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小島慶子の名言

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小島慶子のプロフィール

小島慶子、こじま・けいこ。日本のタレント、ラジオパーソナリティ、エッセイスト、アナウンサー。オーストラリア西オーストラリア州出身。学習院大学法学部政治学科卒業後、TBSに入社。その後、アナウンサー、ラジオパーソナリティとして活躍。

小島慶子の名言 一覧

人との出会いが多ければ多いほど、いろいろなことを学べる。


普段から周りの人についても、その人になったつもりで考える習慣をつけた方がいいと思う。「部長はどんな考えから、あんな命令を出したんだろうか」などと思いを巡らせてみれば、相手の気持ちがつかめてきますよ。


心がけているのが、自分をカッコよく見せようとしないこと。背伸びすると、自分とその理想像の間にギャップができてしまい、結局苦しむことになります。自分は今ある以上になれません。評価も相手が決めるもの。それを引き受けてしゃべるしかありません。その方が楽ですよ。


小さな実感は、弱い立場の人が持つ最も強い力。経験を通して感じたことを、相手を慮りながら堂々と発信してほしい。


聴取率は、ほとんど気にしません。数字はあくまでも放送局のビジネス指標。数字をどう評価するかは、放送局の仕事です。私は聞いてくれている人に向かって一生懸命しゃべるだけです。それで、1人でもいいから聞いている人がくつろいでくれるのがうれしい。そうじゃなきゃ、毎日もたないですよ(笑)。


私の場合、ネガティブな反応や意見に対してただ落ち込むのではなく、その奥にあるものが何かを考えます。「なぜその人はそんなことを言ったのだろうか」と。もっと考えて、「自分も似たようなことを言っていないか」「あるいはその萌芽が自分の中にも秘められていないか」……と深く考えていけば、自分自身の一面を知ることにつながります。


人は大きな声で目立っている人の意見にそのまま乗っかってしまいがち。その人と一緒になって誰かを悪者にして、悪口を言ってしまう。他人への悪口は正解に見えやすいから、悪口を言っておけば自分が正しく見えます。しかも言うのはすごく簡単。ただ批判すればいいんですから。


示されたいくつかの情報の中からどれを選択するかは、自分の生活の優先順位に照らして自分で決めるしかない。人によって優先するべきことは違うから、万人にとっての正解を求めるのは現実的ではない。


ラジオパーソナリティーという職業に関係なく、人が相手に何かを伝える時、「実感」がこもっているかが一番重要だと思っています。だから私は自分の体験したことや感じたことをベースに、語りかけるようにしています。


実現のあてはなくても、その意志はハッキリと伝えるべき。編成部の方々にどんなにうんざりした顔をされても「(ラジオで帯番組を)やりたい、やりたい」と、しつこく言い続けました。


退職は誰にも相談せずに決めました。誰か1人に相談するとアイツには相談して俺にはなかったってなるでしょう。だったら全員から怒られればいいやと思って(笑)。


「局アナとして企業に貢献するよりも、個人としてリスナーに話しかけたい」という気持ちが強くなり、TBSを退社しました。「会社を辞めるなら、キラ☆キラも辞めろ」と言われることも覚悟していました。でも、もし、そうなったとしても、全国津々浦々、小さなラジオ局も探し回れば、どこかにしゃべる場所があるだろう。その場所を見つけられれば、それでいい、と思えたんです。これまで囚われてきた局アナという肩書きを捨て「別の所へ行きます」という意味も込めて「ラジオパーソナリティー」という居場所に立った私。10年後、今回の転機をどんなふうに振り返ることになるのかはわかりません。でもきっと、後悔はしないだろうと思います。


相手とコミュニケーションするためには、「慮る」ことが大事なはず。相手の人格や考えを尊重したり、気持ちを忖度したり、共感したり。あるいは同意はできないけれど、その人なりの理屈があるんだと納得したり。そういうことはエネルギーを使いますけど、コミュニケーションとして豊かですよね。相手を慮ることが自然にできれば、SNSもただ悪口を言うだけの不毛な道具ではなくなると思います。


テレビを見たり、ラジオを聞いた人が、「アナウンサーの発声に必要な鼻濁音ができていないから駄目」「正しい日本語はこうだ」と、指摘することがあります。それに対して全面的に反対するわけではありませんが、そればかりを指摘する人の世界は豊かなのかと疑問が残ります。言葉の美しさや正しさは重要。でも、その人が伝えようとしている内容はもっと大切だと思っていますから。


東日本大震災後、リスナーとの接し方は変わりませんでした。というよりも、変えないようにして臨みましたね。今回の大震災は各地に大きな被害を与えました。でも非常時だからこそ、「人にはそれぞれのトップニュースがあって、そうした細かなニュースをできるだけ取り上げる」というラジオの原点に立ち返りたいと考えたんです。


私は労働組合の執行委員だったので、それなりに会社の制度作りに携わったりしましたけど、基本、会社員って、自分から働く環境を変えられないので、言われるがまま。自分は組織の歯車だと思い知らされるうちに、ただただ文句と悪口だけを言って過ごす……みたいになってくる。15年働いて、それをこの先20年やるのかと思ったら、それはやだな、と思ったんですね。不健全だなと。

【覚え書き|独立のきっかけについて】


どんなに現場で頑張っていても「はい、明日からあっちに行きなさい」って言われたら異動しなきゃいけない。アナウンサーに異動はあまりありませんが、番組が変わることはある。そうすると「あ、もう私の人生は会社に全部決められているんだから、変えようがない。できることと言えば文句を言うことぐらいなんだから、じゃあ、せいぜい文句を言おう」となっちゃうわけです。私は15年会社員をやっていたんですけど、ずっとみんなで会社の悪口を言い続けるのが嫌で辞めたという面もあります。


いい大人になると、「あまり怒っちゃいけない」みたいな空気がないですか。特に「女は怒るとみっともない」なんて言われたりすることもあって……。でも、怒ることが悪いことのようにあまりに思い過ぎちゃうと、怒れない形で自分の不平不満を出すことになるので、陰湿になるような気がするんですよ。そっちのほうがよっぽどお互いに嫌な感じになるから、私は怒ってもいい気がするんですけどね。


テレビとラジオの違いは、「視覚情報があるかないか」の一言で片づいてしまうんですが、この「あるかないか」の差はものすごく大きい。人はテレビ画面というフィルターを通すと、自分がいる場所とは違う世界と思うんですよね。テレビは、「みんなが注目している広場で、声の大きい人が話す言葉が耳に聞こえてくる」とでも表現すればいいでしょうか。でも視覚情報がないラジオでは、「数mも離れていない、とても近い距離から話しかけてくる隣の人の言葉」になるんです。だから演技はまず通用しません。演じた途端にそれがリスナーに伝わってしまいます。ラジオでは自分をさらけ出して話さないと駄目ですね。


私は「実感」をずっと伝えたかったんですよ。でも、放送局のアナウンサーではそれがかなわない。アナウンサーは決められたことを伝えるのが仕事で、番組でその場に合った役割を演じなければいけません。バラエティー番組では意に反しても、常に楽しそうな表情をしていないとまずい。それは当然のことで、局アナでいることによって恵まれた給料と待遇を得ていたわけです。でも、やっぱり、局アナとして振る舞うことは私に向かなかった。それで退社して、ラジオパーソナリティーになったんです。


極端な例を挙げると、「上司が嫌いだから、会社を辞めたい」と考えたとしますよね。そこで自問自答して、「どこが嫌いなのか」「権威を振りかざして威張っているのが嫌だ」「じゃあ、どうして自分は権威主義が嫌いなのか」と深掘りするんです。結果として、会社を辞めて解決する問題ではないことに気づくかもしれません。「上司の話し方が嫌だったけど、それは苦手だった父親に似ているから」という理由だったら、それは家庭環境の問題ですよね。自分が取るべき行動は転職ではないと分かります。


原因を探ることは、人を理解するうえで大事だと思うんです。たとえば、お気に入りの雑誌があったら、好きな理由は雑誌全体を通したメッセージなのか、記事なのか、デザインなのか、それとも写真なのかを考える。「好き」ということを入り口にして掘り下げれば、自分が見えてきますよ。デザインに興味があるんだ、一人称の文章を信用するタイプなんだ、自分と対極の意見を受け入れられるんだと、自分の思考や性格が見えてきます。「嫌い」なものから自分を探るのも同様で、深く考えないと自分のことすら本当は分からない。


悪口と「意見」は違います。必ずしも大半の人の共感を得られるわけではないし、当然、反論が返ってくる。たとえば、私がラジオで総理大臣を批判するとします。「指導力が低いから、こういう事態になった」と言う場合と、「こんな解決策を打ち出してくれるだろうと期待していた。でも、それが実現されなくて失望した」と言う場合。前者はただの悪口で、「そうだ、そうだ」と周囲の同意を得やすい。でも後者は、もしかしたら「それは小島さんの個人的な願望でしょう」と非難されるかもしれない。でも、それでいいと思う。「私の実感から考えたことなので、皆さんとは違うかもしれない。今度は皆さんの意見を聞かせてください」と応えれば、そのやり取りは意味があります。


小島慶子の経歴・略歴

小島慶子、こじま・けいこ。日本のタレント、ラジオパーソナリティ、エッセイスト、アナウンサー。オーストラリア西オーストラリア州出身。学習院大学法学部政治学科卒業後、TBSに入社。その後、アナウンサー、ラジオパーソナリティとして活躍。