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大隅良典の名言

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大隅良典のプロフィール

大隅良典、おおすみ・よしのり。日本の生物学者。ノーベル生理学・医学賞受賞者。福岡県出身。東京大学教養学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得満期退学。基礎生物学研究所教授などを務めた。オートファジーの仕組みの解明でノーベル生理学・医学賞を受賞。

大隅良典の名言 一覧

分かったようで何も分かっていないことが、生命現象には特にたくさんある。


誰が一番乗りかを競うより、誰もやっていないことを見つけた喜びが研究者を支える。


大事なのは、子供時代に誰もが持っている「これは何だろう、どうなっているんだろう」という素直な気持ち。


私の研究は当時のはやりでは全くなかった。謎を解明する方が、はやりの研究をして他の研究者と競争するよりずっと面白いと思った。


私は競争があまり好きではありませんで、人がよってたかってやっているより、人がやっていないことをやる方が楽しい。


自分が面白いと思った道を突き進んでほしい。


科学をする心というのが何十年か後の日本を支えるんだということを、もっとたくさんの人に知ってもらうことが大事。


サイエンスは効率で測れないものです。効率性を追求し、簡単に答えが出ることを続けていても、大きな答えにたどり着けるとは限りません。むしろ、簡単に結果が出るような問題設定しかできなくなってしまう。科学研究においては一見、無駄に思われることを社会がどれだけ許すかというのがとても大事だと思っています。


私は「役に立つ」という言葉がとっても社会をだめにしていると思っています。数年後に事業化できることと同義語になっていることに問題がある。本当に役に立つことは10年後、あるいは100年後かもしれない。社会が将来を見据えて、科学を一つの文化として認めてくれるような社会にならないかなあと強く願っています。


パイの奪い合いをしていても発展は望めない。企業と大学が組んで、パイを大きくする工夫はあると思います。ただ、研究費を稼ぐために大学が企業の下請けのようになっては元も子もありません。本来、基礎研究をしている人が製品まで考えるなんてあり得ない。そこは思い切って分業し、大学の人は大いに基礎研究をやる、企業はそこから面白いことを引き出しプロダクトとして見えるようにするというのが、正しい共同研究の形だと思います。


企業も大学と全く同じ問題を抱えていると思います。グローバル化の流れの中で、日本企業は効率化で逃げ切ろうとしてきた。企業によっては、新しいことに意欲的に取り組む人を潰そうとする風土があるとも聞きました。間違いは許されないとする風潮が高まるあまり、チャレンジする精神が失われつつあるのかもしれません。それでここまで来たからよかったのかもしれないですが、やっぱり閉塞感は生じている。


確かに、論文の本数や掲載誌のランクで研究者を評価する風潮が不正を助長している向きはあります。社会の余裕がもう少し生まれたら必然的に減るのではないでしょうか。研究を楽しいと思える人は、まず不正は起こさない。それでも名誉欲に絡んだ不正をなくすことはできません。そういうものだと思えるくらいの寛容さが社会にあった方がいいと思いますね。


小さな財団で日本を変えるなんて、そんな大それたことは言えません。ただ、面白い典型が幾つか生まれ、それが次の世代に広がっていけばいいなと思います。国にお金を求めているだけでは手遅れになるという焦りはあります。科学に対する知的好奇心は、人間の欲求の一つ。科学が社会に支えられているんだというメッセージを伝えていければと思っています。

【覚え書き|大隅基礎科学創成財団を設立したことについて】


世相かもしれませんが、若者も元気がない印象です。大学が就職のための予備校になっている。研究室を選ぶ際も、研究内容より出身の先輩たちの就職先という情報が重視される。与えられた研究テーマはちゃんとこなすのだけど、そこから何かを自ら見つけ出すことがとても苦手になっている。もちろん全員ではありませんが、論文になるかどうかが最大の関心なんです。研究は継続性が求められるので、担い手が抜けるのは深刻な問題です。もっとも、若者が全面的に悪いわけではありません。効率性を重視する社会がそういう若者を生み出している。


多くの大学人が感じていることですが、大学は本当に貧しい状況です。国立大学が法人化されて以降、運営費交付金は長い間、減少を続けてきました。それが今、ボディーブローのように大学を苦しめています。大学は運営費を賄うために、研究費を稼げる研究者を求めるようになった。評価されるのはサイエンスの質ではなくなってしまった。研究者も「成果を上げなければ首になってしまう」と危機感を募らせています。名高い雑誌に論文を載せようと思ったら、はやりのテーマをやるしかない。それで、成果が出るかどうか分からない。チャレンジングな研究がやりにくくなっています。


大隅良典の経歴・略歴

大隅良典、おおすみ・よしのり。日本の生物学者。ノーベル生理学・医学賞受賞者。福岡県出身。東京大学教養学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得満期退学。基礎生物学研究所教授などを務めた。オートファジーの仕組みの解明でノーベル生理学・医学賞を受賞。

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