古森重隆の名言

古森重隆のプロフィール

古森重隆、こもり・しげたか。日本の経営者。富士フイルムホールディングス会長。長崎県出身。東京大学経済学部卒業後、富士写真フイルムに入社。取締役営業第二本部長、デュッセルドルフ支店長、ヨーロッパ支社長、常務などを経て社長・会長。デジタルカメラの普及に対応し、創業以来のメイン事業である写真フィルムから抜本的転換を行った。液晶素材、医療事業などに進出し、写真フィルム需要低迷で売上を落としていた同社をV字回復させ過去最高益を達成。そのほか、日本放送協会(NHK)経営委員会委員長なども務めた。

古森重隆の名言 一覧

1 / 212

世の中は論理だけではない。机の上だけで考えていても、得られないことがある。

古森重隆の名言|机の上だけで考えていても、得られないことがある


大企業という組織全体を目的に向かって導いていく戦略はもちろん必要だ。しかし、ときには力尽くで組織を引っ張っていくリーダーシップや、生身の人間としての情熱や責任感も不可欠だ。

古森重隆の名言|ときには力尽くで組織を引っ張っていくリーダーシップや、生身の人間としての情熱や責任感も不可欠


スピードとダイナミズムは、事の成否を分かつ。

古森重隆の名言|スピードとダイナミズムは、事の成否を分かつ。


情報の裏面に潜む物事や、流れの本質を読み、それに基づき、賢く正しく判断し、素早く実行することがリーダーには求められる。

古森重隆の名言|賢く正しく判断し、素早く実行することがリーダーには求められる


世の中の変化に素早く対応することは大事だが、もっと良いのは、変化を先読みし変化に備えること。そして、最も良いのが、自ら変化を作り出し、一歩先に行くことだ。

古森重隆の名言|最も良いのが、自ら変化を作り出し、一歩先に行くこと


当社では、イノベーションを追求することが、重要な企業活動方針になっている。既存の商品・サービスとほとんど違いがないようなものを世の中に出したら、不毛な価格競争に陥ってしまう。

古森重隆の名言|既存のものとほとんど違いがないようなものを世の中に出したら、不毛な価格競争に陥ってしまう


兵隊が優秀でも将校が無能だったら戦いに勝てない。

古森重隆の名言|兵隊が優秀でも将校が無能だったら戦いに勝てない



何かをやろうとすれば、必ず反対が出てくる。選択が誤っていると思わせる現象も出てくる。しかしそれに負けず無理矢理会社ごと引きずっていくことが必要。

古森重隆の名言|負けずに無理矢理会社ごと引きずっていくことが必要


勝利には必ず理由がある。勝つべき手段を作り出せるかが、成功のカギを握る。

古森重隆の名言|勝つべき手段を作り出せるかが、成功のカギを握る


我々は従来のマインドを変える勇気を持つことが必要。

古森重隆の名言|我々は従来のマインドを変える勇気を持つことが必要


歯を食いしばって頑張った先に人間としての成長がある。それが生きるということ。

古森重隆の名言|歯を食いしばって頑張った先に人間としての成長がある


やるべきことをやるしかない。

古森重隆の名言|やるべきことをやるしかない


謙虚に人からものを聞く心を持っている者は、まず間違いない。いろいろな所から情報が入ってくるから。

古森重隆の名言|謙虚に人からものを聞く心を持つ


抽象的にマインドを変えろとか言ったって駄目です。だから、具体的に何をするか、こういう活動をするとか指示を出していく。

古森重隆の名言|具体的に指示を出す


改革をしなければ生き延びることができない。

古森重隆の名言|改革をしなければ生き延びることができない。



必ず成功しなければならない。成功しないリーダーはリーダーではない。

古森重隆の名言|成功しないリーダーはリーダーではない


様々な情報に触れ、常日頃、ロジカルに考え抜いているからこそ、ある瞬間ひらめくことができる。

古森重隆の名言|考え抜いているからこそ、ひらめくことができる


経営者のなかには「完全な情報を得られなければ判断しない」という人もいるが、それでは遅すぎる。先手必勝は経営の鉄則だ。

古森重隆の名言|先手必勝は経営の鉄則


企業というのは儲けるだけでなく、利益を犠牲にしてもやらなければならないことがあると思っています。

古森重隆の名言|利益を犠牲にしてもやらなければならないことがある


成長分野の選定の基準は、市場に成長性があるか、当社の技術を活かせるか、継続的に競争力を持ち続けられるかという点。

古森重隆の名言|成長分野選定の3つの基準


戦略や戦術が正しかったか、実行力があったかはすべて数字(結果の数値)で見ることができる。

古森重隆の名言|戦略や戦術が正しかったか、実行力があったかはすべて数字で見ることができる。


変化を起こし、新しいものを創造していくために必要なのは、チャレンジする心。

古森重隆の名言|必要なのはチャレンジする心


失敗の原因を自分以外に求めていては成長するはずがない。

古森重隆の名言|失敗の原因を自分以外に求めていては成長するはずがない。


問題があっても他人に原因を求めず、自分が他へ働きかけながら解決することが重要。

古森重隆の名言|問題があっても他人に原因を求めず、自分が他へ働きかけながら解決することが重要。


上司の反対があっても、会社のためという信念があれば、粘り強く説得して状況を変えることができる。

古森重隆の名言|会社のためという信念が大切


たとえ能力があったとしても、自分のことばかり考えている人間は大成しない。

古森重隆の名言|自分のことばかり考えている人間は大成しない


伸びる人間にはある共通点がある。それは会社に対する「オーナーシップ」が強いということだ。

古森重隆の名言|伸びる人の共通点


チャレンジする心、勇気がなければ、変革は起こせない。

古森重隆の名言|チャレンジする心、勇気がなければ、変革は起こせない。


問題を真正面で受け止めてねじ伏せる。そういう意味ではアメフトの経験は生きていますね。
【覚え書き|東大アメフト部時代を振り返っての発言】

古森重隆の名言|問題を真正面で受け止めてねじ伏せる


弱肉強食のグローバル市場で外国人と対等に渡り合おうと思えば、適切に主張していくことが不可欠。

古森重隆の名言|適切に主張していくことが不可欠


相手の話を聞くだけでどうするのか。きちんと自分の立場や考えを話せ。

古森重隆の名言|相手の話を聞くだけでどうするのか。きちんと自分の立場や考えを話せ


相手の言動に対して、適切に対応し、適切に発信することを「応対辞令」という。これが、グローバルに活躍するビジネスパーソンに求められる。

古森重隆の名言|グローバルに活躍するビジネスパーソンに求められること


カイゼン活動は日々のシビアな検証がなければ機能しない。

古森重隆の名言|カイゼン活動は日々のシビアな検証がなければ機能しない。


敗北や失敗にどう向き合うか。それが人間や組織のその後に決定的な影響を与える。

古森重隆の名言|敗北や失敗にどう向き合うか。それが人間や組織のその後に決定的な影響を与える。


ときには現実から目を背けて、やり過ごすこともあるかもしれない。だが、冷徹な総括なくして成長はない。

古森重隆の名言|冷徹な総括なくして成長はない


敗戦直後の惨めな経験を通して、子供の私は実力がなければ世の中はどうにもならないと悟った。

古森重隆の名言|実力がなければ世の中はどうにもならない


人生を通して最も重要なことは、「基盤となる力=実力」を養うことだ。

古森重隆の名言|人生を通して最も重要なことは、「基盤となる力=実力」を養うことだ。


秘訣やノウハウと呼ばれるものはその人の心の中や頭の中、体の中に宿る。

古森重隆の名言|秘訣やノウハウと呼ばれるものはその人の心の中や頭の中、体の中に宿る。


世の中全体が外に答えを求めすぎているように感じる。だが、外部に答えを求めたところで正解はまず得られない。答えは自分の中にしかない。

古森重隆の名言|外部に答えを求めたところで正解はまず得られない


人間は他者との競争を通して自分自身の強みや弱みを知り、人生における己の武器と立ち位置を見いだしていく。

古森重隆の名言|他者との競争がもたらすもの


会社にとって今一番大切なのは「成長への種まき」。

古森重隆の名言|会社にとって今一番大切なのは「成長への種まき」


厚い自己資本があるからこそ、将来に向けた研究開発を続けることができる。

古森重隆の名言|厚い自己資本があるからこそ、将来に向けた研究開発を続けることができる。


ひとつひとつの勝利や成就はそれほど大きなものでなくても、その積み重ねが結果として大きな差になる。

古森重隆の名言|積み重ねが大きな差になる


真の競争は行き詰まったところから始まる。

古森重隆の名言|真の競争は行き詰まったところから始まる。


よほどの天才でない限り、人間の持つ力はさほど変わらない。

古森重隆の名言|よほどの天才でない限り、人間の持つ力はさほど変わらない。


鮮やかな戦略勝ちは滅多にない。知識や知恵だけでなく、汗の価値を重視する。それが大切なポイントだ。

古森重隆の名言|鮮やかな戦略勝ちは滅多にない


拮抗した状況の下にあって全力で成功させる。それこそが努力の真の意味だ。

古森重隆の名言|拮抗した状況の下にあって全力で成功させる。それこそが努力の真の意味だ。


「これは解けそうもない」「これはできそうもない」。そう思ったときに、逆に何とか乗り越えようと考え抜く。私はそれが人生における努力の真の意味だと考えている。

古森重隆の名言|人生における努力の真の意味


当社では従来の仕事のやり方にとらわれることなく、新しい発想で仕事を進めることを各職場、各人に求めている。

古森重隆の名言|新しい発想で仕事を進めることを各職場、各人に求めている


常に前向きに挑戦し続けることが大事。そして自分のやったことには自信を持て。

古森重隆の名言|自分のやったことには自信を持て



ゴルフの試合もビジネスも戦いだから負けてはいけない。

古森重隆の名言|ゴルフの試合もビジネスも戦いだから負けてはいけない


「やる」と決めたら徹頭徹尾、スピーディーかつダイナミックにやらなければならない。

古森重隆の名言|「やる」と決めたら徹頭徹尾、スピーディーかつダイナミックにやらなければならない。


リーダーの力量は決めた方向に社員を導き、実際に成功させることによって測られる。

古森重隆の名言|リーダーの力量は決めた方向に社員を導き、実際に成功させることによって測られる。


決断した後は選んだ道を全力で成功に結びつけなければいけない。決めたことに全身全霊を傾けていく。成功しない決断に意味はない。

古森重隆の名言|成功しない決断に意味はない


正しい動機に基づき、正しい根拠がある正しい行動。これが結局世の中を動かしている。

古森重隆の名言|正しい動機に基づき、正しい根拠がある正しい行動。これが結局世の中を動かしている。


新しいものを取り入れることは大切だ。だが、古いものの中にも価値があるものはある。本当に価値のあるものは残っていく。

古森重隆の名言|本当に価値のあるものは残っていく


悲観的になっていいことはひとつもない。どんなに厳しい状況に置かれても、自分にできないはずはない、必ず乗り越えられると思って立ち向かえば、光明は見えてくる。

古森重隆の名言|悲観的になっていいことはひとつもない


経営者は学者や評論家ではない。実行したうえで、必ず成功させなければならない。

古森重隆の名言|経営者は学者や評論家ではない


若いうちから真剣勝負の場にどんどん放り込むことが重要。自由にやっていい環境を与え、「出る杭になってはいけない」という心の留め金を外してやればいい。

古森重隆の名言|若いうちから真剣勝負の場に放り込むことが重要


上の世代はよく「最近の若者はダメだ」と口にするが、決してそうではない。今の若者はちゃんと内に秘めたる闘志を持っている。

古森重隆の名言|今の若者はちゃんと内に秘めたる闘志を持っている


会社の真の力は技術力、営業力であり、生産力であり、社員の質であり、文化。これらが整っていない企業は、一時的に良い製品を生み出せても続かない。

古森重隆の名言|真の力が整っていない企業は、一時的に良い製品を生み出せても続かない


みんなで時間をかけて会議して、方針を決めていたら、みんなの意見が平均値となり、平凡な答えにしかならない。そんなことで非常時は打ち破れない。

古森重隆の名言|時間をかけて会議して、方針を決めていたら、平凡な答えにしかならない


大きなうねりについては、歴史の動き方を知ることで大局観が磨かれる。

古森重隆の名言|歴史の動き方を知ることで大局観が磨かれる


肝心の商品で差別化できないと、価格競争になる。

古森重隆の名言|肝心の商品で差別化できないと、価格競争になる


ビジネスで「正しく勝つ」というのは自社の商品が採用されるだけでなく、それがお客様にとってより価値があるかが重要である。

古森重隆の名言|お客様にとってより価値があるかが重要


技術によって、イノベーションによって新たな良い製品を生み出していく。それを当社の戦いの基本。

古森重隆の名言|イノベーションによって新たな良い製品を生み出していく


未来を考え続けることこそが会社が勝ち続ける条件。

古森重隆の名言|未来を考え続けることこそが会社が勝ち続ける条件


努力そのものが重要なのではなく、どのように努力するかという具体的な方法に重きを置かないと成功を取り逃がす。

古森重隆の名言|どのように努力するかという具体的な方法に重きを置かないと成功を取り逃がす


「あなた、動いてくれませんか」と言うようではリーダーは務まらない。「お前、やるのかやらないのか」と迫れるぐらいでないと。

古森重隆の名言|リーダーは「お前、やるのかやらないのか」と迫れるぐらいでないと


リーダーに必要なのは読む力と決断する勇気だろうね。それから、リーダーシップ。これは威圧感と言ってもいい。

古森重隆の名言|リーダーに必要なこと


経営者にとって、若さは必ずしもプラスには働かない。

古森重隆の名言|経営者にとって、若さは必ずしもプラスには働かない。


かつての写真フィルムのように、絶対的な大鉱脈があれば別ですが、1つか2つのコアだけでは不十分。

古森重隆の名言|1つか2つのコアだけでは不十分


黙っていればチャンスをつかみ損ねていた。

古森重隆の名言|黙っていればチャンスをつかみ損ねていた。


イチかバチかなんてことをやったら経営者は終わりですよ。それは「ばくち打ち」と同じ。少なくとも6割ぐらいは勝算がないと。

古森重隆の名言|イチかバチかなんてことをやったら経営者は終わり


会社を立て直すのは、やっぱり大変でした。でも、良い時に仕事をさせてもらったと僕は思っています。面白かった。やりがいがあった。

古森重隆の名言|経営再建は大変だったがやりがいがあった


新しいテクノロジーが出てきたんだから仕方ない。素早く転換しなきゃいけない。

古森重隆の名言|素早く転換しなきゃいけない


世の中には、変えるべきものと変えざるべきものがある。環境の変化に合わせ、企業の形も事業内容も変えていかねばならない。

古森重隆の名言|環境の変化に合わせ、企業の形も事業内容も変えていかねばならない


営業の仕事は、理屈だけでは売れないんです。コミュニケーションなんですよ。

古森重隆の名言|理屈だけでは売れない


自分たちに向けられた期待に応えたいという思いは仕事を行う上で重要な原動力になる。

古森重隆の名言|仕事を行う上で重要な原動力


強いメーカーであるが故の使命がある。使命感は社員の誇りにつながり、責任感もはぐくむ。

古森重隆の名言|使命感は社員の誇りにつながり、責任感もはぐくむ


困難を乗り越えるたびに社員はより一層良い表情になり、会社の質も高まる。

古森重隆の名言|困難を乗り越えるたびに社員はより一層良い表情になり、会社の質も高まる


人生で起こる問題を解決するのは、ノウハウではない。自分が人生で身につけてきた知恵、考え方、勇気、美学、情熱といった人間としての総合力が解決する。

古森重隆の名言|人生で起こる問題を解決するのは、ノウハウではない


歴史の中で困難にぶつかった先人たちの本を読んで、いかに壁を乗り越えたかを自分が追体験、疑似体験できたというのは大きい。

古森重隆の名言|困難にぶつかった先人たちの本を読んで、疑似体験する


考える力の基本になるのは国語ですから、国語力を養うには読書が一番。

古森重隆の名言|考える力の基本になるのは国語力


私は、この危機を乗り越えるために生まれてきたのだ。

古森重隆の名言|私は、この危機を乗り越えるために生まれてきたのだ


私には同期入社が86人いましたが、入社時に優秀だと思った人がそれほど伸びず、そうでもないと思った同期が大きな仕事をする例もありました。何が違うんだろう。そう思って観察していると、伸びる人は仕事を通じていろいろなものを吸収し、成長してきたということでした。

古森重隆の名言|伸びる人と伸びない人の違い


改革は素早く、大胆にやる。危機時の構造改革は、この改革のスケールやテンポといったダイナミズムを経営者が理解できるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

古森重隆の名言|改革は素早く、大胆に


市場が伸びている中で、事業構造を変えるのは本当に難しい。

古森重隆の名言|市場が伸びている中で、事業構造を変えるのは本当に難しい


強い組織とは贄肉を落としたスリムな組織。そして、それが強靱な体質につながる。

古森重隆の名言|強い組織とは


進むべきか、止まるべきか。何が重要で、何がそうでないのか。決断や判断の瞬間に最後に働くのは理屈ではない。

古森重隆の名言|決断や判断の瞬間に最後に働くのは理屈ではない


リーダーには、「いまやるべきことは、何があってもやるしかない」という強い決意が必要だ。

古森重隆の名言|リーダーに必要なもの


適切な問題解決の方法を生み出すには、知性や知力を意味するインテリジェンスが必要だ。しかしその一方で、マッスル・インテリジェンス、すなわち知性や知力とは対極にある野性や馬力、腕力といった部分も大切なのである。

古森重隆の名言|知性だけでなく野生も必要


本当にやらねばならぬことであれば、たとえ皆を引きずっていってでも、やらねばならない。リーダーの仕事とはそういうものだ。ただし、そこには最大限の配慮が必要だ。

古森重隆の名言|リーダーの仕事とは


どんな状況であれ利益をあげられる体制を築いていくのが経営者の仕事だ。

古森重隆の名言|どんな状況であれ利益をあげられる体制を築いていくのが経営者の仕事


「一番大事なこと」が分かったら、あとは何が何でもそれをやり抜くしかないのである。

古森重隆の名言|「一番大事なこと」が分かったら、あとは何が何でもそれをやり抜くしかない


私は使命感こそ、セルフ・モチベーション、すなわち自分自身の動機づけを高める最大のトリガー(引き金)だと思う。

古森重隆の名言|モチベーションを高める最大のトリガー


経営判断を下す前に、自社に何が起きているのか現状をよく見て考えなければならない。我々の場合でいえば、悔しいことだが、写真フィルムの市場はほとんどなくなってしまった。そういう現状を認識するのは、非常に勇気の要ることでもある。

古森重隆の名言|経営判断を下す前に現状の認識を


世の中は、いい意味でも悪い意味でも、みな戦いである。競争相手との戦いから自分の弱さとの戦い、眼前に立ちはだかる壁との戦い、因習との戦いまで、ちょっとやそっとの努力では乗り越えることができないものばかりだ。

古森重隆の名言|世の中はみな戦い


経営トップになることが偉いわけではないのです。なってから何をするかが大事なんです。

古森重隆の名言|経営トップになることが偉いわけではない


伸びる人は会社思いです。自分のためじゃなく、会社のために働いている者ほど成長するし、周囲も仕事を任せようと思います。

古森重隆の名言|伸びる人の特徴


仕事に前向きでないと疲れやすくなります。仕事に追いかけられるのではなく、追いかけると楽なもんです。

古森重隆の名言|仕事を楽にするには


社長として多角化へ舵を切ったとき、命を懸けていました。寝ても覚めても会社のことばかり考えて、この危機を乗り越えられなければ死ぬぐらいの覚悟というか責任感はありました。

古森重隆の名言|経営に命をかけることの大切さ


当社は業績が苦しい時期にも、毎年のように研究開発費におよそ2000億円を投じてきました。研究開発費をぐっと減らせば、利益なんて3~4%はすぐに増えます。その誘惑には駆られますが、やるつもりはありません。

古森重隆の名言|苦しい時期にも研究開発費は削らないことが重要


人材育成はスパルタかな。やはりビシバシ鍛えないとダメです。気をつけるのは、決して突き放さないことです。「お前に期待している。だから頑張れよ」という気持ちをこっちが持っていれば、相手は応えてくれます。

古森重隆の名言|人材はビシバシ鍛える


部下には「社外のコンサルタントや弁護士の意見なんか信用しすぎるな。一生懸命考えれば、自分たちの方が頭が良いんだ」と言っています。「外部の人材に頼ろう」なんて口にする経営者は、即辞めた方がいい。

古森重隆の名言|社外に頼らず一生懸命考えることの大切さ


答えがハッキリわかるときもあれば、わからないときもあります。悩んだら時間をおいてみます。潜在意識が解決してくれることもあります。たとえば、寝ていてふと思いつくとか。

古森重隆の名言|悩んだら時間をおいてみる


人間は神ではないけれど、経営者になったとき神でありたいと思った。神のように間違えないでものごとが判断できれば、どんなに楽だろうと。

古森重隆の名言|神のように間違えないでものごとが判断できれば、どんなに楽だろう


後任の社長候補選抜で重視したのは、会社に対する使命感です。誠実さと置き換えても構いません。本当にこの男は会社を守っていけるのかを見ます。世の中の経営者には、この部分が欠けている人が多い。

古森重隆の名言|後継者は使命感で選ぶ


どの選択肢にすべきか迷ったときは、どちらでもよいのかもしれません。答えがハッキリしないということは、それぞれに成功と失敗の可能性があるわけです。だったら選んだ道で成功すればいいだけの話です。

古森重隆の名言|選択に迷ったときの対処法


ピンチを変革のためのチャンスととらえれば変わるでしょう。それをどれだけダイナミックにやれるのか。少しずつやっても仕方ありません。

古森重隆の名言|変革はダイナミックに


マネジメントは大学時代に所属したアメリカンフットボール部で学んだ気がします。アメフトで大事なのは、戦略とチームワーク、スピード、闘魂です。これは企業経営と同じです。両者とも局面ごとに細かく戦略が変わります。チームワークは仲の良さではなく、明確な役割分担を指します。そしてスピード。これも重要ですが、日本人に一番欠けているものかもしれません。最後に闘魂こそ、企業も個人ももっと養わないといけません。

古森重隆の名言|会社経営とアメフトの類似点


競争もない、結果の差もつけないという優しさは真の優しさではない。行き過ぎたヒューマニズムは動物としての活力を奪い去る。今のように、子供たちを無競争、無菌状態で育てることは将来に禍根を残すことになる。いや、現実にもう出てきている。

古森重隆の名言|子供たちを無競争、無菌状態で育てることは将来に禍根を残すことになる


最悪なのは、なしくずし的に事業が縮小してしまうことであり、ここで思い切った手を打って将来を見据えたビジネス基盤を再構築することが必要だと考えました。
【覚書き|写真のデジタル化への抜本的改革を開始したときを振り返っての発言】

古森重隆の名言|事業が縮小する前に、思い切った手を打つ


人間の喜びも悲しみも愛も感動もすべてを表現する写真は、人間にとってなくてはならないものであり、長年のお客様のご愛顧にお応えするためにも、写真文化を守り育てることが当社の使命と考えています。

古森重隆の名言|製品の基礎となる文化を守り育てる


仕事の成果はその人の持つ五体の総和である。人材育成はとかく首から上ばかりに偏りがちだが、大切なのは首から下も合わせた五体の総和。

古森重隆の名言|人材育成は首から下も大切


社員の成長は本人の自覚が7割。指導は3割。

古森重隆の名言|社員の成長は本人の自覚が7割。指導は3割。


私自身、これまでずっと会社のためにベストを尽くしてきました。その結果、自分も成長できました。会社のためにベストを尽くすことは、自分のためにベストを尽くすことであるとわかると、サラリーマンにとってのひとつの問い、「仕事と人生は両立するだろうか」という問いが解けます。

古森重隆の名言・格言|会社のためにベストを尽くすと、自分も成長する


当社はフィルム製造から完ぺき主義の文化が生まれました。しかし、デジタルカメラが急速に普及する中で、写真フィルム主体から医療などの成長分野への事業構造の転換を進めました。これからは変化の素早い対応や、スピード感のある挑戦、思い切った踏み込みが必要になります。現在、私に課せられた課題は企業文化の転換です。

古森重隆の名言・格言|企業文化を変えることがトップの課題


富士フィルム・ヨーロッパ代表としてドイツに駐在したとき、私自身、戦い方を身をもって示しました。現地の日本人社員は概しておとなしく、相手に一方的にまくしたてられ、黙ってメモを取っている姿がよく見られた。それでは納得したと思われる。私は交渉相手の難しい要求にはNOを突き付け、主張種すべきことを主張しました。

古森重隆の名言・格言|身を持って戦い方を示す


情報の収集には目や耳はもちろん、鼻や皮膚の感覚も大切です。情報の背後にある本質をつかむには、現場での行動を通じた現実認識が重要で、足腰の強さが求められます。次に情報を頭で分析し、戦略戦術を立てる。困難が予想されれば、腹を据え、度胸や勇気を持って決断する。まわりに自分の考え方を口でしっかり伝え、ときには腕力も行使する。そしてハート、思いやりがなければ誰もついてきません。

古森重隆の名言・格言|情報収集ので大切なこと


ともに戦う体験を通して、私が部下に教え込もうとしていたのは、仕事の成果はその人の持つ人間力の総和であるということです。

古森重隆の名言・格言|仕事の成果は人間力の総和


部下を良いスパイラルへと巻き込むには、上司も口先だけでなく、現場で一緒に戦わなければならない。私も部課長時代、毎月のように部下たちと合宿を行った。金曜午後、ホテルに移り、直面する問題をどう解決するか、徹底的に議論するのです。夜10時ごろからは酒を飲み、胸襟を開いて語り合う。翌日はまたディスカッション。この合宿の成果を翌週から現場で一緒に実践していくのです。

古森重隆の名言・格言|毎月部下と合宿を行う


普段は小さなスパイラルの繰り返しですが、あるとき大きなチャンスが訪れます。大きくスパイラルを回し、一気に力をつける。このとき、自分が「社会のため」にも貢献していることに気づけば、人間としても成長できます。サラリーマンの人生にはそんなチャンスが3から4回あるものです。

古森重隆の名言・格言|サラリーマン人生にはチャンスが3から4回あるもの


自覚は謙虚さと学ぶ姿勢をもたらします。謙虚に学べば、あらゆるものからヒントを察知できるようになります。すると、学んだことを試す場面が必ず出てきます。そこで結果を出し、その経験からまた学び、より大きな場面で成果を出す。こうして「よいスパイラル」に入れば、仕事と自己実現が限りなく一致するようになります。

古森重隆の名言・格言|自覚は謙虚さと学ぶ姿勢をもたらす


上司がいくら指導しても部下の力が伸びないのは、本人の自覚のなさに起因することが多い。「自分はこのままではいけない」「何かを変えなければならない」という自覚があって初めて上司の指導が生きてきます。部下の成長は本人の自覚7割、指導3割といったところでしょう。

古森重隆の名言・格言|部下の成長は、本人の自覚7割、指導3割


私はビジネスマンたちに言いたい。「みんな、社長を目指せ!」と。その過程で、課や部など各ユニットのリーダーとして、そのユニットのことを誰よりも真剣に考える。会社のことは我がこと、という姿勢で仕事に取り組んだ経験は、必ず人生にプラスをもたらすはずだ。

古森重隆の名言・格言|ビジネスマンたちよ、社長を目指せ


私は会社という仕組みほど、パワフルで魅力的なものはないと思っている。一人で何か事を行うより、会社の持つ金や人、組織、社会的信用を活用したほうが、何倍も大きなことができる。会社という器には、たくさんの可能性、機会が詰まっていて、自分の努力と才覚、能力次第で、非常に大きなことを成し遂げることができる。世の中にこんなに面白くて合理的な装置はないと思う。

古森重隆の名言・格言|会社ほど面白くて合理的な装置はない


ひとつの仕事を成し遂げることによって、自分が成長する。成長した自分は、次にはより大きな仕事ができる。すると、その仕事を通じてさらに成長し、次第により大きな仕事、より高い価値を生む仕事に取り組めるようになっていく。それが積み重なり、レベルがどんどん高まれば、結果として自己実現に結びつく。人生と仕事が同じ土俵に乗って、その両立を得ることができるのである。

古森重隆の名言・格言|仕事を成し遂げることで成長し、より大きな仕事ができるようになる


仕事の周りをウロチョロしている程度の働き方では駄目だ。半年でいいから、一度、死ぬほど働いてみろ。そうすればわかる。
【覚書き|部下に人生の目標と仕事をどうすれば両立できるのかと問われての発言】

古森重隆の名言・格言|半年でいいから、一度死ぬほど働いてみろ


競合と対時している戦線で一歩でも相手を押し込む。知恵を振り絞って顧客の要求に応える。各自がそういった意識を持ってやり抜けば、企業の競争力は飛躍的に高まるはずだ。

古森重隆の名言|企業競争力を高めるために必要なこと


自分の人生を振り返れば、鮮やかに物事が成就、あるいは勝利できたことは少ない。何らかの成果を上げることができた時も、必死になって考え、知力と死力を振り絞り、最後まで泥臭く頑張り通した後の成就が大半だった。これは私に限らず、何かを成し遂げた人のほとんどがそうではないだろうか。

古森重隆の名言|鮮やかに物事が成就、あるいは勝利できたことは少ない


私は「学びて時にこれを習う」という言葉を精神の糧にしてきました。歴史書や哲学書、新聞、雑誌などを通して、思考や史実、現実を学ぶ。それをおさらいして実践し、実践を通して学んだことを蓄積していく。これができる人とできない人とでは幾何級数的に差が開くのではないでしょうか。

古森重隆の名言|学んで実践することが大切


大きな仕事のことだけではなく、業務改善のような日々の取り組みでも、本人の捉え方次第で成長のきっかけになります。吸収力に優れた人は、あらゆる場面を自己変革につなげるものです。

古森重隆の名言|吸収力に優れた人は、あらゆる場面を自己変革につなげる


仕事に対するオーナーシップを持てば、日々の仕事を一生懸命考える。必死に考えて全力で走れば、創意工夫が生まれる。そして、そこで得た経験がインプットされ整理されることで、経験値が上がり、より大きな仕事にできるようになる。

古森重隆の名言|当事者意識の大切さ


リーダー、とくに経営者は育てるものではありません。自ら修業を積み、自分で育ってくるものだと私は考えています。そのために機会を与えることは重要です。若い頃に海外法人をマネジメントさせるなど、厳しい環境に置くことで人は伸びる。ただ、それだけではダメです。自分で育とうとしないといけない。経営者というのは、人に育ててもらうようなヤワなものではありません。

古森重隆の名言|リーダーを育てるのではなく、リーダーに育つ環境を与えることが大切


「製品が悪い」「工場が悪い」と不満を言うのではなく、大事なのは自分で何をやったか。問題があってもそれを他人のせいにするのではなく、自分で他へ働きかけながら解決すること、何でも自分の責任と考えて動くことが大切です。

古森重隆の名言|何でも自分の責任と考えて動くことが大切


私の転機は、入社6年目にある新任課長と出会ったことでした。彼は私がじゃじゃ馬のような人間と理解したうえで、「それでもポテンシャルがある」と言って、あるグループのリーダーに抜擢してくれたんです。会社が私に責任を与えるのであれば、会社に報いよう、会社のために全力で生きよう――。このとき、ようやく会社に対する強い忠誠心が芽生え、オーナーシップに目覚めました。ここで、ヒツジとは言わないまでも、飼い慣らされたオオカミぐらいにはなったんです(笑)。

古森重隆の名言|部下を信頼し、責任ある仕事を任せることが重要


将として、ひとつのカギになるのは「オーナーシップ」だと思います。いかなるときも会社や組織の問題を我が事として考えることができるか。それをバネとし、創意工夫し、難問を解決し、自分を鍛えていくことができるか。それが、リーダーとしての成長スピードに大きな差を与える。

古森重隆の名言|リーダーとしての成長スピードを上げるために必要なのは「当事者意識」


新たな価値をお客様に提供し続けるために必要なのは、不断の努力によるイノベーションです。

古森重隆の名言|新たな価値をお客様に提供し続けるために必要なのは、不断の努力によるイノベーションです


いまの時代、ひとつの技術だけで課題を解決することは難しくなりつつあります。その一方で、ケミカルとエレクトロニクスというように、異なる分野の技術を組み合わせれば、解決につながることも少なくない。

古森重隆の名言|異なる分野の技術を組み合わせることの重要性


研究開発投資を減らせば1000億円程度の利益はすぐに増える。ただ私の目標は、富士フィルムが成長し続けるリーディングカンパニーであり続けるようにすること。未来に向けて、必要な投資は続けていきます。

古森重隆の名言|未来に向けて、必要な投資は続ける


富士フィルムの業態転換が成功したのは、経営の決断だけでなく、会社にそれを実現するための真の実力があったからです。ナンバーワンへのこだわり、メカニズムを解明しようとする姿勢、品質のあくなき追求、技術を地道に作り上げる風土――。過去の先輩方には感謝してもしきれません。

古森重隆の名言|過去の積み重ねの大切さ


私が営業部長になった1980年代半ば頃はVHSとベータマックスによる家庭用ビデオの規格争いの最終局面でした。ビデオデッキの普及とともに、ビデオテープも爆発的に売れるようになりましたが、価格競争もすさまじく、毎日店頭価格が下がるような状態でした。このときの経験から、特徴のある製品を売っていかなければならないと肝に銘じました。製品は必ず差別化し、単なる価格競争を防ぐ。でなければ、オンリーワン製品、ナンバーワン製品がよいのです。

古森重隆の名言|特徴のある製品を売らなければ、価格競争に巻き込まれる


創業時より当社の技術者は自分たちで技術を作り上げなければなりませんでした。技術力で世界一にならない限り、コダックを追い抜くことはできません。その中で、世界ナンバーワンに対する強いこだわりが生まれました。

古森重隆の名言|技術力で世界一を目指すことが大切


アナログ的な技術やノウハウは長年の積み重ねで一朝一夕にできません。この国の製造業の競争力の源泉はこれまでに培ってきたところにある。ここに、この国のモノ作りのヒントがあります。

古森重隆の名言|製造業の競争力の源泉はアナログ的な技術にあり


多角化と言うと、M&Aなどで全くの異分野に進出するというイメージを持つかもしれません。ただ、当社のケースを見ても分かるように、多角化とは本業に関わる技術を軸に進めていくべきものと私は考えます。会社自身がその分野でやっていけるポテンシャルを持たないと成功しないでしょう。

古森重隆の名言|多角化とは本業に関わる技術を軸に進めていくべきもの


機械やコンピューターに判断を委ねようという試みもあるようだが、知性の放棄と呼ぶほかない。

古森重隆の名言|機械やコンピューターに判断を委ねようという試みもあるようだが、知性の放棄と呼ぶほかない。


注意深く見ると、一見無関係に見え、雑多にも見えた情報同士を結ぶ因果律が浮かび上がってくる。いくつかの事実の背後に横たわる流れが見えてくる。「1週間前のあの出来事があったから、いまこれが起こっているんだな」というように、事実を位置づけられるようになってくる。そして今度はその延長上にある「先」を見通すことができるようになる。

古森重隆の名言|先を見通すには


我々は今日、怒涛のように流れ込む情報の渦の中に生きている。押し寄せる情報をまともに取り込もうとしていたら、意思決定など創造的な仕事をする時間を失ってしまう。大切なのは、膨大な情報の海からキラリと輝くものをいかに見いだすか。

古森重隆の名言|大切なのは、膨大な情報の海からキラリと輝くものをいかに見いだすか


戦争で負け、ほとんど焼け野原で何もなくなったところから日本は立ち上がったのだから、それを考えれば怖いものは何もない。内向き、下向き、後ろ向きなメンタリティに支配されることなく、皆がもう一度戦う気持ちを取り戻し、外向き、上向き、前向きになることから、すべてが始まる。

古森重隆の名言|もう一度戦う気持ちを取り戻すことからすべてが始まる


日本経済再生云々とよく言われるが、そんなことは簡単だと私は主張したい。皆がもう一度、「世界で戦おう」という気持ちになればいいのだ。現在はまだ技術的にも先行しているし、もともと日本人は大義に従う忠誠心や責任感、団結心というすばらしいものを持っている。こうした精神的な支柱を取り戻し、戦線を立て直して本気で戦う気になれば、日本人は世界で勝っていける。

古森重隆の名言|本気で戦う気になれば、日本人は世界で勝てる


日々使命感を持って仕事をしている人は、失敗からも成功からも、自分の成長に役立つ数多くの教訓を学び取ることができる。日常のあらゆることから、自分が仕事を通じて学び取るべきことが、自然に頭の中に入ってくるのだ。

古森重隆の名言|使命感を持って仕事することの効用


任された仕事をやり抜くという使命感がモチベーションになり、実際にそういう思いを強く持ちながら日々の真剣勝負の中で自分をトレーニングしてきた人が、大きく伸びるのだ。

古森重隆の名言|大きく伸びる人の特徴


たいていの人は思い切って勝負することに二の足を踏む。失敗したときの痛手が大きいから、ぐずぐずして決められない。とくに日本人にはその傾向が強いように思う。実際、頭はいいのに決断できない人を多く見てきた。物事を決められない背景には、「責任を負いたくない」という臆病さや、マッスル・インテリジェンス(野生や馬力)の不足があるのではないか。

古森重隆の名言|決断できない人の心理


適切な方法であっても、実行のスケールが小さすぎては勝負に勝てない。戦線が膠着(こうちゃく)し、敵に包囲されたとき、戦力を小出しにする「戦力の逐次(ちくじ)投入」は、遅かれ早かれ敵に各個撃破されてしまう戦略・戦術の禁じ手だ。だから勝つため、生き延びるために何をするかをよく考えたうえで、思い切ってやるしかない。

古森重隆の名言|やると決まったら小出しではなく、思い切ってやることが大切


私がよく話すのは、経営トップは「真剣の勝負」で、ナンバー2以下は「竹刀の勝負」だということである。ナンバー2以下は、大将が最後に勝負を決めてくれるとどこかで思っているかもしれない。しかし大将は、自分が負けたら会社は負けである。真剣勝負では、負けイコール死を意味し、失敗から学ぶ余裕すらない。そういう大事なときに、失敗は絶対に許されない。だから勝つ方法を必死に考える。その真剣さが違うのだ。

古森重隆の名言|大将が負けたら会社は負け


平時は、民主主義の原則である多数決のもとで仲よくやるのもいい。だが、危機に陥ったときに皆でいちいち「あっちに行くか」「こっちに行くか」と合議をしても始まらない。誰かが皆を引っ張っていくしかない。それがリーダーの役割だ。

古森重隆の名言|平時と危機のリーダーシップの違い


リーダーにとって一番大事な使命は、そのときにやらねばならぬことを、絶対にやり抜くことだ。「我々は敵の大軍に囲まれ、補給路を断たれてしまった。いまこれをやらなければ生き延びることはできない」ということをきちんと伝えれば、社員たちは必ず分かってくれる。

古森重隆の名言|リーダーの使命は、そのときにやらねばならぬことを、絶対にやり抜くこと


各現場で改革の第一線に立つ社員たちの士気や使命感を高めていくには、トップからの情報発信が必要だ。私は年に4回発行される社内報の巻頭言に加え、主要な工場や研究所を回って行う年度方針発表会や新年のスピーチなどで必ず、当グループが置かれている現状や、我々はどこに向かっていくのか、そのために何をし、なかでも絶対にやらなければならないことは何かということを、くり返し話している。

古森重隆の名言|繰り返し情報発信することの大切さ


経営の構造改革が単なる規模の縮小であってはならない。今後の成長戦略とセットでなければ意味がない。

古森重隆の名言|構造改革と成長戦略はセット


私が目指すのは、絶えず新しい商品や価値を生み出し続ける開発力と企業文化を持った会社。言い換えると、変化に対応するのはもちろんのこと、さらに変化を先取りし、変化をつくり出せる会社になることだ。

古森重隆の名言|変化をつくり出せる会社をつくる


リーダーは、自分たちがチャレンジしているゲームの本質を分析し、与えられたリソースの強みと弱みを把握する。どうしたらこのゲームに勝てるのかを徹底して考え、決めたら強い意志を持って実行する。強みを引き出し、弱みを補うために訓練を課し、採用によって新しい血を入れる。

古森重隆の名言|どうしたらこのゲームに勝てるのかを徹底して考え、決めたら強い意志を持って実行する


日本人の最大の欠点はスピードが遅いことにある。やるべきことをなかなかやらない。慎重に検討して根回しをして、皆で責任を回避しようとするからで、自分のその決定の責任を負おうとしない。勇気が足りないのだろう。仕事におけるスピード、戦略性、効率性は重要な要素のはずだ。

古森重隆の名言|日本人の最大の欠点


意思決定の遅さが長時間労働を招いている面もある。日本は摩擦が生じるような意思決定に後ろ向きで、じりじりと無駄な時間ばかり費やしていることがあまりにも多い。

古森重隆の名言|意思決定の遅さが長時間労働を招いている面もある


情報を読み取ることは大事なビジネススキルと言える。様々な要素から世の中の動きをキャッチする力があれば、それに対して賢い対応ができる。

古森重隆の名言|情報を読み取ることは大事なビジネススキル


五分五分の勝負だったらまずやりません。六割か七割は勝てるとわかったからやれるなと判断できました。それだけ確率があれば、あとは「やり遂げるんだ」と思えばいい。

古森重隆の名言|五分五分の勝負だったらまずやりません


優秀な人がある地点で成長が止まってしまうことがよくある。体力が続かなかったり、その地位で安住してしまうからだろう。経営幹部には大局観がないとスケール感に欠け、それ以上の成長がない。こればかりは数字や情報を超越した世界なのかもしれない。

古森重隆の名言|人の成長に関しては数字や情報を超越した世界


人を判断するときも、顕在情報だけに頼ってはいけない。営業の経験でわかったのは、相手がどういう人で何を求めているのかはこちらから探らなければならないということだ。なかには情報を隠蔽する人もいるし、反対のことをいう人もいる。

古森重隆の名言|顕在情報だけに頼ってはいけない


物事には、あることが起きると次のことが起きるという連続性・因果律のようなものがある。それを掴んでいくことが重要だ。そのため、常に事実の流れを冷徹にキャッチするための訓練が必要となる。

古森重隆の名言|物事には連続性・因果律のようなものがある


情報には三つの種類がある。まず一つ目は明白なメッセージ。完全に見えている情報だから、誰にでも読み取れ、理解できる情報だ。二つ目がかすかな兆候といった、部分的にしか見えない情報だ。断片的に見えるが、全体像は不明確な状態で存在している。そして三番目は沈黙だ。何かあるはずなのに片鱗も見えない。経営者はこの三つの情報を感じ取って判断していく。

古森重隆の名言|情報は三種類ある


企業は生き物と同じで成長し続けること、つまりゴーイングコンサーンが基本だ。存在し続けるために何を減らし、何を加えるかを判断することが重要だ。

古森重隆の名言|存在し続けるために何を減らし、何を加えるかを判断することが重要


経営は「いま何が起きているのか」「何が起きつつあるのか」を数字に落とし込む必要がある。衰退する事業の売り上げはどれくらい減るのか、増えると見込まれる事業や新事業はどれほどの売り上げ、利益になるのかを数字で示す。

古森重隆の名言|経営は「いま何が起きているのか」「何が起きつつあるのか」を数字に落とし込む必要がある


経営は必ず数字で結果が表れる。現状がしっかり把握されていて、戦略が明確かつ戦術が実践的であって、あとは遂行力が発揮できれば、最終的に計画したその数字が達成できる。

古森重隆の名言|経営は必ず数字で結果が表れる


印刷材料の営業担当だった30歳の頃、顧客の生の声を聞かせるため、技術者を顧客のもとに連れて行った。そこで辛辣な当社品への評価が響いたのだろう。技術陣もその後は改良に力を入れるようになった。

古森重隆の名言|技術者を顧客のもとに連れて行く利点


今の学校教育では、答えのある問題を解く方法は教えますが、企業経営でリーダーが直面するのは、答えのない問題です。そういう問題を解くには、歴史、哲学、文学、美術といったリベラルアーツを学び、大局観や人間としての厚みを身に付ける必要があります。

古森重隆の名言|リーダーが学ぶべきこと


日本社会では「とがった人」が出てきにくい。みんなと仲よくし、あまり出すぎない、将棋の駒で言えば「歩」みたいな人が多くなってきています。そういう人に変革は起こせません。

古森重隆の名言|将棋の「歩」みたいな人では改革は起こせない


一番大事なことは、「思い切ってやる」ということ。ライバルだった米イーストマン・コダックは破綻しましたが、我々は生き残り、さらに業績を伸ばしている。それは、思い切った改革を進めたからであり、チャレンジすることで危機を乗り越えたのだろうと認識しています。

古森重隆の名言|思い切ってやることが大切


事業の選定にあたっての判断のポイントは、市場に成長性があるか、我々の技術が生かせるか、そして我々が持続的に競争力を持ち得るか、ということ。

古森重隆の名言|市場選定の3つのポイント


問題を解決する方法が分かっていても、既得権やしがらみにとらわれていると、行動につながりません。実際、問題を先送りして逃げている経営者は少なくない。

古森重隆の名言|しがらみにとらわれないことが大切


上司も口先だけでなく、現場で一緒に戦わなければならない。

古森重隆の名言|上司も口先だけでなく、現場で一緒に戦わなければならない


古森重隆の経歴・略歴

古森重隆、こもり・しげたか。日本の経営者。富士フイルムホールディングス会長。長崎県出身。東京大学経済学部卒業後、富士写真フイルムに入社。取締役営業第二本部長、デュッセルドルフ支店長、ヨーロッパ支社長、常務などを経て社長・会長。デジタルカメラの普及に対応し、創業以来のメイン事業である写真フィルムから抜本的転換を行った。液晶素材、医療事業などに進出し、写真フィルム需要低迷で売上を落としていた同社をV字回復させ過去最高益を達成。そのほか、日本放送協会(NHK)経営委員会委員長なども務めた。

おすすめ名言

気に入ったらみんなとシェア

1 / 212

ページの先頭へ