大塚寿の名言

大塚寿のプロフィール

大塚寿、おおつか・ひさし。日本の営業コンサルタント。群馬県出身。リクルートで社内ネットワークの営業を担当しトップセールスとなる。その後、アメリカ経営大学院サンダーバード校でMBAを取得。出版社で1年間働いたのち、営業研修・コンサルティング会社エマメイコーポレーションを設立。著書に『売れる営業、売れない営業』『リクルート式 最強の営業マネジメントのすべて』『オーラの営業』『40代を後悔しない50のリスト』『職場活性化のすごい!手法』ほか。

大塚寿の名言 一覧

リーダーシップだけでなく、子分シップも大切。主君である織田信長の草履を温めた豊臣秀吉のような行動を心がけていると、上司の覚えがぐっと良くなる。やるなら中途半端でなく、徹底的にやることが大切。


手柄を独り占めするのでなく、むしろ手柄はすべて上司とシェアし、上司の出世に貢献する方が、結果的にスムーズに上へ行くことができる。


大切なのは、ポジティブに自分を騙すこと。前向きな思い込みは自信を手にする第一歩。


苦手な作業や困難な仕事でも、そこに自分を奮い立たせる要素があれば、モチベーションを高めることができる。


自分がやりたいことにしがみつくのではなく、会社やお客様といった他人が評価してくれることに邁進した方がいい。その方が大成する可能性がある。


考えすぎず、10分でもいいので、とにかく手をつけること。始めさえすれば、いつかは必ず終わる。


仕事の進め方はもちろん、休暇やお金の使い方についても、すべて自分でデザインし、主導権を握る。それが「後悔しない1年を送る」ための秘訣。


後悔しない人生を送るためには、会社だけに時間を注ぎ込むよりも、複数のものに分散させた方がいい。


ビジネス上のつきあいが濃くなるか否かを握る鍵は、結局のところ人間関係にある。


人間関係をどんどん太くできる人は、ホンネで相手と向かう人。時には厳しいことを言うことはあっても、相手に不必要な不快感を与えない。つまらない嫌味を言ったり皮肉などは言わない。


早い段階で成功体験を積んでしまうと、それがむしろ壁になって人の考えや意見を拒否してしまうことにもなる。そういう人は上から可愛がられない。


休暇の予定を考慮して仕事のスケジュールを立て、段取りをつける癖を身につければ、生産性が上がりやすい。


忙しいのはみな一緒です。そのなかで積極性を出せるかが問題です。


上位2割に入る人と、それ以外の人。何の差かといえば、勉強量の差です。同じ大学を出て、入社当時はほぼ同様の能力でも、30代後半から40代前半の頃になると、その差が想像以上につく。勉強を怠っていた人がそのときに気づいても後の祭りです。


ある一定のレベルに到達するには、地道な基礎練習の積み重ねが不可欠。そのために、場数が少なくてはキャリア形成の致命傷になりかねません。


リクルート時代、つらいときは太平洋戦争時の日本軍に関する本を読んで泣いていました。上司に振り回される兵士の姿に自分を重ね合わせたんです。こうして泣くとスッキリするので、あえて読んでいました。


リクルート時代、上司の文句を言いまくったり泣いたり、感情を出しまくってもいました。カッコ悪いですが、下手に我慢せず感情を出したからこそ、心が壊れずに済んだ気もします。


40代、50代、60代になっても後悔しないために、自分の上限を決めず、できるだけ大きな夢を思い描いてください。


「自分は何を大切にし、どのように生きたいのか」というビジョンを明確に描ければ、それを達成するために、どのタイミングで何をすべきか、という具体的な段取りを組むことができます。つまり、計画性をもって人生を歩めるのです。


お金は必ず人を介してやってくるものだからです。ビジネスの収入は顧客や取引先企業などの支払いで自分のもとに入ってきます。ですから、仕事でかかわる人の満足なしには高い収入を得ることは難しいのです。そこを省いてお金を得ようと考えると、道を踏み外すことにつながりかねません。


私が多くの成功者といわれる人と接してきてわかったのは、彼ら・彼女らは、比較的若いころに思い切った自己投資をしているということでした。とくに、20代後半から30代半ばにかけて、思い切って自分にお金と時間をかけた人が、その後、高い確率で成功を収めているように思います。


ポジティブなエネルギーを持つ人の周囲には、よい情報やよい人脈をもつ人が自然と集まってくるものです。そういう人たちと付き合っていると、役に立つ情報も自然と手に入るようになってきます。信頼できる人からの生の情報は、ネットで検索して調べるよりもずっと実用的で、信憑性が高いものです。そうした情報をもとに判断すれば、お金についても失敗することが少なくなるはずです。


仕事の締め切りでルーズな人は、お金の面でもルーズなのではないかと判断されます。成功している人ほど人を見る目は厳しいものです。いい人間関係を築くためには、それを求めることと同時に自分を高める努力が必要だということも肝に銘じてください。


「自分の人生は年収●●万円サイズ」と知らず知らずのうちに決めつけてしまっては、本当にその通りの人生で終わってしまいます。収入が少ないころから大きな夢を抱き、それを本気で叶えようとした人だけが成功者になっているのです。


多くの人は現在の収入の範囲内でどう暮らすかに知恵を絞ります。年収が500万円なら、そのなかでやりくりする方法を考えるケースが大半でしょう。しかし、給料が上がるよりは下がる可能性の高いこれからの時代でその考えを続けていたら、生活はどんどん質素になるばかりです。ですから、目の前の現実はひとまず横に置いて、現在の収入に関係なく、自分がどんな人生を送りたいかを考えてみましょう。その人生を送るために、いまの収入以上のお金が必要なら、それを得る方法を考えればいいのです。その方がよほど建設的です。


ポジティブなエネルギーを持つ人たちと交流を保つためには、何よりもあなた自身がその人たちから信頼できる人間にならなくてはなりません。


副業をするときは、より競合の少ないニッチな層を狙ったビジネスを考えた方が成功率は高くなります。そのニッチな層を見つけるのに役立つのが、実は本業なのです。本業についてあなたはプロであるわけですから、一般人よりもずっと知識も経験も豊富なはずです。その目から見て、副業として成り立つような隙間を探すのです。ゼロから副業を考えるより、そのほうがよほど成功の確率が高まるでしょう。


いまの仕事で昇給を目指すということでも収入増は狙えるでしょうが、残念ながら保証されたものではありません。それよりも私が勧めたいのは、サラリーマンでも副業を持つことです。最近は副業を認める会社も増えていますので、就業規則などを確認したうえで、副収入を得る道がないかを探ってみましょう。


お金で苦労しないためには、自分にプラスの影響を与えてくれるような人間関係を築くことも大切です。ことお金について、多くの人は「自分は自分、他人は他人」と考えてしまい、人から学ぶということを疎かにしてしまいがちです。しかし、人として尊敬できて、お金についても学べるメンターを持つことは、人生の大きな支えになります。そういう存在がいまいないという人は、自分の周りでいつもポジティブ思考ができている人を見つけて、自分から積極的に関わる努力をしていくべきです。


自分が関わる人や会社をいかにハッピーにするかを本気で考えて仕事に取り組めば、結果的に、会社の収益増や昇進昇給といった形で、あなたにお金をもたらしてくれることでしょう。


お客様や取引先に満足してもらうには、自分は何をすべきだろうかということをしっかり考えましょう。そこで自分の強みを最大限に発揮した価値が認められれば、相手は喜んで対価を払ってくれます。


不思議なもので、お金というものは追うと逃げていくという性質があるようです。もちろん、年収3000万円になるといったビジョンを持つことは結構なのですが、お金を稼ぐことを直接の目的にしてしまうと、上手くいかないことが多いのです。


できれば30代までに、自分が一生かけて力を入れていく分野を見つけておきたいものです。30代でその分野に気づいて、時間とお金をかけて力を磨き、40代でその成果を実らせるというイメージを描くといいでしょう。


ここが勝負どころだというときに、思い切った自己投資ができる人は、必ず投資した金額以上の見返りを得られます。ただし、勘違いしてほしくないのは「自己投資さえすればなんとかなる」という考えは間違っているということです。本をたくさん読んだらそれだけで成功できるわけではありません。そこで得た知識をどんな場所でどのように活用するかを考えなければ、本にかけたお金や時間は無駄になってしまいます。


自分の目指すべきものを明確にして、それを実現するにはどうしたらいいかを考えることで、計画的に行動できるようになります。何かを決める際にも、「欲しいものに近づくには、どちらを選んだらいいのか?」と考えれば、選択に迷うこともなくなるでしょう。こうして、行動の無駄を減らすことが、お金の無駄も減らしていくことにもつながります。


「いまさらビジョンを描けといわれても、何をどうすればいいかわからない」という人もいるでしょう。そんな人はまず、「自分にとって大切なもの」を考えることから始めてみてはどうでしょうか。それでもピンとこなければ「一度きりの人生で自分は何を手に入れたいだろう?」と考えてみるといいでしょう。頭の中だけで考えると具体的になりづらいので、紙に書きだしてみることをお勧めします。


将来のビジョンを描けなければ、常に行き当たりばったりで行動することになります。当然、無駄が多くなりますから、それが金銭面にも影響してきます。


私が見聞きしてきた経験に照らし合わせると、40代になってお金に苦労する人には、ある共通点があるように思います。それは端的にいうと、「人生の全体的なビジョンを構築する力がない」ということです。


ある程度仕事ができるようになったときが一番危険。私も30代半ばで突然業績が振るわなくなりました。そこで改めて自分の仕事を振り返った。これまでの人脈や環境に頼った仕事のやり方ではなく、積極的に新しい仕事を増やすことにしたところ、想像以上に業績が上がりました。


「誰の担当分野でもないけれど、やらないわけにもいかない、そこそこ時間がかかる急ぎの仕事」は、上司の悩みの種になりやすい。そんなとき「自分がやります!」と手を挙げると、「使える部下」として認知され、重要な仕事も任せてもらいやすくなる。普段からとにかく腰を軽くし、上司が困っていたらすぐに動けるようにしておくことが大切。


大きな案件になれはなるほど、上司は責任が怖いんです。自分がゴーサインを出し、仮に失敗となれば、自分の責任になってしまいますからね。大きな判断を上司に丸投げするのをやめ、判断しやすいサイズに小分けにすると、決断の重みが減り、結果的に、早く承認が取れるようになります。


PDCAは「C(チェック・評価)」から始めるといい。本来あるべき姿と現状とのギャップを検証する「評価」からスタートすれば、現実を踏まえた「計画」を立てることができる。「実行」しやすくなるので、成果も得やすくなる。


年が明けたら、どの世代もまず「新しいこと」に挑戦すべき。今は変化が非常に激しい時代。普段から新しいモノやコトへの耐性を身につけておかないと、大きな変化に直面した時に、うまく対処できない。


年末までの2カ月間でまずやるべきなのは、自分の成長をリストアップすること。そして、「今年中にやろうとして、まだできていないこと」に、とにかく手をつけること。


プレゼンの内容を一字一句暗記する必要はありませんが、最初の50秒だけはしっかり暗記し、繰り返し練習すべきです。


プレゼンを成功させるためには、相手へのヒアリングや資料の読み込みなどの事前準備がカギを握るわけです。よく準備をした者だけに、プレゼンの神様は微笑みます。


何をやれば相手が喜んでくれるかは、お客様によってまったく違います。相手のことをよく知っておかなくてはいけません。


プレゼンでは中身が伝わればそれでいいわけではなく、相手の立場に立った伝え方をすることも大事です。たとえば「わかりやすい言葉で話すこと」や、「相手が具体的にイメージできるよう話すこと」「リラックスした楽しい気分で、話が聞ける雰囲気を作ること」などが求められるわけです。自分本位ではなく相手本位で考えれば、伝わる工夫はいくらでも生まれてきます。


プレゼンテーションの語源は「プレゼント」です。私たちがプレゼンをするときに気をつけるべきことも、プレゼントをするときとまったく同じ。自分が話したいことを一方的に話すプレゼンではなく、相手が知りたいことを伝えて喜んでもらうプレゼンでなくてはいけません。


僕は自営業の家の長男だったので、地域の消防団に入っていたんです。そこにはいろいろな職業の人がいて、会社のような均質な人間の集まりとはまったく違う世界。仕事ができるかどうかじゃなくて、「話が面白い」とか手先が器用とか、別の規準で評価されるんです。


出世のために上の人の顔色ばかりうかがって、下をないがしろにする人っていますよね。そういう人と後輩の面倒見がよかった人とでは、定年後に如実に差が出ます。なぜなら定年後に働き口を世話してくれるのは後輩世代だからです。


接待で大切なのは双方が楽しむこと。もてなしの心を持ちつつも、自分も楽しむこと。相手を立てすぎて自分がくつろげなければ、その緊張が相手に伝わり、距離を縮めることができません。


接待はビジネスでもプライベートでもない外と内の間、つまり縁側のような場であり、そうしたシチュエーションでは本音も出やすいもの。ですから接待を企画する際は、「オフィシャルとカジュアルの間」を意識し、話しやすい雰囲気作りを目指しましょう。


60歳以降の人生の主導権を自分で握るためには、定年前後に他社から引き抜かれるのがベスト。その準備は時間がかかるので50代になってからでは遅い。これは40代のうちにやっておくべきことでしょう。


社会の成熟が進んだことで、諸先輩のやり方を踏襲するのでは成果が出なくなった。そこで、新しいやり方を試行錯誤しなければならなくなった。その新しいやり方を発想する力が重要になった。


50代以降の人は大きな流れを俯瞰する力、大局観を養うべきです。


大きな問題を大きいままだと決めきれないので、小分けして自分の決断ができるサイズにする。この小分けして考えるというのは心理学もベースにした判断法です。リーダーシップを発揮すべき立場にある人は、統計学や意思決定力に関する著作を読んだり、心理学への造詣を深めたりして、それらをビジネスの現場に生かしていくといいのではないでしょうか。


40代以降、仕事の基本スキル以上にバランス感覚が求められるようになります。営業部門でいえば「取引先」と「社内の関連部門」とで利害を調整する能力が必要なことがしばしば出てきます。顧客第一主義で顧客のすべてに応じようとすると、設計や製造といった後工程を担う部門でトラブルが発生してしまうことも少なくありません。そのとき、リーダーは軸足をどこに置くか。YESなのかNOなのか。A案に賛成なのかB案なのか。立ち位置をつくって、自分の旗を立てるのです。


私が専門とする法人営業に関する知見なども、ネット検索ではなかなか有効な情報を得るには至りません。やはり書籍や詳しい人に頼らざるをえないことがあります。結局のところ、自分が探したい・知りたい情報を得たり、何かを生み出したりするためには、いくつかのネットや人からの情報をかき集め、それらをつなぎ合わせるなど、自分の頭を使うことが不可欠です。


30代になると部下もでき、指導する立場にもなります。すると、不思議なものでただ学ぶ立場よりも実務能力が向上する速度が上がります。何か指導する際、実務に精通していないと、実務の体験不足の20代に一から教えることができないため、しっかりとした準備をしようと実務に関する知見も深めていくことになるからです。


30代である程度仕事の全体像を見渡せるようになると手と気を抜く人が多いですが、勉強し続ける姿勢を維持しなければなりません。


20代の人は手本となるメンターをできるだけ早く見つけるべきです。彼らは勝ち方のセオリーを知っています。手取り足取り仕事のやり方を教えてくれるとは限りませんが、どんどん吸収すればいい。そのため、できるだけ接点を増やして、ビジネス芸を伝承してもらう。暗黙知や、秘伝の勝利の方程式を盗むのです。メンターを仮想ライバルとするのも悪くありません。


成功体験をすることは、自信がつくなど、ビジネスパーソンとしての骨格をつくるのに必要ですが、失敗体験をすることでその成功の意義をより立体的に捉えることができるのです。また、こうすると失敗するという経験により予知能力のようなものが身につき、意志決定をする立場になったときに適切にそれができる。失敗をしていないと、とにかく事なかれ主義に陥り、前例踏襲型の判断になってしまう。結果的にパフォーマンスが高いものになりにくい。


仕事の量が質に昇華していく「量質転換」という現象をご存じでしょうか。これは量を積み上げるなかで、その蓄積が質を生み出すという概念。英語のヒアリングをのべ1000時間蓄積して、初めてテレビや映画の生の英語を聞き取れるようになるという閾値をイメージするといいでしょう。


20代の頃に意識的に取り組んでほしいのは、実務、勉強、実務、勉強、実務……というサンドイッチ構造の重層的な学びです。著作で新しいノウハウをインプットし、実地に生かし、その後その実地体験を著作で確認しつつ、また新しいノウハウを吸収する。その循環を続けることがビジネスパーソンとしての器をより大きなものにしてくれるはずです。


無目的に資格取得に走る若いビジネスマンが多い。業務上必要な資格は当然取得すべきですが、何となく役立ちそうだからと、例えば行政書士や中小企業診断士などの勉強をするのはいかがなものかと思います。確かに地頭は強くなるかもしれませんが、実務に遠い知識では現在も将来もためにならない。勉強すべきは、もっとど真ん中の部分なんです。


仕事の計画は厳守し、作業が終わらなくても、時間が来たらいったん切り上げて、次の予定に移りましょう。普通なら、「予定の時間をオーバーしても、切りのいいところまで仕上げたほうがいいのでは?」と考えがちです。しかし、やり残した作業は気になっているので、後で作業を再開してもエンジンがすぐにかかり、かえって能率がよくなるものなのです。


私は、一万人以上の企業経営者・管理職から、成功の秘訣や失敗の原因をヒアリングしてきました。彼らは、40代を振り返ってみて、「ビジネス人生の最大の転機だった」と異口同音にいい、その一方で最も後悔していることもほぼ共通していました。「40代では、仕事もプライベートももっと充実させられたはずなのに、時間がなくてできなかった」といいます。


このままでは後悔する人生になってしまう、という現状に気付いても、そこから何の一歩も踏み出さないのは自分自身の責任。実際に40代以降のビジネスマンに尋ねてみても、行動して失敗したことの後悔ではなく、行動を起こさなかったことを後悔する声が圧倒的に多い。


40代以降のビジネスマンに人生を振り返ってもらうと、多くの人が「マジメだけではうまくいかなかった」と答えています。マジメさだけでは人生は好転しない。必要なのは、人生を変えるための一歩を踏み出すことなんです。


リクルート時代、「ここで培った営業力を生かして、将来独立する」という目標を自宅の目立つところに貼って、毎日それを見ていた。すると、自分を奮い立たせられ、「今日も頑張るぞ」と思えた。


他人と比較して、取り残されたような気持ちになっている時こそ、実は将来の種まきをするチャンス。私自身、過去に同じモヤモヤを抱え、苦しんだ時期があります。その時に手に取った本がMBA留学につながり、その延長線上に今がある。


既存客にルーティンでモノを売っているだけで利益が上がる部署の社員の方が、社運をかけた新規事業の立ち上げで奮闘している社員よりもいい評価を得られるケースは珍しくない。目の前の評価に一喜一憂しても仕方ない。


相づちでより強い同意を示したいときは、深くうなずいたり、ゆっくり目をつむったりしながら「おっしゃるとおりです」、話に食いつくときには「え、それ、すごいですね」「はあー、さすがですね」と言えば、単なる同意以上の感動や共感が相手にも伝わります。


雑談で「共通の話題を振る」ときは、共通の「非日常体験」を聞くといいでしょう。台風や大雪などの非日常的な体験は記憶に残りやすいので、「先日の台風で飛行機が運休になって、出張先から戻れず大変でした。あの日、○○さんは大丈夫でしたか?」といった話題を振ると、「この前は大丈夫だったけど、私も以前、台風で足止めをくらってね」などと盛り上がるはずです。


雑談のセオリーは「相手が喜ぶ話題を振る」「素朴な疑問を投げかける」「共通の話題を振る」の3つです。


突然の仕事を頼まれたとき、一流の人は忙しくて心の中では悲鳴を上げていても、顔は涼しげに「大丈夫です。任せてください」と答えることができます。そしてどうやったら達成可能かその瞬間から頭がクルクル回転しだす。ダメな人はいろいろ難癖やもったいをつけるわりに頭と体を動かそうとしない。どちらに人と仕事が寄ってくるか、言わずもがなです。


他人が気になる原因は、自分に自信がないこと。本当に自信がある人は、他人の意見などに左右されませんから。自信をつけるには、まず仕事のできる上司などを参考に「理想の自分像」をイメージ。そして、すでに自分が理想像に近い人間であるかのように自己暗示をかけるんです。いきなり理想の人間になるのは難しいので、理想を10段階にわけて、少しずつクリアしていくように。私は、自分が今やるべきことに集中したことで、他の人を気にする暇がなくなりました(笑)。


大切なのは地位や収入といった成果ではなく、成果を手にするための「手段」を身につけること。たとえ話をすれば、お腹を満たしたい時に魚と釣り竿のどちらを選ぶかということです。魚を選んだ人は、食べてしまった後に再び空腹に見舞われますが、釣り竿を手にした人は、何度でも魚を捕ることができる。そういう実務的な力を身につけようとする努力を習慣にすることが、人生を変えるための一歩になるんです。


リクルートで営業をしていた20代の頃は、1日のうち9割は心が不安定でしたね。その理由は、どう見ても達成不可能なノルマ。達成できなければ怒号が飛ぶ。そのプレッシャーにつぶされ、過敏性腸症候群に。通勤途中で下車しトイレに駆け込んでばかりいました。そこで、あの手この手でプレッシャーと戦っていました。そのひとつが、「箴言(しんげん)を読むこと」。手帳に元気が出る言葉を書き留めておいて、何か辛いことがあるたびに読みました。これを読むと辛さに立ち向かう元気が出てくるんです。結果的に、営業成紙で全国1位も取れて、その後も好成績を維持できた原動力は、この習慣でしょう。


若い頃、クリスマスツリー用のもみの木植林事業で大失敗しました。その頃は「何か新しいことで名をあげたい。金持ちになりたい」なんて山っ気が先立ち、お客様の要望を聞いていなかった。売り手の個人的な欲望で始めたビジネスが上手く行くはずがないですよね。


大塚寿の経歴・略歴

大塚寿、おおつか・ひさし。日本の営業コンサルタント。群馬県出身。リクルートで社内ネットワークの営業を担当しトップセールスとなる。その後、アメリカ経営大学院サンダーバード校でMBAを取得。出版社で1年間働いたのち、営業研修・コンサルティング会社エマメイコーポレーションを設立。著書に『売れる営業、売れない営業』『リクルート式 最強の営業マネジメントのすべて』『オーラの営業』『40代を後悔しない50のリスト』『職場活性化のすごい!手法』ほか。

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