大嶋利佳の名言

大嶋利佳のプロフィール

大嶋利佳、おおしま・りか。日本のビジネストレーナー。大学卒業後、大学や企業で勤務。その後、第一回日本語教育能力検定に合格。専門学校教師として日本語、ビジネスマナー、スピーチ、プレゼンテーション、就職試験などの指導を担当。その後独立しスピーキングエッセイを設立。コミュニケーションについて研修会・講演会を行っている。主な著書に『恥をかかない、さすがと思わせる言葉づかいの技術』『仕事の成果がグングンあがる書き込み手帳術』『営業のあなた、これだけは知りなさい』など。

大嶋利佳の名言 一覧

自己開示しないのは、相手は自分の話など聞きたいとは思っていないと思い込んでいることが大きいと思います。しかし、信頼関係を築くには、相手との心理的な距離を縮めていくことが大切です。話し方が丁寧な人ほど、自分の過去の失敗を話題にすると、相手の反応が良い方向に変わるものです。


釣りをするときには、釣ろうとする魚によって餌も仕掛けも変えますよね。それと同じように、相手によってふさわしいコミュニケーションの取り方があるのです。相手によって会話のテクニックを使い分けることは、「伝える」ために必要な技術だと考えましょう。


コミュニケーションで問題が起きるのは、言うことの「中身」ではなく、「言い方」が原因であることがほとんどです。


相手を中学生だと思って話すこと。中学生にわかる説明であれば、大人なら誰にでも伝わる話し方になります。


会話すべてを自分の話で埋めるのではなく、意図的に沈黙をつくって、相手に入ってくることのできる隙を与えてあげるべきです。上司の方であれば「君はどう思う?」のあとに15秒くらいは黙って、部下の発言を待ってあげたらいいでしょう。


自分ばかり話す人は、やや気が小さい傾向があります。沈黙が続くといたたまれず、その居心地の悪さから逃れるために話し続けるのです。これでは自分のために話している状態になります。裏返せば、相手にあまり関心がないともいえるでしょう。


会話の最初と最後を丁寧な言葉で押さえておけば、多少くだけたものでも問題ないはずです。たとえば、酒の席で上司に多少無遠慮な発言をしても、帰り際に「今日は失礼なことを言ってすみませんでした」とひと言添えれば、「あいつは礼儀をわきまえている」と高評価につながると思います。


コミュニケーションのトレーニングは、筋トレと同じです。やったぶんだけ如実に成果があがります。「嫌な上司と接するのは、スポーツジムに通うようなもの」。そんな意識を持って、コミュニケーションのトレーニングに励んでみてください。


気難しい人と交流することをお勧めします。粘着質の上司、短気な同僚、理不尽な取引先……。誰でも一人や二人は周囲につき合いづらい人がいるでしょう。多少は小競り合いが起きるはずです。そんな状況に身を置けば、言葉づかいは確実に磨かれます。


トラブルを未然に回避する言葉の引き出しを増やすには、年齢や生活など、あえて自分とは異なったタイプの人と積極的に交流することです。何を考えているのか予測がつきにくい人と接することで、「どんな言葉で怒るのか」「どのセリフでリカバーできるのか」といったことが肌で学べます。


ほんの一言、気の利いた言葉が使えるかどうかで、トラブルを回避できる確率がぐんと上がります。楽しく働くためにも、言葉の引き出しをできるだけ多く増やしましょう。


褒め方のスキルとして役立つのが「マイナス・プラス法」です。最初に欠点を言い、その次に良い点を指摘する方法です。「君は仕事に少々時間がかかるね。しかし、仕上がりのクオリティは高い」というと、あとに言った褒め言葉の方を、相手の印象に強く残せます。


話し方を変えるのはなかなか難しいものです。これまでの生活習慣の中で形成されるものなので、「変えなさい」と言われると、自分を否定されたかのような抵抗を覚えるかもしれません。しかし言葉を変えることは、自分を否定することではありません。英語の修得と同じ、スキルアップのプロセスだと思って改善を図れば、ビジネスパーソンとしてさらなる成長を遂げることができるでしょう。


上司から部下に対しては、褒めることが大事です。といっても、変におだてたり、お世辞を言う必要はありません。良い点を発見したら、事実をそのまま言うだけで受け手は褒め言葉と取るのです。たとえば、提出書類に誤字がなかったとしたら「誤字がないね!」と言うだけでいいのです。


話し方を磨く目的は、「話し手の格を上げる」ことです。品格のある人は、目下の相手にも丁寧な言葉で接するものです。つまり、ポジションや力関係に関わらず、常に適切な言葉を選べることが、レベル高い大人であることの証明なのです。


大人の話し方には3つの条件があります。

  1. 【音声】トーン、スピード、アクセントに落ち着きが感じられるかどうか。
  2. 【構成力】言いたいことを、論理的かつ的確に伝えられるかどうか。
  3. 【単語選び】自分を「僕」と言うか「わたくし」と言うかというところにも、成熟度が表れます。「うちの奥さん」ではなく「妻」と言うようにするだけでも、話し方に重みが出ます。

周囲を見て、大人らしい話し方のお手本になるような人を見つけ、真似をしてみてください。そう長くない間に、声の出し方が改善できるでしょう。


話しの構成力アップには、ある程度の知識が必要です。典型的なフォーマットを3つご紹介しましょう。

  1. PREP法―――ひとつのトピックを4段階に分けて語る方法です。「主張(Point)」「その理由(Reason)」「それを支える詳細なデータ(Example)」「まとめ(Point)」の順番で話すのです。
  2. 個条書き法―――「その理由は3点あります」とポイント数を最初に述べ、順に内容を語る方法。
  3. 時系列法―――ものごとを起った順番に話す、最もシンプルな方法です。

上司に一目置かれるには、自己主張できることが大事です。しかし主張するための言葉選びを間違えると、ただの反抗的な部下になってしまいます。反対意見を言うときは、「ダメです」と頭ごなしに否定せず、「私の視点から申し上げますと」というひと言から始めるとよいでしょう。あくまで自分の意見ですが、と留保を入れることで、相手の立場を尊重できます。


大嶋利佳の経歴・略歴

大嶋利佳、おおしま・りか。日本のビジネストレーナー。大学卒業後、大学や企業で勤務。その後、第一回日本語教育能力検定に合格。専門学校教師として日本語、ビジネスマナー、スピーチ、プレゼンテーション、就職試験などの指導を担当。その後独立しスピーキングエッセイを設立。コミュニケーションについて研修会・講演会を行っている。主な著書に『恥をかかない、さすがと思わせる言葉づかいの技術』『仕事の成果がグングンあがる書き込み手帳術』『営業のあなた、これだけは知りなさい』など。

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