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塩田武士の名言

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塩田武士のプロフィール

塩田武士、しおた・たけし。日本の小説家。兵庫県出身。関西学院大学社会学部卒業後、神戸新聞社に入社。『盤上のアルファ』で小説現代長編新人賞、『罪の声』で山田風太郎賞を受賞。

塩田武士の名言 一覧

強い光には濃い影ができる。人間は振り子のようなもの、こちらに振れる人は必ずあちら側にも振れる。


読者から大きな反響をいただいたことは、喜びと同時に怖さがありますね。次も絶対裏切れない、というプレッシャーがすごいんです。その重圧が、自分をまた成長させてくれると確信しています。


人生のすべてを出し切って、自分にしか書けないものができた。だから本当に、これが売れなかったら路頭に迷っていましたね。
【覚え書き|山田風太郎賞を受賞した小説『罪の声』について】


今回はとにかく読みやすさに徹しよう、という意識も芽生えました。出版業界を題材にしているからこそ、その業界のことに詳しくなく、小説を普段あまり読まない人にもアピールできるものであるべきだ、と。


デビューしてからの5年間は、一言でいえば、堪え忍んでいました。それまでの8作品も自分なりに一生懸命書いてきたんですが、なかなか部数には結びつかず、文学賞にノミネートされることもなかった。ただ、8作で完全に基礎固めができました。


プロットを読まれた大泉(洋)さんが、「なぜ舞台が出版業界なんですか?」という、すごくシンプルな質問をされたんですよね。僕は出版業界の人間なので、なんの疑問を持たずそこを物語の舞台に書いていたんですけど、そのひと言で、読者の目線を意識しきれていない部分に気付かされた。


『騙し絵の牙』には、本当にいろいろな思いを込めました。気づかなくたっていいんですよ。ただ心地よく読み進めていったうえで、「なんでこんなにも胸に残るんだろう?」と、それだけで十分なんですよ。小説の復興は、そこから始まっていくと僕は思うんです。


どこまでリアルでどこからがフィクションなのかが分からない、そこが社会派の醍醐味のひとつだと思っています。小説の中ではあるアイデアを提示しているんですが、山崎豊子さんの作品みたいに、小説の後に現実が追いついたら面白いな、と。これがね、この本の怖いところなんです。


この本(『騙し絵の牙』)は完成まで4年かかっているんですが、その間はとにかく徹底的に取材をしたんです。取材方法としては、実際にアポを取ってインタビューすることもありつつ、「『騙し絵の牙』を書いています」ということを一切黙って、出版業界に関するあれこれを相手から聞き出して、それをそのまま書くという非常にひどいこともしています。


実は今回(の作品『騙し絵の牙』では)、大泉(洋)さんとも何度か打ち合わせをさせてもらったんです。そこではプロット上のアドバイスをいただいたんですね。大泉さんは「万人性」をテーマにされている方なので、多くの人に受け入れやすいものを意識してほしい、と。そこからプロットを立て直したおかげで、よりエンターテインメント性の高い作品を完成させることができたと思っています。


出版業界の市場規模はピークの20年前に比べると1兆円減っています。そのぶん小説の、活字による喜びは減っているということなんです。それは仕方がないよねって、心を折るなんてことは論外です。とにかく面白い小説を書くこと、これまでに成功してきた過去の雛形を捨てて新しい小説の可能性を探ることで、活字の魅力をアピールしたい。世間に様々な娯楽があるなかで、小説がもう一度、人々の選択肢の中に入ってきてほしいんです。


業界の中にいる人間が、その業界のことを書くのは禁じ手なんじゃないかって先入観もあったんですよ。でも、当時は電子書籍も台頭し始めていて、出版社って何だ、編集者の役割とは、小説意義はなんなんだっていうことを問い直すべき時期が確実に来ていた。だったら今こそ小説で書くべきテーマなんじゃないのか、と感じ始めたんです。

【覚え書き|『騙し絵の牙』執筆開始当時を振り返って】


15年間あたためていた題材を使い、作家人生を懸けた作品が『罪の声』でした。ここまで本が売れるという経験をしたのも初めてでしたし、「塩田は社会派小説を書いていく」という意志を示すこともできた。その後で何を出すかは、ものすごく大事だと思うんです。一人の小説家に与えられるチャンスって何回もはないはずで、ここで外したらあかん。しかも、次の本(『騙し絵の牙』)が自分にとって10作目だったんですよ。


塩田武士の経歴・略歴

塩田武士、しおた・たけし。日本の小説家。兵庫県出身。関西学院大学社会学部卒業後、神戸新聞社に入社。『盤上のアルファ』で小説現代長編新人賞、『罪の声』で山田風太郎賞を受賞。

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