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山海嘉之の名言

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山海嘉之のプロフィール

山海嘉之、さんかい・よしゆき。日本の工学博士、経営者。ロボットスーツメーカー「サイバーダイン」創業者。岡山県出身。茨城大学工学部卒業、筑波大学大学院工学研究科博士課程修了。筑波大学大学院システム情報工学研究科教授を務めながら、ロボットスーツメーカー「サイバーダイン」を設立し社長に就任。ロボットスーツの普及に尽力した。

山海嘉之の名言 一覧

たとえ、人件費が10倍違ったところで、僕はどうということはないと思っているんです。それよりもつくり上げていくものに大きな価値があればいい。


私たちは一体、どういう未来をつくるべきなのかというところからスタートしている。私たちは社会課題解決型経済を目指す。社会課題を解決していくこと自体を重要視するような産業づくりや経済のあり方を追求していく。


大切なチャレンジであれば、メディアがしっかり報道してくれる。


社会のルールまで変わって来ていて、ベンチャー企業でも社会に対して大きな影響を及ぼすことができる。


本当に重要なことは、一つひとつ積み上げていくこと。


ロボットと人間の共生は可能です。私はロボットと人間が一体となって動けるような仕組みを作りたい。要は人とロボットが一緒に働く世界ですね。


社会課題を解決する企業として生きていきたい。


自分の研究が、世の中の人々の役に立てばいいと思ってやっています。


科学技術は人の役に立ってこそ価値がある。


どのように生きてもかまわないが、「生きる覚悟」を持って生きてほしい。生きるとは、素晴らしく活力に満ちた奇跡の体験だ。


人や社会に対して何が還元できるだろうか。人や社会が喜んでくれることを、与えられた人生で全うしていきたい。自分ができることをやり抜こう。


研究者にとって、「夢や情熱」って非常に大事だと思いますが、それ以上に大切なのは「人を思いやる心」です。それがなければ、「何を成すべきか」ということが発想しにくい。


私たちの組織は、未来開拓型の組織です。とにかく一点集中。テクノロジーと人との関係において、未来開拓へ注力していきます。


クリエイターというのは生まれにくくて、育ちにくくて、壊れやすい。彼らを育てるにはいじらず、かき回さず、じっくりと見守ることですね。


これからの人材は「開拓型」でなくてはならない。トップになる人は、手探りで未知の分野を開拓する必要があります。自らが発信して行動できる人間を育てなくてはいけません。


新技術だけは、ベンチャーにもルールづくりの段階で参加するチャンスがある。


ベンチャーが立ちあがったばかりの柔らかい時期に、「来期にはこれだけの収益を上げてくれ」「こちらの事業を先にやってくれ」などと(株主に)いわれると、せっかくのチャレンジができなくなります。


日本には素晴らしい研究業績が山ほどあります。基礎研究をつくった日本なのに、産業化に失敗している。つまり企業が動かない。なぜかと言いますと、目の前にマーケットがないからという理由です。


私たちが目指すのは、社会の課題を解決できる技術ということ。社会の課題を解決できる技術とは、人がそれを必要とする技術のこと。


1番というのは、もう学ぶものがない。つまり手探りをしながら、課題を解決するしかない。フロントランナーを歩むときは、強い頭でないといけない。やり抜こうとする意思。開拓マインドを持った状態でなければいけない。それはリスクを超えていくという強い思いじゃないとやっていけない。


研究者の多くは研究がある程度まとまると論文作成のため、次の研究テーマに移ることが多い。しかし、せっかく生み出した研究テーマなら、それを責任持って大切に育て、社会実装できるまでやり抜く意志が重要。


他の生き物と違って、人間はテクノロジーを手に入れました。環境を変えることで危機を乗り越え、自分たちが生物として進化する道を捨てたのです。この意味は大きい。私たちの未来はテクノロジーとともにあるのです。つまり、どのようなテクノロジーを創り出すかによって未来社会が変わってくるのです。だからこそ、若者には適切な未来の開拓者になってほしい。


欧米のSFのロボットが、人間を追い込んでいくものが多かったのに対して、日本の場合は友達や仲間という意識が強い。子供向けには「良いものは良い、悪いものは悪い」という、わかりやすい価値観でSFが製作されていた時代があり、人間観を育む上で良い影響を与えていると思います。


私自身、自分たちの製品が使われている現場を見たときに、ご褒美としての感動をもらう。本当に涙が出そうなことがたくさんあって、私も科学者の端くれで、ここは原理的に難しいと思う場面で、旧来の枠組みでものを超えていく可能性が出たときは感動します。


未来開拓で最も大事なことは、あるべき姿の未来からバックキャストしていくこと。バックキャストで重要なことは、山海流に言えば、「目的を設計する」ということ。私が描くあるべき姿の未来のイメージ図は、緻密な設計図なのです。


サイバーダインは、今もっている技術を何とか改良して次につなげていくというやり方をしていません。緻密に設計された目的やビジョンを達成するためであれば、研究開発手法には全くこだわらない。あるべき姿の未来がどうだというところからスタートし、そのためには研究開発手段を選びません。


リスクゼロの世界というのは、何もやらないことと同じ。リスクゼロで済ませても、そのときはいいが、何年か経つと、未来に対する大きなリスクを背負っているということになりかねない。それはどういうことかというと、新しい運営ができなくなっているということです。開拓領域がもうなくなるのだと。


本来、人類はあるべき姿の未来に向かって動いていく生き物であってほしいと思うのですが、時には恐ろしい選択をしてしまうこともある。だから、まずはあるべき姿を描き、そこに向かって突き進んでいくという考え方が大事だと思います。


あるべき姿の未来図をしっかりと設計し、そこからスタートして必要となる革新技術、国際規格、社会ルール、事業モデル、人材育成の仕組みなどを創っていく。私はそういう考えで社会変革・産業変革の実現に挑戦し続けています。それこそが未来開拓そのものだと思っています。


ざっくり言えば、私は場所を選はないほうです。どんな場所でもやればできると思います。やりやすい場所はあります。シリコンバレーとか、人が集まり易い場所もありますしね。それはありますが、筑波は筑波でいいところが沢山あって、やり易いところもある。また、やりにくいところもあります。


多くの課題が残っている。解決できていないということです。解決できているものは市場が存在するんです。そこをやるということの意味は、市場のないところに市場をつくり出していく。そういう大きなチャレンジなんです。


自分達の理念をしっかり伝えていく。その理念に賛同していただいて、多くの投資家から資金を投じてもらう。次の時代の企業のあり方を1つ、僕は示していると思っていて、これまでの沢山モノを売れば、経済サイクルが回るという消費型経済から、新しい提案をしていきたい。


私は社会課題解決型の経済というものを作り出してみたい。消費型経済から脱皮し、社会課題を解決すること自体がひとつの経済サイクルをつくりだすことができるのではないかと。


サイバーダインの目的は「社会変革・産業変革」を起こすことです。単にテクノロジーをつくり出すだけでなく、またそれを製品として出荷して終わりということでもありません。多くの人に使われて、社会の経済サイクルに入ること。テクノロジーを社会に実装していくことです。


サイバーダインでは、「研究開発」「産業創出」そして「人材育成」を一体的に同時展開していくことが大切だと考えています。この3つはセットなのです。日本が次のフェーズに行けるかどうかは、未来開拓型の人間をつくれるかどうかにかかっています。


これまで「追いつき追い越せ型」の人材が日本を発展させてきました。アンテナを張って、世界の動きをぱっと掴んで、フォローアップしていく。学習能力の高い人ほど優秀だとされてきた。しかし、こういう人では、トップに近付くことはできますが、トップを走ることはできません。


小学3年生のときにアイザック・アシモフのSF短編集『われはロボット』を読みました。物語は西暦2058年が舞台。テーマは人とテクノロジーの関係です。小学6年生までには「社会の役に立つロボットを作りたい」と明確に思っていましたね。そして、研究者や科学者としての倫理にも目覚めていました。当時の文集には「科学とは悪用すればこわいもの」と書いていましたから。


サイバーダイン設立時、まずは自分の貯金を使い、その後は銀行からお金を借りました。担保は私が退職するまでに支払われる予定の大学からの給料です。給料を差し押さえられても、ご飯ぐらいは食べさせてもらえるだろうと思って(笑)。


通常、日本ではHALのような機器を開発した場合、まずは国などから補助金を獲得したうえで、いくつかの施設で実験的に使用してもらうことでデータを集めます。しかし、このやり方は時間がかかる。そこで私たちは、まずレンタルという形で医療・福祉施設にHALを提供し、データを集めることにしました。現在、国内外の約170施設から、個人情報を除いたデータが、毎日、研究開発施設のあるつくば市に送られてきています。


短期の収益のために会社のかじ取りを振り回されたのでは、産声を上げたばかりの会社にとってはひとたまりもない。軸ブレしないように、投資家が認めてくれた方法論を貫くために、無議決権株式で資金調達を行った。


システム論というのは面白くて、例えばアリを1匹つかまえてきて放置しても、アリはアリです。10匹もそうでしょう。しかし、1000匹、1万匹となると、誰が教えたわけでもないが、蟻塚をつくる。つまり、システムは数が増えることによって、個々の意向とは違う方向につくりあげられてしまう可能性が十分あるということです。


経済のあり方もさることながら、人間観とか、倫理感とか社会観、こういうものをしっかりと組織の軸に据えていくこと。知識や知恵を身につけながら、社会づくりをしていける人材でなければいけない。闇雲に競争だけに燃え上がる人ではなくて、また、その基本的な軸がない状況の中で知識や知恵だけを身につけてもいいことにはならない。


我々は技術だけを磨いているのではないということ。我々は目的達成のためでしたら研究開発の手段には全くこだわらず、自分たちが専門としていない分野の開拓ですら臆せず挑戦し、技術的あるいは方法論的に突破するか、回避する方法を発見するかなどして、何としてでも目的達成に向けて取り組んでいきます。しかし、目の前にマーケットがない世界では方法論にこだわってはいけない。目的が達成されることの方がはるかに重要です。つまり、我々は緻密に設計された本来あるべき出口から現在を見て、その未来からバックキャストしながら課題を明確にし、なすべきことをやっていくと。それこそがサイバーダインが行っている研究開発や製品開発のプロセスであり、これに尽きると思います。


我々がこの十数年やってきたことは、革新技術を創り出し、社会実装を進めながら「サイバニクス産業」という新産業を創出してきたということです。そして、手探りをしながら自らがパイオニアとなって産業を創りながら歩んできたということです。革新的技術を創り出すこと、市場が未開拓であること、資料も教材もなく手探りが続くこと、新領域の専門家人材がいないこと、社会が受け入れる仕組みがないことなど、乗り越えるための様々な挑戦が続きました。ついに、今は好循環のイノベーションスパイラルが回るようになってきた。HAL開発を通じて、イノベーションエコシステムの仕組みづくりを同時展開してきました。


脳神経学から生理学、ロボット、IT、倫理学、哲学、宗教、経済、法律など社会に必要なものを全部集めた学問領域がサイバニクス。難しいのは宗教と政治のところで、この辺をさわると大変なことになる。ただ、思想信条は違っても、目指していくところを共有できれば、結果としてそう悪くはならないのじゃないか。おそらく国を超え、いろいろな国の人も、こうあったらいいなというほのぼのとした未来は、そう差はないと思うんです。


山海嘉之の経歴・略歴

山海嘉之、さんかい・よしゆき。日本の工学博士、経営者。ロボットスーツメーカー「サイバーダイン」創業者。岡山県出身。茨城大学工学部卒業、筑波大学大学院工学研究科博士課程修了。筑波大学大学院システム情報工学研究科教授を務めながら、ロボットスーツメーカー「サイバーダイン」を設立し社長に就任。ロボットスーツの普及に尽力した。