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岩井克人の名言

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岩井克人のプロフィール

岩井克人、いわい・かつひと。日本の経済学者。東京都出身。東京大学経済学部卒業、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。カリフォルニア大学バークレー校経済学部研究員、イェール大学助教授、コウルズ財団上席研究員、東京大学経済学部助教授・教授、同大学院経済学研究科研究科長・経済学部学部長などを務めた。

岩井克人の名言 一覧

異分野の方々との交流会に参加していて、文化人類学者の山口昌男さんから「何か発表してほしい」と頼まれました。題材に悩んでいたときに、たまたま思いついたのが『ヴェニスの商人』だったのです。あらためて読み返して驚きました。私が解明しようとしていた貨幣の基本的な構造、さらに資本主義の基本的な構造を、当時のシェイクスピアが解き明かしていたんです。最初に読んだのは経済学部の学生時代です。日本でも有名ですし、高校生の演劇にもなるような作品です。そのときは100%文学作品として楽しく読みました。しかし、そこに資本主義とか貨幣論の理屈が埋め込まれている。などとは、まったく考えもしませんでした。鉱山の中に埋まっていた金やダイヤモンドを見つけて掘り出したような感覚がしました。それが『ヴェニスの商人の資本論』という、経済学と文学作品をつなげるような作品になったのです。


最初の読書は本当の意味でその本を読んでいるのではなく、実は自分の思い込みや、その本をめぐる人々の解説とかうわさなんかを読んでいる。ある意味、世間や社会の鏡、あるいは自分の鏡の読書にとどまっている。その本の本質的な意味が浮かび上がってくる読書をするには、同じ本を2回以上読む必要がある。


大学で教える者として学生に言い続けてきたことがあります。「本は2回以上、読まないと分からない」。最初読むときは、自分自身がその本に対して持っている先入観、またはその本の解説書などに書いてあることを確認するだけで終わってしまうことが多いからです。


私の大好きな夏目漱石の『坊ちゃん』。子供の頃、面白く読んだこの小説も、後で読み直したときに驚きました。初めて読んだときは、漱石が坊ちゃんだと思い込んでいた。でも主人公は、漱石のような帝大出のエリートではなく、東京物理学校(のちの東京理科大学)の出身。その坊ちゃんと対立する赤シャツが、帝大出を自慢する鼻持ちならないエリートなんです。そして、最後にその赤シャツが坊ちゃんに殴られて、めでたしめでたしになる。漱石が赤シャツを通して自分の批評をしているわけです。敵役として自分を客観的に自虐的に描いている。それで、漱石の魅力を再確認しました。


岩井克人の経歴・略歴

岩井克人、いわい・かつひと。日本の経済学者。東京都出身。東京大学経済学部卒業、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。カリフォルニア大学バークレー校経済学部研究員、イェール大学助教授、コウルズ財団上席研究員、東京大学経済学部助教授・教授、同大学院経済学研究科研究科長・経済学部学部長などを務めた。

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