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大久保尚武(積水化学工業)の名言

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大久保尚武(積水化学工業)のプロフィール

大久保尚武、おおくぼ・なおたけ。日本の経営者。積水化学工業会長。北海道出身。東京大学法学部卒業後、積水化学工業に入社。綜合開発室長、取締役、テクノマテリアル事業本部長、常務、専務、副社長などを経て社長・会長に就任。学生時代にローマ五輪ボート競技日本代表として出場した経験があり、日本ボート協会会長も務めた経営者。

大久保尚武(積水化学工業)の名言 一覧

ボートが教えてくれたのが、「敵と戦うより自分を鍛えよ」ということです。敵に勝とうとする前に、自分たちを鍛え上げることが必要です。
【覚書き|東大ボート部に所属していた当時を振り返っての発言】


社長に就任してから組織図も変えました。社長を一番下に置き、一番上に営業所を持ってきました。顧客の声はまず営業所に入り、次いで工場や事業部に来ます。本社や社長に届くのは最後。そうした情報の流れを組織図に反映させたわけです。主役は現場ということを伝えたかったんですね。


「勝とうと思わなければ勝てない」。これは企業経営にも通じます。個々の社員や組織が自ら目標やテーマを設定し、取り組んでもらえるようにする。これが経営者の腕の見せどころです。


東大では自己研鎖のためにボート部に入ろうと決めてはいたものの、五輪出場など考えたこともありませんでした。入部してからもレースでは負けてばかり。自信を失いかけていた2年生のある時、コーチが「来年のオリンピックを狙うぞ」と言い出し、その気になったのです。人間というのは目標があると、やるべきことが見えてきます。朝から晩まで猛練習をこなしただけでなく、当時の日本では前例がなかった最先端の運動生理学を練習メニューに取り入れました。その効果もあり、3年生と2年生が中心の若いクルーが実業団に勝ち、五輪出場権を得たのです。


最近はインターネットで世界中のあらゆる情報が簡単に入手できてしまうので、つい情報に振り回されてしまいがちです。でも強い集団にするには、毎日のひとつひとつの仕事で5cm先に進むことを徹底した方がいい。外部環境や競合他社より、内部に目を向け、磨き上げる。それこそが勝利への最短ルートと言えるでしょう。


「彼を知る」以上に「己を知る」ことは難しい。失敗の原因と責任がはっきりしますから、決断のプロセスや根拠を明らかにすることは経営者にとって勇気のいる行為です。ただ、経営判断についてオープンにして、社内での議論を呼び起こすことで、私の考えを周囲がどのように見ているのかを知ることができます。それが私にとって己を知る方法となっています。


経営者は日々、多くの事項に対してその場での決断を求められます。後から検証するとまったく間違った判断だったかもしれません。私は重大な経営判断を下した際には、その都度イントラネットで「このような考えでこの決断を下しました」と社員に説明するようにしています。


世の中は「時代を動かす大きなうねり」と「日々起こる小さな波」との組み合わせで動くものだと考えています。無数の情報の波の中にひそむ大きなうねりを見抜き、企業戦略を描いてゆく。それこそが経営トップの仕事なのです。


経営者の大事な役割は、時代の流れを見誤らないことです。情報収集というと新聞やテレビ、インターネットといった情報源が思い浮かぶかもしれません。しかし、もっと重要なものは顧客の声や職場の雰囲気といった現場で得られる情報です。もちろん、そうした情報収集のためには自ら現場におもむくことが欠かせません。


弊社では事業を進めて行くべきか否かの判断基準として、「際立ち」という言葉を使っています。事業自体に独自性・技術優位性はあるか。単に「よそがやっているから」という理由で参入した事業からは撤退し、際立ちのある事業に特化するのです。


この戦いは勝てるものなのか。勝てないとすれば、どこに戦いの場を求めるのか。その判断にこそ、経営者の大きな役割があると考えています。


社名の「積水」とは、古代中国の思想家・孫武の作とされる『孫子』の一節「勝者の民を戦わしむるや、積水を千尋の谷に決するがごときは、形なり」にちなんだものです。世界中で広く読まれているフランシス・ワンの『孫子』では、積水の一節について「チャンスを逃さず一気に勝つためには、着々と水を積み上げていくような事前の準備が大事である」との解釈を示しています。


大久保尚武(積水化学工業)の経歴・略歴

大久保尚武、おおくぼ・なおたけ。日本の経営者。積水化学工業会長。北海道出身。東京大学法学部卒業後、積水化学工業に入社。綜合開発室長、取締役、テクノマテリアル事業本部長、常務、専務、副社長などを経て社長・会長に就任。学生時代にローマ五輪ボート競技日本代表として出場した経験があり、日本ボート協会会長も務めた経営者。

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