小坂敬の名言

小坂敬のプロフィール

小坂敬、こさか・けい。日本の経営者。「小松ストアー」社長。東京出身。米国コルゲート大学卒業、ミシガン州立大学大学院修了。米国フィリップス・ペトローリアム・カンパニー、フィリップス関係会社勤務を経て小松ストアー社長に就任。そのほか、全銀座会会長、銀座通連合会理事長、日本ホテル協会常任理事、日本ホテル厚生年金基金理事長、東京商工会議所千代田支部会長、東京都警察懇話会常任理事、麹町防火管理者研究会会長などを務めた。

小坂敬の名言 一覧

人間、慣れてくると、それほど驚かなくなるもの。


何事も覚悟を持って取り組むことが大事。自分が「これだ」と思って始めたことは、責任を持って最後までやり遂げ、結果を出す覚悟で臨むべきだ。


チャンスは二度と来ない可能性がある。「次に」「今度は」と考えるのではなく、「今、これを覚悟を持ってやり遂げる」。その思いで物事に臨むことが、人生を彩り豊かにするのではないかと思っています。


自分自身の人生、また世界の歴史から得られる教訓は、「自分だけ良ければいい」ではいけないということです。「自分さえ良ければ……」では総スカンを受けてしまいます。


問題が起きると、誰かのせいにしたがるのも人の性(さが)ですが、誰かのせいにして思考停止に陥るのではなく、自分の問題として考え、全体が良くなる道を探し続けることが大事なことだと思っています。


「何のために儲けるのか」を今一度考えて、事業を展開することが、企業が永続するためにも必要。


街には各々個性と魅力があり、お客様も目的によって、訪れる街を変えています。街が醸し出す感覚の違いが存在するのです。


小坂家に伝わる哲学は「相手の立場に立つこと」。この哲学は、時代が変わっても、変わることなく現在まで、脈々と受け継がれ、事業に活かされています。


自分自身の経験や周囲の方々の行動を振り返っても、覚悟を持たないまま物事を始めてしまうと、自信がなくて、ふらふらしてしまったり、結果を出せずに後悔することが多いように感じる。


自分の代で終わらせるのではなく、次の世代にバトンタッチしていく使命が私たちにはある。


商売も社会も、信頼の積み重ねで成り立つものです。信頼とは相手の立場になって、相手のことを考えることで醸成されていくものなのだと思います。


「自分のために」ということばかり考えて行動すると、視野が狭くなり、結果として、手掛ける事業も、人としての器も小さくなってしまうように思う。


銀座通連合会は常務理事以上の役員に65歳定年制を設けています。この定年制を作ったのが、父でした。定年制を設ける前は、みんなで集まって、お茶を飲むだけの会になっていたので、父は「もっと若い人が参加して、物事を決めていかないと、組織が機能しない」と考えて、定年制を設けたのです。


個々の活動も大切ですが、人間同様、やはり街も「つながり」が一番大事。全銀座会を作りましたが、それをさらに強いつながりにしていくことが重要だと感じています。


世の中には偽物も多いので、惑わされたり、紛らわしい話に遭遇することもあります。そうしたことから解放されるのが、銀座という街なのではないでしょうか。信頼によって生まれた解放感、安心感が、銀座に足を運ぶ理由ではないかと思います。


子供に対応力をつけさせるには「子離れする」ことが一番です。敢えて子どもを外に出して、目をつぶって「仕方がない」と諦める。それこそ、寄宿学校などに下宿させたり、ボーイスカウトに参加させて、野山で自然を相手に生活させてみることも良いと思います。とにかく、子どもが親の保護を離れて経験できる場が、今の子どもたちには必要なのではないでしょうか。


争いを回避するためには、互いの価値観の違いを乗り越えて、信頼できる関係を築くことが必要。そのためにも、互いに、絶え間ない努力をしていくことが重要。


単一民族単一国家のわたしたち日本人からすると不思議に思えますが、米国人はルーツにこだわるというよりも、その場その場で対処する傾向があると思います。人間関係においても同様で、新しい環境でも、すぐに居場所を確保する感じです。ルーツというよりも、共有できるものがあるかどうか、人として合うかどうかを判断するので、一番大事なのは価値観なのだと思います。


食事をする時、同じ店に通う人もいますが、私は行ったことのない店に行くタイプです。もちろん、がっかりすることもありますが、それでも良いと思っています。次は行かなければ良いわけで、それよりも、未知の経験をしたいと思っています。


小さい頃から、色々な病気を患ってきましたが、病気をしたことで、何事も諦めず、前向きに生きることの大切さを勉強させてもらったような気がします。


もともと楽天家ということもありますが、病気を経験したことで、その後の人生や仕事でも、非常に際どいところに来たところで、かえって落ち着いてくるところがあります。


経済も日常生活も同じで、全体をより良くすることで、自社も、自分自身も良くなっていくもの。三方よしが理想であり、みんながより良くなる道を選ぶことが大切。そうでなければ、負のエネルギーはどんどん大きくなってしまう。


終戦後、日本人の多くは貧しく、食べるものにも窮していました。当時を生きた人たちは皆貧しいことが共通で、特に自分だけが不等に貧しいとは意識していなかったと思います。同じ境遇なら気にならないことも、同じ境遇にいながら異質な人を見つけると、「気に入らない」となるものなのです。


人間の命も「預りもの」。生きている間、命を預かっている。だからこそ、しっかり生きなくてはいけないですし、自分が生きている間、受け継いできたものを次に伝えていかなくてはいけない。


お客様からお預かりした依頼をお客様が喜んでいただけるよう、しっかり仕上げてさしあげる。それが仕事であり、お客様に「ここに頼めば間違いないし、一番安心できる」と信頼していただくことで、商売も繁盛していく。


どんな産業でも競争によって、より良いサービスが生まれるものですし、多くのプレイヤーが参入することで市場が拡大していきます。そして、商品を支持してくれるお客様がいるからこそ、事業も成り立ちます。そう考えると、みんなの幸せを考えることが成功への道筋です。


相手の立場を考え、相手を思いやり、すべては「預かりもの」と捉えれば、発想が豊かになり、自分自身もより充実した人生を送れるのではないかと感じます。


私は今、邦楽で舞台に立つ機会がありますが、仕事と同じで、舞台でも覚悟のあるなしで結果がまったく違ってきます。世の中に完璧なものはありませんが、「これならいける」という水準にまで持っていかなければ舞台には上がれません。「大丈夫かな?」と思っている状態ではうまくいかない。逆に覚悟を持って舞台に上がると、満足のゆく舞台を踏むことができるのです。


小坂敬の経歴・略歴

小坂敬、こさか・けい。日本の経営者。「小松ストアー」社長。東京出身。米国コルゲート大学卒業、ミシガン州立大学大学院修了。米国フィリップス・ペトローリアム・カンパニー、フィリップス関係会社勤務を経て小松ストアー社長に就任。そのほか、全銀座会会長、銀座通連合会理事長、日本ホテル協会常任理事、日本ホテル厚生年金基金理事長、東京商工会議所千代田支部会長、東京都警察懇話会常任理事、麹町防火管理者研究会会長などを務めた。

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