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安宅和人の名言

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安宅和人のプロフィール

安宅和人、あたか・かずと。「ヤフー」CSO(最高戦略責任者)。富山県出身。東京大学大学院生物化学専攻修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー勤務、米国イェール大学大学脳神経科学プログラムPh.D.取得などを経てヤフーに入社。著書に『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』。

安宅和人の名言 一覧

インプットの前に、何をアウトプットするかをまず考えろ。考え込む前に、まず言葉にしろ。「とにかくアウトプットありき」という姿勢が思考力を上げ、ひいては仕事の生産性を上げる。


人間は言葉にしないと、頭に浮かんだ概念をまとめられない。つまり、言葉を使えば、思考がクリアになる。「解くべき問題を具体的に明らかにすることも重要で、「イシュー(問題)」の見極めがカギを握る。


「とにかく生の情報を得ること」は大切ですが、「考える時間があったら、靴底が擦り減るまで営業先を回れ」という言葉に代表される、「動いていれば答えが出る」という働き方は、不毛な結果になりかねない。


数ある問題の中から、今、答えを出す必要性が高い問題を選び出す。その選択が適切だったかどうかで、得られる結果は大きく変わる。


分岐点になるポイント(イシュー)は必ずあると信じて、探そうとする姿勢が大事。強引でいいから仮説を立てて、検討すべきです。


データや手法ありきで、数字をこねくり回すことが分析ではない。「何のために取り組んでいるのか」という目的が曖昧なケースが多すぎる。目的を明確にして初めて、成果につながる分析結果を出すことができる。


考える力を身につけたいなら、「アウトプットへの注力」が唯一無二の方法です。アウトプットすればするほど、思考力は上がる。極端な例ですが、インプットゼロでも経験や勘を頼りにできるし、空想もできる。アウトプットありきの姿勢で臨めば、足りない点に気づきやすく、後で知恵が自然と働く。何でもいいから考えたことを吐き出し、可視化させることのメリットは大きいのです。


考えているテーマや関連した情報が頭に入り、脳がその情報を処理し、実際に「ある言葉を発する」などという形でアウトプットされて、ようやく「考えた」といえる。言い換えれば、アウトプットをしない状態は、「何も考えていない」ことと同じ。脳と神経系の構造が、そう示しています。


思考は言葉に依存する。真の思考力を身につけたいなら英語は必須。日本で使われるカタカナ語の多くは正しい意味で使われていない場合が多く、正しい理解には英英辞典が必要。


「問題解決に取りかかる前に勝負はついている」と私がビジネスパーソンに話すと驚かれます。私の持論は「問題解決は、イシューの見極めから始まる」。イシューとは、「今の局面でケリをつける必要がある課題」のこと。「答えを出すと次のステップに大きな影響を与える問い」ほど解決に取り組む価値があり、それにまず手をつけるべきです。


思考力を上げるためには、「頭で考えたことを言葉に落とし込んで書き出す」習慣を取り入れることをオススメします。紙でも、パソコンでも、スマホでもいい。簡単と思うかもしれません。しかし、「考えていること」「言いたいこと」を言葉で具体的に表現することは難しい。考えを書いてみると、日頃いかに漠然としたことばかりを考えているかに気づかされる。徹底的に続けると、少しずつできるようになります。


何がイシューなのか見極めるための3つのポイント

  1. その検討の結果、未来にどこまで影響するかを考える。
  2. 権威や常識、組織内での一般的な見立てをひっくり返せないかを考える。答えが右か左かがはっきりしても結果が同じことは、イシューではない。
  3. 結論を出せる見通しがあるかを考える。答えが出せないものは、大事な問いであっても良いイシューとは言いがたい。

イシューを見極めるためには、「誰かに相談する」ことがシンプルで効果的な方法の1つです。社内で、チームの外を歩き回って話を聞く。また書籍やブログなどを読んで、「この人は手がかりになる見立てやヒントを知っているかもしれない」と思ったら、連絡を取る。日本のビジネスパーソンはチームの外や社外に助言を求めることをしないが、もったいない。「守秘義務に触れることを話す必要はなく、教えてくれたことはチーム内での検討にしか使わない」と伝えれば、意外と相手は門戸を開くものです。


イシューを見極めるには、まず、「何のためにそれを検討しているのか」という目的をはっきりさせる。次に、「その目的の視点でカギとなる分岐点がないか」を見極める。目的というのは、例えば、「特定商品における営業効率の最大化」「販促効果の予測」などです。どんな文脈で何をしようとしているのかをはっきりさせる。決して、何となく始めないことが重要です。その目的が見えたところで終えてはダメです。漠然とした「ゆるい検討」になり、迷路に入ってしまう。今回の検討で何が本質的な分岐点なのか、つまり、何がイシューなのかを見極めることです。


「情報をインプットした時、その量を上回るアウトプットはできない」と思われがちですが、それは違う。1人のビジネスパーソンが「1万、10万……と蓄積してきた無数のインプット」を無視した考えだ。仮に「1」のインプットが頭に入ると、これまでのすべてのインプットとつながって双方向にやり取りするものです。結果、アウトプットは掛け算式のように膨大になり得る。実際、仕事の生産性が高く、「デキる」と評価されているビジネスパーソンは、「1のインプットで、10のアウトプットを出すこと」を簡単にやってのけます。


安宅和人の経歴・略歴

安宅和人、あたか・かずと。「ヤフー」CSO(最高戦略責任者)。富山県出身。東京大学大学院生物化学専攻修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー勤務、米国イェール大学大学脳神経科学プログラムPh.D.取得などを経てヤフーに入社。著書に『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』。

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