大宮久の名言

大宮久のプロフィール

大宮久、おおみや・ひさし。日本の経営者。「宝ホールディングス」社長・会長。京都府出身。同志社大学商学部卒業、米国ノースウエスタン大学大学院留学。寶酒造(のちの宝ホールディングス)に入社。開発部長、取締役、常務、専務、バイオ事業部門長、東地区酒類事業部門本部長、副社長などを経て社長に就任。そのほか、京都経営者協会会長を務めた。

大宮久の名言 一覧

人間というものは足元にある欠点にはよく気が付きますが、遠くのことは見えにくいために大胆になりがち。海外市場で売り上げを伸ばす際も、慎重に進めなければなりません。


勝つためには、自社の強みを生かして、かつ他社と比べてチャンスがあるところに打って出なければいけない。チャンスは他社が挑戦していないところにある。


今までなかったビジネスや市場を創造していくことが大事。既にある分野に参入していけば取り合いになるだけですから。


新規事業に参入する時は、まず、勝てる分野であること。そして自分より強い競合がいない分野であること。最後に競合が出現しても追い付きにくい分野であること。


苦労して7千品目にまで拡大した試薬品を有していることは、逆に他の追随が困難で今では非常な強みになっている。


弊社の創業は天保13年(1842年)。その間の歴史をひも解けば、まさに山あり谷あり、常に緊張感と背中合わせだった。


経験というものは次世代に伝える必要がありますが、どの時代にも共通する普遍的なものであることが重要。


企業は利益を出すこと、社員を守るために業績を安定させることも重要なこと。しかし、それと同時に企業として社会に役立てることを実践していかなければならない。


当社では欧米をはじめとする世界での日本食材卸網の構築に取り組んでいます。食というものはコンサバティブ(保守的)なものですから、根気強くチャンスを見極めて挑戦していくことが必要です。


国内市場について悲観してはいけません。市場は小さくなると予想されますが、その中で勝つ企業と負ける企業があるだけのこと。


以前やっていた抗生物質分野は他社の物まねでしたが、そこからは何も生み出せないと気付けたことが幸運だった。


経営者は将棋の駒で言えば王将でなければなりません全方向1マスずつ進める王将のように、企業経営の全方面を見渡し、スペシャリストをうまく取り入れて経営することが必要です。飛車角のように突出した特徴を持った駒だけでは、失敗する場合もあるはずです。


日本食文化を広めることは争いのない世界をつくる社会貢献のひとつと考えます。私がシカゴに留学していた1960年代は、海外では生魚を食べる日本の食文化に抵抗があるようでした。しかし、今では、刺身や寿司などのおいしさを実感し、食文化から日本という国に興味を持ち理解が得られるようになってきました。


「偉大な先人がやっていたから間違いない」と同じ戦略だけを継承し、繰り返すことは安直。その時々で、経営環境や時代背景は違いますから、当時の戦略がどのような理由で用いられたのか、バックボーンまで見極めた上で今、採用すべきなのかそうでないのかを判断し、決断しなければなりません。


バイオ事業を始めた当時はバイオという文字を新聞などで見かけることはなく、売り上げも上がらずに社内の理解も得られなかった。それでも、将来性があってチャンスがある分野だと信じて、我慢して継続した結果、今では売り上げ250億円というところまでやってきました。我慢して続ければ大きく育つということを知った経験でしたね。


新しい事業やより良い商品を生み出すためには、技術とマーケット情報の統合が不可欠。今日の学校教育では文系、理系に分けられ、企業でもスペシャリストを求める傾向がありますが、どんな分野にも精通し、理解できる素養を持つ人は成功すると思います。


異国の食文化を体験することは、国家・民族間の垣根を取り払い、相互理解を深めることに役立ちます。海外での日本食材卸網の拡大を通して、世界に誇れる日本食文化の普及・継承に貢献できるよう取り組んでいきたいと思います。


一社会人として、当社のビジョンのような目的を持った企業に貢献しながらサラリーをもらうということは、誰もがうれしいことでしょう。働いていることが、社会貢献につながっているという自負心を社員に持たせることは、企業を統率する上で大切です。


先代社長のやりかたから180度方向転換する経営者も中にはいますが、それも違うと思う。受け継ぐものと、時代の変化に合わせて生み出すものの両面が企業経営では必要。環境の変化を取り込んで、他社より一足先を歩めば、勝てるということ。


今年72歳になりますが、判断力は年々磨かれていっていると感じています。経営においてどの選択肢が最適で安全かということは経験を積み重ねてできるものです。だからこそ、若い頃はいろいろなことにチャレンジして知識を蓄えていくということを優先するべきです。


仕事というものは楽しいことばかりではなく、やりたいことや得意なことと一致しないほうが多いものです。私自身、抗生物質やバイオを始めた当初はつらかった。しかし、会社として共通の社会貢献という目的に向かっていれば、社員としてその一翼を担っていると感じることがやる気につながり、生きがいになるはずです。経営陣はそれを強く意識しなければなりません。


昨今は国内外の政治、経済情勢を見極めることが難しいと感じます。技術革新の速度も速くなっている。競争が激しくなる中で、どんな環境変化にも対応できる安定的な事業構造をつくり、他社と差異化された良質な商品を提供し、競争に勝ち残る企業にしていかなければなりません。当社ではまず、海外売上高比率16%以上を目指しています。これによって為替変動の影響にも耐えられる、バランスのとれた企業にしていきたい。


大宮久の経歴・略歴

大宮久、おおみや・ひさし。日本の経営者。「宝ホールディングス」社長・会長。京都府出身。同志社大学商学部卒業、米国ノースウエスタン大学大学院留学。寶酒造(のちの宝ホールディングス)に入社。開発部長、取締役、常務、専務、バイオ事業部門長、東地区酒類事業部門本部長、副社長などを経て社長に就任。そのほか、京都経営者協会会長を務めた。

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