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富田浩安の名言

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富田浩安のプロフィール

富田浩安、とみた・ひろやす。日本の経営者。「日の丸リムジングループ」社長。東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業、コロンビア大学ビジネススクールでMBAを取得。日の丸自動車副社長、日の丸リムジン・日の丸自動車興業・日の丸サンズ社長、我孫子ゴルフ倶楽部理事長、日本バス協会副会長、日本ゴルフ協会副会長、コロンビア大学日本同窓会会長などを務めた。

富田浩安の名言 一覧

アメリカは面白い国です。大企業の社長であっても、小学生であろうと中学生であろうと、学生から「社長に会いたい」と言われたら社長は必ず会うよう心がけると聞いています。次世代を育てるという社会貢献の思想が根底にあるからかもしれません。


自動車産業を巡る環境が激変する中でも、タクシーやバス、リムジン事業などを展開する当社は革新的なビジネスで生き抜いてきました。


アメリカ留学時代、日本と違ったスピード感をニューヨークの街で感じながら勉強してきました。どちらかというと、当時の日本の場合は、経済が順調で、毎年売り上げが伸びていたせいか、変化に対して敏感というよりは、現状維持していけば生きていけるといった保守的な風潮が強かったと思います。ところがアメリカの場合は現状を維持していたら潰れてしまうかもしれないという危機感があります。この発想が私の事業の基礎になっていきました。


アメリカの学生は日本の学生とはまるで違って、親元から離れてバイトをしながら、しかも、勉強もしっかりやっているわけです。そのことが私に大きな影響を与えました。家庭が裕福であろうがなかろうが関係ありません。彼らは自分の力でどこまで通用するかを試そうとしているわけです。そんな彼らの姿を見て、私は「(日本での)学生時代の自分は何をしていたのか」と反省しました。それから一気に奮起したんです。


アメリカでは株への投資体験をさせていることも、とても興味深いことです。学生時代から仮想であっても、株を買う体験をさせるのです。自分はどういう理由からその会社の株を買い、それがどのような理由から成長していくかを発表するのです。そして半年が経過したら、その株がどうなったのかを検証する。投資した当初の自分の考えが正しかったかどうかを検証するわけです。学生時代のうちからこういった、常にビジネスに根差した教育をさせて社会に人材を輩出していくのです。


コロンビア大学での勉強が始まると、私は大きな衝撃を受けました。アメリカ人の学生たちがとにかく勉強していたからです。私はインターナショナルハウスという留学生が生活する寮に入っていたのですが、みんなが本当に勉強している。日本では受験勉強をして大学に入学したら運動などに明け暮れ、勉強は適当にするケースが多かっただけに驚きました。学生たちは図書館にこもってとにかく勉強をする。そういった光景を見て、私はそれまでの甘い気持ちを切り替えました。


このビジネススクールで学んだことが後に日本で事業をやる上で、自分の血となり肉となっていきました。今でも覚えているのは、先生が出題した「もし、あなたが経営者で、自分の会社の工場で火事が起きた場合にはどうしますか?」というケーススタディです。その先生はこう言われました。「現場にすぐに飛んでいくという経営者は二流ですよ」と。現場に飛んでいかないで、まずはいま何をすべきかを考え、消防署や警察に連絡をする。最優先事項を全てやり終わった後、最後に現場に行くのが経営者だと。未だに身になっています。こういった本質を突いた課題解決策を学ぶことができました。机上の空論ではなく、実業に役立つことを学ばせてもらったわけです。ビジネススクールでは、私たちが社会に出て実業の世界に身を置き、経営者になったり、管理者の立場になったときに方向性を間違えず、成功するための考え方を教えていただいたと思っています。


アメリカのビジネススクールでは今までの自分になかった物事の考え方を学ぶことができました。ケーススタディを通じて、長期的に事業をどのように見ていくか。目の前にある問題をどう処理するか。そういったことを勉強させてもらったことは大きかったと思います。中には経営哲学のような学問もありました。金儲けだけを追求する経営は長持ちせず、経営哲学をしっかり持っていなければ会社は滅びてしまうと。ディシジョン・メイキングという科目では意思決定の大切さを学び、決断というものがいかに経営者にとって大事であるかについても学ぶことができました。


ビジネススクールでは起業のケーススタディが出題されて「このケースだったら、あなたはどうするか?」といった現実の事業と同じことを考えさせられました。しかも、何も言わなければ「君の意見はないのか?」と迫られる。講義に追いつくためにも必死に勉強しました。夜も睡眠時間を削って勉強していましたから、昼間になるとどうしても眠くなってしまって図書館で居眠りしてしまう。ただ講義に追いついていけなくなってしまうといった恐怖心からか、寝ていてもパッと目が覚めることが多々ありました。この癖は日本に帰国してからも、後遺症として残りました。まさに勉強一筋の生活でした。


私が2代目社長として父が創業した会社を引き継いで約25年が経ちました。もともと2代目の役割は、当時の一般的な考えとして初代が築いてきたものをしっかり守っていけば生き残れるので、余計なことはせず、堅実に経営していくことであったと思います。特に規制緩和前の我々の業界では、そのような気持ちを抱いている人が多かったのも事実です。ただ、当社が他と違っていたのは、慶應義塾大学を卒業した私に対して、父は自分の会社に私を入社させるだけでなく、「日本の殻を破って世界を見てこい」と言ってアメリカの大学院に留学させたことです。父とは割と会話をする機会が多かったものですから、我々の業界の将来の話をする中で「これからの時代は世界を見ていかないといけないぞ」と。


富田浩安の経歴・略歴

富田浩安、とみた・ひろやす。日本の経営者。「日の丸リムジングループ」社長。東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業、コロンビア大学ビジネススクールでMBAを取得。日の丸自動車副社長、日の丸リムジン・日の丸自動車興業・日の丸サンズ社長、我孫子ゴルフ倶楽部理事長、日本バス協会副会長、日本ゴルフ協会副会長、コロンビア大学日本同窓会会長などを務めた。

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