宮沢俊哉の名言

宮沢俊哉のプロフィール

宮沢俊哉、みやざわ・としや。日本の経営者。アキュラホーム創業者。東京出身。祖父も父も大工という家庭に生まれる。中学卒業後、埼玉県の工務店で大工修行を経験し、19歳でリフォーム会社「都興(みやこ)建設」を創業。リフォーム業で成功したのち、新築住宅の分野に進出し、(株)すまいの都(のちのアキュラホームズ)を設立。同社を大きく成長させた。著書に『住まいづくり第三の選択』『安くて納得のいく家を建てたい』『無理なく無駄なくいい家を建てる』など。

宮沢俊哉の名言 一覧

セールス、マーケティング、商品開発でも、すべての原理原則として「気配り」が大事。仕事の状況や相手の心を先読みするのが気配り。


自分の価値を認めてもらうには、周りを見て相手や会社に役立つことが何かわからなければいけない。当社では、気配りができず、自分のことしか考えない人は役職にはつけられません。


大工は段取り八分。一流の棟梁は先読みに優れている。仕事に限らず、相手の心を読む気配りも素晴らしい。


自分が改善提案をするときでも、合理性だけでは不足です。気配りをして、相手に心を開いてもらう。そうすれば、段取り八分ですよ。


社員が幸せでなければ、お客様を幸せにはできない。


「どんどん失敗せよ」と再三伝えているので、当社にはクヨクヨ気分を引きずらない気風があるのかもしれません。


若い頃の私は能力に関しては甚だ不十分。若いので当然経験もない。また中卒で働いてきたので、大卒の人に比べたら知識もない。その差を埋めるのは熱意、つまりやる気しかない、と感じてきました。


相手を動かすには、熱意を持って伝えることが大切です。私も周りから「あなたは熱いね」とよく言われます。しかし、「やりたい!」という熱い思いだけでは、ただの「うるさい人」になってしまいます。何かを実現したいなら、周りにどう働きかければ、周りもやりたくなるかを考えなくてはなりません。


話すことへのコンプレックス克服は、「自分は話すのが苦手」という思い込みを解くことから始めました。やらされ感があるうちは上手くいきませんが、相手に伝わる話し方の価値や必然性を感じてからは、自分で話し方を工夫するようになりました。いま、自信を持って言えることは、何度もやり続ければいい、いずれ伝わる話し方ができるようになるということです。


最近は、反論を恐れて自分の意見を言わない人が増えているようですが、自分の意見を相手にぶつけてこそ、議論や理解を深めることができるのだと思います。


単なる口先だけでは相手を説得することはできません。大切なことは、「私はこう思う」と自分の意見をしっかりと持つことです。


自分の言うことが信用されていないと感じたら、同じことを伝えている著名人の言葉を借りて伝えるようにしていました。たとえば「盛和塾の稲盛会長がこうおっしゃっていました」とか、「日経新聞に書いてありました」とか。そのために、新聞の記事の検索サービスを20年前からずっと使っています。当初は月20万円ほどかかりましたが、自信を持って相手を説得するために、昔から情報収集に費用は惜しまず、徹底して行ってきました。


仕事のやり方を改革するのに必要なことは、ひとことで言えば、相手の立場に立つことです。この人はなぜ反対するのだろうかと想像してみる。梱包材を使ってきたのは、運搬時に建材を傷つけないためです。仮に建材を梱包せずに運搬して傷がついたら、責任問題も発生します。だったらこれまでのやり方をわざわざ変える必要はない、と考える人も多いはずです。そういった相手の気持ちを想定して、まず相手に敬意を払い、共感するところから入りました。そうして初めて、相手に聞く耳を持ってもらうことができます。


すぐにスピーチが上達したわけではありません。上手くいかない状態が続き、出口のないトンネルを走っているようでした。しかし、そうやって試行錯誤を繰り返すうちに、最初のうちは講演するのに三カ月も前から準備が必要でしたが、いまでは当日の準備だけでも、多少なりとも自分の思いを伝えられるようになりました。


講演で話すときはまず、聴衆はどんな人たちかを意識するようになりました。相手が工務店の人たちなら、会社の規模はどのくらいか、どの程度の専門用語を知っているのか、講演に何を求めているのか。小規模の工務店なら、多店舗展開の話よりも、地域に密着して業績を伸ばす話の方が知りたいと思うはず、などと考えるのです。


「君はこれを目標にせよ」と押しつけても、社員は「やらされ感」を味わうのみです。やる気は、自分で決めることから生み出されるもの。「こんな働き手になろう!」と自分の中でイメージできてこそ、前に進む力が湧いてくるのです。そうなれば必要なスキルを身につける努力もできるし、逆境に折れない強さも育つでしょう。


会社として共有する目標はもちろん、個人ごとの目標も大事です。働く動機が年代によって変わるように、目標も成長レベルによって当然違ってくるでしょう。しかしどんな内容であれ、それを持ち続けることが不可欠です。ですから私は折に触れ「君の目標は何? 夢は何?」と社員に問いかけるようにしています。


叱るにせよ褒めるにせよ、公平な評価に基づいて行なうよう心がけています。


社員にとって、私は厳しい社長だろうと思います。叱るときには徹底的に叱りますし、本音を言わない相手には「本当にそう思ってる? 繕っちゃダメだよ!」とズバズバ切り込みますから。それでも、ついてきてくれるのはありがたいことです。「言われっぱなしでは悔しいから」とトライし続けてくれる社員もいて、頼もしい限りです。


成功したとき、つい有頂天になって、祝杯を挙げて済ませてしまいそうな場面ですが、ここは落ち着いて振り返ることが必要です。すると「結果はよかったが、この部分には不安が残る」といった発見もできます。これは偶然を必然に変えるプロセスでもあります。最初は単なるラッキーで手に入った成功でも、分析すれば理由がわかり、その部分を繰り返せば次は意図的に成功を引き寄せられる。そんな成功セオリーを見つけるのも、俄然やる気が出てくる瞬間ですね。


なぜ失敗したのかを考えて反省するのもいいですが、そればかりでは気持ちが沈んでしまいます。中身をよくよく見れば良い点も必ずあるはず。結果は出せなかったがこんな発見があった、このプロセスはうまくいった、などの成功ポイントを分析すれば、次につながるアイデアも出やすくなります。


会社設立の当初には、「日本ナンバーワンを目指す!」という大それた目標を掲げてあえなく挫折し、「まずは埼玉西部ナンバーワンから……」と大幅縮小した経験もあります。そう考えると、どんな状況でも目標を設定することが大事ですね。力がみなぎっているときは大きな目標、それに現実性を感じられないときは小さな目標を立てる。そうすれば、逆境にあっても前を向き続けることができます。


物の見方によってモチベーションの持ちようは180度変わるものです。


「食べるために頑張る」というような即物的な動機は、次第に「評価されたい」という意欲や、「お客様のため」というプロ意識など、高次元なものへと変わっていきます。やる気が熱意になり、やがて「志」へと昇華していくのです。これを突き詰めた先には、この会社は世の中のためにどうあるべきだろうか、自分は人としてどう生きるべきか、といった大きなテーマを考えることにもつながっていくでしょう。


大体において、世の中の皆さんは失敗したからといってダメージを受け過ぎです。失敗大いに結構、むしろ積極的に経験すべきだと思います。何度もトライして、いくつも失敗すれば、それだけスキルが上がる。そのような見方をすれば、やる気がなくなることはありません。


今できることを自分で考え、実践し続けることが大切です。私が主宰する経営塾の受講生の皆さんからはしばしば、「どうすればお客が増えますか?」と聞かれるのですが、誰にでも当てはまるような答えはありません。自分で探し、自分だけの正解を見つけるまで、何度も数を打つしかない。チャンスに気づく目も、この方法においてのみ養うことができるのです。


こんな小話があります。昔々、若者が2人、江戸で一旗揚げようと田舎からやってきた。そこで2人が見たのは、水を売る商人の姿。ここで一人は、「江戸では水も買わないといけないのか」と恐れをなして田舎に帰り、もう一人は「江戸では水も商売道具になる!」と発奮し、のちに成功したという話です。つまり、目の前の物事からいかにチャンスを見出すかが大事。チャンスを敏感に察知できれば、そのつどモチベーションは喚起されます。


働く動機は、最初から大層なものである必要はありません。食べていくためでもいい、彼女といい店でデートするためでもいい。「青年よ、大志を抱け」とは私は言いません。現在のような、夢を持ちづらい時代にはなおさらです。身近で、ときに俗っぽい願いのほうがよほどやる気につながるでしょう。


熱意が重要だということは職種を問わず言えることですが、営業などはとくに結果が鮮明に出やすいですね。なまじ知識があるベテランは常識的判断に基づいて、「そのご予算では難しいです」と言ってしまうところでも、やる気勝負の新人は「考えてみます!」と答える。結果はどうあれ、その姿勢はお客様の好感につながります。それが積み重なれば、ときにはベテランを超えるような成果を出せる。やる気には、そんな大逆転の可能性があるのです。


お客様には「物理的クレーム」だけでなく、「心のクレーム」もあります。最初は「ここに隙間がある」という物理的なクレームから始まる。こちらが相手の意を汲み取らずに「それは隙間ではありません」と反論すれば、段々「この担当者は私の言うことを聞かない」と心のクレームに変わっていく。お客様の立場になって気持ちを感じて対応すれば、やわらいでいきます。


宮沢俊哉の経歴・略歴

宮沢俊哉、みやざわ・としや。日本の経営者。アキュラホーム創業者。東京出身。祖父も父も大工という家庭に生まれる。中学卒業後、埼玉県の工務店で大工修行を経験し、19歳でリフォーム会社「都興(みやこ)建設」を創業。リフォーム業で成功したのち、新築住宅の分野に進出し、(株)すまいの都(のちのアキュラホームズ)を設立。同社を大きく成長させた。著書に『住まいづくり第三の選択』『安くて納得のいく家を建てたい』『無理なく無駄なくいい家を建てる』など。

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