戸塚隆将の名言|地道に準備を積み重ねることができる人こそ、一流のビジネスパーソン

ビジネスの世界で求められる「メンタルが強い人」は、アスリートの世界とは違うのではないでしょうか。ビジネスで問われるのは一発勝負の強さではなく、継続的に周囲の人たちと信頼を築いて、中長期的に成果を出し続けていくことだからです。

戸塚隆将の名言|ビジネスで問われるのは中長期的に成果を出し続けること

上司と関係がよくないと、結果的にいい仕事はできない。

戸塚隆将の名言|上司と関係がよくないと、結果的にいい仕事はできない。

上司も当然部下といい関係を築きたがっている。部下に慕われれば、かわいがろうという気持ちにもなる。

戸塚隆将の名言|上司に可愛がってもらうには

先輩や上司、同僚との「飲みニケーション」は貴重で大事な機会。上司や先輩は、積極的に後ろを追いかけ、アドバイスをもらうべき目標となる存在。そのためにもいい関係を築くべき。

戸塚隆将の名言|「飲みニケーション」は貴重で大事な機会

社外の人とのつながりは、キャリア形成にも重要です。自分とは違うさまざまな価値観、異なる業界を知ることで、思わぬ発見や新たな目標も生まれ、自身がより成長できる。

戸塚隆将の名言|社外の人とのつながりは重要

ハーバード・ビジネススクール留学時代、様々な人種の学生との交流により、世界観が広がった。人生の中でもっとも価値のあるものは友人関係です。

戸塚隆将の名言|人生の中でもっとも価値のあるものは友人関係

たまたま何かの縁で知り合った友人・知人との関係が、将来どう発展するかはわからない。将来を期待して関係を築くのではなく、利害を超えたつながりを大切にすることで、結果、人間関係はより深まるのです。

戸塚隆将の名言|人間関係を深めるには利害を超えたつながりを大切にする

上司に報告をする際、「私は○○だと考える(結論)。だから○○で進めてよいか(承認)」と念を押して相談すると、上司はイエス・ノーを判断するだけで済む。さらに、意見が違う場合に備えて、結論に至る「仮説」を用意しておけば、上司に説明を求められた際の対応もスムーズになります。

戸塚隆将の名言|上手な報告の仕方

準備をし、率先して上司に報告にいけば、ポイントを整理し論理立てて伝えられる。後で報告しようと準備はしていても、不意に上司に呼ばれて、説明を求められることもある。また、用意がないままエレベーターでばったり会って状況を聞かれれば、慌てて、しどろもどろになってしまうはず。自分のペースで喋れるような態勢を事前に準備し、自ら行うことが大切。

戸塚隆将の名言|上手く報告するには

上司に「例の件、どうなっている」と聞かれてから報告するのではNG。基本は上司に聞かれる前に。これができないと、いつまでも受け身な関係でしかいられません。

戸塚隆将の名言|報告は上司に聞かれる前に

2回目に会ったときに、前回出た話題を振ってみるなど、自分が相手に興味を持っているという姿勢を示すことで、仕事が円滑に進みます。

戸塚隆将の名言|自分が相手に興味を持っているという姿勢を示すことで、仕事が円滑に進む

人は自分に興味を持ってくれる相手に自然と好意を抱くもの。初対面の場合でも、最初、途中、最後と、最低3回は相手の名前を口に出し、簡単な質問を投げかけることで興味を示すと関係が深まっていきます。

戸塚隆将の名言|相手に好意を抱いてもらうには

名前を覚えて呼び合うことは、人間関係づくりの根っこ。ここが強くなければ、いいコミュニケーションは築けません。自分自身を相手の記憶に残したいなら、まず自分から相手の名を記憶するのが先決です。

戸塚隆将の名言|自分自身を相手の記憶に残したいなら、まず自分から相手の名を記憶するのが先決

会議で存在感を示すコツは二つ。「会議の準備」と「自分なりの貢献を考える」こと。わからないならわからないなりに新鮮な意見を投じてもいい。リスクを恐れ、発言しないよりは一歩前進できるはずです。

戸塚隆将の名言|会議で存在感を示すコツ

会議で発言のない出席者は存在意義すらないも同然。マッキンゼーでは、大学を卒業したての新人にも会議での発言を強く求めます。

戸塚隆将の名言|マッキンゼーでは、大学を卒業したての新人にも会議での発言を強く求める

会議には、出席者に何らかの貢献が求められる。発言することが会議への貢献になる。

戸塚隆将の名言|発言することが会議への貢献になる

マッキンゼー時代に、ペンと紙の大切さを知った。アイデアを紙に書き、紙で資料をつくり、紙にまとめて発言。そして紙に書き出して整理しました。最初からパソコンに向かうよりも、結果的に物事が整理できる。

戸塚隆将の名言|紙に書くことはパソコンを使うよりも物事が整理できる

ミーティングなどでノートにメモを取る効用は3つ。ひとつは自分のための備忘録。2つ目は、内容の整理。3つ目は、話し手が聞き手の理解を視覚的に確認できることにある。

戸塚隆将の名言|ミーティングなどでメモを取る効用は3つ

上司に呼ばれ、仕事を引き受けたなら、忘れないうちにすぐに取りかかることが効率化のカギ。自分の席に戻ってすぐに、先に進行中の仕事に取りかかってしまうと、今指示された内容がつい頭からこぼれ落ちてしまう。指示された瞬間から席に着くまでは、その内容が頭の中を占めているもの。だから、席に戻ったら進行中の仕事をいったんストップして、今指示された仕事に「5分」だけ集中してみると、その後がスムーズになります。

戸塚隆将の名言|命じられた仕事にスムーズに取りかかるには

できるバンカーほど、その深い経験に基づく意見を、簡潔なポイントで伝えてきます。

戸塚隆将の名言|できるバンカーほど、その深い経験に基づく意見を、簡潔なポイントで伝えてきます。

メール返信のタイミングは、自分の名刺と一緒と考えたほうがいい。相手にとっては、どんな人間なのかを想像できる情報のひとつ。返信が遅れるほど、相手は不安になり、自分に対する評価も下がる。

戸塚隆将の名言|メール返信のタイミングは名刺と一緒

会社の看板を背負って仕事をしている以上、メールの返信如何でも会社の評価が変わる。結局その評価は自分に跳ね返ってくる。そういったことをしっかりと認識したうえでメールのレス対応をしたほうがいい。

戸塚隆将の名言|メール返信のスピードも自分の評価につながる

ゴールドマン時代に驚いたことは、世界中の敏腕バンカーたちのメールレスポンスの速さ。時差があるにもかかわらず、私が夜中に質問メールを発信してから6時間以内、私が朝一番にメールを確認できるようなタイミングで返信されていました。

戸塚隆将の名言|敏腕バンカーはメール返信が速い

ミーティングのためにいい中身を用意してきたにもかかわらず、時間ギリギリに到着してしまったり、5分遅刻した瞬間、相手に対して「すみません」というところから入ってしまう。申し訳ない気持ちの中で、強く主張することができず、逆回転してしまう。

戸塚隆将の名言|ミーティング場所に早めに行くべき理由

ミーティング直前に手帳を見返すだけでも、冒頭がスムーズになる。本題に入る前の雑談的な部分が最も大事。相手の情報を確認し、そこから入ることで、建設的なミーティングになることも多々ある。10分前に待ち合わせ場所に行くというのは、そのためのレビュー時間としてもいいのです。

戸塚隆将の名言|ミーティングに早めに行ってすべきこと

ゴールドマンの新人時代、大きなプロジェクトの中で時間ギリギリに行動していた私の姿を見た上司に叩き込まれたのが「10分前」。プロであれば、これが基本中の基本だと。それに加え、目の前の忙しさを理由に、遅刻を「仕方がない」と思ってしまうことの怖さを教え込まれました。

戸塚隆将の名言|10分前行動はプロの基本中の基本

男性の靴はさほど流行に左右されないので、多少値が張ってもいい物を何足か揃えるのがお勧めです。それぞれ週1、2度履く程度にしてグルグル回していくと、最低でも一足10年はもちます。新卒時、格好良さに惹かれ、奮発して何足か買った靴。それ以降、あまり買い足すことはしていません。定期的に手入れをして、気づいたら十何年になっていました。

戸塚隆将の名言|靴は多少値が張ってもいい物を何足か揃えるのがお勧め

短期出張で東京を訪れた米国人シニアバンカーの靴が、毎日ピカピカだったのには驚きました。ホテルの夜間サービスを利用しているのか、自分で磨いているか。いずれにしても、手入れの行き届いた靴ほど印象のいいものはありません。

戸塚隆将の名言|手入れの行き届いた靴ほど印象のいいものはない

ゴールドマン・サックスやマッキンゼーの社員は、皆一様に白いシャツ(または無地の薄いブルー)にダークスーツという、まるで制服のような驚くほど没個性な服装が特徴。彼らが外見で重視しているのは、あくまでも「清潔感」。決して「個性」を強調するものではありません。

戸塚隆将の名言|ビジネスマンの服装は個性より清潔感が大切

グローバルエリートたちは朝を情報交換の場として積極活用します。ランチ・ミーティングの場合は前後の移動時間を含めると、昼間のど真ん中に2時間程度を必要とすることもあります。夜の時間は顧客との会食の約束が入ることもあるでしょう。また、ディナーの約束をする際は、相手の食事の好みを考慮し、レストラン選びにはそれなりの時間がかかります。その点、実は、ブレックファースト・ミーティングはとても気軽なものです。中でも、お互いの出張に絡めて設定する光景をよく目にします。ミーティングをするどちらかが宿泊しているホテルのラウンジで待ち合わせをし、そのままホテル内で朝食をとる。あるいは、お互い軽めの朝食を好むのならば、近隣のカフェでコーヒーを飲みながら情報交換します。このように、ブレックファースト・ミーティングでは、少し早起きさえすれば、待ち合わせ場所、レストラン選びに手間取ることなく、気軽に人と会えるのです。また、忙しい相手でも、比較的アポを取りやすいというメリットがあります。

戸塚隆将の名言|ブレックファースト・ミーティングの利点

国際会議の場では「インド人の口を閉じさせることと日本人に口を開かせることが、どちらも最も難しい」というジョークがあります。日本語環境でどんなに多弁な日本人でも、日本人の国民性では、多弁で優るのは難しいと言えます。当然ながら、それが英語環境になれば、ノンネイティブの日本人がインド人と言葉数で張り合っても、勝ち目はありません。むしろ、もともと日本人が持っている強みで勝負する必要があります。

戸塚隆将の名言|強みで勝負する必要がある

本質を短く的確に表現する力は、普段から物事をどれだけ考えているかに左右されると思います。テクニックを一つ挙げれば、「結論→根拠」の順番で話すこと。結論を最初に持ってくると、根拠のごまかしが利かないので、否が応でもポイントを意識するようになるはずです。

戸塚隆将の名言|本質を短く的確に表現するには

中身の薄さを言葉の量でごまかそうとしても、意味のない多弁は評価されません。相手の質問にうまく答えられないとき、何か言葉を発して間を埋めるのはかえって良くありません。沈黙を怖がる必要はありません。少ない言葉でも、核心を突く答えを返す意識の方が大事です。

戸塚隆将の名言|意味のない多弁は評価されない

「How are you?」とあいさつされたら、「I’m fine」と答えるのが学校英語。間違いではないのですが、「元気」と答えていながら元気が伝わらず頼りなく聞こえます。むしろ、「Great!」とか、「I’m doing great!」といった元気でポジティブな返しが、自信を感じさせて望ましいです。ゴールドマン・サックス時代のアメリカ人上司は、さらに強い表現である「Super!」と返していました。「無茶苦茶元気だ!」という意味です。ここまでポジティブに答えないとしても、自信を見せることの大切さがわかりますね。

戸塚隆将の名言|挨拶されたらポジティブな言い回しで返す

英語力アップのためにまず何より大事なことは、聞き流し、読み流しで英語力が向上する、などというおいしい話に耳を傾けないことです。目線を高くもって、地道に集中して取り組むことが、一番の近道です。

戸塚隆将の名言|英語力アップのために大事なこと

最も大切なのは地道な勉強です。英語は留学しないと上達しないと考えている人も多いですが、留学経験者が英語ができるのは、留学したからではありません。その前にしっかり基礎を固めてから渡航したからです。逆に、基礎ができていなければ、留学しても英語は上達しません。現地に行き、ブロークンでのコミュニケーションはできたとしても、そこから壁にぶつかり、ブロークンがそのまま自分の癖として定着して、上達が止まる例をよく見かけます。

戸塚隆将の名言|最も大切なのは地道な勉強

自分で無意識のうちに上限を設けてしまうと、それを打ち破るのが難しくなります。むしろ、努力を始める初期の段階に、目線を高く設定するほうが良いこともあります。

戸塚隆将の名言|初期の段階に目線を高く

外部の人とのアポは計画的なものではありません。たまたま電話をした人に、ランチや飲み会に行こうと軽く誘う感じです。利害はあまり考えずに、そうした縁を活かします。お互いが負担に感じない、肩肘張らない関係のほうが、結局は長続きするようです。

戸塚隆将の名言|肩肘張らない関係の方が長続きする

外部の人と会うのなら、そのときに抱えている案件とはなるべく異業種の人がいい。そうすると視野が広がって、新しい発想が浮かんだりします。財務の問題を考えているときは、公認会計士などのプロよりも、マーケティングの人といった感じです。

戸塚隆将の名言|新しい発想を得るには

独立したときも、友人たちに支えてもらいました。実は、私は「金がからむと、友情が壊れるのではないか」と心配していたんですが、最後に頼れるのは友人だと痛感しました。会社の看板といった社会的信用がなくなっても、友人は私のことを理解し、協力してくれたのです。個人的な信頼関係があれば、仕事と友情を両立させることができると思います。

戸塚隆将の名言|最後に頼れるのは友人

人生においてワーク・ライフ・バランスは無視できない要素です。しかし、私は個人的に短期のみでワーク・ライフ・バランスを考えるのは近視眼的と考えます。グローバルファームで働く人たちに見られるように、中長期的にバランスを取るという意識も有効と考えます。

戸塚隆将の名言|ワーク・ライフ・バランスは中長期的視点で

どこにムダがあって、どうすれば改善できるのかということは、やはり量をこなさないと見えてきません。ふらふらになるまで追い込まれたからこそ、ムダに対する感覚が研ぎ澄まされ、仕事を効率的に進める技術が身につきます。

戸塚隆将の名言|仕事の質を上げるには量をこなす必要がある

成果は「仕事の質✕量」ですから、成果を出すためには長く働くことも大切です。ただし、長時間働きすぎると疲れが溜まってきて、パフォーマンスが落ちます。仕事の質が低下してくると、せっかく量を増やしても全体の成果が頭打ちになります。グローバルファームで働く人たちは、それを避けるために、質が低下する前に積極的に仕事を切り上げて、心身の調子を整えます。つまり成果を最大化するために休むのです。

戸塚隆将の名言|成果を最大化するために休むという考え方

上司へのアピールは案外、効果的です。上司は複数のプロジェクトを走らせていて、新規の案件が発生したらどのようなメンバーを集めようかといつも頭を抱えています。悩める上司たちに普段から「○○に興味があって勉強している」と伝えておけば、新プロジェクトにアサインされる可能性もあります。最終的には組織の論理で決まるものの、優秀な人は自分が希望する仕事につけるように、自らアプローチしてチャンスをつかもうとしているのです。

戸塚隆将の名言|やりたいことを上司にアピールしておく

転職するつもりがない人も、一度は履歴書を自分で書いてみることをお勧めします。自分の実績や強みを整理しておけば、社内でやりたいプロジェクトが見つかったときの自己アピールにも使えます。キャリアは自分で作るもの。いざというときに慌てないよう、しっかり準備しておきましょう。

戸塚隆将の名言|履歴書を書いて自分のキャリアを振り返ってみる

自分の考えを明確に伝えるのが苦手な人は、英語で物事を考えてみるといいでしょう。日本語は主語が省略可能で、自分の立場や考えが曖昧でも成り立ちます。一方、英語は構造上、自分の立場や考えをはっきり伝えるのに適しています。それゆえ自分では明確な答えがあると思っていても、いざ英語に翻訳すると、考えが明確でないところが浮かび上がってくることがあります。これは英語力のトレーニングにもなるので、一石二鳥です。

戸塚隆将の名言|考えを明確にする

自分の考えを明確に伝えるのが苦手な人は、子供に説明してみるのも有効です。子供に難しい専門用語は通じません。自分の考えの核心部分を一言でわかりやすく伝えるなら、どのような言葉がふさわしいのか。それを突き詰めて考えることで、ぼんやりとしていた自分の考えがシャープになっていくはずです。

戸塚隆将の名言|自分の考えを明確化させるコツ

海外のグローバルファームは競争原理が徹底していて、仕事ができる人は周りを蹴落としながら出世していくイメージがあるかもしれませんが、実態は異なります。グローバルファームで評価されるのは、個人の実績よりチームへの貢献を優先する人です。たとえば他部門の人から何か質問や相談が来たときに、「自分には関係ない」と冷たくあしらう人はダメ。時差のあるオフィスからの質問に対しても、自分のことのようにすぐ対応する人が評価されます。個人プレイよりチームプレイが重視されるという点では日本と変わりません。

戸塚隆将の名言|グローバルファームで評価されるのは、個人の実績よりチームへの貢献を優先する人

日本の場合、チームプレイの根底にあるのは和を尊ぶ精神。つまり結果が良くても悪くても、みんなと同じように苦楽をともにすることが良しとされます。一方、グローバルファームで求められるのは、共通の目標を達成するためのチ-ムプレイです。もちろん仲が良ければそれに越したことはないのですが、共通の目標に向かって手を組めるなら、一人ひとりの価値観は異なっていてもいい。チームプレイと言っても、そこは日本と大きく違うところです。

戸塚隆将の名言|共通の目標に向かって手を組めるなら、一人ひとりの価値観は異なっていてもいい

マッキンゼーで評価されていたのは、利益を出す人だけではありませんでした。直接的に利益が出なくても、組織のために必要なプロジェクトがあります。口ではみんな「大切だ」と言いますが、そうしたプロジェクトはやはり敬遠されがちです。しかし、そこで率先して手を挙げてリーダーシップを発揮した人は、のちにパートナーに推薦されていました。利益を出したかどうかにかかわらず、先頭に立って自ら当事者になろうとする人は評価が高いのです。

戸塚隆将の名言|利益を出したかどうかにかかわらず、先頭に立って自ら当事者になろうとする人は評価が高い

特に、顔を見たこともない相手とのメールのやり取りにおいては、メールの返信スピードはビジネスパーソンとしてのあなたの評価を判断する限られた材料の1つになります。「返信スピード」=「あなたの名刺」と考えて、早めのレスポンスを心がけましょう。

戸塚隆将の名言|「返信スピード」=「あなたの名刺」

「どんな情報を知っているか」では、ほとんど人と差別化はできません。大切なのは、「その情報をどう考えるか」「どんな結論が導き出されるか」といった自分なりの意見を持つこと。これが仕事人としての自分の価値の源泉になる。

戸塚隆将の名言|自分なりの意見を持つことが大切

大きなビジネスに臨む時ほど、遅刻をしない、誤字脱字に気をつけるといった基本が大事になる。基本を守れということは、新入社員時代から徹底して叩き込まれてきました。

戸塚隆将の名言|大きなビジネスほど基本が大事

グローバルファームではなぜ即断即決ができるのか。それは権限が明確だからでしょう。中には一人の独断では決められず、複数人による協議が必要になる案件もあります。株主への説明責任が必要になる高額案件です。そうした案件については「いくら以上の投資案件」とルールが定められています。しかし、裏を返せば、それ以外のものは現場に権限があり、即断即決できます。

戸塚隆将の名言|即断即決できる組織をつくるには

地位の高い人が発言すると他の人が自分の意見を言いにくくなる傾向はグローバルファームも同じです。そのため地位の高い人が意見を出し合う会議に出るときは、最初に口を開かないように工夫をしていました。

戸塚隆将の名言|地位の高い人が会議に出るときの注意点

日本では提案と提案者が一体のものとみなされて、「こんな提案をするお前はダメなやつだ」と個人攻撃が起こりがちです。しかし、向こうでは「このファクトが弱い」「もっと別のファクトはないのか」とファクトに集中するので、個人攻撃に発展せずに議論が建設的に進んでいきます。突っ込みは厳しいのですが、人格まで否定されることはないので、かえって安心して議論ができます。

戸塚隆将の名言|議論を建設的に進めるには

意思決定のスピードは、ファクト(事実)ベースで考えることとも関係しています。ファクトに基づいた合理的根拠があれば、あと何時間考えたところで導かれる結論が変わるわけではありません。結論が出ているなら、それ以上考えるのは時間の無駄。よって決断も早いのです。

戸塚隆将の名言|ファクトベースで考えることが大切

私がグローバルファームで働いて強く感じたのは、「誰が発言したかより、何を言ったかが大事」という価値観が浸透していることでした。日本だと、社内で高いポジションにいる人の発言が重視されがちですが、グローバルファームでは年齢や社歴は関係なく、発言内容そのものが注目されます。

戸塚隆将の名言|発言内容そのものに注目する

日本企業は成果やそれに結びつくプロセスが明確に定義されていないところが少なくありません。それが、今の時代に合わなくても、とにかく従来のやり方を続ける会社が多い原因の一つになっているのではないでしょうか。

戸塚隆将の名言|従来のやり方を続ける会社が多い理由

評価項目が明確なら、その評価が成果につながっているかどうかのチェックも容易です。たとえば中間指標として顧客訪問回数を設定しているものの、訪問回数の多さが成果に結びついていないとわかれば、中間指標を見直すことができます。

戸塚隆将の名言|評価項目を明確化すべき理由

マッキンゼーでは、「成果=バリューを出すこと」と位置づけられています。その提案は、顧客にとって付加価値があるのか。その意見は本当に意味のあるものなのか。ありとあらゆる場面で、「バリューはあるのか」と問われます。大切なのは成果がしっかり定義されていることであり、数値化できなければ評価できないわけではないのです。

戸塚隆将の名言|大切なのは成果がしっかり定義されていること

ドラッカーは「エグゼクティブの目的は成果を上げること」、あるいは「マネジメントの目的は経済的成果を上げること」と定義しています。日本でも1960年代にドラッカーを読み、成果を上げることを意識した経営者は多かったはずです。その意識をもう一回、強く持ち、これまでのやり方を再点検してみてはどうでしょうか。

戸塚隆将の名言|成果を上げることを意識した経営を

日本人は頑張った結果として自然と成果が上がると考えるのに対して、グローバルエリートたちは目標意識が強く、最初から成果を出すために働いている。

戸塚隆将の名言|グローバルエリートは最初から成果を出すために働く

ゴールドマン・サックスの新人時代、上司のありがたいひと言がきっかけで、自分に自信が持てるようになりました。以来、成果が出たら、人に褒めてもらうことを待たずに、「自分で自分を褒める」ことを実践しています。

戸塚隆将の名言|成果が出たら人に褒めてもらうことを待たずに、自分で自分を褒める

基本とは何なのか――。私なりにたどり着いた答えは、「多くの人がすでに知っていること」。その一方で、「成果を大きく左右する本質的で重要なこと」であり、「継続的に実践するのが難しいこと」という三つの要素から成り立つという定義でした。つまり、基本とは知っているだけでは意味がありません。継続的に実践することで差別化されるもの。それこそが基本なのです。

戸塚隆将の名言|「基本」を構成する3つの要素

ゴールドマン・サックスやマッキンゼーの元上司、先輩に加えて、当時案件でご一緒させて頂いた世界的な起業家や大企業のトップの方々。彼らが大規模な投資案件をどうやって決めているのかというと、斬新な思いつきのようでも、実は当たり前の事実を論理的に一つひとつ積み上げた経営判断だったというケースを数多く日の当たりにしました。

戸塚隆将の名言|斬新な思いつきではなく事実を論理的に一つひとつ積み上げた経営判断

私が見てきた世界のエリートたちは、仕事において基本に忠実だという共通点があります。普遍的な基本に徹しているからこそ、そこに日頃から積み上げてきた経験や知識、アイデアを組み合わせることで、その人にしかできない応用が効いてくるのです。

戸塚隆将の名言|普遍的な基本に徹しているからこそ応用が効いてくる

周囲の上司や友人は「自分」に肯定的で、自分が大好きな人が多かった。エリートと呼ばれる人たちは、子供の頃から「自分で自分を褒める」という習慣を無意識のうちに積み上げてきたのでしょう。悩み事があるときや成果が出ないときは、気持ちが後ろ向きになることもあります。しかし、そんなときほどネガティブではなくポジティブになるように、どこかで気持ちを切り替える。そうやって、少しずつ好循環に戻すことを、外部要因に任せるのではなく、自分から内面のスイッチを入れる。そんな心がけをぜひ実践していただきたい。

戸塚隆将の名言|自分の内面に切り替えスイッチを

ゴールドマン・サックスで新人の頃は、とにかくミーティング中は手を止めずにひたすらノートを取れ、と教わりました。相手の発言の意図がその場では理解できなくても、ノートに書いておけば後で見直せる。そうした積極的な姿勢を見せることで、相手からのアドバイスも得やすくなる。

戸塚隆将の名言|積極的な姿勢を見せることで、相手からのアドバイスも得やすくなる

仕事で成果を上げるには、セルフコントロールが重要になってきます。頭や心が混乱した時には、まずノートに書いてみる。すると考えがまとまって仕事の目的が明確化し、モチベーションが上がります。

戸塚隆将の名言|頭や心が混乱した時の対処法

デジタルデバイスに比べると、ノートに手書きするという行為は一見、時間がかかるように見えます。しかし私の場合、ノートに書くことで考えがまとまり、仕事の問題解決に役だったことが数多くあります。

戸塚隆将の名言|ノートに書くことで考えがまとまり、仕事の問題解決に役だった

社内でディスカッションしていて議論が行き詰まった際に、メンバーを誘って一緒にプールで泳いだこともあります。オフィスにこもっているよりも、場所や環境を変えたほうが良い結果につながることは多いのではないでしょうか。

戸塚隆将の名言|オフィスにこもっているよりも、場所や環境を変えたほうが良い結果につながることは多い

仕事で行き詰まったときは、平日にジムへ行くこともあります。いくら考えてもアイデアが出てこないときなど、気分転換をかねてプールで泳いでいると、ふと良い考えが浮かんだりするからです。

戸塚隆将の名言|いくら考えてもアイデアが出てこないときなど、気分転換をかねてプールで泳ぐ

私の場合、仕事が忙しくて疲れが溜まっていると感じたときほど、身体を動かしたくなります。休日は家でゆっくりしたい人もいると思いますが、私は運動をしたほうが身体が軽くなるし、頭もスッキリします。

戸塚隆将の名言|運動をしたほうが身体が軽くなるし、頭もスッキリする

米国のビジネスマンにとって身体を動かすことは、いわば「身だしなみ」に近い感覚なのだと思います。普段から運動して、若々しい外見やスマートな体型を維持していれば、初対面の人にも自信を持って会うことができる。そして自分の第一印象も良くなることを、皆が知っているのです。だから、朝起きて歯を磨いたり、髪を整えたりするのと同じような感覚で、ジムに通うのでしょう。

戸塚隆将の名言|米国のビジネスマンにとって身体を動かすことは、いわば「身だしなみ」に近い感覚

アメリカの一流のビジネスマンたちが身体を動かすのは、「風邪をひきにくくするために身体を鍛えないと」などといった義務感、つまりある種の「守りの意識」が動機ではありません。仕事やプライベートで好循環を生み出し、それを継続するという、より前向きな目的、つまり「攻めの意識」が動機でジムに通っている人が多いです。

戸塚隆将の名言|「攻めの意識」でジムに通う

最初に結論を述べた後、その理由や根拠をいくつ挙げるつもりかをはっきり伝えると、聞き手の理解がよりスムーズになる。最後に結論をもう一度繰り返せば完璧。

戸塚隆将の名言|聞き手の理解度を上げる話し方

論理構成がしっかりしていれば、語彙力が少し足りなかったり、発音が多少不明瞭だったりしても相手に伝わりやすいし、相手のメッセージも理解しやすい。意思疎通がきちんと出来るようになるから、議論が成り立つ。

戸塚隆将の名言|論理構成がしっかりしていれば、相手に伝わりやすい

実際は、世界のトップレベルの仕事をする人でも、いわゆる「英語ベラペラ」でない人も案外多い。受験英語をベースとする英文法の基礎力があり、LとRの正確な発音さえしっかり身につけていれば、世界の第一線で堂々と戦うことが出来る。

戸塚隆将の名言|世界のトップレベルの仕事をする人でも、「英語ベラペラ」でない人も案外多い

何を準備すれば成果につながるのかを考えることが大事。1日24時間しかなく、どんな優秀な人も頭脳は1つしかない。優先順位を日々明確にし、上位のものに集中して準備する意識こそが、結果が大きく花開くための近道。

戸塚隆将の名言|何を準備すれば成果につながるのかを考えることが大事

結果を出す一流人は、誰でもできそうなことを誰よりも徹底的にやっている。一流人も私たちと同じ人間であり、結果を出すためには「準備することが大事」といった仕事の「基本」を徹底している。それに気づくだけでも、私たちが「結果につながる愚直な準備」を実践するための、後押しになる。

戸塚隆将の名言|一流人は、誰でもできそうなことを誰よりも徹底的にやっている

自分の日々の時間の使い方を手帳に記録するなどして、振り返ることが大事。私自身も社内で共有するシステム上のカレンダーだけでなく、胸ポケットに入るサイズの手帳を10年近く愛用しています。手帳を開くだけで、自分の時間の使い方を簡単に振り返れるからです。

戸塚隆将の名言|日々の時間の使い方を振り返る

米ハーバードビジネススクールに行きたいと思い、英語を勉強しました。ただ留学前は忙しく、学習時間を十分に確保できませんでした。そこで、夜10時、あるいは11時にオフィスの別階に潜り込み、1時間だけ英語の勉強をすることにしたのです。「毎晩1時間の学習時間を確保する」と決めてしまうと、かえって仕事も効率的に進められるようになりました。

戸塚隆将の名言|「毎晩1時間の学習時間を確保する」と決めてしまうと、かえって仕事も効率的に進められるようになる

1週間に1回、自分へのフィードバックをノートに書き出す振り返りを習慣にしています。振り返りのメリットのひとつは、悪い流れを断ち切れること。不安を抱えたまま仕事をしても集中できず、成果が上がりません。私はどんなに忙しい時でも、振り返りをするために、必ず毎週1時間、時間を確保するようにしています。振り返りを欠かさないことが、仕事の生産性アップにつながっていると実感しているからです。

戸塚隆将の名言|振り返りのメリット

戸塚隆将の経歴・略歴

戸塚隆将、とつか・たかまさ。日本のコンサルタント。東京出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス勤務を経てハーバード大学経営大学院でMBAを取得。マッキンゼー&カンパニーで戦略コンサルティング業務に従事。その後独立してシーネクスト・パートナーズを設立。著書に『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』ほか。

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