吉田忠雄の名言

吉田忠雄のプロフィール

吉田忠雄、よしだ・ただお。日本の経営者。ファスナーメーカー「YKK」創業者。明治時代、富山県出身。魚津尋常高等小学校卒業後上京。古谷商店に入社。26歳でサイエンス商会(のちのYKK)を設立。世界的なファスナーメーカーを一代で作り上げた。

吉田忠雄の名言 一覧

人間、ひとりでは何にもできない。必ず他人さまの力に何らかの形で頼っている。ですから、その成果、例えば会社の収益もそうですが、社会のいろんな方々のお世話になって得られるものです。


人間、生まれた以上は働くべき。働く者のみが分配にあずかれる。


金も要らなきゃ、名誉もいらぬ。ヒト様のことに、余計な世話を焼いていただかなくて結構。


汗して働くということが、必要不可欠の条件。だから、働く気のない者、ただ手をこまねいていて儲けにだけ預かろうという精神の者に、うちの株はやりたくない。


失敗しても失敗しても、成功しろ。


失敗することを恐れていては思い切った働きはできない。同じ働くのなら精一杯の力をぶつけて働く。そこで失敗するのなら仕方ない。


わが社が100億円の損失を被ります。だから、皆さんは出し惜しみや値上げをしないでください。【覚書き|オイルショックの影響を消費者に負わせないため取引先を集め宣言した言葉。結果、40億円の損失を被ったが、取引先から大きな信頼を得ることになる】


YKKでは単に役員会の多数決で物事を決めるというやり方は採用していない。会議の多数決で決めると、ややもすると誰もが責任があるような、ないような状況の下で、安易に決められてしまうことが多い。全員の意見が一致した時には、実はその事業をはじめるのは遅いことが多い。


他人の繁栄を図らなければ、自らも栄えない。私はそれを善の循環と呼んでいる。個人や企業の繁栄が、そのまま社会の繁栄へとつながっていく。池に石を投げると、波紋が大きな輪になって広がっていくように。


「善の循環」を実践するうえで一番大切なのは貯金である。「貯金」とは何も貯金だけにとどまらない。人間が日々積み重ねる努力も、まさにこうした貯金なのである。


私は全員の賛成を持ってやっているということはしなかった。全員が賛成するような案はパンチがないし、全員が賛成するころにはもう後れを取っているものが多い。


私は、自分で創立し、ここまで育ててきた。そしてその間、自分のものを、価値のあるものを社員に分配してきたんです。他人は私のことを、人使いがうまいとかなんとかいうが、「それじゃ、5万でも10万でも、自分のものを分けてあげてごらんなさい」というんですよ。


働きながら、その成果の分配にあずかる。しかも、分配の中の一部を、さらに将来の飛躍のために貯蓄し、そして再び働き、その再分配にあずかる――。これが、私が今日までやってきた基本理念。


自分たちは会社が大きくなっても、いつまでも中小企業の精神でやろう。大企業を敬うことは大事だけれども、学ぶな。他人の真似をしても意味がない。大企業を参考にしてもいいけれど、あくまでも自分たちで、常に「新しい何か」をつくっていく必要がある。


私らも儲けさせていただきたいというのは、皆さんと変わりません。人類に、あるいは社会に貢献しながら、私たちも栄えたい。いくら奉仕、貢献したって、自分が滅びたのでは再び貢献することはできない。


収益の3分の1は大衆に、3分の1は関連産業ないしは新規技術開発や設備投資に、そして最後の3分の1を私どもが頂く。これを繰り返していけば、結局その成果が再び自分のところへ巡環してくる。子孫も豊かになる。


貯蓄も大事。貯蓄こそ人間が動物から区別されるポイントだとさえ思っています。これも人間の義務です。だってそうでしょう。天下の往来といえども、これは先祖の貯蓄からできている。学校も、病院もしかり。それを「宵越しの金は持たねえ」なんて輩は、結局搾取者ということになる。誰かのものを搾取しているわけですからね。一人前になったら、税金も払わねばならん、働きもせねばならん、そして一部を貯蓄して、自分の老後、あるいは後世の人に残していくのは義務なんです。


吉田忠雄の経歴・略歴

吉田忠雄、よしだ・ただお。日本の経営者。ファスナーメーカー「YKK」創業者。明治時代、富山県出身。魚津尋常高等小学校卒業後上京。古谷商店に入社。26歳でサイエンス商会(のちのYKK)を設立。世界的なファスナーメーカーを一代で作り上げた。

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