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千玄室(15代目)の名言

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千玄室(15代目)のプロフィール

千玄室、せん・げんしつ。「茶道裏千家」家元・大宗匠。京都府出身。太平洋戦争時に学徒出陣し特攻隊員として出撃する前に終戦。同志社大学法経学部経済学科卒業、ハワイ大学修学。裏千家家元、宝塚造形芸術大学大学院教授、日本・国連ユネスコ親善大使、日本会議代表委員、日本国際連合協会会長、日本馬術連盟会長、日本青年会議所会頭などを務めた。

千玄室(15代目)の名言 一覧

争いごとがないようにみんなが助け合って、お互いの幸せを見つけていく。これが茶道の本来の道。


リーダーシップは、ただ言葉にして示せばいいというものではありません。相手に「思い」を伝えることが大事なのです。


人間というものは、ちょっと放っておくと、すぐに埃が溜まる。埃とは、怒り、嫉妬、傲慢、憂い……。知らない間にポケットに埃が溜まるように、心が汚れていく。だから、自分を省みる必要がある。


茶道がなぜ500年も続いてきたか。それは、世の中の役に立つものだったからでしょうね。役に立たなければ、とっくの昔に消え去っていると思います。


仏門や神道に身を置く人は、一般の人よりも「なるようにしかならない」という悟りの境地に入っていけるでしょう。でも、一般の方々は、「なるようにしかならない」ではいけない。「なるようにしよう」という努力がないといけません。そうでなかったら、自分の道なんてひらけませんよ。


「お茶の世界とは、どういうものか」と聞かれることがよくありますが、私はいつも「道」だとお答えしています。お茶はセレモニーではなく、修行という意味においては「道」、「way」なのです。だから「茶道」と言うのです。


息子に代を譲りましたが、私から息子にああしろ、こうしろということは一切言いません。言うべきではないのです。企業でもそうでしょう。自分が努力してつくり上げた会社であっても、息子に跡を譲ったら、信じて任せる。未練たっぷりではいけない。人を育てるためには、たとえ難しくても、そうするべきです。


私たちは千利休以来、茶道という大きな文化を背負い、現代までやってきました。代々の裏千家の担い手たちは、それぞれの時代において、その時代に必要な茶の湯、茶道というものを通じ、人々に安寧の心や和敬の気持ちを伝えてきたわけです。


人間というのは、欲深いものです。「一切皆苦(いっさいかいく)」。欲があるから、生まれた時から死ぬまで苦しむのです。かといって、欲が全くなくなってしまっても、人間は枯れてしまう。枯れ木になってはいけません。ちょっと花を咲かせるくらいが、ちょうどいいのです。一般の人間が、悟りの境地になんてなかなか辿り着けるものではありません。


昨今、「おもてなし」という言葉が流行していますが、おもてなしとは本来、人間の哲学であり、思いやりの心です。外国人を引きつけるための売り文句や看板にしてはいけません。お湯を沸かし、心を込めてお茶を淹れ、「まあ一服してくださいな」と声をかける。これが本当のおもてなしです。そこには「何流」なんてものはありません。自分流でいいのです。


茶の道で一番大切な教えは、「和敬清寂(わけいせいじゃく)。千利休が掲げた精神です。「和」は、皆で和し合うこと。英語で言えば「peace and harmony(平和と調和)」。「敬」は、敬い合うこと。肩書きのある人だけを敬うのではなく、人間すべてを敬うことを指します。そして「清」は、清らかな気持ちを持つこと。「寂」は、寂然不動の心構え、何事にも動じない気持ちを持つことを意味しています。茶の道とは、これらの心を涵養(かんよう)することなのです。「和敬清寂」の精神があれば、広い心で物事をとらえ、相手の立場になって仕え合えるようになります。仕事でいえば、売り手と買い手、経営者と従業員が互いの立場を理解し合うようになる。正しい仕事の道というのは、そこからひらけてくるのではないでしょうか。


日本人の場合は、茶道文化が手近なところにありすぎて、そのよさに気づいていない。しかし外国人の場合は、身近にありません。私たちが差し上げる一服のお茶が、まさに一期一会なのです。ですから、「この人が持っている茶の心を少しでも感じたい」という気持ちでのぞまれます。もちろん、私も同じ気持ちでのぞみ、茶の心を外国の方々に伝えようと努めてきました。


終戦後、復員と同時に、私はある奇妙な光景を目にすることになります。うちの茶室に、進駐軍の将校たちが、次から次へとやってくるのです。これは一体どういうわけだと聞いてみると、軍の司令部から「日本を知るためには、伝統文化を知らなくてはならない。だから休みの日は、将校はできるだけ寺社や茶道の家を訪ね、文化に触れよ」との命令が出ているというのです。当時、私は23歳の血気盛んな若者です。軍人として2年間、過酷な状況で戦ってきましたから、敵だった進駐軍の将校たちを見て、何度も「あのやろう!」と思いました。でも、ある日、ふと茶室をのぞいてみると、進駐軍の将校たちが慣れない姿勢で正座をし、みんなで並んでお茶を飲んでいる様子を目にしました。その時、私は「あ! これだ!」と確信したのです。確かに、日本は武力では負けた。しかし、まだ文化の力があるではないか。日本人は決して戦いを好む人種ではない。平和を好む人間なのだ。それを知らしめるためには、「茶の文化」だ。そんな気持ちが私を奮い立たせました。


茶道の家に生まれ育ち、見るもの間くものすべてがお茶中心の世界であった私は、子供の頃から「自分がこの家を継ぐのだろうな」と思っていました。反面、私の中には「どうして僕が千家を継がないといけないのだ」という気持ちが芽生えてきました。特に中学生時代は、私にも反抗期というものが訪れましたから。ですが、学年が進むにつれ、友達はそれぞれの道を求めて歩み始めます。そのような中、私もまた、「自分で茶の道を選び、道をひらいていこう」と考えるようになりました。


千玄室(15代目)の経歴・略歴

千玄室、せん・げんしつ。「茶道裏千家」家元・大宗匠。京都府出身。太平洋戦争時に学徒出陣し特攻隊員として出撃する前に終戦。同志社大学法経学部経済学科卒業、ハワイ大学修学。裏千家家元、宝塚造形芸術大学大学院教授、日本・国連ユネスコ親善大使、日本会議代表委員、日本国際連合協会会長、日本馬術連盟会長、日本青年会議所会頭などを務めた。

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