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後藤亘の名言

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後藤亘のプロフィール

後藤亘、ごとう・わたる。日本の経営者。「エフエム東京」「東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)」社長。福島県出身。東和映画を経てFM東海(のちのエフエム東京)に入社。同社社長を務め聴取率を急伸させた。その後、TOKYO MX社長に就任し、経営再建を行った。

後藤亘の名言 一覧

失敗やトラブルは成功のもと。怖がるな。乗り越えて、解決すれば、プラスになるんだよ。


だまだ守る立場ではない。小規模の集団が勝ち抜くためには攻めるしかない。汗かいて、知恵出して、働く者同士の輪を広げていかないと。


個人的には好調だなんて思っていないですよ。まだ、当然あるべき数字に至っていない。今の倍くらいの数字になるくらいの目標でしかるべきでね、まだまだですよ。


放送メディアとして個性をどう出していくか、捨てるものは捨て、どこにフォーカスするか、といったことを報道を含めて、あらためて考えよう、それが今年の当社のテーマ。


先進国の観光客は、文化的な経験を求めています。だから、経済も、「売らんかな」ではなく、むしろ「買って喜んでもらう」。そういった発想が必要なんじゃないでしょうか。


経営者は、右手にロマン、左手にリアリズムを持つべきだ。苦しい状況でも、夢があれば頑張れる。他方で、現実的な厳しい手も打つ。


逆風は大歓迎。落ち切った状態は、見方を変えれば、もう上がるしかない。あとは一つひとつ問題を解決していけばいい。


大事なのは問題から逃げずに、正面から向き合うこと。


経営者が分かったうえで任せて、見守り、しっかり評価して、責任は自分が取る。そんな環境でこそ、現場は思い切ったことに挑戦できる。


私の解決法は、必要な相手と直接会って話をすること。至ってシンプル。


分からないなら、分かる人に聞けばいい。そうして、大きな仕組みと流れを理解する。目の前の数字も大事ですが、それだけを見ていても、正しい判断はできません。


社員たちとのコミュニケーションを図るうえで心がけたのは、わからないことを納得するまで突き詰めること。トップが「よくわからないから任せる」では何もできない。


圧力をかけて無理やり従わせようとしても意味がない。皆が良い組織を作ろうと思うようになる、そのきっかけを与えるのが私の役割。だから、何より既存の社員たちの話をしっかり聞くことから始めました。


政財界から「経営を立て直せ」と要請があり、TOKYO MXの社長を引き受けました。当時はエフエム東京の社長でしたから二足のわらじ「メディア2社を同時に経営するのは無理」「MXはもうダメ。ラジオでの実績に傷がつくからやめろ」などと忠告を受けましたが、そう言われると「やってやる」となる性分でね。


囲碁はAIに負けましたが、それは多くの名人の何千通りの棋譜がコンピューターの中に入っているからで、総情報量では、人間はAIに到底敵いはしません。でも、人間の心は別です。人に感動を与え、涙を流し、心から笑う。こうした番組は人間にしかつくれませんし、普遍的なものなんです。


目標の数字はあってしかるべきなんですが、経営の目標として売り上げを伸ばすというのは、結果論でありたいんですよ。良い番組をつくって社会に貢献せねばなりませんから制作費が必要になってきます。ということは、売り上げも伸ばさなければならないわけです。それが、目指す姿。


たとえ、「ちょっとやりすぎかな」と、思ったとしてもそういった言葉を一切かけないようにしている。行動に制限を掛けるような言葉を経営者がひと言発しただけで、現場にグッとブレーキがかかる。その瞬間にエネルギーにもブレーキがかかる。だからこそ、のびのびやってもらう環境づくりが私の仕事。


既にニューヨークでは、出勤前にニューヨーカーが見ているのは、大手のネットワーク局ではなく、「NY1」という、報道専門のケーブルテレビです。MXとも姉妹局提携して深い交流があります。ネット時代における放送と通信の融合という観点で見れば、仕事の段取りひとつでも学ぶべきところは多い。何より、あちらでは地上波であるとか、CATVだとか、衛星、ネットといった伝送路は全く関係なくなっています。大事なものはコンテンツなんです。


私は今後、中世の都市国家じゃないですが、都市間交流が活発になるのではないと思っています。欧州であればロンドンやパリ、ミュンヘンなどが、北米ですとニューヨークなど3、4か所くらいでしょうか、そして日本であれば東京でしょう。そういった大都市のエネルギーが拡大していく時代を想定すれば、国際都市東京でのテレビジョンの視点、座標軸が見えてくるのではないだろうかと思うのです。逆にそういった視点を持たなければ埋もれてしまう、そう考えています。


地上波のデジタル化間違いなしと思っていましたから、そこで一気呵成の勝負に出る、そういう考えでした。それまでは我慢の道。利益よりも、むしろ破産しないように、少なくなったお金をどう使うかといった考えで、言うならば極端な守りの経営だったわけです。ところが、それによって社風があまり冒険しない文化になってしまったんです。あらためて、経営は難しいものだと思いましたよ。実際、攻めにいったときに守りの社風が足を引っ張りましたからね。仕方なかったとはいえ後悔しました。

【覚え書き|東京MX社長を引き受けたときを振り返って】


テレビメディアというのは、凋落がささやかれていますが、それほど衰退しているとは思いませんし、現在も価値の高いメディアです。しかし、うちは、その価値をまだ十分に表現していない。確かにキー局と比べれば小粒ですが、首都圏の中心部をカバーし、東京という国際都市のメディアであることを考えれば放送局の全国トップ10くらいには入りたい。それくらいのポテンシャルはあると思っています。


(MXテレビ再建要請を受けて)自問自答して導き出した答えが、「エフエム東京からはひとりも連れて行かない」ということでした。たったひとりで行くことにすれば、たとえMXテレビが潰れても私だけの問題ですから、エフエム東京には何の迷惑もかけないわけですからね。実際に、行ってみたら放送が分かる人があまりいませんでした。でも、エフエム東京から人は出せません。そこでエフエム東京のOBを呼んだんです。4、5人をスカウトしましてね、そうしたら、ひと肌ぬいでやると、来てくれました。


人間というのは、例えば絵画の本を買ったとしても好きな絵画しか見ませんからね。ですからこれからの多チャンネル時代にたとえ200の番組があったとしても、人間はそんなにいろんな番組を見ることはありません。そこにビジネスチャンスがあると思います。人間は、しょせん一度にひとつの番組しか見られないのです。だったら、その選ばれる番組とは何か、時代に関係なく、求められるテーマはあると思っています。それは心にどう響くか、ということです。それがコンテンツの砦でしょう。結局、一千年前の『源氏物語』における男女の恋物語は、現代でも色あせていないんですよ。


後藤亘の経歴・略歴

後藤亘、ごとう・わたる。日本の経営者。「エフエム東京」「東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)」社長。福島県出身。東和映画を経てFM東海(のちのエフエム東京)に入社。同社社長を務め聴取率を急伸させた。その後、TOKYO MX社長に就任し、経営再建を行った。