古屋大貴の名言

古屋大貴のプロフィール

古屋大貴、ふるや・だいき。日本の経営者。カプセル玩具メーカー「キタンクラブ」社長。埼玉県出身。玩具メーカー勤務を経てキタンクラブ(奇譚クラブ)を設立。「コップのフチ子」などの大ヒットシリーズを生み出した。

古屋大貴の名言 一覧

とにかく「やってみる」ことですね。大きな企業にいたら、なかなかやれない。でも結局のところ、やらなきゃわからないじゃないですか。

「こうしたい」というビジョンは心に秘めていても意味がないと思っています。積極的にビジョンを口に出していくことで、関係する人ともつながっていけるのではないでしょうか。

うちは、なんでもみんながいるところで決めています。たとえ僕の企画でも、みんなの反応が悪ければボツ(笑)。合議制で決まるんです。

私たちの商品を買ってくれるのは、おもちゃ業界の専門家ではなく一般の消費者。彼らが何に興味を持っているのか知ることは、新たなアイデアを考える上でも欠かせません。

私はほぼ毎日、音楽業界や飲食業界、アーティストや塾の先生などと飲んでいます。おもちゃ業界以外の人と会うことで、様々な角度からの情報が自然に入るんです。

斬新な視点でアイデアを考えつく能力は、ある程度先天的なもの。ただ、センスがなくても諦める必要はありません。センスがあるパートナーと組むなどすれば、十分に補えるのです。

独立を目指すなら、どんどん人と会い、自分の能力について評価してもらうことが大事。その過程で自らの意外なセンスに気づけば、それがビジネスの原動力になる可能性もあります。

常に凝り固まっちゃいけない、変化しなきゃいけないと考えています。それは、世の中が常に変化しているから。変わるのが当たり前なんですよね。でも大企業はなかなか変えられない。僕らは小さい会社だから変えられる。

自分にセンスがあるかどうか、また、どの分野でセンスがあるのか自覚するのは大切。多くの人は「私はセンスがある」と考えていますが、それは思い込みにすぎません。センスの有無は、周囲の人が決めるもの。

凝り固まったら駄目。コツは「反対側」にいること。みんなが「『あまちゃん』観ている」と言っていたら、『あまちゃん』じゃないものを観る。僕はなんとなく、そういう意識がある。まあ、そもそもテレビをあまり観ないですけど(笑)。そのかわり、人と会っていますね。

名声やお金を得たい人もいるかもしれませんが、僕はあまり興味がない。僕らは富を得ないかわりに、自由を得る。大企業の人は、自由を失って富を得る。どちらが良い悪いではなくて、選択の違いだと思いますよ。

反対意見が多いほど燃えるという性格も関係しているかもしれない。大勢に対しての嫌悪感もあります。みんな流されていると思うんですよね。そうではなくて、僕は自分で考えたいんです。自分で本当に考え抜いたものじゃないと、本物は作れないんじゃないかな。

いつも「数字を上げなければいけない」という意識は持っていました。やっても意味がない、効率が悪いと思ったら、すぐにやめて「違う道があるのでは?」と探していましたね。先輩たちがやっていることでも、違うと思えば変えていました。仕事のスタイルはずっとそうですね。

私は日頃から、「流行しているけれど商品化されていないモノ」や「人がたくさん集まっている場所やコト」に目をつけています。ツイッターなどで話題になったネタはいち早く追いかけますし、街を歩いて新商品のヒントを探すことも多いですね。電車内でも、常にあたりをキョロキョロ見ています(笑)。

カプセル玩具は、一瞬でくすりと笑わせたり、精巧なつくりで感動させたりして消費者の心を動かせれば勝ちです。そういう意味で私たちは、一発ギャグを得意とする芸人さんに似ているのかもしれません。人を笑わせたり驚かせたりする方法を、朝から晩まで考え続けているのです。

うちが最初に手がけた「海洋」シリーズも、過去にも同じようなガチャガチャはありました。でも、うちのは超絶クオリティなので。チョコエッグで有名な海洋堂さんよりも、彩色の工程数でははるかに上です。その意味で、変わっている。利益度外視というか(笑)。企画が変わっているのではなくて、クオリティが常識外れなんですよ。実際、2、3年前に、VTRを撮って、来日中の外国人に「海洋Ⅰ」を見せて、「いくらだと思う?」と聞いたことがあるんです。みんな「2000円」とか「3000円」って平気で言っていました。「300円だ」と言うと、「クレイジーだ! その会社は大丈夫なのか」と(笑)。

クオリティにこだわりすぎているので、利益率が低いところがあります(笑)。奇譚クラブは毎年8月決算なんですが、2014年の売り上げは18億円くらいになりました。でも、利益が全然出ない。でも、つぶれなければいいかなと。別に贅沢したいわけでもないし。会社の規模も、広げるつもりはまったくないです。2013年に売り上げが14億円になっちゃったから、「10億円まで減らそうよ」と言ったんですよ。結果的に増えちゃいましたけど、会社の規模はなるべくコンパクトにしたい。規模は小さくして、利益率を上げる方向がいいんです。大企業になっても、何も面白くない。

全部ハッキリすること、濁さないことが大事だと思うんです。例えば、企業同士の打ち合わせで相手が大企業だと、まったく駄目な提案を受けたときでも「一度持ち帰らせていただきます」とか、言うじゃないですか。でも、一目で駄目な提案を持ち帰る必要なんて、まったくないですよね。時間の無駄というか。世の中、そんなのばっかりだと思うんですね。だから、ひとつひとつの仕事に白黒をはっきりすることが理想だと思います。そのためには、いい判断ができる自分がいなきゃならない。だから、日々の研鑽、つまり遊んでいなきゃ駄目なんですよ。

(江頭2:50ストラップは)実際、誰もそんなに売れるなんて思ってなかった(笑)。でも、僕なりの分析もあって、当時のエガちゃんはゴールデン番組をはじめ、SMAPの番組や深夜番組にも出ていた。つまり、国民全員が知っている存在だったんです。でも、グッズは忌み嫌われていて、出ていない。僕の感覚としては、「出せば売れるだろうな」というのがあった。僕も大好きだったし。だから、好きで作りました。これだけゴールデンに出ていて、面白いのに、なんでグッズがないのかなと。単純な発想ですよね。いわば、「これだったら売れるかもしれない……でもやっぱり無いか」と思われている商品ですね。完全に自分の中では計算ができました。

モノを手に取ったときに、「やらされた感」のある商品は駄目だと思う。それはユーザーに伝わります。でもモノが良ければ、「こんなの出たんだよ!」って、友達に伝えるところまでいきますから。クチコミにつながっていく。飯も旨かったら「あそこのトンカツ屋は旨い」って、友人に言うじゃないですか。「絶対食えよ!」とまで(笑)。「絶対」まで言わせるのが大事かなと。最高の宣伝ですよね。何かモノを作る上でそこまで意識できるかというのは、非常に大事なことだと日頃から思っています。僕らが作ったモノをユーザーが見たときに、「愛があって作っている」とわかってもらえるようにするというか。

フチ子と同じコンセプトで、大人気アニメのキャラや、特撮モノのなんとかマンなどの商品があるんですけど、多分普通の人は、あれを僕らの会社が作っていると思っているんじゃないかな。あれは、別の大手おもちゃメーカーですからね(笑)。ただ、「コップのフチのまどか☆マギカ」は、僕たちですよ。やっぱり大手に先んじるのは、痛快です。「まどか☆マギカ」も逆指名されましたからね。大手が毎月3アイテムぐらい、僕らの真似をしている。むしろ、むこうは屈辱的じゃないのかなと思っています(笑)。彼らは屈辱には感じないんでしょうね。サラリーマンだから。数字を上げることが第一だから。でも、そういう思いはユーザーに見透かされると思うんですよ。

「コップのフチ子」がここまでヒットしたのは、何よりもコミュニケーションツールになっているというところでしょうね。ネット上だけじゃなくて、居酒屋や喫茶店でも会話のネタになるじゃないですか。今はコミュニケーションが希薄な世の中だから、フチ子があるだけで、ネットでもライブでも会話が少し弾む。そういうところがウケたのかもしれない。

古屋大貴の経歴・略歴

古屋大貴、ふるや・だいき。日本の経営者。カプセル玩具メーカー「キタンクラブ」社長。埼玉県出身。玩具メーカー勤務を経てキタンクラブ(奇譚クラブ)を設立。「コップのフチ子」などの大ヒットシリーズを生み出した。

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