大橋悦夫の名言

大橋悦夫のプロフィール

大橋悦夫、おおはし・えつお。日本のビジネスコーチ、ブロガー。東京出身。上智大学外国語学部英語学科を卒業後、ソフトウェア技術者、テクニカルライター、専門学校講師などを経て独立。仕事の効率化についてのブログ『シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌』を開設。月間25万PV以上のブログに成長させた。そのほか、書籍やセミナー講師、デジタルハリウッド講師などで仕事に関する情報を発信している。主な著書に『チームハックス』『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『成功ハックス』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』『成果を5倍にするライブハックス!』『手帳ブログのススメ』など。

大橋悦夫の名言 一覧

「何かの能力が高ければ、時間通りに素早く仕事が終わるはず」というのは間違いです。仕事の速さにそれほどの違いはありません。差がつくのは、ダラダラと考えないこと、着手までの早さを上げること、環境を整えること、それだけです。


考える環境の整え方で一番大事なのは、予定を細切れにすることです。よくない予定表の典型例は、「9時から12時に企画書作成」などとアバウトに書いてしまうことです。するとつい「まだ3時間ある」と考えて、ネットを見たりして気が散る原因になります。「9時から9時半:構成を考える。9時半から10時:用意すべきものを考える」というふうに細切れにすれば、「あと30分しかない!」と力が出せます。やるべきことがハッキリしているため、大変そうだなぁと漠然と作業を嫌う気持ちが軽減され、心理的にとりかかりやすくなります。


自分は「人間の感情、思考は水のようなもの」と思っています。放っておけば際限なくダラダラと広がってしまって当然なのです。形として見えにくい「考える作業」ほど、ダラダラしてしまう傾向がありますダラダラを防ぐには、何かの能力を磨くより、決まった方向に流れるように作業をパターン化し、環境を整えることが大切です。


同じことを考え続けないことは、思考の速度を上げる基本です。私は文章を書くとき、必要な要素を書き出し、順番に並べ替えていくという手法で効率化しています。一度考えたことを再び考えずに済むという利点があります。


トラブルになったとき、つい感情的になって、気づくと何時間も嫌なことを考え続けてしまいがちです。そんなときは、感情のまま書いて翌朝再考するのがお勧めです。思ったままの激しい言葉で書くと、感情が満たされてストレスを解消できるだけでなく、ダラダラ考えずに済みます。そしてすぐに出さずに、翌朝まで寝かすことで、「ここは言い過ぎだから直そう」などと、冷静な判断で軌道修正ができます。結果、感情が収まらないまま同じことを考え続けることから解放されます。


私は業種交流会などで人に出会ったとき、名刺を二つに分けて名刺入れにしまいます。ひとつはメールを送る必要がある人、もうひとつはメールを送る必要がない人です。しかも、メールが必要な人については、その人と話しながらその人にしか当てはまらないお礼の言葉を考え、会合が終わったらすぐに書いて送ります。このように事前に要点をおさえておけば、時間の節約だけでなく、人脈も無理なく広げられるのです。


簡単な作業でも、その流れを想像して、具体的な作業として洗い出しておけば、スピードは格段に向上します。この「洗い出しメモ」の作成は簡単な作業だから、疲れが溜まりやすい夕方に、翌日の分を行なうといいでしょう。


仕事の効率を上げるには、作業時間の見積もりを出したうえで取りかかるのが基本。そのために、仕事の正確な所要時間をあらかじめ知っておく必要があります。


未経験の作業は、すぐに最適な手順を組み立てることができなくても、想像の範囲で手順を考え、まずはそれに従って実行してみましょう。効率の悪さを感じたら、いったん手を止めて、段取りを考え直すようにするのです。


わかりきっている作業でも手順を書き出しておくと、記憶違いを防いだり、急遽誰かに作業を依頼したりする際に役に立ちます。また、書き出した手順で作業を進めることで、より効率のよい方法を思いつくというメリットもあります。


やる気とは、「安心感」の別名なのだと思います。やる気がないときは、この安心感が減ってしまっているとき。安心感という貯金を増やしておけば、つねにやる気をもって仕事に取り組めるのではないでしょうか。


どちらかといえば、自分を追い詰めるような仕事の仕方をしている人が多いように思いますが、もっと自分を大事にするやり方をすれば、自然とやる気も起きるのではないでしょうか。


興味のあるテーマの原稿なら一気に書き上げることもできますが、ときには苦手なテーマの原稿も頼まれます。そういう仕事ほど細かく分割して、「もう4分の1終わった」「もう半分終わった、俺ってすごい!」と、達成感を何度も味わいながら少しずつ進めていくのが、やる気を起こす秘訣です。


いかに気分よく仕事をするか。これこそが、やる気を高める秘訣です。期日に仕事を終えられない自分を責めるのではなく、「仕事ストック」を増やして心に余裕をもたせ、仕事を分割して心の負担を軽くすることで、「今日もよくやった、俺はなんて仕事ができるんだろう」と思ったほうがやる気が出ます。


次の日にならないと仕事内容が決まらないから着手できないなど、前倒しが難しいケースもあるでしょう。それでも、事前準備や下調べなど、先に進められることは必ずあるはずですよね。


仕事で大事なのは、少しずつでも「進歩の痕跡」を残しておくこと。私の場合、原稿の依頼を受けたらすぐにラフを描くようにしています。パワーポイントの企画書であれば、真っ白の状態にしておくのではなく、自分が提案したいテーマや顧客が聞いてくるであろう質問など、最初のひと言を書いておくといいでしょう。進歩の痕跡を自分で確認できれば、今日も少し進めてみようという気になるはずです。


いちばんやってはいけないことは、何も手をつけない状態のまま次の日に持ち越すことです。まったくそのままの状態をみて、「昨日もこの状態で残っていたな」と思えば、いっそう嫌な気分に陥ってしまいます。


「やらなければいけないのはわかっているが、やる気が起きなくて先送りしてしまう」。自分が興味のある仕事や好きな仕事ならいざ知らず、ハ-ドルが高い、あるいはやりたくないと思う仕事については、億劫に感じてしまうのも人情です。私はその原因の一つに、「やり始めたら最後まで終わらせなくてはいけない恐怖」があると思っています。たとえば、駅まで10分の距離なら歩き出せるけれども、42.195m先にしか休憩所がないとなれば、少し水を飲んでからにしようとか、体調を整えてからにしようとか、いろいろな言い訳が邪魔して、なかなか始められません。でも、もっと近くに休憩所があって、まずはそこに行くだけでいいとなれば、気分はずっと楽になります。同じように、大きな仕事も分割すれば、取りかかりやすくなります。原稿執筆の仕事が多い私の場合は、今日はラフを描くところまでにしよう、明日はひととおり原稿を書き上げるようにしよう、といったように、工程ごとに分割するようにしています。


飛行機が離陸するときにはパワーが必要ですが、それを終えて水平飛行の状態に入ってしまえば、楽になるもの。ここで重要なことは、楽になっても、途中で着陸してしまわないことです。長期休暇に入ると、開放感からつい羽を伸ばしてしまいがちですが、休暇明けは仕事のペースを取り戻すのに苦労しがち。せっかく前倒しで仕事を進めても、一度ペースを崩してしまうと、軌道を元に戻すのはたいへんだということを肝に銘じておきましょう。


私も、この前のゴールデンウイークには執筆の仕事が入っていたので、ついでに通常業務の前倒しを実践してみました。前倒しで片づけた仕事を「仕事ストック」と呼んでいますが、いまは一週間分の仕事ストックがあるおかげで、これまでと同じスピードで仕事をしていても、心に余裕がもてます。「今週の仕事は先週のうちに終わっている」という安心感が「快感」となって、さらなるやる気を呼び起こすという好循環が生まれてくるのです。つまり、いったん目覚めたやる気は、預金と同じように、複利でどんどん増えていくものなのです。


安心という貯金を増やすために、仕事はどのようにして「前倒し」すればよいのか。その日の仕事で精一杯なのに、先の仕事などに取りかかれるわけがないという人は、一度、頑張って土日を使い、次週の仕事を前倒しでやってみてはどうでしょう。普段から土日も会社にきて仕事をしている人がいますが、平日の仕事の残りを休日に片づけているのなら、それはたまった借金を返しているようなもの。まずは平日に仕事を終わらせたうえで、土日を翌週のための「投資」に回してみてください。そのとき、「土曜日に半日仕事をする予定があるから、ついでに翌週の仕事にも取りかかろう」と、何かのついでに始めれば、抵抗が少なくなると思います。


サラリーマンによくみられるのは、その日の夕方までに終わらせなくてはいけない仕事を必死になって終わらせても、翌日には別件の期限が迫っていて、またゼロから焦って仕事をする羽目になる、などといった事態。子供のころ、夏休み最後の8月31日は、宿題に追われてたいへんだった人もいるかと思います。それが毎日続いているような状態ですね。「つねに時間に追われている気がして、やる気が出ない」と感じるのも当然でしょう。このように感じるのは、仕事に縛られているから。仕事には期限があるのは当然ですが、時間に縛られることによって、我慢したり妥協したり、自分を抑えることになり、徐々にやる気を削がれてしまっているのだと思います。こんな状態を改善するには、自分が仕事をコントロールするしかありません。たとえば、7月10日が提出期限なら、7月7日を自分の期限に設定して、それまでに仕事を終わらせるようにする。そうすれば、仮にその日のうちに完成しなかったとしても、本来の期限までにはまだ余裕があるので、自分を責めることもなければ、誰かにとがめられることもありません。むしろ、「明日が期限というわけでもないのに、前倒しで仕事している俺ってすごい!」という前向きな気分になれるはずです。


やる気が出ない、やる気を失う、というのはどういうことなのか。それは、ストレスを感じたり、嫌な気分に陥ったりすることが重なって、臨界点を超えてしまうことではないかと思います。


大橋悦夫の経歴・略歴

大橋悦夫、おおはし・えつお。日本のビジネスコーチ、ブロガー。東京出身。上智大学外国語学部英語学科を卒業後、ソフトウェア技術者、テクニカルライター、専門学校講師などを経て独立。仕事の効率化についてのブログ『シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌』を開設。月間25万PV以上のブログに成長させた。そのほか、書籍やセミナー講師、デジタルハリウッド講師などで仕事に関する情報を発信している。主な著書に『チームハックス』『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『成功ハックス』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』『成果を5倍にするライブハックス!』『手帳ブログのススメ』など。

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