小宮一慶の名言

小宮一慶のプロフィール

小宮一慶、こみや・かずよし。日本の経営コンサルタント。大阪府出身。京都大学法学部を卒業後、東京銀行に入行。ダートマス大学でMBAを取得。東京銀行本店で外国為替・債券ディーラーやM&Aを担当した。独立後はコンサルティング活動や各種企業で社外取締役を務めている。明治大学会計大学院特任教授、ルーマニアのスピルハレット大学客員教授なども務めている。金融・会計分野に強く「1秒で財務諸表を読む方法」「お金を知る技術 殖やす技術」「戦略経営のための管理会計入門」などの著書を持つ。

小宮一慶の名言 一覧

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経営者は社運を賭ける決断が必要になるほど会社を追い詰めてはいけない。それは自分が無能だと暴露しているようなもの。

小宮一慶の名言|経営者は社運を賭ける決断が必要になるほど会社を追い詰めてはいけない


修正力の有無が、企業にしても個人にしても生き残りの条件。これがなければ、業績や成績悪化になす術もなく消え去る運命。

小宮一慶の名言|修正力の有無が生き残りの条件


必要なのは、「この情報の背景は?」「この問題の原因は?」と疑問を持ったり、仮説を考えること。それを繰り返していくうちに、自分ならではの企画や提案が生まれる。

小宮一慶の名言|必要なのは、疑問を持ったり、仮説を考えること


何が高い志を作るのか。それは信念です。正しい信念を持てば、それに基づいて世の中を良くしようという志が生まれ、強いメンタルにつながる。

小宮一慶の名言|信念を持てば、志が生まれ、強いメンタルにつながる


欲で動くと、一時的にエネルギーが高くなっても長く続かない。何かに継続的に取り組むには、やはり強い信念に基づいた高い志が必要。

小宮一慶の名言|何かに継続的に取り組むには、強い信念に基づいた高い志が必要


仕事をしていれば自然に信念が形作られると考えている人もいますが、無手勝流の信念は自分でもどこか信じきれずに、迷いが生じてしまう。

小宮一慶の名言|無手勝流の信念は自分でもどこか信じきれずに、迷いが生じてしまう


反省というプロセスのない人は、何をやっても成長できない。

小宮一慶の名言|反省というプロセスのない人は、何をやっても成長できない



お金が寄ってくる人は情報を幅広く受け止められる人。

小宮一慶の名言|お金が寄ってくる人は情報を幅広く受け止められる人


ビジネスで成功する人は、自分がどう判断するかではなく、相手がどう感じるかを考える。

小宮一慶の名言|ビジネスで成功する人は、自分がどう判断するかではなく、相手がどう感じるかを考える


社内外でのプレゼンや提案の場で人を納得させるには、曖昧な言葉より数字の方がより説得力を持つことがある。

小宮一慶の名言|曖昧な言葉より数字の方がより説得力を持つことがある


仕事とは、本来、社会貢献。自己満足ではいけない。

小宮一慶の名言|仕事とは、本来、社会貢献


良い仕事をすれば、社会からの信用を得ることができる。

小宮一慶の名言|良い仕事をすれば、社会からの信用を得ることができる。


勤勉であることで、働くことそのものの喜びがわかるようになる。

小宮一慶の名言|勤勉であることで、働くことそのものの喜びがわかるようになる


目的に沿って多くの分野にアンテナを立てていれば、意識しなくても、知りたい情報がひっかかってくるもの。すると、これまで見逃していた有益な情報の存在にも、気づけるようになる。

小宮一慶の名言|目的に沿って多くの分野にアンテナを立る


経営コンサルティングをしてきたなかで感じるのは、とりわけ優れた経営者や管理職は、「明日延ばし」にすることはないということ。彼らは情報を入手したら、すかさず決断したり、今すぐ行動に移したりする傾向が人一倍顕著です。

小宮一慶の名言|優れた経営者や管理職の特徴



成功者に多い「訥言敏行」な人は、性格的にせっかちと言えるかもしれません。逆に言えば、のんびり屋で成功している人を私はあまり見たことがありません。

小宮一慶の名言|成功者はせっかちな人が多い


せっかちの利点は、経験値の高さです。即行動の人は、成功も失敗も、良いことも悪いことも、経験する回数が多くなります。また、失敗しても、それを踏まえて人より先に改善策を打ち出すこともできます。

小宮一慶の名言|せっかちの利点


名言には失敗の本質も、成功へのヒントも書かれている。だから参考になる。私自身も名言で苦しい時代を乗り越えた経験がありますから。

小宮一慶の名言|名言には失敗の本質も、成功へのヒントも書かれている


新聞はとにかく全体をざっと見渡せることが大きい。自分に関心のない情報も、目に飛び込んできます。

小宮一慶の名言|新聞はとにかく全体をざっと見渡せることが大きい


一人前と一流は違います。一流になりたければ、人が見逃しがちな基礎や本質を自分の頭と体にきちんとたたき込まないといけません。

小宮一慶の名言|一人前と一流の違い


私は多くの経営者と接していますが、やはり長期的に会社や組織を繁栄させている人は自分の考え方がしっかりしている。つまり、正しい生き方を持っている。私の言葉でいえば人物力のある人なのです。

小宮一慶の名言|長期的に会社や組織を繁栄させている人は自分の考え方がしっかりしている


20代のうちは簡単な仕事を与えられることが多いでしょう。大事なのは、その業務を適当にこなすのではなく、仕事の本質的なことを学ぼうとする意識。将来、経営やマネジメントに関わる仕事をしたいならなおさらです。

小宮一慶の名言|本質的なことを学ぶ意識を持って仕事することが大切


ニュースにはメディアの思惑や主観も交じることがあり、ウィキペディアなどの情報は玉石混淆であることも多い。少し読んでわかったつもりにならず、ニュースソースにあたる。文献なら原典にあたる。統計なら基になっている統計データをあたってみると面白い発見があります。

小宮一慶の名言|ニュースソースにあたることが大切


武士は4、5歳から『論語』を毎日素読するから人としてのバックボーンがあり、20代の若さで大将として大勢の部下を堂々と率いることができたのです。

小宮一慶の名言|武士が20代で大将を務められた理由


ずっと出世街道をきた人は、どうしても自分を過信してしまうことがあります。もちろん自分を全否定する必要はないですが、自己正当化して失敗するのはもったいない。大事なのは、人の話に耳を傾け、受け入れること。そして一日に一回は自己反省する時間を設けること。

小宮一慶の名言|自己反省する時間を持つことが大切


コミュニケーション下手な人、仕事がうまくいかない人は、自分のことしか言わない。自分を主語にして考え、それを絶対と思ってしまいがち。

小宮一慶の名言|仕事がうまくいかない人は、自分のことしか言わない


企業革新をやるにしても、経営戦略を推し進めるにしても、経営者のベースに「正しい考え方」がなければ機能しない。いくら能力や熱意があっても、考え方が間違っていたらうまくいかない。

小宮一慶の名言|いくら能力や熱意があっても、考え方が間違っていたらうまくいかない


人の欠点は、すぐ忘れること。しかし、何度も読み返すことで、心に染み込みます。私だって松下幸之助さんの「道をひらく」を20年間欠かさずに毎晩読んでいます。

小宮一慶の名言|何度も読み返すことで、心に染み込む


修正力の高い人は、反省する習慣を持っている。人は日々、大なり小なり意思決定をしています。なかには失敗もあるでしょう。そのときに反省できるかどうか。反省は修正の第一歩ですから。

小宮一慶の名言|修正力の高い人は、反省する習慣を持っている


人はそれぞれみんな違います。だから「違う」と断られるのが当たり前。一回で理解されないのは当然と思っておいたほうがいい。一度の失敗で気持ちが沈んで何もしないのはもったいない。

小宮一慶の名言|一回で理解されないのは当然と思っておいたほうがいい


仕事がデキる人は、一度うまくいかなくても、相手とのズレを認識して修正します。商品の機能に興味がないとわかれば、提案の仕方を変える。常に相手の気持ちがどこにあるか探っているのです。

小宮一慶の名言|仕事ができる人は、常に相手の気持ちがどこにあるか探っている


何かの志を遂げようとするときには、それが正しければ何をやってもよいということはありません。そうであるからこそ、慎重にプロセスを選び、衆知を集め、さらには周りの状況に配慮して事を進めなければなりません。

小宮一慶の名言|志を遂げようとするときに気を付けるべきこと


数字で具体化することによって、目標達成の確率が上がり、発見力や発想力もアップします。他者への説得力、プレゼンテーション力も強化されます。説得やプレゼンの要諦はロジカルであること。数字力とは論理思考のひとつの基本です。数値化するということは定量化するということであり、それはものごとを論理的に分析したり、推論するのが可能になるということです。

小宮一慶の名言・格言|数値化は目標の達成率を上げる


日本の企業は目標を掲げるときに、こうありたい姿ばかりにとらわれがちです。本当に大切なのはそれに至るプロセスです。そこが戦略、戦術です。具体的に取り組むことがなければ、戦略が成功することは、まずありえません。その最初のステップが数字だと私は思っています。何でも数値化する。ビジネスにおいてはほとんどすべてのものが数値化できます。

小宮一慶の名言・格言|目標達成のために何でも数値化する


強い組織やできる人は、大きな目標から、小さな施策まで、すべて数字に落とし込んで、目標に向かいます。しかし、日本人は往々にして漠然と方針を決めただけで何かできそうな気になります。具体化したり、数値化しなくても、曖昧なものをあいまいなままで納得する傾向が強いのです。

小宮一慶の名言・格言|日本人は数字をあいまいする傾向があることを覚えておく


ある企業の取締役会で、「顧客認知度を高めるのを今期の目標にしたい」という提案に対し、私と別の役員が「それは目標としてふさわしくない」とダメ出ししたことがあります。理由は認知度を図るメジャーがない。数値化ができないからです。

小宮一慶の名言・格言|数値化できない目標は目標としてふさわしくない


「顧客満足度を高めよう」という大まかな方針を決めて、次に具体的な施策を打ち出さなければならないときに、多くの会社は、たとえば「顧客訪問の回数を増やす」とだけ漠然と決めて、具体的な数値目標を立てない。そういう会社に限って「いま、営業マンは月に何回訪問しているんですか?」と聞いても、ほとんど答えられません。訪問回数を増やそうにしても、現状を把握していなければ、どこまで訪問頻度を高めれば顧客の満足度が上がるのかもわからないのです。

小宮一慶の名言・格言|現状の数字を把握することが目標達成の決め手


ビジネスではものごとをできる限り具体化、数値化することが求められます。だいたい、ものごとは具体化しない限り実行できません。数字というものは、ある意味、究極の具体化です。たとえば、PDCA(計画、実行、評価、見直し)サイクルが上手く回らないというマネジメントの嘆きがよく聞こえてきます。そういう会社の問題点というのはだいたい決まっていて、具体化ができていないのです。

小宮一慶の名言・格言|数字によって目標を具体化する


仕事の出来ない経営幹部や管理職によく見られるのが、具体的な数字を示さないで「売れています」とか「落ちています」とか、あるいは「もうちょっと」「だいぶ」などと漠然とした言い方をすることです。できるビジネスマンなら会議やプレゼンはもちろん、日常会話でも「○○円売れた」「ゴールに対していま、○○%の達成率」とか、「先月に比べて○○%増(減)」などと具体的な言い方をします。

小宮一慶の名言・格言|数字を交え具体化する


上手くいっていない会社のトップは数字に弱いのはもちろん、数字を大雑把に、適当にしか把握していないから、桁が違っていても気づきません。把握しているといっても、自分の都合のいいように解釈しているだけという場合が多いのです。数字の桁を間違えるのは仕事の出来ないビジネスマンにも共通しています。これは学歴とは関係ありません。

小宮一慶の名言・格言|上手くいっていない会社の経営者は数字に弱い


上手くいっている会社の経営者はそれこそ数字に強いというか、数字の間違いにいち早く気づきます。必ずしも統計や財務に明るいというわけではありません。しかし、担当者が出してくる書類の数字の誤りをパッと見て気づきます。

小宮一慶の名言・格言|上手くいっている会社の経営者は数字に強い


数字力というと漠然と「数字に強い」というイメージがあるかもしれません。数字力とは、私は「把握力」「具体化力」「目標達成力」という3つの力が身につくことだと思っています。

小宮一慶の名言・格言|数字力を構成する3つの力


仕事柄、経営者やビジネスマンと接する機会も多いし、十数社の会社で非常勤役員をしているので、役員会などの会議にも多く出席していますが、いつも感じるのはビジネスにおける数字の大切さです。

小宮一慶の名言・格言|ビジネスでは数字が大切


資産運用のリスクに対する3つの原則

  1. 自分の年齢や収入を考えて、将来リカバリーできる可能性があるくらいの期間が残されていれば、投資に少々のリスクが許容できる。
  2. 5年などといった期間が残されていない。または将来確実に必要なお金は確実な運用をする。
  3. 期間が短くても余ったお金は自分の受け入れられる許容範囲に応じてリスクをとる。

小宮一慶の名言・格言|資産運用のリスクに対する3つの原則


弊社の社是のひとつに「お客様第一主義」があります。あるとき、部下と打ち合わせをしていて、「小宮さん、それはお客様第一主義ですか?」と言われたことがありました。一瞬カチンと来ましたが、冷静になったときに振り返ると、ありがたい言葉でした。

小宮一慶の名言・格言|頭に来ても素直に忠告を受け入れる


どうしても上司の言うことを聞かない部下がいたならば、周りを動かすことです。たとえば、電話の対応がお粗末な部下がいた。その場合、電話の対応が上手な部下2、3人に電話がかかってきたら呼び出し音3回以内にとり、切るときは、ありがとうございましたと言うよう、電話対応の基本を実際に示してもらいます。それを何度も繰り返せば、言うことを聞かない部下も、それに倣うようになります。それでもダメな部下は、自分から辞めていきます。

小宮一慶の名言・格言|上司の言うことを聞かない部下を動かす方法


部下は、お前こそ行動を改めろと思っているはずですよ。部下は上司の鏡なんです。

小宮一慶の名言・格言|部下は上司に「お前こそ行動を改めろ」と思っている


悪い情報の報告がないのは、もともとのルールづくりが悪いからです。失敗したことはきちんと報告するというルールがあっても、そのために罰を受けるくらいなら、部下は隠そうとするでしょう。当社の場合、クレームは必ず発生するという前提で、仕事の方針に従って発生したクレームなら、責任は一切問わないことにしています。

小宮一慶の名言・格言|部下が失敗を報告しやすいルールを作る


「フォー・ザ・カンパニー(会社のために)」という意識を持たせることが、部下に意欲をもって取り組んでもらう秘訣です。

小宮一慶の名言・格言|社内に会社のためにという意識を根付かせる


私のオフィスには少人数のスタッフしかいませんが、たとえば、私は日ごろから冗談を言ったりして、部下との間にあるバリアを低くするよう心がけています。「人は幸せについてくる」が私の持論なんですが、部下でも恋人でも、人は幸せになれると思ったら、その人についていく。そのベースにあるのが信頼関係なんです。

小宮一慶の名言・格言|職場で冗談を言う効用



人間は、他の人間に対して必ず心理バリアを持っています。部下に頼みごとをしたときに嫌がられるのは、その上司に対しての心理バリアが高いからです。これを低くしない限り、何を頼んでも部下は抵抗を示すでしょう。

小宮一慶の名言・格言|部下の心理的バリアを低めておく


企業を経営するには、経営だけでなく心理学も知っておくべきだ。

小宮一慶の名言・格言|経営者は心理学も知っておくべき


大切なことは『人によって最適なポートフォリオは違う』ということ。Aさんに正しい金融商品も、Bさんには正しくない場合があるのです。同じ100万円でもAさんは銀行に預金すべきだが、Bさんは株式や投資信託を買った方が良い場合があります。年齢や家族構成、ライフステージ、時々の収入や必要資金が人によって違うからです。

小宮一慶の名言・格言|資産運用は、年齢、家族構成、ライフステージ、必要な資金などを前提に決める


私は証券会社の人のコメントは適当にしか聞いていません。所詮、株を買わせるための話ですから。

小宮一慶の名言・格言|証券会社の人のコメントは、しょせん株を買わせるための話


私は東京銀行時代に為替のディーリングを経験しましたが、短期売買はよっぽど運の良い人でない限り儲け続けることができないどころか、トータルで勝つことも難しいというのが実感です。株式でも外国為替でも短期投資は、ある意味バクチだからです。

小宮一慶の名言・格言|短期投資は博打に近い


投資信託の運用会社や販売会社は手数料で儲けているのです。売買手数料が必要な株式も同じです。手数料が欲しいからこそ、証券会社を筆頭に、出来るだけ取引をさせようとするのです。ですからそんな甘い言葉に騙されてはいけません。

小宮一慶の名言・格言|売買手数料を節約するために、できるだけ取引を少なくする


どうか皆さんも経済・金融の動きに対して自分なりの仮説を持ち、そこから現実の経済や金融の動きを見つめてください。そうすることで、世の中の動きや自分の金融資産などに対する見え方が違ってくるはずです。世界一の投資家ウォーレン・バフェットがこう言っています。「天と同じく市場は自ら助くるものを助く。しかし、市場は天と違い、右も左もわからぬ者を許さない」

小宮一慶の名言・格言|自分なりの仮説を持って経済や金融をウォッチする


一般的に金融機関に資産運用を相談すると、リバランス(ポートフォリオの資産分配見直し)を定期的に行うように薦められることが多いのですが、この「定期的に」が曲者です。とくに投資信託を買っていて、年に一度リバランスなどしようものなら、販売手数料を毎年取られていつまでたっても元本が増えない。などということになりかねません。

小宮一慶の名言・格言|リバランスは頻繁に行うと投資家は儲からず、証券会社や銀行は儲かる


預けられている純資産総額が増加しているかどうかも大切です。人気のある投資信託は純資産総額が増えているはずです。一方、パフォーマンスが悪く、損失が出ているような投資信託では、投資家がどんどん抜けて信託財産が減少しているでしょう。運用会社の純資産総額が減少している場合は要注意です。

小宮一慶の名言・格言|投資信託のチェックポイント:純資産総額


信託報酬の率に注意が必要です。信託報酬は、投資信託を保有している間は必ず差し引かれるからです。仮に年率5%で運用できたとしても信託報酬として2%差し引かれると、ネット(正味)で3%の利回りにしかなりません。

小宮一慶の名言・格言|信託報酬についての注意点


投資信託はあくまでも「自分では買えない、買いにくい金融商品を使っての運用代行」と考えるべきものです。良い投信と悪い投信の見分け方は、あくまでも運用実績で判断すべきです。ポートフォリオを作るうえで組み込む必要のある種類の投信を選んで、それらの運用実績を調べます。過去三年間くらいを見ればいいでしょう。

小宮一慶の名言・格言|投資信託の選び方


絶対にやってはいけないことは、証券会社や銀行の店頭に行って「何を買えばよいですか?」というような投資信託の相談をすることです。厳しい販売ノルマがあり、強烈なプレッシャーがかかっている彼らに相談してしまったら、「食いもの」にされるだけです。手数料の高い投信を薦められるに決まっています。

小宮一慶の名言・格言|証券会社や銀行窓口で投資信託を買うのは食い物にされるだけ


一般のビジネスマンの方は、相場にあまりのめりこまないようにしてください。相場は麻薬みたいもので、のめりこみすぎると破滅してしまうことにもなりかねません。くれぐれも気をつけてください。そのためにも長期投資が前提です。

小宮一慶の名言・格言|相場にのめりこんではいけない


個別銘柄に投資するのは「当たるも八卦」的なところがあり、自宅購入費や子供の学費など失ってはいけない「守るお金」を投資するのに適しているとはいえません。ただし、良い株に当たった場合には、投資したお金をそれこそ何倍、何十倍と増やすことができるのが株式投資の魅力です。ただ、プロでも予想をはずすことが多く、インデックス全体の値動きにすら勝てない場合も少なくないことは認識しておく必要があります。

小宮一慶の名言・格言|個別銘柄に対する投資をする場合、とても難しいものだと認識しておく


投資信託などでプロのファンドマネージャーがTOPIXにさえ勝てないのも、長期投資ができないことで説明がつきます。サラリーマンであるファンドマネージャーは、長くて一年、通常は四半期や半月ごとの実績が評価されボーナスが決まります。成績しだいでは職を失うこともありますから、どうしても短期で値動きの激しい銘柄を狙いがちになり、それで負けてしまうのです。

小宮一慶の名言・格言|投資信託の弱点


ウォーレン・バフェットやさわかみ投信のような長期投資を前提としている投資家は、短期投資家の動きに一喜一憂しません。むしろ短期投資家が買いすぎるときには買わず、売りすぎるときは好機ととらえて投資し、長期保有します。バフェットは短期投資をしてくれる「プロ」のファンドマネジャーがいるおかげで自分たちは儲かるとハッキリ言い切っています。

小宮一慶の名言・格言|短期投資ではなく長期投資で


年齢が若く、元本を殖やすことが目的で投資信託を買うなら、分配金はなくても運用益を再投資するタイプの投資信託を選ぶべきでしょう。再投資されて元金に組み込まれた部分が複利で増えていくので、結果的に運用利回りが高まる可能性があります。

小宮一慶の名言・格言|年齢と目的によって投資する金融商品を選ぶ


リバランスは景気の変わり目に行うのが正解です。「デフレ←→インフレ」「景気拡大←→景気後退」などの兆候が現れたときに、金融商品のバランスを変えるのです。景気やインフレの動向によって適切な金融商品が違うからです。

小宮一慶の名言・格言|資産投資の分配の変更は景気の変わり目で行う


こんなデータもあります。通常、比較的高い手数料を取る積極運用のアクティブ型の投資信託がどのくらいの利回りを出しているのかを調べたものです。ここ8年ほどの実績を比較してみると、TOPIXにも勝てないものの方が多いのです。さらに株価上昇期と下降期に分けてみると、上昇期にはTOPIXよりも運用成績の良い投信がほとんどですが、下降期になるととたんにTOPIXに勝てなくなってしまいます。

小宮一慶の名言・格言|積極運用型の投資信託は、TOPIXにも勝てないものが多い


リバランス(ポートフォリオの資産分配見直し)を頻繁に行っていると、運用成績が格段に悪くなります。この低金利のときに毎年1%以上の販売手数料を取られるとしたらどうでしょう?皆さんの運用成績に大きく影響することは、一目瞭然ですよね。

小宮一慶の名言・格言|ポートフォリオのリバランスは頻繁に行ってはいけない


投資信託は基準価格(時価)は「いくらか」「どれくらい上昇したか」あるいは「下落したか」を見て、過去からの運用利回りを計算します。分配型なら分配をしなかった前提での基準価格や利回りが公表されていますから、それを参考にします。過去からの運用実績が良いものが、選ぶべき良い投資信託です。他よりパフォーマンスが良いものです。運用期間が短いものは、数年間待って実績がハッキリするまでは買わないようにしましょう。

小宮一慶の名言・格言|運用期間が短い投資信託は数年様子を見ること


投資信託はうまく使わないと、投資信託運用会社、そしてそれを販売している証券会社や銀行が儲けるためだけの商品になってしまいます。彼らは損をしません。投資家が得をしても損をしても、とにかく販売すればするほど手数料が入るからです。下手に乗ってしまうと、手数料を取られて泣きを見るだけということになりかねません。

小宮一慶の名言・格言|投資信託は投資家が得をしても損をしても証券会社が儲かるようになっている


信託報酬についてたった1%などとは思わないでください。その1%が差し引かれなければそれは運用益を生み、しかも複利で違ってくるからです。たとえば100万円投資をした場合、10年で15万円近い運用益の差が出てきます。

小宮一慶の名言・格言|信託報酬1%といっても大きな違いになる


資産運用の上でダウンサイドリスクも考えておかなければなりません。ダウンサイドリスクとは失敗したときにこうむる最大限の損失のことです。私は銃数社の会社の非常勤役員をしております。投資案件などでダウンサイドリスクがその企業にとって大きすぎる場合には、成功確率が90%程度だと考えられても反対します。なぜなら、会社をつぶしてしまう恐れがあるからです。

小宮一慶の名言・格言|失敗したときの最大損失を常に意識して資産運用を行う


儲かりそうだからという理由で中身の良くわからない会社に投資するのは、大けがのもとです。私がパートナーとして参加している投資ファンドでも、財務内容はもちろんですが4人のパートナー全員が良く中身がわかっている会社にしか投資しません。たとえ儲かりそうでも、理解できない会社はパスです。

小宮一慶の名言・格言|自分が経営内容を良くわかる会社だけに投資する


「金利」というのはお金についている値段です。値段ですから、物と同じで需要と供給の関係が当てはまります。お金を借りたい人が多ければ資金が足りなくなるので金利は上がり、逆にお金を貸したい人が借りたい人より多ければ資金余剰となり金利は下がります。

小宮一慶の名言・格言|金利も需給で決まる


ある程度のキャッシュフロー(現金収入)を定期的に得る目的の投資もあります。配当利回りの良い株式や、投資信託、REIT(不動産投信)を買う。あるいは、賃料が入ってくる個別不動産を所有するといった場合です。

小宮一慶の名言・格言|キャッシュフロー目的の金融商品を選ぶという手もある


インサイダー取引にはくれぐれも注意が必要です。自社でなくても、取引先企業などの何らかの情報を得られる上場企業の株式を売買する場合も要注意です。その場合、公開情報以外の情報を手に入れて売買していたら儲からなくともアウトだからです。取引先の誰かから、それとなく言われた情報で売買しても法令違反となる可能性があります。捕まったら一生が台無しです。株式を売買するなら、直接取引きのない株を対象にしてください。

小宮一慶の名言・格言|インサイダー取引にならないように細心の注意を


初心者の方はいきなり大きな投資をしないでください。まず投資というものに慣れてから、投資額を大きくしていくことです。なにごとも最初から上手くいきません。世の中にはビギナーズラックというものもありますが、決して長続きするものではありません。投資の腕を上げるには順序が必要です。

小宮一慶の名言・格言|初心者は小さく投資する


自分に必要な情報というと狭く考えがちですが、自分が知らない分野にも役立つものはたくさんあります。関心の幅を広く持つようにすれば、今まで入手できなかった情報も得られるようになります。

小宮一慶の名言|関心の幅を広く持つようにすれば、今まで入手できなかった情報も得られるようになる


新聞は見出しだけでもすべて読みましょう。すると、いままで目にしてなかった分野のページから興味深い記事や仕事に関係しそうな記事があることに気づくようになり、実になる情報量が増えます。

小宮一慶の名言|新聞は見出しだけでもすべて読もう


お客様の中で起こっていることから世の中の情報まで、注意し定点観測すれば、その変化に気づける。数字やデータでなく、自分が仕事で気になる情報の変化は自分で知ろうとしない限りわからない。

小宮一慶の名言|注意し定点観測すれば、その変化に気づける


最新情報だって1日で古くなる時代です。情報を武器にしようと思ったら、誰もが手にできる情報を自分の知恵で武器に変換できなければならない。一例を上げれば定点観測です。日常の何げない風景でも、定期的に観察していれば変化や動向に気つくトレーニングになります。

小宮一慶の名言|情報を武器にしようと思ったら、誰もが手にできる情報を自分の知恵で武器に変換できなければならない


ただ漠然と、「この情報はユニークだ」「発見があった」で済ませては生きた情報になりません。そこから、定点観測を続けたり、過去と比較することで、自分なりの視点を得ていくのです。

小宮一慶の名言|自分なりの視点を得るには


自分の肌で感じ取った情報は、人に話したり、ネット上で公表して、必ずアウトプットする。そして、第三者の反応を見て、生きた情報になるか検証すること。情報力というのは、インプットとアウトプットを繰り返すことで磨かれていく。

小宮一慶の名言|情報力は、インプットとアウトプットを繰り返すことで磨かれていく


情報に触れる時には、見るポイントを絞り込んだ方が、特徴や違いがわかりやすい。「来店客は男か女か」などと単純な二分法でも、例えば男性客の客層や人数など、気づかなかった情報が見えてくる。

小宮一慶の名言|見るポイントを絞り込んだ方が、特徴や違いがわかりやすい


最初にするべきことは、何のために情報を集めるのか、自分の目的をハッキリさせること。それがわかれば、不必要な情報をとるムダもなくなり、必要な情報に対するアンテナが無意識に立つようになります。

小宮一慶の名言|何のために情報を集めるのか、自分の目的をハッキリさせる


報われる人と報われない人の一番の違いは「正しい努力」をしているかどうか。報われない人はズレた頑張りをしている場合が多い。ズレてしまう人は「目的」と「目標」を混同していたり、「目的」がなく「目標」だけになってしまっている場合が多い。

小宮一慶の名言|報われる人と報われない人の一番の違い


満員電車に乗る人は目の前のことを当たり前だと受け止めてしまう傾向がある。そういう人は世の中の「仕組み」に流されて結局損な目にあいがち。思い切って1時間早い電車に乗りましょう。ゆっくり新聞も本も読めるし、何より前向きな気分で1日をスタートできる。

小宮一慶の名言|思い切って1時間早い電車に乗ってみる


銀行時代にイヤな上司に出会ったのですが、イヤであっても、言っていることは正しいかもしれない。それが判断できないので、『論語』や仏教など、普遍的に正しいものへの興味を持つようになった。

小宮一慶の名言|正しいか判断するために古典に学ぶ


同期入社の中で一番先に出世しても態度を変えないよう自戒することが大事です。地位が高くなることで人格や態度が変わり、馬脚を現してしまったことで、ビジネスマンとしてだけでなく、人間として尊敬されなくなる人は多いのです。

小宮一慶の名言|地位が変わっても変わらない態度で接することが大切


日々の自分の行いを反省し、不要な物欲や功名心などを省くことが正しい生き方へとつながり、結果的に「利」をもたらすのです。

小宮一慶の名言|正しい生き方が利をもたらす


手段として「顧客第一主義」を掲げるのはいただけません。それは偽物です。一枚めくれば利益第一の本性が剥き出しになります。

小宮一慶の名言|手段として「顧客第一主義」を掲げるのはいただけない


短期的な視点で利益を追う。自社(もしくは自分)のメリットのみ追求し、ほかはどうでもいい。そんな利益第一主義の利己的行動は、一時的に儲けられても、ほかの人はそれを嫌いますから長続きはしません。

小宮一慶の名言|利益第一主義は長続きしない


仕事は慈善活動ではありません。利潤追求は企業活動に不可欠ですが、自分の「利」だけを考えるのはいけない。利を追ってかえって利を失い、好調だったビジネスを暗転させてしまう経営者はとても多い。

小宮一慶の名言|利を追ってかえって利を失う


「人脈こそ財産」。そして、「自分の利だけのために人脈を使わない」。そう考えれば、相手の立場・状況に配慮した行動ができる。謙虚になり、人間的な成長もできる。結果的に、自然と付き合いは長く続き、信頼関係をより強固なものにでき、人を見分けることもできるはずです。

小宮一慶の名言|信頼関係を長続きさせるには


現代のような膨大な情報が氾濫する社会では、一人でできることには限りがあり、多くの人の知恵を借りる必要があります。よって、人的なネットワークの構築を確実にすることが重要だ、という意識を今まで以上に強く持つべきです。

小宮一慶の名言|多くの人の知恵を借りる必要がある


松下幸之助からバフェットまで、成功者の名言を並べると「前向き」に加え、自己中心的ではない「利他心」と自らを顧みる「反省」の意識という共通項があった。これらは成功するために不可欠な要素。成功の本質をつかんでいるからこそ、彼らの名言は万人の心に響く。だからこそ時代を越えて残る。

小宮一慶の名言|成功者の共通項


ネットを使うなら、ピュアな一次情報を見た方がいい。私は景気動向を判断するため、厚生労働省が毎月発表している「毎月勤労統計調査」の「現金給与総額」を定点観測している。

小宮一慶の名言|ピュアな一次情報を見た方がいい


日本銀行は無料でメール配信をしている。日銀総裁が記者会見を行うと、すぐに質疑のほぼ全文が載る。これと新聞記事を読み比べると、各紙が総裁発言のどこを切り取ったかわかる。加工されていない情報を取れるのがネットの強みだ。

小宮一慶の名言|加工されていない情報を取れるのがネットの強み


大切なのは英語力よりも専門性の高さ。卓越した専門性があれば、会社側が通訳を用意してくれる。また専門性が高くなれば、その分野の英語は自然と習熟するはずだ。

小宮一慶の名言|大切なのは英語力よりも専門性の高さ


メンタルが前向きかどうかは、人に対する接し方を見ればわかります。人を心から褒めることができるリーダーは、心が前向きです。人には必ず良い面と悪い面があり、人を褒めようと思えば、相手の良い面を見なくてはいけないからです。

小宮一慶の名言|人を心から褒めることができるリーダーは、心が前向き


人をけなす人は、相手の悪い面ばかりを気にしています。こうした態度は、物事を判断するときにも反映されます。部下の悪いところばかり目についてイライラする人は、メンタルが後ろ向きになっていて、決断すべきときにできていない可能性が高い。もっと人の良い面に目を向けたほうがいいでしょう。

小宮一慶の名言|もっと人の良い面に目を向けたほうがいい


優れたリーダーたちは、ひと言で言うと「前向き」です。ビジネスにおいて100%の確信を持って下せる判断など滅多にありません。何を決断するにも不透明な部分は残りますが、優れたリーダーは物事の良い面に注目してゴーサインを出す。つまり「積極思考」です。

小宮一慶の名言|優れたリーダーは前向き


クヨクヨする自分を責めてはいけない。人間ですから悲しいときは涙が出るし、腹が立てば怒鳴りたくなるのが当たり前。人間は心が揺れるから面白いのであって、それを否定するのは無理がある。大切なのは、感情をいつまでも引きずらないでいること。

小宮一慶の名言|大切なのは、感情をいつまでも引きずらないでいること


反省のない人は、物事がうまくいかない原因を自分の外に求める。たとえば、リーマンショックで倒産した経営者の多くは、環境が悪かったと嘆いていました。でも、リーマンショックでも99%の会社は倒産していません。倒産の原因は環境ではなく、あくまで自分にあるのです。

小宮一慶の名言|倒産の原因は環境ではなく、あくまで自分にある


迷いが生じるのは、志がなくて表面的な目標だけを追いかけているからでしょう。一流のリーダーたちは高い志を持ったうえで、それを目標に落とし込んでいます。ベースに志があるので、多少の困難があってもびくともしない。

小宮一慶の名言|迷いが生じるのは、志がないから


私は成功した経営者だけでなく、会社を倒産させた経営者も大勢見てきました。実は、会社を倒産させた経営者たちも心は前向きでした。にもかかわらず、最終的に会社を潰してしまったのはなぜか。それは失敗したときに反省しなかったからです。反省を怠った人は自分の中に積み重なるものがなく、何度も同じ失敗を繰り返す。

小宮一慶の名言|会社を倒産させた経営者の特徴


反省は、物事がうまくいかなかったときだけでなく、うまくいったときもしてください。成功したのは運が良かっただけなのか、再現性のある要因があったのか。それを見極めることも自分の成長につながります。

小宮一慶の名言|上手くいったときも反省する


反省とは、事実を客観的に見て原因を追究することを指します。一方、クヨクヨするのは主観で悩んでいるだけ。客観視によって具体的な改善策を導き出してこそ、本当の意味で反省したといえるのです。

小宮一慶の名言|具体的な改善策を導き出してこそ、本当の意味で反省したといえる


良いときも悪いときも反省が必要。一日一回は振り返る時間が欲しいですね。私は「3年連用日記」を毎日つけて、その日の出来事を振り返っています。一日が終わって、「今日も頑張った」とビールを飲むのもいいですが、その前後に少しでも一日を振り返る時間を作ることで、ブレない心を手に入れることができるはず。

小宮一慶の名言|一日一回は振り返る時間が欲しい


理想は、熱い自分が8割、冷静な自分が2割のバランス。一歩引いた自分が3割を超えてしまうと、冷たすぎて人間味がありません。2割の冷静な自分がいて、自分のやっていることを自分で「バカだな」と笑えるようであれば大丈夫。

小宮一慶の名言|自分のやっていることを自分で「バカだな」と笑えるようであれば大丈夫


私が尊敬するあるお寺の住職は、しょっちゅう怒っていますよ。でも、その数分後にはケロリとして別のことを話しています。心が揺れても切り替えが早いから、いつまでもクヨクヨしないのです。

小宮一慶の名言|心が揺れても切り替えが早いから、いつまでもクヨクヨしない


ポイントは相手が興味を持っていること、相手がほしがっている情報について話すこと。究極は、相手が話したがっていることを、気持ちよく話してもらうこと。

小宮一慶の名言|相手が話したがっていることを、気持ちよく話してもらう


ゴルフスイングを我流でしていると「下手が固まる」ことがあります。やはり基本はきちんと教わった方がいい。それと同じで、先人から経営やリーダーシップの根本をコツコツと学び、自己と向き合うことが成功への道となるのです。

小宮一慶の名言|基本はきちんと教わった方がいい


私は、松下幸之助さんの『道をひらく』を数ページずつ読むことを20年以上「就寝前の儀式」にしています。本を読んだ回数は100回以上です。だから、何か仕事で悩んだとき、「松下さんなら、どう考えるか」と別の視点で状況を捉えられます。

小宮一慶の名言|名経営者の考え方をすり込む


世の中のビジネスパーソンには、高い能力と熱意を持っているにもかかわらず、肝心要の考え方や生き方が間違っていたばかりにしくじってしまう人が多いのです。経営コンサルタントとして、これまでそんな残念な事例を山ほど見てきました。

小宮一慶の名言|能力と熱意が高いのにしくじる人の特徴


正しい生き方を知らない経営者やリーダー、有望な若手は、仮に現在、能力を発揮していても、いずれ行き詰まります。

小宮一慶の名言|正しい生き方を知らない経営者やリーダー、有望な若手は、仮に現在、能力を発揮していても、いずれ行き詰まります。


数字は関心を持たないと頭に入ってきません。定義を知ることも一緒です。無機質な数字はこちらから関心を持って近づき、定義を知ることで「意味づけ」しないと、自分のものにならないのです。

小宮一慶の名言|数字は関心を持たないと頭に入ってこない


リラックスする時間も持ったほうが、集中すべきときに集中できる。

小宮一慶の名言|リラックスする時間も持ったほうが、集中すべきときに集中できる


仕事が速い人は、例外なく、周囲のスタッフの時間の使い方も意識しています。たとえば、原稿執筆に必要な資料探しをスタッフにお願いするときには、何日か前に頼みます。直前に頼むと、スタッフも困ってしまうし、焦ってミスも生まれる。こちらも、予定していた時間に必要な資料がなければ、原稿が書けず、時間のムダです。

小宮一慶の名言|仕事が速い人は、周囲の人の時間の使い方も意識している


予定が計画どおりに進まないのは、おそらく、自分の実力を過大評価して、スケジュールを組んでいるからだと思います。私は、どの仕事がどれぐらいの時間がかかるか、正確に把握しています。

小宮一慶の名言|どの仕事がどれぐらいの時間がかかるかを把握する


10時半には寝たいので、会食があっても一次会しか行かず、8時過ぎには切り上げてもらうようにしています。また、肩や腰などが痛くなくても、定期的に鍼治療に通っています。痛くなってからでは遅い。仕事のクオリティを常に一定に保つためには、体調管理も重要。

小宮一慶の名言|仕事のクオリティを常に一定に保つためには、体調管理も重要


自社のメールマガジンの原稿は、いつも約20分で書き上げるのですが、それだけ短時間で書けるのは、事前に原稿の論理構成を考えているから。

小宮一慶の名言|事前に原稿の論理構成を考える


時間を奪う要因はたくさんあります。「2時間あると思ったのに、些細な仕事に手間取り、実質30分しか取れなかった……」というように、予想よりも時間が足りない状況になりがちです。そうならないためには、意識的に時間のムダを取り除くことが必要です。

小宮一慶の名言|意識的に時間のムダを取り除くことが必要


電車がスイカやパスモで簡単に乗れるようになりましたが、そのために区間の電車賃がいくらなのかわからない人もいます。仕組みの中で安住し、自分で物事を考えなくなるのが怖い。逆に仕組みを作る人は膨大な情報を駆使し、知恵とノウハウを蓄積する。そのギャップがそのまま収入格差になる。

小宮一慶の名言|仕組みの中で安住し、自分で物事を考えなくなるのが怖い


雑誌は関心の幅を広げる目的もあって『ニューズウィーク日本版』はいつもカバンに入れてあります。アフリカで起きている飢餓の問題や独裁政権の有り様など普段は気にかけない海外の政治や社会問題のほか、外国人の視点から日本を見る記事もあり、広い視点からものを見る訓練にもなります。

小宮一慶の名言|雑誌で関心の幅を広げる


思考力を高めるには本を読む、それも比較的難しい本を読むのが効果的です。具体的には、とことん考え抜いた人の著書を読むこと。その思考のプロセスをわかるまでたどり、じっくり考えることで思考力が高まります。

小宮一慶の名言|思考力を高める方法


論語のような古典は、長い間にわたり多くの人が参考にしてきた知恵が詰まっている。自分の考え方を客観的な視点で検証するための助けになる。

小宮一慶の名言|古典は、長い間にわたり多くの人が参考にしてきた知恵が詰まっている


これまで多くの経営者に会ってきましたが、成功するかどうかを最後に分けるのが「反省」です。ほかの部分は非常に優れているのに、反省だけができずうまくいかないという人を多く見てきました。それくらい大切なことです。

小宮一慶の名言|成功するかどうかを最後に分けるのが「反省」


企業では、若いうちは能力が最も重視されます。また最初は、誰がついていくべき優れた上司なのか、見分けるのが難しいと思います。自分のことを思って厳しいことを言ってくれているのか、無能な上司から嫌みを言われているのか、正しく判断できないケースも多いでしょう。ですので、若いうちは自分の能力を磨くことに集中して、同時に人を見る目を養うことです。

小宮一慶の名言|若いうちは自分の能力を磨くことに集中して、同時に人を見る目を養う


コンサルティング業を続けるうちに、成功する人が共通して持つ資質や要素に気づきました。「能力」「熱意」「考え方」。この3つの掛け算で成功できるかどうかが決まります。

小宮一慶の名言|成功する人が共通して持つ資質や要素


スキルなんていう小手先なものではなくて、もっと骨太なもの。最終的に、部下を動かすのは上司の信念と覚悟なんです。

小宮一慶の名言|最終的に、部下を動かすのは上司の信念と覚悟


50代以降は、自分の持っているスキルを、会社の外で生かすべきでしょう。例えば経理・財務担当者なら、週末や勤務時間外に友人や知り合いの会社の手伝いをする。すると退職後に雇ってもらえるかもしれない。営業の能力がある人なら、顧客を若手や友人などに紹介する。ノウハウを本業に支障のない範囲で伝える。そうした事前のネットワークづくりが、あとで自分を助けてくれるかもしれません。

小宮一慶の名言|50代以降は自分の持っているスキルを会社の外で生かすべき


厳しいようですが、自己否定・自己反省する姿勢を持つことが大切です。

小宮一慶の名言|自己否定・自己反省する姿勢を持つことが大切


小器用で頭のいいリーダーというのは、頭で考えてしまうけれど、そうじゃない。人を動かす部分というのは理屈ではありません。古典を重読している人物は、いざというときの言葉の選び方も違うし、常に覚悟と信念に基づいて動いている。だから、部下に教え込んだり管理したりしなくても、人はついてきます。

小宮一慶の名言|人を動かす部分というのは理屈ではない


スキルに頼りすぎて、それに溺れてしまい、部下もスキルで動かせると思ってしまうことは問題です。スキルで部下が動くなら誰も苦労はしません。大切なのは「指揮官先頭」の意気や覚悟。部下に背中を見せる人に部下はついていく。あの山本五十六の有名な語録「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」の通り、率先垂範する覚悟が今まで以上に不可欠なものになるでしょう。

小宮一慶の名言|部下に背中を見せる人に部下はついていく


数字に弱く論理的思考力の低い人は、複雑なものを複雑なままに見て判断する能力がありません。白か、黒かしかない。本当は白と黒の間には、何千、何万という何段階にもわたる濃淡のグレーが無数にある。訓練をすればそれが見えてくるようになります。桁数の大きな数字を扱うケースも増えるだけに30代の業務では特にそういう数字への慎重さやセンスが必要になるのです。

小宮一慶の名言|白と黒の間には、何千、何万という何段階にもわたる濃淡のグレーが無数にある


多くのビジネスパーソンが勘違いしがちなのは、こちらが何か特殊な情報を持っていないと顧客や上司は納得しないのではないかということ。でも、そうではありません。むしろ、一般的な情報を深く読みこめる人こそ貴重な存在なのです。同じ数字を見て、人と少し違った切り口でそれを解釈できる人。そのために継続的に数字を頭にインプットし論理的に思考するという習慣をつけなければなりません。

小宮一慶の名言|一般的な情報を深く読み取れる人こそ貴重な存在


景気指標をチェックするとき、自分が仕事をしているときに感じる景気の実感と比較しながら定点観測する感覚を持つことが大事です。つまり、数字と自分の実感が合っているかを検証することで次第に自分の感覚と数字がきちんと合うようになってきます。私は、新幹線のグリーン車の隣席の空き具合とGDPの数字を照らし合わせて考える習慣を長く続けています。このとき、自分の感性をしっかり持ちつつ、バイアス(偏見)がかかりがちな感性というものを過信してはいけません。たいていの場合、数字として出ていることのほうが正しいですから、出てきた数字に基づいて、自分の仮説を修正することが重要です。

小宮一慶の名言|景気指標をチェックするときの注意点


経済のセンスや世の中を見る目は地位が上がるにつれ、より重要になります。30代になったら、数字に対する感性をさらに磨くべきです。なかでもマクロ経済の大きな流れを勉強することは最優先事項です。

小宮一慶の名言|30代になったら、数字に対する感性をさらに磨くべき


営業職なら、先輩社員のやり方をマネするだけでなく、書店に山ほど売っているマーケティングの基本理論やプレゼン法、話の聞き方、人間(顧客)の心理学に関する著作を読んでいるか。その知識が20代で役に立たなくても30代以降、マネジャーのような立場になったときに生きてくるはずです。昇進すればするほど、本物を相手に真剣勝負することが増えます。しかるべきベースがあり、それを応用することで、実践力は高まるのです。

小宮一慶の名言|しかるべきベースがあり、それを応用することで、実践力は高まる


私は顧問を務める建設関係の会社の若手社員に、こう言っています。「日常業務に直接関係がなくても、電気工学や建物の構造力学といった知識まで知ると将来が違ってくるよ」と。

小宮一慶の名言|日常業務に直接関係がない深いところまで勉強することが大切


僕が新卒で就職した東京銀行で、配属された先の支店長がやってきて言いました。「小宮君、定期預金の裏側って読んだことある?」。新人の僕は窓口カウンターで定期預金をつくるお客さまの応対をしていました。その作業にはマニュアルがあり、慣れれば苦労せずに事務処理できます。でも、支店長にそういわれ、裏側を見ると、定期預金を組む人向けの契約条項が書いてあった。当時の僕の心境は、「こんな小さな字を読むのは面倒くさいなぁ」でしたが、支店長は仕事の「深いところ」を遠回しに教えてくれたんだと思います。

小宮一慶の名言|仕事の深いところを学ぶ


例えば、工場の単純労働をしている人が、工場のラインを設計し管理する側に回るくらいの猛勉強。それをこれからの、ビジネスマンはしないといけないのだと思います。

小宮一慶の名言|これからのビジネスマンは猛勉強しないといけない


コンピュータに仕事を奪われる人が今後もすごく増えていくでしょう。昔はスーパーのレジ打ちの達人のような人がいたけれど、今はピッピッと商品のバーコードを機械にかざすだけでいいから新人の低賃金の人にもできる。経理だって、以前は貸借対照表を読めて帳簿もつけられないといけなかったけれど、現在は伝票さえパソコンに打ち込めば決算書まで作ってくれる。簡単な作業の労働はなくならないまでも、機械ができる労働の単価は下がるでしょうね。

小宮一慶の名言|今後、機械ができる労働の単価は下がる


東芝やシャープと違って、パナソニックやソニーが踏ん張れるのは、松下幸之助や井深大の「日本社会や文化の向上に貢献したい」という考え方に求心力があり、それを脈々と受け継いでいるから。経営者のカリスマ性は受け継げなくても、「正しい考え方」は受け継げる。

小宮一慶の名言|経営者のカリスマ性は受け継げなくても、「正しい考え方」は受け継げる


会社が変わるのは、社長が2つの意味で「かわる」ときしかない。1つは経営者がご子息や幹部に事業承継したり、M&Aなどで外部からやってきた経営者に交代するとき。もう1つは、経営者自身が心を入れ替える、つまり自らが変わるとき。

小宮一慶の名言|会社が変わるのは、社長が2つの意味で「かわる」ときしかない


抵抗勢力に遭って事が進まないという人は、そもそも経営者に向いていない。本腰を入れて会社を変えたい思いがあれば、どんな困難も乗り越えられる。それを乗り越えたとき、抵抗勢力が会社の一番の推進力になることもある。

小宮一慶の名言|本腰を入れて会社を変えたい思いがあれば、どんな困難も乗り越えられる


ふとしたときに、「お客のため」ではなく「売上や利益のため」と言う。「会社のため」ではなく「自分のため」といった言動をする。そんな自己チューを匂わす口ぐせは、お客からも同僚からも嫌われます。何人もの経営者を見てきた経験から言いますが、成功する人は間違いなく利他的ですから。

小宮一慶の名言|成功する人は間違いなく利他的


人は元々持つ潜在能力を超える力は発揮できない。しかし多くの人が潜在能力を全部は発揮できていないんです。その秘めた力を引き出すカギが口ぐせにある。言葉には、人を変えるだけでなく、チャンスを呼び込むエネルギーがある。

小宮一慶の名言|秘めた力を引き出すカギが口ぐせにある


具体的に目指す場所を口にすれば「ゴールまであとどれくらいか」「何が足りないか」を、部下たちも自然と意識するようになる。目標が曖昧だと、闇雲に努力しても、どこに向かって、どれくらい頑張ればいいか見えなくなる。

小宮一慶の名言|目標が曖昧だと、闇雲に努力しても、どこに向かって、どれくらい頑張ればいいか見えなくなる


前向きな言葉を投げかけると前向きな人間が集まる。口ぐせは自分だけじゃなく他人にも聞こえる。だからいい仲間や部下が現れる。前向きな口ぐせが、力強い賛同者を集め、さらに大きな力を得ることができる。裏返せば後ろ向きな口ぐせを言う人には後ろ向きな人間ばかりが集まる。

小宮一慶の名言|前向きな言葉を投げかけると前向きな人間が集まる


他人を褒めるには、その人の良い所を見つける必要があります。心から褒めるクセをつければ、物事の良いところを見るようになって、自然と口に出る言葉が前向きになる。厳しい局面でも「やれる!」「できる!」と前向きになれる。すると、仕事が集まってきて、成果もあげやすくなるはず。

小宮一慶の名言|心から褒めるクセをつければ、自然と口に出る言葉が前向きになる


大前提となるのは、情報をインプットすることが習慣になっているかどうか。たとえば電車に乗るとケータイでゲームをしている人をよく見るけれど、あれはヒマつぶしではなく、情報収集の貴重な時間をつぶしているだけ。1年間、ゲームをやめて、新聞やネットのニュースを読んだり、景色を定点観測するだけでも、大げさではなく人生が変わると思いますよ。

小宮一慶の名言|行動を変えてみる


仕事に活かすためには、その情報について、いろんな解釈力が必要になってくる。例えば、入ったレストランがガラガラだったら、その理由を考えるわけです。「ウエイターに活気がない」「外から店内が見えない」などですね。すると、「店内が見えない店は儲からない」といった自分なりの仮説が出てきます。あくまで仮説なので正確でなくてもOK。重要なのは、自分がたてた仮説を検証することです。例えば、店内が見えない他店も調べるわけですね。仮説が正しければそれは知恵となる。その知恵こそが、優れた企画や提案の元になるのです。仮説を立て、検証するクセをつけることを始めることで、情報力は磨かれていきますよ。

小宮一慶の名言|仮説を立て、検証するクセをつけることで、情報力は磨かれていく


たとえはオフィスを見るとき、僕は観葉植物を見るんです。植物が枯れていてもオペレーションには困らないけれど、植物にまで気配りが行き届いているオフィスなら仕事もきちんとしているというのが僕の仮説。確かにそれ自体は些細なことかもしれない。でも、どんなに情報量があって、情報をつかむことができる人でも、自分なりの仮説を立て、検証してみないと情報力はつきません。独自の視点を持てれば、それまで漫然と見ていた現場から価値のある情報が見えてくるんです。

小宮一慶の名言|自分なりの仮説を立て、検証してみないと情報力はつかない


日本経済新聞で最も重要なのは、月曜日の朝刊。なぜなら、「予定面」があり、「今週の予定」と「今週の市場」が載っているからだ。重要なのは予測や解説の内容ではない。「予定面」の情報をもとに、「今週の市場はどう動くか」という仮説を、自分なりに立ててみることだ。火曜日以降は、その仮説を検証しながら紙面を読み進めていく。これを続ければ、自分なりの判断基準ができるので、情報に振り回されずに済む。

小宮一慶の名言|仮説を自分なりに立ててみることが重要


ネットの情報に騙されないためには、「誰が書いたのか」を確認することだ。昨年、DeNAのキュレーションメディアの記事濫造が問題になった。サイトの「見かけ」はあてにならない。私の判断基準は、テレビ番組のコメントに使えるかどうかだ。見知らぬサイトの情報は、真偽不明だから話せない。一方、新聞や雑誌であれば「××によると」という言い方ができる。

小宮一慶の名言|「誰が書いたのか」を確認する


翻訳サイトのめざましい進化に接すると、近い将来、英語を学習する必要はなくなるかもしれないと思うことがある。しかし、コミュニケーションには「意味」と「意識」の両方が必要であり、意味を伝えるだけなら翻訳サイトで事足りるが、意識を伝えるには、やはり英語で直接語りかけたほうがいい。

小宮一慶の名言|意識を伝えるには、やはり英語で直接語りかけたほうがいい


チームを作る目的は、それぞれが長所を持ち寄ることでお互いの短所をカバーし合い、チームとして最高のパフォーマンスを発揮することにあります。人は誰しも欠点があるものです。そこを無理やり直すよりも、その分野に強みのある人と組ませたほうが効率は良い。問題は、部下個人よりも自分のチームマネジメントにある。そう考えれば、デキない部下にもカッカしなくなるでしょう。

小宮一慶の名言|欠点を無理やり直すよりも、その分野に強みのある人と組ませたほうが効率は良い


これぞという本を見つけたら、とにかく繰り返し読んでください。私は幸之助さんの『道をひらく』を寝る前に2~3項目読んでいます。毎晩続けているので、年に5回は読み直しています。これを25年続けていますから、同じ本をもう百回以上読んだ計算です。これだけ繰り返して読めば、わずかずつですが自分のものとなる。それが、いざというときにあなたの支えになってくれるはず。

小宮一慶の名言|本に書かれたことを自分のものにするには


お勧めは、『論語』や『老子』といった古典。あるいは仏教書を読んでもいいし、聖書を読んでもかまいません。とにかく何千年ものあいだに人間が正しいと考えて伝え続けてきたものには普遍性があり、それを自分のバックボーンとして取り込めば、心はそう簡単に揺らがなくなります。多少の困難にぶち当たっても、「自分は歴史が証明してきたことをやっているのだから、最終的に失敗するはずがない」と素直に信じられるからです。

小宮一慶の名言|古典をバックボーンとして取り込めば、心はそう簡単に揺らがなくなる


物事の良い面を見るというのは、悪い面を一切考えないという意味ではありません。松下幸之助さんは「6割できると思ったらやる」と言いました。悪い面を考慮したうえで、良い面がそれを上回ったら前に進むわけです。そして確信が持てない4割については、努力や熱意でカバーする。それがビジネスで求められる前向きさです。

小宮一慶の名言|ビジネスで求められる前向きさ


将来戦略について、あるコンサル会社が提案をしていました。市場予測など1か月準備したプレゼンでした。内容は決して悪くなかったのですが、始まって10分もたたずに、「もういい」と打ち切られた。提案に、オーナーの意向がまったく反映されていなかったのです。オーナーは夢のある人で、ワクワクする提案を望んでいた。正確性を求めていたわけではなかった。コンサル会社は最後までそこに気づかなかったのです。

小宮一慶の名言|プレゼン相手の性格を知ることが大切


勉強が苦手という人はほとんどが学校の勉強を想定しています。多くの勉強は自分の関心のないことをやらされたわけで、嫌いになるのもしかたがありませんが、自分の仕事に関わることを深めるのは面白いはず。日常の仕事をこなして終わりにせず、自分の仕事の本質まで深掘りして勉強するのです。

小宮一慶の名言|日常の仕事をこなして終わりにせず、自分の仕事の本質まで深掘りして勉強する


勉強したことが身についたかどうかを確認する意味でアウト・プットすることも大事。これぞと思う本は、読んだ後で「まとめ」を自身で作ると、著者の考えに近づき、要点を見抜く力もつく。私は部下に読んだ本のことを話させることがあります。自分でわかったと思っていても、アウトプットすると理解しているかどうか一目瞭然です。わかったのではなく、自分の能力の範囲でわかったつもりになっていることも少なくないからです。

小宮一慶の名言|自分でわかったと思っていても、アウトプットすると理解しているかどうか一目瞭然


大事なことは、「情報通」と呼ばれるほど情報を持っている人が優れた人だと限らないことです。情報をたくさん持っていても、それで物事がよく見えるというわけではないからです。情報があっても、それを深く解釈できているかどうか、それを使える思考力があるかどうかです。きちんと理解ができていれば、ほかのものと関連付けて話すことができるはずです。

小宮一慶の名言|情報をたくさん持っていても、それで物事がよく見えるというわけではない


情報力を高め、その情報の要点を見抜く力を身につける一番の方法は新聞を読むことです。その日、最も重要だと新聞社が判断している一面のトップ記事は必ず読むようにします。紙面の中には政治や国際、金融など様々な記事がありますが、リード文がある大きな記事は、リード文だけでもかまわないので目を通しましょう。リード文がない記事であれば、最初の2、3段落を読みます。30秒もあれば読めますから、これを続けるうちに基本的な情報が得られます。記事の内容に興味がなくても、「自分の関心を世間の関心」に合わせる訓練になります。自分の関心の幅が広がれば、さらに多くの物事が見られるようになってきます。

小宮一慶の名言|自分の関心の幅が広がれば、さらに多くの物事が見られるようになる


小宮一慶の経歴・略歴

小宮一慶、こみや・かずよし。日本の経営コンサルタント。大阪府出身。京都大学法学部を卒業後、東京銀行に入行。ダートマス大学でMBAを取得。東京銀行本店で外国為替・債券ディーラーやM&Aを担当した。独立後はコンサルティング活動や各種企業で社外取締役を務めている。明治大学会計大学院特任教授、ルーマニアのスピルハレット大学客員教授なども務めている。金融・会計分野に強く「1秒で財務諸表を読む方法」「お金を知る技術 殖やす技術」「戦略経営のための管理会計入門」などの著書を持つ。

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